危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回は前回のコラボ話の続きとなります


激戦とかってかなり時間経っているように見えて実はそんなに経ってないってことよくあるよね・・・・・・

渓谷地帯 崖の横道

 

そこでは壮絶な争いがされていた・・・・・・・・

 

ドガァーーーン ドガァーーーン ドガァーーーン

 

「ドウシタ ? オマエ ノ チカラ ハ ソノ テイド カ」

 

グギャアァァァァァァ!!!

 

ブォーーーン!!

 

「アタラン ナ」

 

イャンガルルガの火炎弾、尻尾による打撃攻撃、嘴による叩きつけなど誰もコレも食らえば生身の人間どころか装甲車などでもただではすまない攻撃を蛮族戦士はどれもこれも的確に避け、大剣で防いだりしながらイャンガルルガに攻撃を加えていた

 

ズバァ ドガァ ゴキャ グキャ

 

その攻撃はイャンガルルガの身体を守る甲殻、鱗を切り裂き、砕いていった

 

 

グギャアアアアァァァァァ!!!??

 

 

その痛みにイャンガルルガは吠えた

 

 

「・・・・・・・・ ヤハリ ワレ ノ ヨウナ ツワモノ トハ タタカッタ コト ハ ナカッタ ヨウダ」

 

蛮族戦士はそう言うとイャンガルルガに向かって飛び掛かった

 

 

グギャアァァァ!!

 

 

それを見たイャンガルルガは痛みもがき苦しみながら最後の足掻きとも言いたげに蛮族戦士に噛みつこうとするも・・・・・・

 

ガシッ

 

 

蛮族戦士は噛みつきを避け、イャンガルルガの頭に張り付いた

 

「サラバ ダ フウン ナ ツワモノ ヨ ・・・・・・・・ ワレ ノ カテ ト ナレ」

 

 

グザッ

 

 

大剣は目玉に向けて突き刺され頭の中身を切り開きながら進んでいった

 

ゴギャ

 

そして、蛮族戦士が大剣を捻りながら抜いた

 

 

流石のこの世界でイレギュラーとも言えるモンスター『イャンガルルガ』も頭の中身をズダズタされては無理だったのか

 

ズゴォーーーン

 

そのまま断末魔の叫びもあげられずに倒れ伏した

 

 

 

 

 

 

人類人権団体過激派達は目の前の事に喜ぶ事ができなかった

その鳥の化け物が忌々しい怨敵で倒されたとしてもだ

 

次は俺らの番なのか

 

鳥の化け物を倒した存在が人類の敵であるEILD『蛮族戦士』を目の前にして、そのことしか考えられず絶望せざる得なかった

 

 

 

「・・・・・・・・ ミテイタ ダロ ツワモノ ヨ」

 

突然蛮族戦士は大きな声で喋り出した

 

 

「カクレテ ミテイタ コト ハ ワカッテ イル  ワレ ハ オマエ ニ タノミ ガ アル」

 

「なんだ?誰もいない方に向かってアイツ突然喋り出したぞ・・・・」

「静かにしとけ!!」

 

「コノ タノミ ヲ キケバ コンカイ ハ オマエ ト シアイ ヲ シナイ コト ヲ ヤクソク シヨウ ・・・・」(オリジナル笑顔

 

 

(要するに出てこないと殺しに行くよって脅しですね分かります・・・・・・行きたくないけど面倒臭くなるから行くしかねぇ・・・・!!)

 

遠くで見ていた存在・・・・万能者は遠い目をしながらもその頼みを受けざる得なかった

 

 

「・・・・ モウ ヒトリ カクレル モノ モ デテクル コト ススメテオク」

 

 

(バレてる・・・・)

 

ついでにG&K所属の戦術人形が巻き込まれる事になった

 

 

※ ・・・・・・・・(十字を切ったり、合掌したりしている

 

 

 

 

しばらくして・・・・・・・・

 

((((((どうしてこうなったんだ・・・・・・・・))))))

 

蛮族戦士以外全員の心は一致していた

 

 

その場は人類人権団体過激派の生き残り部隊、EILDの蛮族戦士、G&Kの戦術人形『ウェルロッドmk-II』、そして万能者という奇妙な集まりができていた

 

