ハイスクールD×D Dinosaur The Ranger(ダイナソー ザ レンジャー)   作:イマジナリ

2 / 7
はい!第2話です!

僅か1話ですが・・・お気に入りして下さった方ありがとうございます!

コメントが励みになりますのでお待ちしております。

では第2話をどうぞ!


第2話 今こそ竜装し覚醒せよ!辛辣な言葉の裏には・・・

 

前回のあらすじ

 

夜の廃工場を進むリアス達は!討伐依頼があったマスカレイドを見つける。しかしーーー?!マスカレイド突然怪獣に大変身!!絶体絶命のピンチを救ったのは!何と!恐竜の力を纏う1人の男・・・いや!リュウソウレッドであった〜〜〜〜〜〜!!

 

 

???

「此処は危険だ。仲間を連れて離れていろ。」

リアス

「は、はい!朱乃は祐斗を支えてあげて頂戴。小猫は私が!」

朱乃

「分かりました!さあ祐斗君立てますか?私に掴まって頂戴。」

木場

「ありがとうございます朱乃さん。」

小猫

「私達・・・助かったんですか・・・部長?」

リアス

「そうよ小猫。もう心配無いは・・・ありがとう小猫。こんなに傷だらけになってまで私を守ってくれて・・・後は彼に任せてゆっくり休んで頂戴。」

小猫

「はい・・・部、長。」

 

自分達を守る様にして怪獣の眼前に威風堂々と立ちはだかっているリュウソウレッドの大人の様なクールさの中に垣間見える優しさを感じさせる声音、その言葉を聞き動ける朱乃に木場のフォローを頼み自分は怪我をして動けずにいる小猫を抱き抱えて少し離れた物陰に移動するリアス。

彼女を守る為に怪獣に命を賭して立ち向かい怪我をしてしまった小猫に安心して休むように言うと彼女は瞳をゆっくりと閉じた。すると直ぐに規則的な息遣いが聞こえて来たのを確認にリアスも少し肩の荷を下ろす事が出来た。

 

リアス

「本当にありがとう小猫・・・朱乃。疲れているところ悪いけど小猫と祐斗の治療をお願い。」

木場

「僕の方は大事ないんで先に小猫ちゃんの方から治療をお願いします朱乃さん。」

朱乃

「分かりましたわ祐斗君。リアスは祐斗君をお願い、私は直ぐに小猫ちゃんを。」

 

横たえられた小猫の側で治療を開始する朱乃の側で、リアスと木場は怪獣になったマスカレイドや突然現れたリュウソウレッドと名のる謎の男について考えていた。

 

リアス

「何故マスカレイドは突然あんな怪獣になってしまったのかしら?怪獣に変化する前のあの力や強靭的な生命力は異常過ぎる上に、姿が変わってからは更に狂暴になった。数日前に戦った存在とは比べ物ならない程に・・・それに・・・リュウソウレッドと名のった彼は本当に何者なの?」

木場

「僕のスピードからの剣を簡単に受けてめ、ルークである小猫ちゃんの攻撃を受けてもダメージを受けないどころか怯みもしない、そして部長と朱乃さんの魔力・・・あれだけの魔力の奔流をまともに喰らっても尚生きている上に更に強くなった。もはや・・・はぐれ悪魔とも呼べなくなったマスカレイドを生身の蹴りで吹き飛ばした力、そして僕は見ました部長。あの人がリュウソウレッドになった瞬間にマスカレイドだった怪獣が完全に怯んでいました。」

リアス

「あれだけの怪獣を怯ませる存在・・・(若しかしたら此処最近の異常事態の場所に居たはずのはぐれ悪魔や異常になった者を倒して来たのは彼・・・未だ断定は出来無いけど可能性は十分にありえる。)分からない事が多過ぎるわね。彼には後で話を(ドン!)な、何!一体何が起きて・・・う、嘘!」

 

