危険指定存在徘徊中   作:試作強化型アサルト

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今回はoldsnakeさんの破壊の嵐を巻き起こせ!の話の一部と少しリンクしています。
ですが実際は人権人類団体との最終決戦ではまるまるいなくなるけどそれまでは強力な存在が現れるようになるという敵の強化イベントという・・・
しかも今回オリ主はあまり登場しないという・・・・・・


恩を仇でちゃぶ台返しするような真似してすいません。ちょっと後で焼き土下座に逝ってきます。

oldsnakeさんありがとうございます!


悪役と思っていた奴が実は裏ではいい奴ってことたまにあるよね。(なお色々と面倒臭いことになる模様

??? 人類人権団体過激派本部 会議室

 

「くそ‼︎闇市が壊滅か・・・これでは物資の調達ができないじゃないか‼︎」

「忌々しい人形どもめ‼︎」

 

そこには人類人権団体過激派の幹部達が忌々しそうに対策と今後の方針を練っていた。聞く限り、本拠地を壊滅させたバルカン砲を持つ戦術人形を含む二人組の襲撃より闇市含むスラム街が壊滅、それにより物資の調達、戦力の整理などが難しくなっているようだ。

 

「ただでさえ本拠地が壊滅している上に補給すらままならんとは・・・」

「今回のことで同志達の士気がさらに低くなっている・・・」

「これでは我々の目的の達成がさらに遠のく・・・何か士気を回復させる方法はないか?」

「今までのようにデモ隊を作り出して、妨害工作するのは・・・」

「いやそれでは先延ばしにしかならん」

 

今後の方針が定まらず、時間だけが過ぎていき、会議が終わる時間になる前に誰かが言った。

「そういえば◼︎◼︎◼︎、例の部隊についてだがどうなった?」

「例の部隊・・・なんだそれ?」

 

その言葉を聞き、その名を呼ばれた男は溜息を吐きながら言った

「これは一応秘密裏にやっていたことなのだが・・・まあ今言っておく方がいいか・・・・・・我々の目的は人類の人権を奪いつつある人形を駆逐することだということは言うまでもないだろう。だが、私は考えた。それによって今まで人形に頼っている部分をすべて人間が取り戻してやることになると予期せぬ被害を出してしまうのではないかと。そして同時にこうも考えた、人形から仕事を取り戻すならその技術を使ったものを人間でも使えるようにすればいいのではと。私は独自にある企業と軍の一部の同志に協力して研究している。

まだまだ研究を続けなければならないが、現段階で使える技術ができてきたのを応用して軍事化したのが例の特殊技術投入した部隊『ファニーズ』だ」

男はその事をコピーした書類を映像に移しながら話した。

 

「なんかしれっとすごいことやってないか?」

「そしてなんか目的を少し侮辱されたような・・・」

「そんなことよりおうどんたべたい」

「「「お前は何を言っているんだ」」」

                                     「ちくわ大明神」

「誰だ今の」

 

「・・・話を続ける。このファニーズはあくまでもしもの場合として設立された部隊ではあるが、それなりのPMCや鉄血の戦力を叩けるようなポテンシャルを持っている事が今までの試験で分かっている。しかし、いかんせんまだ不安要素が多いためにあまり出せなかったのだが・・・今回の件で敵が補給路を遮断をしているのを見ると本気で我々を叩きに来ている事が分かっている・・・ならばやることは一つ、彼らの実戦投入を提案する」

その言葉に会議室はざわついた。その後長くはなったものの無事に会議は終わり、例の部隊は実戦投入する事が決まったのだった。

 

 

数日後

 

前線から離れた場所 G&K社傘下PMC基地近く

 

そこには地獄絵図が広がっていた。

ドォガーーン‼︎「ギャアアア!腕が!腕が!」

「な、なんだあの敵は!?あんな重装備なのになぜ早く動ける!?」

「撃つんだ!できる限り抵抗すr(ダダダダダダ‼︎)」

「くそ隊長がやられた!なんなんだよあいつら!」

G&K社傘下のPMCの彼らは今や全滅の危機に瀕していた。だがその敵は鉄血ではなかった。それらの姿は様々でアイギス並みの装甲がありながらプルートに近い機動力と運動性を持った人型、見た目通りに重装甲重装備で敵を蹂躙する大型の人型機動兵器、それよりさらに重装甲重装備と6つの脚を持つ異形の戦車など様々な存在がいた。

 

しばらくしてその場にはその奇妙な姿の襲撃者達以外何も残らなかった。

 

『隊長今回も圧勝でしたね』

『ああそうだな、お前らもお疲れさん!今から帰還するぞ』

『『『了解』』』

その奇妙な襲撃者達からは奇妙なことに人の言葉で喋った。

 

