ハイスクールD×D Dinosaur The Ranger(ダイナソー ザ レンジャー)   作:イマジナリ

3 / 7
はい!第3話になります。

毎回長いですが第3話を最後まで読んで頂ければ幸いです。

タグにキョウリュウジャーブレイブを追加しましたので宜しくお願い致します。

次回のリュウソウジャーで栄光の騎士であるリュウソウゴールドが登場しますね♪今から楽しみです。

では第3話をどうぞ!


第3話 ガブリンチョ!今こそ勇者の姿にキョウリュウチェンジ!!

前回のあらすじ

 

リュウソウレッドの正体は何と!リアス達が通う駒王学園の2年生桐竜 凱だった!

だが凱はマイナソーについて尋ねたリアスにきっびしい〜〜〜言葉だけを残しその場から立ち去ってしまった!

家族と共にいる時とリアス達の前での凱の違いにはどんな意味があるのか〜〜〜!

 

 

フタバインの秘石を取り込んでいたマイナソーを倒した翌日。

 

玄関先には駒王学園の制服に袖を通した凱と彼の鞄等を持ったグレイフィアがいた。

 

「トットパット達が何か情報を掴んだら連絡を頼むグレイフィア。」

グレイフィア

「畏まりました凱様。此方は本日のお弁当です。お飲み物は何時ものブラックコーヒーを入れております。」

「ありがとう。グレイフィアも家事で忙しい中で毎朝早くから俺の為に本当にすまないな。」

グレイフィア

「お気にならないで下さい。私のお弁当で凱様の喜ばれるお顔を見れて私は幸せです♡」

 

顔を赤くし恥じらうグレイフィアのお手製弁当を通学用の鞄に入れヘルメットを被った凱は、車庫からガイアトロンコンバーターで駆動するバイク型のマシン・・・ザウラーマシーン。其れの真紅のカラーリングが施された・・・ロードザウラー1に跨るとエンジンを入れ駒王学園に向かおうとした時。

 

黒歌

「待つにゃ凱!朝の行ってらっしゃいのキスがまだにゃ♡」

「また其れか。朝から巫山戯てないで今日はグレイフィアとの訓練をサボるなよ。サボったら・・・分かってるな!」

黒歌

「わ、分かったにゃ!今日はサボらないから!」

「それで良い。なら2人とも行って来る!」

 

玄関から飛び出して来た黒歌にサボらない様に釘を刺し彼女の頭を撫でた凱はエンジンを吹かせると朝の清々しい風を切りながら学園に向かってバイクを走らせた。

其れを笑顔で送り出すグレイフィアと項垂れてショックを受けながらも見送る黒歌。

 

黒歌

「駄目だったにゃ・・・何がいけないのにゃ!」

グレイフィア

「抜け駆けをしたバチが当たったのよ黒歌♪其れよりも凱様の言いつけ通り訓練をサボるのは許しませんよ。」

黒歌

「凱と約束したから今日はサボら無いにゃ・・・けど、さっき”バチが当たった“って言ったにゃグレイフィア!其方は凱にアピールしているのを全く気付かれて無いくせに!」

グレイフィア

「余計なお世話です!何れ凱様は私の想いに応えて下さる筈です♡其れよりも貴女は女じゃ無くペットとして見られていると思いますが!」

 

グレイフィアと黒歌。凱の前では多少喧嘩する程度だが・・・想い人である彼がいない時には彼を巡って喧嘩をする犬猿の仲である。

 

 

住宅街を抜け町の中央通りを走り学園の通学路の道に差し掛かると凱と同じ様に制服を着込んだ多くの生徒が通学している。

中には欠伸をし未だ眠そうにしている生徒もいれば気心知れた学友と和気藹々と談笑しながら歩いている生徒など様々であるが、その誰もがバイクに跨がり横を走り抜けて行く凱に目が行ってしまっている。

校門をくぐり学園指定の駐輪場にバイクを止め教室に向け歩き出す凱だが・・・凄い数の視線が彼に突き刺さっている。

 

女子生徒

「あっ!2年生の桐竜先輩だ♪今日もカッコいい♪」

男子生徒

「今日も颯爽とバイクで登校!イカしてるぜ!!」

女子生徒

「凱君こっち向いて♪ハッ!手を振ってくれた・・・朝から幸せ♡」

男子生徒

「クールな上にイケメン・・・羨ましい!俺も女子にあんな風に声を掛けられたい!」

 

バイク通学しているのが凱1人しかいないと言うのも注目を集めている要因であるが、同じ2年生の木場が爽やかで優しく接しやすいイケメンなのに対して凱は寡黙で落ち着いた男

だが決して口下手で人付き合いが悪い訳では無い。困っている人がいれば何も言わずに当たり前の様に助けお礼の言葉には”気にしなくて良い"と優しい一言と笑顔を返し、悩みを相談する人がいれば口は出さず黙ってその人の話を聞き溜まってしまっている辛さや鬱憤を受け止め助言をしたりなど。

学生とは思えない成熟した雰囲気と懐の深さ、更には多くを語らない紳士の様な性格から”学園のハードボイルド”と呼ばれている。

 

「朝から賑やかだな学園は。さて最初の授業は確か「あ、あの!桐竜君!少し宜しいですか?」ん?君は確か隣のクラスの。」

女子生徒

「は、はい!そうです。あ、あの・・・桐竜君!私と・・・私とお付き合いして下さい!」

男子生徒

「おお!今日も朝から出たぞ!桐竜に告白する女子が!」

 