万能者はイャンガルルガの死体を調べ、蛮族戦士はイャンガルルガの肉を食いながらその様子を見ており、ウェルロッドmk-Ⅱと人類人権団体過激派の一部に至ってはその様子を黙って見守るしかなかった

 

また他の人類人権団体過激派の一部は被害状況確認や使えるモノを探すなどをビビリながらやっている

 

 

「・・・・・・なんだよこの状況・・・・・・どうすりゃいいんだよ・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・俺に言われても」

「ただでさえあの蛮族戦士がやばいってのに万能者が混ざっちゃたらもう・・・・・・時の流れに任せるしかないな」

「現実逃避かよ」

「まぁ・・・・・・ともかくあの子は・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」(遠い目

 

「俺らを監視していていたと考えると恐らく拠点のことがバレている思われる・・・・・・とはいえ」

 

(((めちゃくちゃ不憫だなオイ))))

 

そんな会話がされていた時

 

「・・・・・・・・遺伝子改造された後もない、人工的に作られた形成もないからこれ自然の存在だ」

 

万能者の爆弾発言が突然発せられた

 

 

「「「「「え"?」」」」」

「・・・・・・・・ ヤハリ ソウ ダッタ カ」

 

 

 

「えっちょ・・・・・・こいつが自然の存在!?何食ってどうゆう環境で生きてたらこうなるんだよ!?」

「・・・・・・・・なんで私は万能者がらみだとこうも厄介ごとに巻き込まれるでしょうか・・・・・・・・」

「・・・うん辛かったろう・・・・・・・・・そうゆう時もあるさ・・・・なんで俺敵である戦術人形を宥めてるんだろうか」

「知らんがな・・・・」

そんな会話や光景がありつつも誰もが考えていたことがあった・・・・・・

 

 

こいつ(鳥の化け物)どっからきたんだ?と・・・・・・

 

 

「ついでにこいつが衛星の映像に引っかかってないか調べてみるか・・・・・・・・運が良ければこいつがどうゆうルートで飛んできたかわかるかも知れんし」

 

(((((・・・・・・・・さらっとやばいこと口走ってないか(ませんか)?)))))

 

人類人権団体過激派とウェルロッドmk-Ⅱの心が一致した瞬間であった

 

 

数分後・・・・

 

 

 

 

 

「よし、いくつかの衛星の映像のデータバンクを引き出せるようになったからこれでルートが分かるはずだ」

「ワレ ト シテモ コノ ソンザイ ノ スミカ ガ キニナル ミセテ モラオウ」

 

 

(((((・・・・・・・・何も考えないでおこう)))))(真顔)

 

また人類人権団体過激派とウェルロッドmk-Ⅱの心が一致した瞬間であった

 

ピッ ピッ ピッ

 

「・・・・・・・・・うん?・・・・・ナンダコレ・・・・・・・・・・・・とりあえず過激派の皆さんとG&Kのとこのこれを見てくれ・・・・・・」

「・・・・・ コレ ハ ・・・・・」

 

(((((なんかろくでもないことなんだろうな・・・・・・・)))))

 

その場の全員が遠い目になってゆく万能者とますますオリジナル笑顔になってゆく蛮族戦士を見てそう思いながら万能者が見せてきた端末の画面を眺めた

 

 

「「「「「oh・・・・・・・・・・・」」」」」

 

 

そこに映っていたのは何やら規格外どころか山のように巨大な生物のような存在がその対応にあったであろう正規軍を壊滅させてゆく様子の真上から映像が映っていた・・・・・・

 

 

「・・・・・・あっ、多分コレの進行ルート的に都市とか工場とかの重要なところがあるやつだわ・・・・・・正規軍が主力部隊を出すレベルにやばい施設が置かれているレベルの・・・・えっと何があるかというと重工業地帯で火薬工場はもちろん、石油コンビナート、ガスパイプ・・・・・・oh ・・・・・・・・・極め付けにコーラップス液貯蔵施設もあったよ・・・・・・なにこの人類にチェックメイトかける気満々のラインナップ」

