危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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とりあえず続きを書いちゃいました。
なお作者は偏った知識で、変な間違いをそのまま書く可能性があります。その時は報告をよろしくお願いします。(土下座



現地調達・現地改修・現地仕様の3種の言葉ってロマンがある(作者談

G&K本社 社長室

 

「それで例の件の原因の解明は進んでいるかね」

G&K社社長クルーガーは威厳のある声でその言葉を発した。だがその顔はどこか疲れを感じさせ、机の上には胃薬が置いてあるのを見る限りかなり苦労しているように見える。

 

「いえ、鉄血の戦力増強によって調査が難航し、依然として全くわかっていないのが現状です」

G&K社上級代行官ヘリアントスは疲れを隠せない表情で答えた。目にはクマができているのを見る限り徹夜が続いているようだ。

 

なおただでさえ「遺跡発見の件」で合コンの予定がギリギリなのに「鉄血 謎の戦力増強」によりトドメを刺され、行けなくなるのが確定したその日の夜に彼女が黒いオーラを纏いながらすすり泣く姿が確認されたのは別の話である。

※コラ、そこどうせ合コン失敗するし意味ないじゃないのかとか言うんじゃありません

 

「「・・・・ハァ」」

ほぼ同時だろうか二人からため息が出た

 

「遺跡からほとんどなにも出ず、わかったといえば得体の知れない何かが出て行ったこと、さらには鉄血は原因不明の戦力増強を行ったせいで監視の強化とこちらの戦力増強、調査によって仕事が増える・・・・それもここ数日で仕事が立て続けにな・・・・」(胃がキリキリ

「はい・・・・そうですね・・・・」(疲れ度がup

「「・・・・ハァ」」

「早く事が終わって欲しいものだ・・・・」

 

※二人とも本当にお疲れ様です・・・・・・

 

 

 

 

某所元都市部 廃墟ビル

二人の心労の大部分の元凶「なんとか色々な手段を使って逃げ切れたとはいえ・・・・やっぱり使える装備が少なすぎるのは致命的だな・・・・本当に冗談抜きで」

その何かは前に鉄血の前線基地で手に入れた(かっぱらった)物資と武器などを使ってなにかを作っていた。

「現状格納システムの調整がまだ時間がかかるし、今できることはこれぐらいだしな・・・・まあまた鉄筋コンクリートの柱であの軍勢と戦うよりはずっとマシか・・・・・・」

なおその時は鉄血兵数百人とハイエンドモデルが廃墟ビルや建造物にめり込んだり、夜空の星々の仲間入りするなどのホームランされたのは余談である。

 

「これでこの配線をつなげて調整すれば・・・・よしこれで完成だ。これで装備不足状態から少しはマシな戦闘ができるようになったが、どこまで使えるか使ってみないと分からんしな・・・・本当は話し合えればいいのだが、全く話を聞いてくれんからな、鉄血の皆さんは・・・」

※あっちも少し悪いがやりすぎるお前が一番悪い

 

「とりあえず航空映像を見てみるか・・・え?」

その映像には、別の建物の上に立っている銀髪のツインテールの少女が映し出されていた

「なんで少女がこんなところにいるんdって、え?グレネードランチャー!?しかも構えてるし、確かその方向は・・・・俺のいるビルじゃねーか!!やばい急いでd」(ドォゴォーーン

言葉を言いきる前にビルは砲撃を喰らい、もともと崩れかけだったのが大きな力によって根元から崩れていった。その存在ごと巻き込みながら・・・

 

 

 

 

 

「脱出している様子はなし・・・終わったわ・・・これで証拠を見つけて持ち帰れば、ドリーマーをギャフンって言わせてやれる!!」

その少女の姿をした存在は可愛らしくはあるがその腰に榴弾砲2門という異質なものをかかえていた。その存在の名はデストロイヤー、どうやら目的はしょうもない様だった・・・当の本人には迷惑だが・・・

 

「さあ倒した証拠を探してきて頂戴!!かけらでも構わないから」

その声と同時に潜伏していた鉄血兵がぞろぞろと現れそのビルの残骸を調べ始めた。

 

