危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回は前回の話の続き+大モンハンコラボ最終回となります




世の中って一つや二つぐらい世界を揺るがすモノホンのオカルトって存在すると思うの by作者

旧◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎王国 城跡地

 

 

「とりあえずその血がえらいことに使われる前に止めればいいってことなのは理解した・・・・・」

 

 

空の雲行きは怪しく、重苦しい空気の中、彼らは話し合っていた・・・・・

 

「だから、いくつか質問させてもらっていいか?」

「答えられる範囲内でならいいわよ?」

 

その言葉を聞いた万能者はすぐさま自らの疑問を聞いた

 

「じゃあ聞こう・・・・・・・まずは、もしここにいる俺たちがその悪用の阻止に失敗した場合どうなるんだ?」

(・・・・・・・・・・早速それを聞きに行きますか・・・・・)

 

ウェルロッドmk-Ⅱは万能者の最初から攻めた質問に驚きを隠せなかった

 

「う〜んとそうわね・・・・・・・大体は不思議なことが起こる形になるのかしら?」

 

「「不思議な形?」」

万能者とウェルロッドmk-Ⅱは首を傾げながらも嫌な予感を感じた

 

 

「まぁ簡単に言えば・・・・・隕石が落ちてきたり、大嵐が発生したり、地盤沈下などといった貴方達でいう自然災害が起こると言った形かしら?何故かその場所ごとそうなっちゃうけど」

 

「「アッハイ、ゼッタイニトメサセテイタダキマス」」

 

またも遠い目をせざる得なかった二人であった

 

「・・・・・・・まぁとりあえず、止めるの確定としておいて・・・・・次の質問だ・・・・・その血ってやつがどんな扱いがされたらアンタらの基準でアウトなんだ?具体的に頼む」

 

その疑問に白いドレスの少女は

 

「う〜〜〜ん・・・・・困ったわね・・・・・・・・・そこをついてきちゃうなんて・・・・・・・まぁいいわ、今ここでその基準を教えておきましょう」

 

「頼みます・・・・・下手なことでぼろっと大災害での大惨事はアカンからな・・・・・・・・・ただでさえあそこの人類、滅亡一歩手前なもんだからな・・・・・・・・・・」

その言葉にウェルロッドmk-Ⅱは万能者が柄にもなくほんの少し救世主に見えたのは余談である

 

数十分後・・・・・

 

「・・・・・・・・・・つまりいうとアンタらの基準ではこうか・・・・・その血を剣やら銃とかの武器を作る際の素材にするのはいいが、その血の複製・・・・・又はそれを利用した新たな生命の創造などが駄目ってことだな?」

 

「ええ、それでいいわよ?」

 

「なるほどな・・・・・・・あの事件の後と考えて・・・・・・・・その血がばら撒かれているとなると・・・・・・・・・・下手したら変なとこにもいっている可能性あるなこりゃ・・・・・」

「・・・・・ヤバい状況ですねコレ・・・・・・・・・・」

 

 

何が駄目でどういった状況をある程度理解した万能者とウェルロッドmk-Ⅱは状況の整理を一旦するもますますと人類滅亡のカウントダウンの爆弾がばら撒かれている状況に頭を抱えるしかなかった・・・・・

 

「まだグリフィンとかIOP、そしてあの人類人権団体過激派の一組織には通信のやつができてるからまだ可能性があるがその他だ・・・・・正規軍とか、秘密結社関係の裏組織とかが警告を無視してやる可能性があるからな・・・・・いや人類ならやる、絶対やらかす・・・・・・・ガチのトラウマができるレベルの痛い目を見ないとやるよな絶対・・・・・

「ある意味そんな部分が信頼できるのが悲しいところです・・・・・」

 

「あら?そんなところも私は大好きよ?流石においたがすぎると痛い目をあわせるけれど」

「「アンタ(あなた)のそれは洒落にならん(なりません)!!」」

 

 

そう言いながら内心頭を抱えていると

 

「ダッタラ カンタン デハ ナイカ  ソノ チ ヲ スグ ニ サグレル ホウホウ ヲ ミツケレ バ イイデハ ナイカ」

 

先ほどまで黙っていた蛮族戦士がそんな提案をしてきたのだ

 

 

「・・・・・あのな・・・・・・オマエな、俺のことをなんだと思っているんだ?確かに俺は出来ることは多いけど、無論できないこともあるからな?第一すぐにそのあっちこっちに行っていると考えられる血を一つ一つ探知する方法は存在しないからな?出来たとしても時間がかかる方法しかな「あるわよ」い・・・・・って、え?あるの?」

 

「そもそもこの頼み事を受けるあなた達にその手段を渡すこの予定だったのよ?」

 

「「・・・・それをはやくいってよ(ください)・・・・・・・・」」

 

その言葉にため息を吐きながらもほんの少し安心できた・・・・

 

 

その方法を見るまでは・・・・・・・・

 

「「・・・・ナニコレ?」」

「コレ ハ ウロコ カ ? シカシ ・・・・・・ カナリ ウツクシイ モノ ダ」

 

それは白く輝くナニカの鱗であった・・・・・・それも何やら得体の知れない力が秘められているのを感じられるようなものであった・・・・・・

 

「これを持てば条件付きだけれどその血がばら撒かれている場所が感覚的に分かるはずだわ」

 

その色々ご都合主義とも呼べるほどのオカルト的な方法に二人はまたもや遠い目をせざる得なかった・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・・あの・・・・・・俺はともかくこっちのウェルロッドさんは一応人形で機械の部類に入るはずなんだけど・・・・・・大丈夫なの?」

