電車に、乗りました。

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線路

 電車に乗りました。

 

 それはとても速くて、規則的な音がとても心地よくて、僕はとても、とてもとても電車が好きになりました。

 

 電車に乗りました。

 

 電車は線路の上を走ります。走りますから、動き始めるともう止まりません。止まらない限り音は規則的で、その音がとても心地よいです。ガタン、ゴトン。

 窓から見える家はあっという間に消えて、山が動いて、雲が走っていて、赤い光と煩い音はたちまち消えて。僕は僕は、電車が好きです。好きになりました。

 

 電車に乗りました。

 

 それはとても速くて、規則的な音がとても心地よくて、僕はとても、とてもとても電車が好きになりました?

 規則的で、加速して、高速で、規則加速高速規則的な音がとても好きです。ガタン、ゴトン。

 

 電車に、電車に乗りました!

 

 とても静かです。だって電車は閉じ込められているから音が聞こえません。聞こえるのはガタン、ゴトンガタンゴトンという規則的な音です。僕は私は、私はその音が、私はとても好きですか。

 線路の上を走ります。沢山の車輪が、線路の上をゴロゴロ回ります。線路の上に何があっても線路の上を走ります。電車に乗りました。線路に乗りました。電車は線路に乗りました。

 線路以外は走れません。走れないです。何故?ナゼと言われても走れないのです、それは赦されていない 赦されない?電車は線路の上を走るしかない。

 

 電車に乗りました……でん車にノりま下。

 

 ワタシしか電車には乗りません。乗客はぼく一人だから何処へでもいけル?線路の上を走ります。線路の上を走ります。線路の上を走らなければならない電車は線路です、ぐるぐるまわった線ろの飢えを奔ります走ります。、

 傅勚寢にはボクしか以内載に、運転手モイないのに私の好きにはなりません。線路が正しい。正しいのはいつだってワタシではありません笑 世界で一番正しいのは電車です。違います。

 

 電車に乗りました。

 

 それはとても速くて、規則的な音がとても心地よくて、私はとても、とてもとても電車が好きになりました。

 

 電車に乗りま乗りました。

 

 私は思うのです、あれほどの人を乗せて走る電車はとても偉大だと。沢山の人を乗せて、沢山の人の目的地も知らず、唯敷かれた線路の通りに無機質に走る奴隷が私は大好きです。黙れ奴隷が、与えられた言葉を発して与えられた心臓を享受して見えもしない線路を探す塵芥にその偉大さはわかる筈も無いだろうに。

 

 電車に乗りましたー。

 

 食べられました。私は太っているのでとても美味しい?と思います。ガタン、ゴトンと消化されて、いつかぼくは線路になって電車になる しあわせ

 

 電車に乗り遅れました。ごめんなさい

 

 電車に乗りました。

 

 十二時には帰ってくると思います。帰って来なかったら線路のせいです、電車は何も悪くありません。だって電車は線路の通りに走るしかないのだからそれ以外は認められていないだから電車は悪くない僕は悪くない悪くない 悪くない。悪くないんです。線路から外れることは認められていない?違います許されないんです赦されない。攤縱赦されない。帰ってください僕は帰りたい

 

 電車に乗りました。

 

 赤い光が過ぎていきました。黄色い境界真っ黒な世界、音が消えました。だって閉じ込められているから。出してください、線路は嫌だ。線路以外の道は無いそんなはずは無い認められていない認めたくない。僕しかこの電車には乗っていないんですよね じゃあ車掌はぼくだボクだ僕だ僕じゃない僕車内 私じゃない。

 

 どうして僕達は線路の通りに電車を動かしているのですか。

 電車に乗りたくありません。

 

 僕達は?僕はこの電車に一人。

 電車には僕ひとりしかいないのに?視界にはぼく視界ないのに。ぼくたちは誰の事言ってる?一人しかいないのに誰かを蓑にしてる 嗚呼隠れ蓑、蓑?僕は君じゃないボクは私じゃない。誰のことを言いますか?僕はぼくでボクのことしか知らないのに僕は誰かのことを話さなきゃ電車に乗れない。切符を切って?切符売り場で切符を切って切って、チョキチョキ……規則的な音がとても心地よいです。規則的な音が心地よくて、僕はとても、とてもとても電車が隙になりマした。

 

 電車は乗りました。

 

 赤い光が沢山見えた。魅笑た。閉じ込められたら止まるまではじまらなくて終わらなくて止まらない。無音無温無恩。

 

 次は駅です、お出口は右側。

 

 左側の扉が開くと、今から電車に乗れます。僕はそうやって電車に乗って、乗っていない。乗りたい降りたい?でんしゃなんかない 電車がとても好きです。

 

 電車に乗りました。

 

 お父さんとお母さんにごめんなさいしましょう。十二時に帰れそうにありません。ジョバンニがとても好きなとても好きです。降りる駅は何処にもありません。

 線路の上を走ります。、それはもうやめました。赦されない許されない誰に?閉じ込められているから誰もいない誰も来ない暗い怖い来ない震えて眠る。震えが止まった時、僕は初めて電車が嫌いになりました。線路は溶けて空を飛ぶ。

 

 

 電車に乗りました。片道切符。降りる駅はありません。

 心地よいです。音が無い。


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