なお今回も万能者はとんでもないことやらかす模様(遠い目
北大西洋 水深約4500m 海底 原住民の儀式場
バシュ バシュ
シュオオオォォォォォ・・・・・・・・・・
スドォーーーン‼︎スドォーーーン‼︎
ババババババババババババババババババババァ‼︎‼︎
ドゴォォオオンン‼︎‼︎ガゴォォオン‼︎
(ガァッ⁉︎ゴォッ⁉︎)
その場で万能者は苦戦していた・・・・・・・・・
(このご夫婦様方・・・・・・・・・・デカイ図体の割にめちゃくちゃ素早い上に動きもいい・・・・・・さらにいうとパワーもありやがる・・・・・こりゃ当たりたくない奴に遭遇してしまったな・・・・)
万能者の視線の先には・・・・・・・・・
原住民と同じように魚と人間をグロデスクな方に合体してなおかつ大きさも6mある存在が2つ、万能者の周りをかなりの速さで周りながら殴ったり、蹴ったり、攻撃をしてきているのだ
(火力と防御力の面ではこっちの方が有利だが・・・・グォッ⁉︎・・水中だと反応はできても動きが鈍るからあっちの機動力と運動力に間に合わないし、こちらよりも速いからな・・・・・イデッ‼︎・・・・さて、この状況をどうするか・・・・・・・・・サウンドウェーブも再使用可能までまだ時間かかるしな・・・・・・・さらに言うとアレのダメージ地味に痛いからな・・・・・・・一応別の手もあるが・・・・・・・・・アレだけはめっちゃくちゃ使いたくないからな・・・・・・・・・)
万能者は攻撃を受けながらも反撃の手立てを考えていた・・・・・・・・・
その時
テケリ・リ ケリ テケリ・ケリ テケリ・ケリ テケケリリ・ケリ
何か不気味で聞き覚えのある鳴き声のようなものが聞こえてきたのだ
(・・・・・・・・・・・・・・・・)
その音を聞き、嫌な予感を感じながらその声がした方を視線を向けた
そこにいたのは・・・・・・・・
前に倒したスライムのような存在『ショゴス』と同じ存在がそこにはいた・・・・・・・・・前よりも巨大な姿で
(・・・・・・oh・・・・・・・・・ご夫婦様のペットか何かで俺が倒したヤツの親みたいなのがいらっしゃいましたか・・・・・・)
そう思ったと同時に前よりも大量の触手が万能者に襲いかかったのは言うまでもなかった
(ッ‼︎避けナァッ⁉︎)ガゴォン‼︎
その触手を避けようとしたがそれを見逃さんとばかりに巨大な原住民が巨大な拳で頭部を殴り回避行動をとれなくしたのだ
無論万能者はショゴスの触手に両手両足を縛られ持っていた『A.S.M.W』も落とし、身動きが封じ込められたのは言うまでもなかった。
(コンチクショウ・・・・・・両手両足が絶妙に動かしにくいようになってる上に触手の力がかなり強いから水中ジェットの推力でも振りほどけないなこりゃ・・・・・・さらに言うとこの光景じゃな・・・・・・)
万能者は己の今の状況を分析すると目の前の光景に目を向けた
そこには巨大な二つとショゴスを含む原住民達がどこからともなく大量に現れて万能者の前に集まってきており、原住民達の万能者を見る目は全てせせら笑うかのようであった
さらに言えばその親玉の存在である2つはその拘束状態でも見せしめのように容赦なく危害を加えようとしていた
(・・・・・・・・・・・・ああくそ、こりゃ本格的にまずい・・・・・・例のアレを使うしかないか・・・・・・余計なことは起こらないでくれよ・・・・・・・・)
その見せしめを始めようと親玉の一つが拳を振り下ろそうとした
その時
バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ
シュオオオォォォォォ・・・・・・・・・・
スドォーーーン‼︎ スドォーーーン‼︎
スドォーーーン‼︎ スドォーーーン‼︎
スドォーーーン‼︎ スドォーーーン‼︎
ギャアぁぁぁァァアぁぁぁ‼︎⁉︎?