頭の中で思案を巡らせていた時に響いた凄まじ音にハッとしたリアスが先程まで自分達が居て現在リュウソウレッドと怪獣が戦っているで在ろう場所に目を向けると驚愕した。

彼女の目に飛び込んで来た光景は・・・先程までとは違い大型化した右肩にはエンブレムが刻まれ、手首には指先までを覆うよに装着された鋭い眼光をした恐竜の顔の様な物・・・ひと言で言えば正に鎧の様な物を纏いリュウソウケンを構えるリュウソウレッドと。

リアス達を切り裂こうと先程まで振り上げていた鋭利な爪は折られ、小猫を薙ぎ払った太く長かった尻尾は付け根からバッサリと切り落とされ、背中に生えていた棘や立派だった牙も所々折れてしまっていた。そして先程の音の正体はリュウソウレッドの一撃で怪獣が倒れた時の音で既に満身創痍なのか怪獣は立ち上がるそぶりが全く無い。

 

リアス達が離れ視線を逸らした僅かの間に何があったのか・・・時間は少し戻って、リアス達が物陰に隠れた時に戻る。

 

 

???

「(全員無事なようで安心した・・・さて。)覚悟しろマイナソー!俺の仲間の欠片・・・返してもらうぞ!ハアァァァーーー!!」

マイナソー

「グギュ?!ブッフェァァァ!!」

 

マスカレイドだった怪獣、否・・・マイナソーに向けてリュウソウケンを構え駆け出すリュウソウレッド。

素早いスピードで向かってくるリュウソウレッドにマイナソーはまるで怯え向かってくる事を拒む獣の様に叫ぶと大きな巨体を横に振りリュウソウレッドを弾き飛ばそうと大きな尻尾を鞭のようにしてスイングして来た。

 

???

「無駄だ!!フンッ!(ザシュ!)

マイナソー

「ギャァァァァァァア?!?!」

 

斜め上に振り上げるようにして眼光に迫ってくる尻尾を体を背後に逸らす様にスライディングして躱し下を通過したリュウソウレッドは、スライディングした体制から体を横回転させた勢いを剣に乗せそのまま振り抜いた。すると・・・マイナソーの尻尾が根元から切断され宙を舞った。

目にも留まらぬ神速の剣技によって尻尾を斬られたマイナソーは、痛みからか甲高い叫び声を上げ緑色の様な体液を斬られた場所から垂らし悶えていた。

 

???

「一気に攻める!ツヨソウル!!」

 

リュウソウレッドが”ツヨソウル”と叫びながらバックルの右側にあるホルスターにセットされているブランクソウルを引き抜き一瞬光った瞬間ブランクソウルが鋭い眼光をしたツヨソウリュウの力を宿したツヨソウルのソウルモードに変化した。

ツヨソウルを構え変身用のレッドリュウソウルをセットした様にスナップさせナイトモードにするとチェンジャーでは無く、リュウソウケンの柄の部分に当たるレバーを下げ恐竜の口を開くと中にあるソウルスロットにセットしレバーを戻した。

 

『ツヨソウル〜〜〜!!』

 

リュウソウケンがツヨソウルの力を宿し柄の恐竜の目が紅い光を放つ。続け様にレバーを2回動かすとリュウソウケンから変身時に流れたのとは違うメロディが鳴り響き、再びレバーを動かすとツヨソウルの力が徐々に覚醒して行く!

 

『リュウ!ソウ!そう!そう!この感じ!!ツヨソウ〜!!』

 

その声が響いた瞬間!ツヨソウリュウの力を具現化したリュウソウアーマーが装着された。竜の力を覚醒させ更なる力を身に纏う事、其れこそが・・・竜装である!!

ツヨソウリュウの力を纏ったリュウソウレッドは全身から白い煙を吹き出しながら姿勢を低くしマイナソーの頭上に飛び上がると、飛び掛かりながら剣を振るい荒々しい攻撃を繰り出して行く。

激しく凄まじい攻めに耐え切れず棘や牙を失って行きマイナソーが姿勢を崩した瞬間を見逃さず竜装時と同じくレバー2回を動かし、リュウソウケンを正面に構えるリュウソウレッド。

 

『それ!それ!それ!それ!その調子!!』

 

???

