尚、万能者に厄介事がくる模様・・・・・・
うんいつも通りだな!!(ハイライトのない目
破棄都市 市街地 廃墟内にて
ドガァーーン・・・・・・
ババババババババババババ・・・・・・・・・・・・
ドゴォーーーン・・・・・・
「・・・・・・どうやらまた厄介事に巻き込まれたようだな・・・・コレ」
万能者は自分の置かれた状況につくづく俺ってついてないなと思いつつも状況の整理を行なっていた
「・・・・・・まさか、三つ巴の戦闘のど真ん中に取り残されるって・・・・・・またなのか?またなのか?またこうゆう目にあうのか?」
まだ気づかれていないことが不幸中の幸いなもののその状況を理解するたびに遠い目をせざる得なかった・・・・・・
眼下には緑色と黒色・・・・・・そして白色の軍団が大混戦の状態で戦闘を行なっている光景があった
「えっと正規軍と鉄血と・・・・・・あの白いのは初日の出の時に正規軍のデカい輸送機かなんかを襲ってたヤツらの陸戦部隊版かありゃ?」
そう思いながら万能者は無用意に出るのは得策ではないと考え監視を続けるのだった
しばらくして・・・・・・
ドゴォーーーン・・・・・・
「どうやら戦況見る限り鉄血が最初の脱落になりそうだな」
万能者の目からも見る見る内にその戦力・練度・戦術性が格上の相手に戦力を減らしていくのが見えていた
「あとは白いのと正規軍との衝突が本格化してくるな・・・・・・こりゃまだまだここから離れなさそうだな・・・・・・・・・・」
万能者はそう思い監視をしながらそこで待機する用意を始めようとした
その時
ドガァーーーーーーン!!!!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだぁ!!?」
今日一番の爆発音が周囲に響き万能者は慌てて戦況の再確認を行い、爆発音の源の方を見た
「嘘だろオイ・・・・・・正規軍と白いのが見る見るうちに壊滅していってるじゃねーか・・・・・・」
そこにはまだ晴れてない爆発によって発生した煙からミサイルやレーザーなどの弾幕が正規軍と白い部隊の兵器を蜂の巣にしていってるのだ
「一体なにが来たんだ・・・・・・煙が晴れてきたが・・・・・・・・・え?」
煙が晴れていきその正体が露わになった時、万能者は戸惑いを隠せなかった
「・・・・・・・・・アレ、俺の対策を意識して作ったのか?」
それは万能者より少し大きいくらいの大きさの人型で、装甲や武装、全て重装でありながらもそれを一切気にせず、寧ろ自分の身体の一部かのように巧みに操り、そしてその姿を万能者は自分へ意識して作られているように見えた・・・・・・・
「オイ、どうなってるんだ!?鉄血にあんなのがいるって聞いていないぞ!?」
「前衛の戦術人形部隊壊滅!!後方部隊にも被害甚大!!このままだと危険です!」
「白いヤツらの方も撤退するようだ・・・・・あったの方もかなりの被害受けてるみたいだなありゃ」
「仕方ない・・・・・撤退だ!!」
その乱入してきた存在に正規軍はこれ以上の損害はまずいと思ったのかすぐに撤退を開始し、その戦域から離れていった
それと同時に白い部隊も残りわずかとなった戦力を撤退させてその場には鉄血のみが残ることとなった
「・・・・・・・・・・マジで追い返しやがったよ・・・・・正規軍とあの白いの戦力的に結構なヤツだったと思ったんだがな・・・・・・・鉄血も鉄血で俺に合わせた対策をしてきてるってことか・・・・・見たところアレはまだまだ粗が多いようだから試作段階で一度実践試験に出されたってところか・・・・・それでも三つ巴という特殊な状況だったとは言え撃退できる強さがあるってことは・・・・・・・アレの今後のことを考えるとここでやっておくべきか?・・・・・・・」
万能者は今さっきまで見ていたことを踏まえつつ眼下にあるその存在を分析し、その存在をどうするかを考えていた
その時
チラッ
「あっ」『・・・!?』
距離は離れていたもののその存在と偶然目があってしまったのだ
(ヤバいバレた! ・・・・・・どうする?やるか?)
そう思いながら考えて行動を移そうとしたが相手の方が少し早かった
その存在が
さっきまでの強者の雰囲気がどこかに消え去り、まるであどけなさが残る少女のような慌てっぷりを出して
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ? ・・・・・・えっ?・・・・・・えっ?」
その起きたこととその様子に万能者は呆然として見ているしかなかった
『どうしよう・・・・・やっちゃったよ・・・・・・厄災と戦うには不十分な戦力で不確定要素が多いとは言え上の方に何も言わずに自己判断で撤退しちゃって大丈夫だったかな?・・・・・・怒られないかな?』
その存在・・・・・・「◼︎◼︎◼︎」はそう思いながら自分所属先である鉄血の基地へと帰路に着いていった・・・・・・・・・・・
世界は変わっていく・・・・・・まるで万能者というイレギュラーを排除するために自らの形を変えていくかのように・・・・・・・・・・
また鉄血が厄災対策に新たな存在を作り上げました・・・・・・
・・・・・・書いておいてなんだが鉄血の財政というか資源関係大丈夫なんだろうかと心配になる今日この頃
おまけ
A.D.W.S試作人型兵器「◼︎◼︎◼︎」試作初期型重武装重装甲機動形態
鉄血の◼︎◼︎◼︎◼︎が今までの『アンチディザスターウェポンズ』の技術や、ハイエンドモデル使われている技術、正規軍などの技術などを統合させて作り上げた『アンチディザスターウェポンズ』の集大成1号・・・・・・の試作途中の未完成機の重武装重装甲機動形態の初期型
まだまだいくつもの試験と開発を行わなければならないものの現段階でもハイエンドモデル「代理人」を超えゆる性能の獲得に成功していると言われており、それでいて拡張性にも優れているとされている
武装はグレネードランチャー付きヘビーレーザーアサルトライフル、右肩部六連ロケットランチャー、左肩部105mm長身ロケットキャノン、左腕装着型電磁レールキャノンなど重武装で、装甲も正規軍戦車と同格以上であり、飛行能力をも備えている
姿形は万能者を踏襲しているのか大きさは万能者よりほんの少し大きく3mぐらいで重装甲重武装という形になっており、まさに鉄血版劣化万能者とも言うべき存在となっている
姿は地球防衛軍5のコンバットフレームニクスに似たものを小さくして運動性と機動性、飛行能力を向上させたものと想像してもらうと分かりやすい