‼︎⁉︎
ショゴスと原住民達がいた場所と万能者が突然爆発したのだ
その突然の出来事に原住民達もパニックに陥り、親玉である二つの存在も驚きを隠せなかった
すぐに二つの存在は正気に戻り万能者の存在を確認しようとするが、爆発の影響によるもので視界が悪くなって確認するのが困難になっており視界が元に戻るのを待つしかなかった
そして、視界がある程度元に戻り始めた頃に上の方が何やら明るいことにその場にいる存在全てが気づいた
ここが深海で太陽の光がほとんど通らないにも関わらずにだ
その場にいる存在全てが上の方を見た
その光の源であったものは何やら青い光を放っているバスケットボールサイズの玉のような物体でそれがこちらにかなりの速度で向かって来ていたのだ
そしてその場にいる存在全てが気づいた
その物体が途轍もなく危険ものであると
あの存在が我々を滅ぼすために使ったものであると
そう思って動こうとしたが時すでに遅く、その青い光を放つ玉のような物体は儀式場の地面に着弾した
そして、同時にその物体は凄まじい勢いで膨張していき、儀式場その場にいる全ての存在達・・・・・・・・・・人間達の言葉で言うなら深きもの共やショゴス、そして父なるダゴンと母なるハイドラと呼ばれていた存在達全てをその物体が飲み込んで行き、飲み込まれた存在全てが意識と存在をこの世から消えることになった
儀式場のあった場所から上に230m離れた場所にて
(・・・・・うわぁ・・・・・・・・・・やっぱコレもえげつないな・・・・・・・・・・)
そこにはあっちこっちの装甲や装備にヒビがはいっていたり、欠落していたりなどの損傷しつつも五体満足に存在していた万能者が己の使ったものに恐怖を抱いていた
(水中用調整型特殊エネルギー兵器『波動砲』・・・・・・・・・・なんでこんなものを水中でしかも人間用手持ち兵器にしたんだよ・・・・あの馬鹿開発者共め・・・・・・・・)
いつの間にか手に戻っていた『A.S.M.W』に搭載されていたその兵器を見た後にその兵器を使用した場所の方を見直した
そこには150mクラスのクレーターが存在しており、そのクレーターの中には何もなかった
(まあとりあえず目的とかは分からなかったが、あの魔術的エネルギーの発生原因やそれを起こした黒幕も分かったしコレで調査完了と考えてもいいか・・・・・さてとここから離れるか)
そう思い振り向いてその場から離れようとしたその時
ズドドドドドドドドォーーーーーーンンンン‼︎‼︎‼︎
その後ろからとてつもない振動と轟音が響いて来たのだ
(・・・・・・・・・・・・・・・)
万能者はその振動と轟音の発信源とされるクレーターの方をもう一度見直した
そこにはクレーターの外側の部分が中心部を埋めるかのように崩れていた・・・・・まるで無理矢理にでもそこを閉じるかのように・・・・・・・・・・
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・帰ろう)
すでに様々なことで疲れ切っていた万能者はそれを見なかったことにするかのように地上に向かっていった・・・・・・・・・
その日北大西洋の不可思議な霧は晴れたと同時に英国と欧州、北大西洋側の北アメリカ大陸に強力な地震が発生し、幸い人的被害は少なかったもののかなりの被害が出ることになり、各国と軍部、鉄血などの勢力がその後始末に頭を抱えることになったのは別のお話・・・・・・・・・・
???「ないわ〜・・・・・・・・・あの深きものどもに入れ知恵するなどの準備してあと少しでシナリオ完成するところによく分からんイレギュラーが現れてシナリオが完成前に崩壊するとかないわ〜・・・・・・・・・・」
※オイ、そこの主犯格何やっとんねん
どこかでそんな悲痛な悲鳴があげた存在がいたというが詳細は不明である
誰も嬉しくない触手拘束という見苦しい部分がありましたが気にしないでください(遠い目
本編には書いていませんでしたが実は『A.S.M.W』には遠隔操作機能が搭載されており、万能者の手から離れた後その場にいる原住民達から気づかれないように離れてタイミングを待ち、その時が来た瞬間に万能者ごとジェット魚雷をばら撒くように乱射した感じになっています。
無論万能者にもかなりの被害を受けることになりましたが・・・・・・・・
更に余談ですが霊脈に関しては儀式で無理矢理こじ開けていたところを強力な波動弾を叩き込まれたためにこじ開けていた支えがなくなることになり、更に霊脈の魔力と波動弾のエネルギーが絶妙に組み合わさり凄まじい勢いで霊脈が閉じることになり、その影響でルルイエの浮上を阻止、それどころかルルイエをさらに沈下させることになりかなりの年月が経たないと浮上どころか元の位置に戻ることすら不可能な状態になっており、万能者は知らない内に結果的にですが人類の未来のかなりの年月を救う形になりました・・・・・・・・・・そのかわり規模のでかい地震が発生してしまいましたが・・・・・・・
皆さま小説の方にもこの地震の被害が及ぶ場合があったら、本当にすみません
最後の方の存在は皆さんご存知の這い寄ってくる混沌なニャルラでトホテプな方です
やっぱり色々と黒いことをやってた模様・・・・・まあ万能者にシナリオを完膚なきまでに潰されましたが