「返せ!其れは俺の・・・俺の仲間だぁぁぁ!!」

 

『剣ボーン!!オラオラー!!』

 

三度リュウソウケンから別のメロディが鳴り響きレバーアクションをする度にツヨソウリュウの力が刃に集まりどんどん力を増して行き剣に集まる力が最高潮に達した瞬間、一気に懐に飛び込みながら浴びせ切りからの滅多斬りを喰らわせ最後に下から蹴り上げる様なドロップキックをマイナソーの腹に叩き込んだ。

宙を舞ったマイナソーが重力に引かれ巨体を地面に叩きつけられた音こそがリアスに耳に入った音の正体である。

 

時は再びリアスが音を聞きつけて戦いを目撃した時間に戻る・・・

 

 

リアス

「あの怪獣を・・・たった1人で此処まで追い詰めるなんて!」

マイナソー

「ゴ、ゴ、ゴ、ギェ〜〜〜・・・」

???

「此れでトドメだ!!」

 

リュウソウレッドはリュウソウケンから引き抜いたツヨソウルをホルスターに戻すと今度はバックルの中央にあるヒビが入った卵の形状をしたホルスターから新たしいレッドリュウソウを取り出し、スナップさせナイトモードにしてリュウソウケンにセットしレバーアクションをすると再び必殺技のメロディが鳴り響く。

 

『レッド!! それ!それ!それ!それ!その調子!!』

 

???

「ハアァァァ!ディーノスラッシューーー!!」

 

『剣ボーン!!』

 

リュウソウケンを振り抜いた瞬間に剣からティラノサウルスの顔を模した斬撃が硬い地面を抉りながらマイナソーに喰らい付き体を一刀両断し爆発した。

そして爆風に乗って飛んで来た小さな琥珀色をした玉をキャッチしたリュウソウレッドの顔はフェイスでリアス達には見えていないが少し笑っていた・・・仲間取り戻せた喜びに。

 

???

「此れはおそらく彼奴の(あ、あの!)ん?」

リアス

「さっきは本当に助かりました。貴方がいなかったら私達きっと死んでいました・・・本当にありがとうございました!申し遅れました・・・私の名前はリアス・グレモリーです。」

 

助けてくれたお礼と恩人に名前を明かしていない失礼と思い軽い自己紹介をして頭を下げるリアス。

 

???

「無事で安心した。1人怪我がひどい子がいたと思うが大丈夫か?」

朱乃

「治療しましたので命に別状はありません・・・私からもお礼を申し上げます。私は姫島 朱乃と申します。休んでいる子は塔城 小猫でこっちが・・・」

木場

「木場 祐斗です。僕達を助けて下さり感謝致します。」

???

「気にしなくて良い。マイナソーを倒す事は俺の使命だからな。」

リアス

「マイナソー?」

???

「口が滑った・・・さっきの事は忘れろ良いな。」

リアス

「ちょっと待って下さい!そのマイナソーについて詳しく教え(バキュン!)キャ!」

 

リアスに続いて朱乃が自分と動けない小猫の紹介とお礼を言い木場も其れに続いた。

リュウソウレッドは全く気にするそぶりを見せずにこの場を去ろうとしたが、うっかりマイナソーの事を口にしてしまった。

その事で聞きたい事があったリアスがマイナソーについてリュウソウレッドに尋ねようとした時・・・1発の銃声が響きリアスの踏み出そうとした先の地面に当たり弾痕を残した。

 

朱乃

「リアス!」

リアス

「何をするんですか!私は唯さっきのマイナソーと言う怪獣の事が聞きたいだけで!」

???

「悪い事は言わない・・・マイナソーの事も、今日起きた出来事も、そして俺に会った事も・・・忘れろ!全て!」

リアス

「忘れろって・・・何故ですか!私達はこの街で何か起きているのか調べる為(そんなに死にたいか!)えっ・・・死ぬ・・・」

???

「お前達が踏み入ろうとしているのは常に死と隣合わせの世界に陥入る事だ!関われば確実に死ぬ!!だから忘れろと言ったんだ・・・いいか!二度とこの事に関わるな!そして俺の事は必ず忘れろ!」

 

リュウソウレッドから変身を解除しながら素顔を隠した男は、厳しい口調と突き放すような言葉をリアスに浴びせると彼女に向けていた恐竜の頭部の形をした銃・・・ガブリボルバーの後部レバーを動かし銃口部のカバーを開くとローブの下から電池の様な物・・・獣電池を取り出した。

 

???

