旧◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎王国 城
「・・・・・・・・・・・・リホーマーさん何やらかしてんの?・・・・・・いや、これは俺も少し悪いか・・・・・・・・・・早めにこのことを言っておいて釘を刺しとけばこうならずに済んだのかな・・・・・・」
「いや、一部に関しては完全にウチが悪いわ・・・・・・」
「・・・・・・うん、そのトマトジュースと間違えて飲んじゃったことに関しては・・・・・・弁護のしようがないドジだなそりゃ」
万能者とリホーマーはその城の主人である存在、白いドレスの女性から時間と一時離れる許可を貰い、お互いの情報交換をし合っていた・・・・・・
「しかし・・・・・・なんやあの人・・・・・・絶対に逆らっちゃあかん雰囲気が離れたここからでも感じるんやけど・・・・・・何者なん?」
「・・・・・ストレートに言うと世界滅ぼせる系の神の類だと俺は思ってる・・・・・・更に言えば異世界とかいける能力持ちのヤツ」
「・・・・・・・・・・・・マジで?」
「・・・・・・残念ながらマジだ・・・・・・・・というかここもろ異界のようだしな・・・・・・ここに来るのに博打を使う羽目になったよ・・・・・・・・・成功したのはいいがあっちこっちがボロボロだ」
「・・・・・・ホンマにありがとうな」
「ちょおま、ガチ泣き!?」
そんなことがありつつもお互いの持っている情報を交換しながら確認しあっていった・・・・・・
そして、情報交換も終わり白いドレスの女性の前に戻り・・・・・・
「単刀直入に言うわ・・・・・・・あなた、我々の眷属になっているわ」
「「ぶっちゃけて言った!!!!???」」
リホーマーの身に起きていることを単刀直入かつ重大なことを大雑把に告げられた・・・・・・
「え?なに?ウチなんかいろんな意味でなんかやめちゃった存在になったってこと?」
「まぁそんな感じわね・・・・・普通ならその血は『私達』以外の体内に入り込んだら身体が弾け飛ぶほどの劇薬ね・・・・・・・・・・・・・・・あなたの場合は身体の特殊さによるものかどうかは分からないけれど者の見事にあなたの身体に適合してるわ・・・・・・おめでとう、とても珍しいことよ」
「・・・・・・・・・・・(嬉しくないわ・・・・・・)」(遠い目
「そうなると・・・・・・あんたリホーマーさんになにをするつもりだ?」
その説明を聞いた万能者は自分が思っていた疑問を聞いた
「いいえ?何もしないわ」
「「・・・・・・え??」」
その答えにリホーマーと万能者は目を点にせざる得なかった
「えっと・・・・・・俺がいうのもなんなんだが・・・・・・マジか?それ相応の代償を覚悟してたんだが・・・・・・」
「ええ、本当よ・・・・・・本当なら彼女が血を飲んだ時点でことを起こそうとも思ったけれど、さっき言ったように珍しいことが起きたからここに一度呼び出してから決めることにしてたのよ・・・・・・・・・それにあなたが身を犠牲にしてまでここに来たということはそこまでするほどの価値がある存在ということだからチャラにしておいてあげるわ
・・・・・・」
「よ、よかった・・・・・・「ただし」・・・・」
「その血を持つということは・・・・・・相応の責任と覚悟が必要・・・・・・そのことだけは覚えておいてね」(ニッコリ
「「アッハイ、キモニメイジテオキマス」」
その言葉に万能者とリホーマーは揃って遠い目をせざるえなかった・・・・・・
その後、無事にリホーマーと万能者は元の世界に返されたものの・・・・・・
「・・・・・・なぁリホーマーさん?」
「なんや?」
「あんたのところの設備ちょっと貸してもらえないか?俺ちょっと来る方法が特殊なやつ使ったから・・・・・・」
ガシャン(右腕が崩れ落ちた
「・・・・ちょっとこんなアカン感じなんだ・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・どうやらまだまだ前途多難の途中のようだ・・・・・・・・
てな訳で今後リホーマーさんたちにも多分『ドラゴンブラッド』の処理や管理関係が回ってくる可能性があると思います・・・・・・
というかリホーマーさんという偶然とは言えドラゴンブラッドの検体(というか眷属)がいるためやらんとヤバイことになる可能性が高めな模様(遠い目
リホーマーさん本当運がないな・・・・・・
おまけ
並行潜航移動システム
万能者の最も重要な装備の一つであるシステムで、形的に言えば並行世界や異世界に移動するためのシステム
ただこのシステムは世界から別世界にそのまま渡るのではなく、世界から世界と世界の間の狭間をえて別世界へ渡る・・・・・いわばポケ○ンでいう謎の場所みたいなところを進むものである
尚その狭間は対策を万全にしておかないとどのような存在でも『崩壊液と別種の粒子崩壊』で問答無用で消滅する危険な場所でもあるため、万能者は本当に緊急事態の場合ぐらいにしか使いたがらない
「隊長」
「・・・・・・なんだ?」
「・・・・・・気のせいか、『この世界』を万能者が急いで進んでいるように見えたんですが・・・・・・」
「奇遇だな・・・・・・俺もだ」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」(遠い目