奇妙な襲撃者達の帰還中

『しかしこのS.G.S.だったか?すごい性能だな・・・戦術人形とあの戦力をこうも簡単に倒せるとは・・・』

『P.A.C.Sもすごいですよ‼︎あんな重装備なのに機動力を人間以上に維持できているなんて、私絶頂すら感じましたから!』

『そうだな、それらをまとめてうちの投資者と大将と研究者達に感謝しないとな』

『しかし大丈夫だったんですかね・・・今回襲撃した敵ってG&Kの傘下のPMCだったんでしょ?これってかなりまずいんじゃ・・・』

『うちの大将曰くこの作戦は実戦投入テスト、投資者達の評価テストを兼ねて補給ルートの確保をやっているらしい、もともと俺らは実戦経験はあれどこれを使っての経験はないからな・・・さらにいうと大将の所属先が近いうちにG&K社などの勢力に潰される事が予想されているからな・・・できる限り時間を稼いで脱出する用意でもしているんだろう』

『ああ、それなら大丈夫ですね。大将ならうちらのこと見捨てたりしないからね、そもそも大将もアイツらと一緒に心中するつもりはないと言ってましたしね』

『確かにそうだな』

その言葉の後に全員笑い声をあげたのだった

 

 

少し離れた場所

「あれ?なんか笑い声が聞こえるな?気のせいかな・・・」

触らぬ神に祟りなしの扱いをされていることに今だに気づいていない『万能者』がそこにはいた。どうやら飯を食っているようだ。

「あの後一応何事もなくここまで来れたから格納システムの調整を行なってたが・・・・・・やっと格納システムの一部が復旧ができたよ・・・

しかし、なんでこうも調子が悪いんだ?この先嫌な予感がするっていうのにこんな状態じゃいろいろとまずいな・・・」

その様子は仕事疲れの40代サラリーマンのように溜息を吐いていたのだった

 

 

近い将来『奇妙な奴ら』と『万能者』が相対することになるのだが、今はまだ先の話である。

 




あれ?これ本編より長い?
あと作者趣味によって書かれたため凄まじいものも多いです。色々とすみません

おまけ①
◼︎◼︎◼︎(名前は伏せています。考えてないとは言ってはいけない)
40代後半男性、身長は高く、白髪が目立つ赤みがかかった茶髪
性格 どうして過激派にいるのかわからないレベルの優しい性格で状況次第で非情になる覚悟を持っている

人権人類団体過激派の幹部をやっている男性で、本人曰く人生に流されていたらいつのまにかここに所属して幹部になっていたとのこと。
なお人権人類団体の思想に関してはこりゃ強制的に人形の投入を進めた政府も悪いが、考えなしに行動する人権人類団体も悪いと考えており忠誠を誓っていないが、入ってしまった以上ある程度は働くことを決めている。だが、いざとなったら脱退するつもりでいる。(ちなみに彼は入ってしまった以上自身も彼らと同罪の人間と思っている)
今回出てきた『ファニーズ』の設立者にして代表で、これらことに関しては元々は今の地球の現状を変えるために人に役に立つ技術を作ることを考えて、職を失った人や、怪我で動けない人、技術者達などを希望募集して集めて信頼できる人を選んで別団体を作り上げており、例の本拠地陥落の件見てこりゃまずいと思い、不本意ながらその別団体で戦う人間を募集して集めて現時点の技術で作り上げたというのが真相である。その時は本人は非難殺到するだろうなと思っていたが、本人に恩を持っている人間が殺到して本人を驚かせた。(ちなみに会議で言ったことは建前で、参加させたくないけど時間稼がないとまずいというのが本音)
余談だが、その別団体はダミー会社やダミー企業(モノホンの企業並)などを利用して隠しており、かなりの技術力と戦力持つ隠れた勢力となっておりその団体全員が本人に忠誠を誓うレベルに信頼している。
なおその中には戦術人形達もいるのは言うまでもない

おまけ②
特殊技術実地試験部隊『ファニーズ』
◼︎◼︎◼︎が作った建前上は人権人類団体の危機に対応する部隊で、もろ私設部隊だが、その戦力はさすがに軍隊には劣るものの二個中隊クラスの戦力があり、さらに上記のその名の通り特殊な技術を投入されており、二個中隊でありながらそれ以上の戦力を持つとされている。その他の特徴としては人間と兵器だけで構成されていることぐらいである。噂によれば大怪我により退役、引退した軍人と傭兵が所属しているというが定かではない。現在は補給路確保および守備の任務を受けて行動している。なお◼︎◼︎◼︎のことを大将と呼んでいるが真相は不明である。
(実はこの部隊は元々一個中隊の数だけ作られる予定であったのだが、その団体が張り切ったせいなのかどうかわからないが、一個師団クラスの戦力が作られてしまっており。その中の一部を引っ張り出したのが『ファニーズ』だったりしている。なお◼︎◼︎◼︎もこれを見てやり過ぎだ馬鹿野郎と叱るも別団体の皆さんは本人を守る部隊を作るなら少ないながらもこれぐらいしないと全く反省していない様子)

おまけ③
『ファニーズ』の兵装一部紹介
S.G.S. 正式名称スケルトン.ギア.ソルジャー.