「ブレイブイン!」

 

獣電池の小窓が光ると同時に中に恐竜の絵柄が浮かび上がった状態の物をガブリボルバーの2つあるスロットバレルの下に入れ、カバーを閉じシリンダーを回転させ引き金を引いた。

 

『ガブリンチョ!ディノチェイサー!バモラ!!』

 

引き金を引いた場所から恐竜ディノニクスが進化した獣電竜コンビのディノスとチェイスが現れ男がガブリボルバーから取り出した獣電池を投げると、互いに獣電池に噛み付き合ってバイク形態のディノスチェイサーになった。

 

???

「1つしかない命を・・・大切にしろ。」

リアス

「えっ・・・あっ!待って!」

 

男が呟いた言葉でリアスが顔を上げ”待って”と、呼びかけたが男は何も言わずディノスチェイサーに跨がり走り去ってしまった。

 

朱乃

「リアス・・・大丈夫?」

木場

「彼の言う事も理解出来ますが・・・何も彼処まで」

リアス

「違うわ・・・最後に言った言葉・・・あの人はきっと私達を危険な事に巻き込みたくないから敢えてあんな言葉遣いをしたと思うわ。さっきの彼の声は何処か・・・悲しかった。」

 

リアス達が立ち去った男の話をしていると・・・

 

小猫

「部長。」

リアス

「小猫!無理をしては駄目よ!治療したと言っても未だ動ける状態(私・・・見たんです。)見た。一体何を?」

小猫

「あの人のローブの下の服・・・一瞬でしたけど駒王学園の制服が見えました。」

リアス

「其れは本当になの小猫!」

小猫

「はい。何年の制服かは見えませんでしたが学園の制服なのはハッキリ見ました。」

リアス

「彼が・・・リュウソウレッドが私達の学園に・・・」

 

工場内のリアス達に残されたのは一抹の不安と新たな疑問だけだった・・・

 

 

工場での戦いから数時間後・・・駒王町を一望できる小高い住宅地にある一軒の大きな家の前に止めたディノチェイサーから降りるローブの下に駒王学園2年生の制服を着た1人の少年。

 

???

「ディノス、チェイス、ありがとう。ゆっくり休んでくれ。」

 

男の言葉に喜び頷きながら消えていく2匹を見送り玄関を開け中に入ると・・・

 

???

「お帰りなさいませ凱御坊ちゃま!」

???

「今日はどの秘石が見つかった〜〜〜?」

「御坊ちゃまは止めてくれトットパット。今日倒したマイナソーからフタバインの秘石を取り戻せたよブックバック。此れでガーディアンズの秘石も大分集まった。」

 

背中から小さいコウモリの羽を生やし早口で片眼鏡が特徴的なコウモリ男はトットパット。

 

小太りで口調が少しマイペースな感じが見える小鬼はトットパットの相棒のブックバック。

 

そしてトットパットに御坊ちゃまと呼ばれ先程までリアス達の前でリュウソウレッドに変身して戦っていたのが・・・この家に住み駒王学園に2年生として通っている桐竜 凱である。

 

トットパット

「流石は御坊ちゃま!私も情報集めに飛び回った甲斐があったと言うものです!」

ブックバック

「いっや〜!おでの方がトットパットより沢山頑張ったんだもんね〜〜〜!」

トットパット

「何ですとー!!」

ブックバック

「何だよ〜〜!!」

 

2人がどっちが働いたかを喧嘩していると銀髪のメイド服を着た女性が玄関に現れ持っていたフライパンで2人の頭を叩いた。

 

(バッコン!!)

 

???