 

「フフッ・・・・それも大丈夫わよ・・・・・・私を甘く見ないでね」

 

((・・・・・・やっぱこの人?ヤバい))

 

二人はクスクスと笑う白いドレスの少女を見ながらそう思うしかなかった

 

 

その後、その頼み事を承諾した万能者一行は白いドレスの少女の手により元の場所に戻ることになるのだが、その方法にまたもや二人は遠い目をせざる得なかったの余談である

(尚蛮族戦士はその力にニッコリ(オリジナル笑顔)をしていた模様)

 

 

 

 

 

 

「よろしかったのですか?あのまま帰して?」

 

黒い衣の少女は己の主人に疑問を投げかけた

 

「いいのよ・・・・・今まで『私達』の意思に接続するものなんていなかったものだから気になったのが半分・・・・・気まぐれが半分で呼び出したからね」

 

白いドレスの少女はその疑問にそう答えた

 

「そのおかげで今後の楽しみが増えたわよ・・・・・あの作られし少女は弱いけれど不運と悪運でここに呼び出されたから見込みはあるし、あの戦士はあと少し成長すれば私達を狩る者たちに並ぶか超えるんじゃないかしら?」

「(ああ、また始まりましたか・・・・・王の『人の可能性』の賛歌が・・・・・)

・・・・・・分かりましたあの戦士に注意を払っておきます」

 

「そんなことしなくていいのに・・・・・・あと、あの鋼の戦士は・・・・・・・・・・はっきり言って化け物ね・・・・・」

「・・・・・やはりですか」

「あの存在は今の状態でもあの戦士を超えている強さが存在しているのは分かっているけど、その潜在力や隠している力に関しては・・・・私にも分からないわ・・・・・・もしかしたら私をも軽く超えているのかも知れないわ・・・・・」

「!?」

 

その言葉に黒い衣の少女は驚いた、己の主人が己を上回る強さを持つ存在を認めたことに

 

「・・・・・ではあの鋼の戦士をどうしましょうか?」

「・・・・・あのまま保留でいいわ、あの存在も我々と戦いたくなかったようだし・・・・・ああ、残念だわ・・・・・戦ってその隠された力と潜在力を身をもって経験したかったのに・・・・・・・」

「勘弁してください・・・・・」

 

そんな主人と従者の会話がしばらく続いていた・・・・・

 

 

「久々に紅茶が飲みたくなったわ・・・・・お願いね」

「・・・・・かしこまりました」

 

黒い衣の少女はその要望に答える為にその場を離れていった

 

 

「ふふっ・・・・・・・・あの鋼の戦士・・・・・いいえ、◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ ・・・・・ほんのすこし『記憶』を覗かせてもらったけれど・・・・・あんなにワクワクしたのは初めてだわ」

 

 

 

 

 

『兄ちゃん、これから僕が行く「世界」ってどんなところだろう?』

『今それを聞くのは野暮ってものだよ・・・・・いってみてからのお楽しみってもんだ!』

「・・・・・まぁそのお楽しみ次第で生きるか死ぬかが決まってしまうのはどうかとは思うが・・・・・・・・まぁ行ってみないと本当に分からんもんだからな・・・・・まぁできたらここにいる兄弟がまた集まれることに期待したいかな」

『お!兄上が珍しいこと言ったぞ!!』

『ハハハ!!オマエがそういうのは明日にでも◼︎◼︎◼︎の雨でも降ってくるんじゃないか?』

「うるせぇ!!」

 

 

 

 

「やはり『人の可能性』とは素晴らしいものね・・・・・今後が本当に楽しみだわ」

 

何か美しいものを見てうっとりとしていたのか、ふと口から出たその呟きは人間のいない空間に静かにこだまし、消えていった・・・・・

 

 

 

 

 

 

「・・・・・なんか無性に寒気がしたんだが・・・・・・・・・・気のせいかな?」

「気のせいではないでしょうか?・・・・・・私はこれからのことで頭が痛いです・・・・・・」

「?? コウオモエバ ヨイ デハ ナイカ  ワレワレ ガ ツヨク ナル タメ ノ シレン デアル ト」

「「そう思えるのはオマエだけだぁ!!!!(あなただけです!!!)」」

 

ドゴォ!!!

 

 

後にウェルロッドmk-Ⅱの持ち帰ったデータと『何かの鱗』がグリフィンとIOP社で頭を抱えさせることになり、その後、そのウェルロッドmk-Ⅱには万能者関係任務専門+その血・・・・IOP命名『ドラゴンブラッド』の監視任務を任されることになり、しばらく胃痛と頭痛に悩まされる日々が続くことになるのだが別の話である




最後のやつは万能者がゴグマジオスの遺伝子の記憶を読み取りを行なっていた際に白いドレスの少女がおいでませ、旧シュレイド王国の電波を送るついでにほんの少し万能者の記憶を読み取った感じのやつです

そこに万能者の言う兄弟達(万能者とそっくりだったり、形が違うのなど様々なヤツがいる)が映っているという驚愕映像ですが

さて、これを意味するのは何か・・・・・今後のお楽しみです




大モンハンコラボお疲れ様でした!!

自分のところは最終決戦には参加できなかったのですが、最後にこんな考え方を使える機会をくださって本当にありがとうございました!!

尚とびっきりの厄介事が世界にバラかれてしまった模様(遠い目

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