例の団体が作り出したS.G.を戦闘型にしたもので、そもそもS.G.は神経接続型外骨格パワードスーツとして開発され半身不随の人間が接続することによって普通の人間のように動けるように開発されたが、例の件により戦闘型が開発された、大きさは普通の人間と変わらず、接続すればだれでも普通の人間以上の力と動きが持つことができ、外骨格部分に全身装着型の装甲をつけることによりだいたい攻撃から身を守ることができる。そして、装備の自由性がかなり高いなどの利点が多い。ただし使うには神経接続が可能になるための手術が必要となりそれを受けるには自己責任で決めることが必要。武装は普通の人間の使っている武器が使えるほか、それなりに重いものでも片手で使える
(イメージとしてはThe Surgeの外骨格にHALOのスパルタンスーツのブースターとシールドがないやつのようなアーマーがついたようなものといえば分かりやすい。なお動きはタイタンフォールのパイロット並みの機動力と運動性がある)

P.A.C.S. 正式名称 パワード.アーマー.コンバット.スーツ.
例の団体が作り出した人間が乗り込むタイプの人型ロボットスーツの戦闘型で元々は、重機が入れない場所や放射能などの汚染地域でも活動できる作業機械として開発されたが、これも例の件のために戦闘型も開発された。大きさは2.7mとやや大型でS.G.S.以上の力と装甲を持つことができており、神経接続を必要としないので誰でも扱えるという利点がある。欠点としてはコストがS.G.S.よりも高く、運動性と機動力はS.G.S.に劣る(それでも普通の人間より早いが)。また室内戦も一応可能だが、かなり重いので落下などに予期せぬ事態に注意が必要である。
武装は20mmマシンガン(グレネードランチャーなどカスタム可能)、大型チェンソー、100mmロケットランチャー(弾を3発装填とマガジン式リロードが可能)、40mmスナイパーカノンなど他にも種類があり豊富である。
余談だが、現在は『ファニーズ』以外にも人権人類団体の部隊の一部が運用されているが、ファニーズに使っているヤツの低性能化かつ量産特化型である。それでかなりの強さを保持しているのだが。
(見た目はレイジングストームのH.A.C.Sをちょっと重装甲化してゴツくなってフロム臭のするものになったと考えてもらえると分かりやすい)

I.A.C.T. 正式名称インセクト.アーマド.コンバット.タンク.

6輪脚歩行虫型の戦車でこれは他の兵器とは違い最初から戦闘型として開発されており、6つの脚にタイヤがつけられているために機動力を保持をしながら時と場合によっての歩行ができ、重装甲も持つことができる利点を持っている。また関節やタイヤなどにリニアシステム(分かりやすくいえばマグネットコーティング)を採用しており動く際に関節などの摩擦がなくなったため運動性が非常に高くなっている。本機は4人乗りで操縦者と武装コントロール、車長、通信士兼機体状態管理といった感じで150mm滑空砲1門、20mm自動制御型マシンガン、Sマイン、電磁シールドシステム、前方頭部搭載レーザーキャノン、脚部格闘システム、AIなどが搭載されている。また指揮車としての機能も搭載されているためこれ一機で中隊クラスをまとめて指揮できる
ただしマンティコアよりかなり大型なため高コストで、少数配備しかできない。
(蟻を巨大化してフロム臭のするロボにしたヤツの背中に大きめの戦車の全周砲塔をつけたような姿を想像してもらえると分かりやすい)


ってなわけで人権人類団体過激派の戦力が一時的にですが増えてしまいました。他の戦術指揮官および戦術人形の皆さん、他の作者様方本当にすみません(焼き土下座
ただ一応いうと人権人類団体の戦力になっているだけで人権人類団体の思想と行動に全く興味を持ってないので身の危険を感じたすぐに脱退するけど、それまでは彼らとエンカウントする可能性があるという・・・・・・本当にすみません(追加焼き土下座

そして◼︎◼︎◼︎さん・・・・自分で書いておいてなんだが人狂わせの気があるにもほどがあるぞオイ。実際、人権人類団体の所属中に別団体を作ったらその別団体の方が見えない上に驚異的な存在となってるしな・・・・
(例えると人権人類団体という存在に寄生虫が住み着いたらいつのまにかその寄生虫がその存在以上の大きさになっているというホラーなことになっている)
しかも時間稼ぎの主目的が信頼ができる人材の引き抜きと保護と逃走ルートの確保だし、すでに幹部の何人かも彼の仲間入りしてしまってるしな・・・
あれ?人権人類団体どころか下手するとどの勢力よりもヤバイの増えてない?本人は本当に人助けのつもりでやっているのに(滝汗

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