「お辞めなさい2人とも!!喧嘩するようでした2人の夕食は抜きです!」

トットパット

「其れだけはご勘弁を!」

ブックバック

「ご、ごめんなさい〜〜〜。」

グレイフィア

「仕方ありませんね・・・お帰りなさいませ凱様♡夕食の準備は出来ておりますが汗をかかれたと思うので入浴から先になさいますか?そ、其れとも・・・わ、私になさい・・・」

 

彼女・・・グレイフィア・ルキグフスは凱に助けられこの家でメイドとして暮らしており、好意を抱いている凱に普段からアピールをしているのだが・・・

 

「ただいま。グレイフィアも様付けはよしてくれ。汗をかいてるから先に風呂に入って汗を流して来る」

グレイフィア

「・・・・・」

トットパット

「今日もまたスルーされましたね。」

ブックバック

「グレイフィア残念〜〜〜。」

グレイフィア

「キッ!!」

 

(バッコンーーーー!!!)

 

彼女の好意は今日も凱には届かずスルーされてしまうのであった。

 

大浴場サイズの湯船の真ん中に浸かりながら口元まで顔を沈ませている凱。

 

「ふぅ〜〜〜!さっぱりした・・・どうするべきか。」

???

「いったい何を悩んでるにゃ〜凱♡」

「ワッ?!黒歌!いつ風呂に入って来た!」

黒歌

「凱が頭を洗ってる隙に仙術で気配を消してお邪魔したのよ♪」

 

頭に猫耳を生やし凱に背後から抱き着いたのは猫又の妖怪である黒歌。彼女も凱にある時に助けられて以来好意を抱いているがグレイフィアと違って彼女の場合は・・・

 

黒歌

「ほらほら〜どう〜♪興奮した♡興奮したなら今すぐ私を襲っ・・・痛い痛い!!止めるニャ凱〜〜〜!頬を引っ張ったら痛いニャ〜〜〜〜〜〜!!」

「何度言ったら分かる黒歌!風呂に侵入するなと何時も言ってるだろ!!罰として今日は俺の膝の上に乗るのは禁止だ!」

黒歌

「そんな?!酷いニャ〜〜〜!凱〜〜〜謝るから其れだけは!其れだけは勘弁ニャ〜〜〜〜〜〜!!」

 

風呂から出るまで黒歌の謝罪は続いたのだった。

 

「まったく!今日は許すが今度やったら本当に禁止するからな。」

黒歌

「ごめんニャさい・・・あっ!忘れるところだった・・・お帰り凱♪」

「ああ。ただいま黒歌。」

 

着崩した着物に着え笑顔を向ける黒歌に私服に着替えた凱も”ただいま“の言葉と共に笑顔を返しながらリビングに入ると・・・

 

???

「お帰り〜私の可愛い凱♡マイナソーも無事に倒せたようで安心したよ。」

???

「あら!お帰り凱。今日の夕食はダーリンの大好物のお肉よ!」

???

「無事に戻ったな凱。早く夕食にしよう!拙者は腹ペコだ!」

「ただいまバンドーラ婆ちゃん。今日もラミイ姉さんの夕食は美味しいそうだ。てっ!グリフォーザー兄さん!涎垂れてる!」

 

嬉しそうに凱を抱き締め頬擦りしているのは、嘗て恐竜と共に繁栄していたダル族の女王であり凱の祖母に当たる魔女バンドーラ。

 

夕食を並べ旦那とラブラブオーラを出しているのは、バンドーラの元で女戦士として戦い現在はグリフォーザーの妻であり。凱の姉の様な存在でもあるラミイ。

 

ラミイとラブラブしながらも大好物を前に涎を垂らして独特の口調で話しているのは、ラミイと同じバンドーラの元でグリフォンの血を引く戦士として戦い。凱には戦士としても兄の様にも慕われているグリフォーザー。

 

凱の家族である3人が夕食のテーブルを囲み凱の帰りを待っていたのだ。

 

バンドーラ

「さあ〜凱も帰って来たことだし夕食にしようかね♪ほら!トットパット!ブックバック!早くお座り!グレイフィアも片付けは後で良いよ。」

トットパット・ブックバック

「「はい!バンドーラ様!」」

グレイフィア

「分かりましたバンドーラ様。直ぐに行きます。」

黒歌

「ほらほら〜♪凱も早く座るにゃ。」

「分かったから♪あんまり急かすなよ黒歌。」

 

