危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回もコラボ回の話となります

・・・・・・・・・・なんか今回のコラボ思ったより闇が深くない?(滝汗




責任って良くも悪くも結構予想外の展開を呼んでくる事があるよね・・・・・・・・・・(遠い目

H&R社本社 シェルター内

 

えっと確かあのテレポート現象はアルケミストが使用されているテレポート技術の上位版で粒子を分解・再構築やることによって可能としていて・・・・・・あっちこっちを調整すれば移動ポイントを絞れるから・・・・・・ついでに類似してるシステムのデータとこっちの衛星システムなども活用して・・・・・・

「・・・・・・タナカさん何やってるんですか?」

 

何か複雑な計算をやっているタナカ(メイド人形姿)にG36は問いただした

 

「うん?・・・・ああ、さっきサッチャーさんと俺がやられたテレポート現象の解析をやってるんだよ」

「・・・・・・なんで今そんなことやってるんですか?」

 

その質問にタナカは答えた

 

「そんなの決まってるだろ・・・・・・社長が俺たちをここに入れて逃がそうとしていることを考えるとあの人俺たちの責任とかのその全てを背負って逃げると考えられるからだよ・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・あ」

「それだから今突貫作業で作ってんだよ、テレポート探知システムのデータを」

「・・・・・・‼︎⁉︎」

 

G36は今タナカがしていることがどれほどとんでもないことをしているのかすぐに分かった・・・・・・

 

 

 

その時シェルターの扉からノックの音が聞こえてきた

 

「まだ逃げ遅れた人いましたか?」

「いや?俺の関係の存在だ」

 

その扉が開く、そこからは一般作業用として普及している人型ロボットの群れが協力して何かを持ち運びながら入ってきたのだ

 

「!!!!??」

 

その出来事にシェルター内は一時騒然となった

それと同時にG36は持ち運ばれた何かの正体に気づくことになった

 

「あれって・・・・・・アサルターの胴体⁉︎それとMDR?なんで気絶してるですか?」

「あれらは俺が念の為に俺の部屋にこっそり置いてた作業用ロボットを改造したものにアサルターの回収を頼んだんだよ・・・・・・胴体だけなのはコアとかの重要な部分の回収を第一してるから重さとかをすこしでも軽くして運ぶためだな・・・・・一応応急修理はしてるみたいだがな・・・・・MDRに関しては俺は知らんが、多分あちこちが爆発した際に崩落してきた瓦礫に頭をぶつけて気絶したのを回収したんじゃないかな?」

 

その言葉を聞きG36は目の前の存在のしていることに戦慄を隠せなかった

目の前の存在があの存在の片割れだとしても未来がまるで分かっているかのように対応しているからだ・・・・・・

 

「・・・・・・一応言っておくが俺はあくまで準備したやつで対応しているだけだからな・・・・・・・・・だからそんな目で見ないでくれ・・・・・・っとデータ完成‼︎あとはこのデータを本体に送ってと・・・・・・なあ?G36さんに今度はこっちから質問があるんだ・・・・・・と言っても後で他の人にも聞くことだがな・・・・・・」

 

「・・・・・・なんでしょうか?」

 

「これからのことに二つ選択肢がある・・・・・・一つは社長が責任を背負ってくれたチャンスを使って逃げること、もう一つは社長が背負った責任の回収に向かうことだがどうする?もちろん俺は後者で、今それを絶賛やっているがな?あの人に色々言うことがあるしな・・・・・」

 

その言葉を喋ったタナカは笑顔だった・・・・・・目は笑っていなかったが

 

そのわずか2分後・・・・・・

 

ビーー!ビーー!ビーー!

 

《自爆シーケンスを起動しました・・・・・

30分後にこの施設は自爆します・・・・・

職員はすぐさま避難通路から外に避難して下さい・・・・・》

 

その本社でその放送が響くことになりシェルター内からは誰もいなくなったのはいうまでもなかった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

H&R社本社から数百km離れた場所の廃墟にて・・・・・・

 

「おっなんだデータ付きメールか?これは・・・・・・・・・・ああ、なるほど俺はアイツの思い人を回収すればいいのか・・・・・・よしそうきたら早速送ってきたデータをインストールして・・・・・・・・・・・・・・・よし、ちょっと遅くなる可能性があるかもしれんがクリスマスプレゼントの用意だな」

 

そう言ったその時

万能者はそのレーダーに反応があり、その反応は万能者のすぐ横に来るということが示されていた

 

「うん?・・・・・・マジでか!?いくらあの人が運が悪いと言っても・・・・・・・・・・」

 

そのことに万能者は戸惑いを隠せなかった・・・・・・

だがその後そこに現れた気絶しているリホーマーを見て万能者は呆れるしかなかった・・・・・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いくらなんでも運が悪すぎるだろオイ・・・・・・まぁクリスマスプレゼントの用意は確実にできそうだな・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

そう言いながらリホーマーの回収を始めた万能者だった・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・・・そういえば、アイツリホーマーさんの能力による寿命とかなんとか言ってたよな・・・・・・・ついでにそれなんとかしておくか・・・・・場合によってはアレを使ってみるのも手かな?」

 

※ろくでもないことに間違いなくなるなこりゃ・・・・・・・・・(遠い目




リホーマーさん知っているかい?責任からは逃げられないんだよ?
(ニッコリ


余談ですがBLACK WATCHのスパイであるMDRに関しては、
この騒動をドサクサに紛れてあの格納庫の情報をできる限り回収しようとしたところを

改造作業用ロボット軍団「「「「やめんか‼︎」」」」(バチバチ‼︎
MDR「ひでぶ⁉︎」
※あくまでイメージです

と言った感じで気絶させてことでその行動を阻止して回収、ついでにMDR内のデータをBLACK WATCHやH&R社の仲間などに完全にバレないように事前に「シュレディンガーの猫」を散布させてからこの一連の出来事の一部を改ざんしながら全コピーしています。尚他にもBLACK WATCHに回収されることを考えて何かを仕込ませている模様(これもバレないように)・・・・・・


おまけ
改造作業用ロボット

タナカが本社に入ってからちょこちょこ改造して用意していた元作業用ロボット
その作業用ロボット自体は市販やその辺の店、闇市などでも販売しており、結構幅広く普及しているものである。
それをなんとか入手して改造することにより、運動性・機動性の向上や高度な自律行動能力、隠密性などの獲得などの恩恵を得る事に成功している
戦闘装備はほとんど搭載されていないものの右腕の方に溶接システムや溶断システムなどの格納式作業道具や左手自体が戦術人形にも効果絶大の強力なスタンガンなどを搭載している
なんか結構な数作られている

姿形などはバイナリードメインのAMADA社製2047年モデルの初期型ロボットを想像してもらうと分かりやすい

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