最近用事が多くて本当に執筆する暇がなかったので・・・・・・
とりあえず今後は執筆が元に戻るかもしれません
今回は前回の続き及びAR小隊同行編の話になります
気候不安定地帯 廃墟街
そこは第三次大戦以降からどういう訳かは不明であるが気候が非常に不安定になりやすく、嵐や強風が起こりやすいために航空機などが飛ばすことが非常に難しい地帯であり、様々な調査が行われたもののその正体は一切不明で、特異な自然現象とされている
災害の爪痕がいくつも残っていることがみて分かるそんな場所をAR小隊達は進んでいた・・・・・・・・
「M16姉さんこっちには異常はないわ」
「こっちも異常なしだ」
「こっちもよ」
「こっちもーー!!」
「こちらも異常なしです」
それも鉄血などの敵対対象があるかどうかの確認をいつものように慎重に進めながら・・・・・・・
しかし、今回はいつもとは違った部分があった・・・・・・・
「こちらも異常はないようだ、これでアンタらの回収地点にさらに近づけるな・・・・・がここまで何もないと逆になにかあるんじゃないと心配になってくるなこりゃ・・・」
それは2mぐらい大きさの人型のロボットのような存在・・・・・・人類側からは「万能者」とよばれている存在が彼女達について来ていることだった
「万能者さん確認ありがとうございます。引き続き周囲の警戒をお願いします」
「了解、そちらも注意しておいてな」
「そちらこそな!」
それぞれ違った個性を感じさせる5人の少女達と明らかに正反対ともいえるロボットのような存在が話し合っているのいう奇妙な光景がそこにはあった
そんな光景が切り替わったのは数時間後のことだった
「・・・・・・・・・・うん?なにこれ?」
M4SOPMODIIは偶々そこに落ちていたものに目がとまった
それがなんとなくではあるが彼女にとって見覚えがあるものであるような気がしたのだ
そして、それを拾い上げてその正体を理解した
「あっこれ鉄血の戦術人形の部品じゃん」
「「「「・・・・・・・・・・・・!!!!!ッ」」」」
それは鉄血がここに来たことがあると言う証拠でもあった
その言葉にM4SOPMODⅡを除くAR小隊はすぐさま周囲の警戒を強めた
「うん?鉄血の部品?ちょっと見せてくれ」
万能者はそれを尻目にM4SOPMODⅡ元へ行きその部品を見た
そして数秒も経たずに彼からこんな言葉が出てくることになった
「・・・・・・・・・・・・・・・・AR小隊の皆さん、今はこの辺に鉄血はいなさそうだよ」
「「「「「え?」」」」」
その言葉にAR小隊は戸惑いを隠せなかった
「まぁとりあえずあっちに歩きながら話して行こうか」
「え?ちょっとまって下さい、今話さn」
「・・・・・まぁ待てよ・・・・・アンタの言う通り話しながら行こうか・・・・・・・・なあ?いいだろうM4」
「・・・・・ええその方針でお願いします」
「・・・・・・・・・・ありがたい」
万能者とAR小隊は話しながら歩き始めた
「・・・・・あの部品は確かに間違いなく鉄血の部品だった・・・・・ただ数ヶ月は放置されてたみたいだがな・・・・・・・・・」
「じ、じゃそれだと今その近くに鉄血がいないことの証明にならないじゃないですか!!」
「RO落ち着け・・・・アンタ、私達の知らない方法ですぐに近くの探知を行なったってことだな・・・・・それもあの部品を調べながらな」
「当たりだ・・・・・その方法に関しては割愛させてもらうが、あの時周囲をすぐに探知を行なったよ・・・・・・・結果としては間違えなく鉄血『は』いなかった」
「でもそれならなんで歩きながら話し合わなきゃ行けないの?」
その答えにM4SOPMODⅡは今やっている行動に疑問を持った
そしてその疑問に万能者は答えた
「そう・・・・・確かに鉄血はいなかった・・・・・・・・・・鉄血『は』いなかった・・・・・・・・・・」
「「・・・・・・・・・・鉄血は?」」
その言葉にAR-15、M4SOPMODⅡは疑問を再び抱いたが
その他のAR小隊はその言葉の真意に察せた
「・・・・・・・・・・あそこに破棄されているが使えそうな軍用の車がある、それをさっさと動かせるようにしろ・・・・・急げ!!俺がそれまで見張る!急がないと『ヤバいヤツら』がくるぞ!」
急に声を荒げた万能者にAR小隊は驚きはしたものの今度は全員が気付くことになった・・・・・万能者がわざわざ回りくどい形で車の方に誘導した理由を・・・・・・・万能者ですら焦るレベルの存在がすぐ近くにいる事を
「SOP車をすぐに動かせるようにして!!運転はM16姉さんお願い!!他は車の周りの周囲を警戒して!!」
「「「了解!!」」」」
「分かったよ!!」
そこからの行動は早かった
命令されたM4SOPMODⅡはすぐさま車に乗り込み鍵の部分を取り外して鉄血の解体で培った技術で配線を繋いで車を動かせるようにして、他は車に乗り込みつつ持ち前の練度を活かして周囲を警戒していた
「『ヤツら』がくるぞ!車は動かせるか!?」
「おう動かせるぞ!」
「はい!!大丈夫みたいです!」
その返事に万能者は少し安心した
「よし、すぐに出せ!!俺はホバーでついてくる!」
「わかった!おし、出すぞ!」
「M16姉さんお願い!」
「了解!!」
「しゅっぱつしんこー!!」
すぐに車は元気よく動き出し、凄まじい速度で走り始め、万能者はそれを追う形で脚部の格納式フライトシステムを起動させて追尾していった
それと同時に周囲の建物から何かが黒い波のようにゾロゾロと溢れるように出てきたのだ
「なにあれ!?」
「くそ!やっぱりアレだったか!!死にたくなきゃ急げ!!!考えもしたくない死に方をする羽目になるぞ!!」
万能者が叱咤する中・・・・・・・・
AR-15とRO635は気づいた・・・・・・・・否、気づいてしまったのだ・・・・・・・・その黒い波の正体に・・・・・・・・
それは波の一つ一つが生きており、それがとある生物に少し大きながらも非常に酷似していることに・・・・・・・・・・・それは古代から姿がほとんど変わらず人類からは恐れられ、忌み嫌われており、現在でも同じように恐れられている存在に似ていたのだ・・・・・・・・
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
「二人ともどうかしたの⁉︎」
その二人の固まっている様子にM4A1は心配した
「「・・・・・・・・・・・・・・・・キ・・・・・・・・」」
「キ?」
「「キャアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!?????」」
その二人の絶叫はその廃墟街に響くことになった・・・・・・・・
ハイ、お久しぶりの黒いアレらです(白目
そういえば今世間ではバレンタインデーでしたっけ・・・・・・・・・・
バレンタインにこんな話を書いても大丈夫なんだろうか?(遠い目
まぁいっか