家族団欒の食事。暖かく幸せで穏やかな時間になる・・・筈だった。

 

グレイフィア

「ちょっと良いかしら黒歌・・・何を当たり前の様に凱様の横に座っているのかしら!」

黒歌

「そんなの早い者勝ちにゃ♪凱の隣は今日は私が座るにゃ♪」

「喧嘩はやめろ2人共!黒歌は昨日隣だったろ。今日はグレイフィアが隣に座る番だ。」

 

凱は食事の時はバンドーラの隣に座るので必然的に凱の隣に座れるのは1人になり、其れを巡って時たまグレイフィアと黒歌の間で火花が散るが・・・

 

黒歌

「そ!そんにゃ〜〜〜〜!!(ガクッ)」

グレイフィア

「・・・やりました♪」

 

凱の問答無用の一言で今日は決着が付いた。

 

その後は全員が夕食を終え各々の時間を過ごす中・・・凱は自宅の地下室に向かっていた。

 

「俺だが入って良いか?」

???

「凱かい?おかえり。ちょうど休憩しようと思ってた所だ。入っておくれ。」

「ただいまプリプリカン。今日取り替えした秘石を持って来た。」

 

地下室にいたのは粘土細工が得意で凱が戦う為の装備の修理や滅んでしまった恐竜や恐竜戦士達の力を研究しており、バンドーラによく作品作りを邪魔せれて何時もプリプリしているレプラカーンのプリプリカンである。

 

プリプリカン

「ほう〜どれ今日の秘石はどの獣電竜の欠片だろうね?」

「俺が見た限りではフタバインの秘石だと思うんだが?」

プリプリカン

「う〜〜〜ん?ふ〜〜〜ん?おっ?おぉぉぉ!凱の見立て通りじゃなぁ〜!此れは間違いなくフタバインの秘石に間違い無い!」

「やっぱりか!良し!ガーディアンズの欠片も少しずつ集まって来た。この調子で集まって行けば良いんだが・・・」

 

フタバインの秘石をプリプリカンから受け取る凱。其れを見ていたプリプリカンは・・・

 

プリプリカン

「少し無理をしとらんか凱?いくらお前が強いとは言っても何れ・・・」

「心配しなくても大丈夫さプリプリカン。何も問題無い・・・(戦うのは俺1人で十分だ!)・・・さて!明日からまた学校だから今日は早めに休むよ。プリプリカンも偶には早めに寝ないと駄目だぞ!お休み。」

 

そう言って部屋に戻る凱の背中を見つめるプリプリカン。

 

プリプリカン

「凱は・・・あの子は確かに強い・・・じゃが。ワシの孫の様なお前さんが無理しているのを唯見ている事しか出来ないとは・・・年寄りながら悔しいのお〜。」

 

 

その目に映る凱の後ろ姿は・・・工場内でリアスが口にした言葉の様に・・・悲しみがのしかかっている様に見えた。

 

 




はい!第2話は如何でしたでしょうか?

あらすじの部分はキョウリュウジャーのDr.ウルシェードの予告での口調をイメージして書きました。

凱の家族にはジュウレンジャーのバンドーラ達を選びました。

悪役なんですがアットホームな雰囲気に息子を大切にしているバンドーラは憎めない存在が私の中であるので作中は味方として出しました。

今回は簡単に主役である凱の紹介を致します。

・桐竜 凱(きりゅう がい)

駒王学園に通う高校二年生。剣や銃を扱う卓越した技にグリフォーザー達との修業で鍛え上げられた肉体、更には優しく思い遣りがある中でも心には熱い情熱と正義を燃やすリーダーシップを持った一面もある。
リュウソウレッド以外の戦士の力も身に付けているが、その姿を見せるのは・・・まだ先である。

はい。今回の凱の紹介は以上です。此れから徐々に明かされて行きますのでお楽しみに。

では、また第3話ですお会いしましょう!

キャラのセリフの読み易さの調査

  • 1、現状のまま。
  • 2、短いセリフでもキャラ毎に分ける。
  • 3、多少なら他の台詞が混ざっても大丈夫。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。