 

万能者の言葉に周りの様子は

 

「「「「「oh・・・・・・・・・・・」」」」」

 

orzと軽く絶望の空気に包まれることになった

 

 

「ナラバ コタエ ハ ヒトツ デハ ナイ カ」

 

その言葉に全員蛮族戦士の方を振り向いた

 

 

「ヤツ ヲ ココニイル ワレラ デ トメ ニ ムカウ ・・・・ カンタン ナ コト デハ ナイカ ・・・・・ サイワイ ソコ ニ ドウホウ ト ハナス シュダン ガ アルデハ ナイカ」

 

それはあまりにも無理難題であり、ある意味正しい答えであった

 

 

「・・・・・・・・ちなみにオマエの本音は?」

「コノヨウナ センジョウ ゼッタイ ニ ツワモノ ドモ ガ アツマル ニ キマッテ イル デハ ナイカ」(オリジナル笑顔

「・・・・オメー相変わらずブレないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして・・・・・・・・

 

 

 

「例の存在がいる地点になんかすげぇ嵐が来てるみたいんだけど?」

 

「コレ ハ アノ ソンザイ ニ ヨルモノ カ ソレカ マタ ハ アノ ソンザイ ニ ヒッテキ スル モノ ノ チカラ ナノカ ・・・・・ ドチラニセヨ イッテミレバ ワカル コトダ」

 

「オマエ簡単に言うな・・・・・この嵐じゃアイツらの援護も最低限のものになりそうだな・・・・・」

 

正規軍を壊滅させた存在のいる場所に向かって万能者と蛮族戦士は向かっていた・・・・・

 

 

 

「・・・・・・・・・・あのう・・・・・////」

「うん?どうした?」

 

万能者は『手にお姫様抱っこの状態で抱えているウェルロッドmk-Ⅱ』の方に目を向けた

 

「もう少し・・・・・他に方法はなかったんですか・・・・・・・///」

「いや、さすがに今は協力しているとはいえ、アンタらグリフィンの敵と一緒に行動させるのは流石にまずいかなと思ったからな、あっちの方も薄々思ってたみたいだし・・・・後はあの存在に早く向かうのと両立させるにはこうゆう方法しか考えられなかったからな・・・・・更に言えば色々特殊な状況故に確実に記録している証人が欲しかったしな・・・・・まぁアレの迎撃するために近くに向かってるアンタらの仲間がいるみたいだしその近く下ろしてやるからもう少しの辛抱だ、我慢してくれ」

 

その長い答えに

 

「・・・・・・・・・・・・・・・はい・・・・・////」

 

 

恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら答えるしかなかった




Q.つまりどうゆうことだって?

A.ゴグマジオスで人類がやべえからこの場にいる全員で全力でやつを止めに行こうby蛮族戦士

無茶ゆうな!!byそれ以外の全員
と言いたいが人類の存亡を賭けた戦いであるため、利害がほとんど一致

仕方なく協力して戦いに参加することに

尚人類人権団体過激派の生き残り部隊は万能者の協力の元、本部に通信した結果、人類人権団体過激派ができる範囲での近場の避難誘導、ゴグマジオスへの攻撃などを行うことが決定した模様


ちなみに蛮族戦士が万能者を呼び出したのはイャンガルルガの住処を特定するためで、イャンガルルガがいた環境(怪物の島)に行く気満々だった模様
ゴグマジオスの姿が画面に映ったおかげでその事態を一時回避はしましたが


つまり言うと・・・・・・ 犬もどきさんにぶん投げる形になっちゃいました・・・・・・ 本当にすいませんでした(焼き土下座


おまけ

人類人権団体過激派中規模輸送部隊

人類人権団体過激派がとある方法で輸送網を構築することに成功してその物資を効率良く満遍なく配給できるように計画され設立した部隊の一つ
実は廃村自体がカモフラージュされた輸送の中継拠点の一つとして作られており、そこから枝分かれする形で様々な場所に物資を送る場所の一つだった
今回は『輸送網の大元』の方から物資を運んで廃村に到着して30分も立たない時にイャンガルルガから襲撃をうける形となってしまった



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