「これでドリーマーをギャフンって言わせたらイジメられもされなくなるしいいことづくめね・・・フフそう考えたらいい気分n(ドゴォーーン)!!?なにが起きたの!?え?あのビルの隣の建物の屋上に何かいる?・・・!!?」

 

それは崩れたビルに下敷きになっていた存在のはずだった。そして両手にはアサルトライフルのようなものを二丁持ち、背中にマシンガンのようなものと大砲みたいにでかいライフルのようなものを大型バックパックの両側にぶらさげ、さらに大型バックパックから生えている2つの腕(サブアーム)のようなものの手の部分にはサブマシンガンのようなものを装備して隣の建物の屋上に立っていた。ビルの瓦礫からは砂煙が立っていることから見る限り瓦礫から飛び上がって出てきたのだ。

(08なところの緑な奴とは違うヤツのカスタム版のエレベーター登場シーンを想像してもらえるとわかりやすい)

 

「よりにもよって改修装備ぶっつけ本番か・・・格納システム調整や武器作りじゃなくてレーダーやリンクシステムなどの方をさっさと直せばよかったな・・・・・・さてと、お嬢ちゃんやっていいことと悪いことがあるってことと他人に悪いことしちゃいけないってことを知っているかい?君はそれをやっちゃたんだよ?」

 

その姿には汚れや傷がついているがそれ以外は全く無傷であるとデストロイヤーはわかった。いや、わかってしまったのだ・・・・そのことに彼女はドリーマー並いや、それ以上の得体の知れない恐怖を感じずにいられなかった。

 

 

道徳のお時間だ・・・やられた人の気持ちをたっぷり味わってもらおうか・・・」(ブチギレてる

※犯罪臭が凄まじい上に見た目と言葉が相まってどう考えても化け物にしか見えません本当にありがとうございました

 

なにもともあれ彼女は藪をつついてしまったのである。出てくるのは蛇でなく化け物であるが・・・

 

「あれが鉄血が最近奇妙な行動をしている元凶?・・・デストロイヤーの動きがおかしいと思って追跡したのは正解でした。鉄血と戦う様ですしもう少し偵察してみましょう」

なお、とあるG&K所属の戦術人形一名がその様子をこっそりと偵察しているのはまた別のお話

 

 

to be continued

次回、戦闘回に続く




おまけ①
ホームラン被害者(ハイエンドモデル)のその後

ホームランされて絶賛修復中の『処刑人』「・・・・コ・・コンチクショウ・・・」
あの後回収されて修復された『スケアクロウ』「オマエモカ・・・・」(ヤツ関連の被害者の同胞を見る優しい目で
見舞いに来た『ハンター』「・・・・オダイジニ・・・・・・・・」(からかうつもりできたが、やられ方を聞いて哀れみの目でしか見れなかった
『代理人』「頭痛と胃痛が止まらない・・・・」


おまけ②
ある少女は激怒した。必ず、ことの原因を起こした元凶に対して地獄を見せねばならないと決意した。(休暇ができたと思ったら、「遺跡発見」と「鉄血 謎の戦力増強」のダブルアタックによる休暇の消滅)

徹夜続きのある少女「うふふふふ・・・・・」(黒いオーラを纏い狂った笑い声をあげないがら書類仕事をやっている
ちなみに部屋の隅には大型チェーンソーが置いてある

とある戦術指揮官「・・・・(メチャクチャコエ--!!)」
副官の人形「・・・・・・」(恐怖により立ったまま気絶)


・・・・本人の知らんところで被害が増えすぎてない?(真顔


ちなみに主人公の居場所がなぜばれてたかというとブルート達が忍者張りの隠密行動で通信を使わず偵察をしていたからです。理由として主人公やG&Kなどにも知られない状態で奇襲を行うのが得策だと考えたからです。なおデストロイヤーが全て考えたわけではなく、ハンターやスケアクロウ、処刑人と話し合って考えた模様

ドリーマーにイジメられてしょげている→今鉄血をG&K以外で困らせている存在がいる噂を聞く→そいつを倒すことを思いつく→上記の皆と話し合う→行動する→奇襲(今ココ

小心者だけど本当に頑張るええ子・・・・(なお相手が悪すぎた模様

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