男子人気No.1の木場と並び尚且つ大人の魅力がある凱は女子から告白される男子生徒No.1でありほぼ毎日の様に朝から昼まで更には定番の放課後に呼び出しての告白なども受けた事がある。

 

「ありがとう。俺の様な無愛想な男に好意を持ってくれて・・・だかすまない。俺は君の気持ちに応える事が出来ない。」

 

既に・・・凱の答えは決まっている。

 

女子生徒

「な、何故ですか?もしかして他に好きな人や既にお付き合いしている人がいるんですか?」

「そう言う関係の人はいない。だが俺には・・・俺には大切な約束があるんだ。その約束の為にも・・・君の気持ちに応える事が出来ないんだ。本当にすまない。」

女子生徒

「あ、謝らないで下さい!私の気持ちを伝えられただけで嬉しかったです。約束が叶う様に応援してますから頑張って下さい♪」

 

そう言うと女子生徒は凱に頭を下げて近くにいた学友の所に戻って行った。

 

桐生

「お〜今日も朝から告白されてるわね〜凱♪しっかし此れで何人目かしらあんたに告白して断られた女子は?」

「今の子で30人目だ。毎回申し訳ない気持ちになる・・・。」

桐生

「あんたが告白した子の気持ちを無下にせず優しく傷付けない様に断っているのは、さっきの子にも見ていた周りの私達にも伝わってるわよ。だからあんまり落ち込むんじゃ無いわよ(バシッ!)」

 

そう言って少し肩を落としている凱の背中に励ましの意味を込めた平手打ちをお見舞いする学園入学時からの友人である藍華と、其れを受け表情に少し痛みを浮かべながらも何時もの顔に戻る凱。

 

「ありがとう藍華。そう言ってもらえて気分が少し楽になった。」

桐生

「今度カラオケにでも付き合ってくれたらチャラにしてあげる。」

「分かったカラオケだな。その時は俺が奢る。」

桐生

「おっ!ラッキー♪忘れないでよ♪」

 

笑顔を浮かべ隣を歩く藍華と共に教室に向かう凱・・・今日も長い1日が始まる。

 

 

時間はあっという間に過ぎ現在は4時間目の授業が終了した後。

クラスメイト達は午前中の授業を終え待ちに待った昼休みの時間になり購買に昼食を買いに行く者もいれば、持参したお弁当を仲の良い友人と机を寄せ合って囲んでいる者など様々である。そんな中・・・凱の元には。

 

松田

「コッラァ凱!貴様また女子に告白されたそうだな!此れで何人目だ!俺達は告白されるどころか相手にもされないのに・・・しかも!」

元浜

「隣のクラスでNo.1に可愛い彼女に告白されただけでも恨めしい上に!あまつさえ彼女の告白を断ったとはどう言う事か説明して貰おうか!」

片瀬

「五月蝿いわよ変態2人組!桐竜君の申し訳ないと思う気持ちも理解して無いくせに馬鹿な事言ってんじゃ無いわよ!」

村山

「其れに桐竜君とあんた達を一緒にするんじゃ無いわよ!其れに頭の中は如何わしい事で一杯のあんた達と桐竜君とでは雲泥の差があるのよ!」

 

藍華と同じく入学時からのクラスメイトで更衣室などを覗いている為に”変態2人組”と呼ばれている松田と元浜が今朝の告白について問いただす横で、凱の告白を断っている理由を知っているクラスメイトであり良く覗きの被害に遭い毎回変態2人組を追い掛けている片瀬と村山の合計4人が凱の机を囲む様に集合し何時もの押し問答に発展していた。

 

藍華

「はぁ〜全く。凱!さっき先生が職員室に来る様にって!早く行かないと怒られるわよ。(片瀬と村山。其れに変態2人組は私が相手するから・・・あんたは別の場所でゆっくり昼休みを謳歌しなさいよ♪其れにあんたのお弁当を見たら変態共が発狂する。)」

「分かった直ぐに行く。(すまないな藍華。なら御言葉に甘えてゆっくりさせて貰う。)」

 

機転を効かせてくれた桐生に耳打ちで礼を言うと問答している4人をの横を気取られない様にすり抜けるとご飯に♡が描かれているグレイフィアのお弁当を持って教室を出た。

購買や学食は人が多い時間帯なので日当たりの良い中庭でお弁当を食べようと思い歩を進め階段に差し掛かった時。

 

リアス

「ハッ!あっ!!」

「危ない!」

 

上の踊り場で足を捻ったリアスが髪を揺らしながら階段から落ちそうになったのを抱き抱える様に受け止めた凱。

 

「咄嗟に抱き止めて仕舞ってすいませんでしたグレモリー先輩。大丈夫ですか?」

リアス

「ええ。ありがとう。貴方は・・・確か?」

「2年生の桐生 凱です。グレモリー先輩が怪我をしない様に受け止めましたが何処か怪我はしていませんか?

リアス

「ありがとう大丈夫よ。私は用があるから失礼す、痛っ!」

「見せて下さい・・・腫れが酷い。足を捻っているから直ぐ治療のために保健室に連れて行きますの失礼します。」

リアス

「えっ?ちょっと一体何を?キャ!」

 

腫れた部分を冷やすために急いで保健室に向かう為にリアスをお姫様抱っこして階段を駆け下りる凱と、突然お姫様抱っこされた事に驚いたリアスも凱がしっかり掴んでいるとは言え振り落とされない様に彼の首に腕を回しその身を預けるのであった。

 

「此れで大丈夫です。腫れが引くまでは氷は患部から離さず、捻った足には体重をかけないで下さい。」

リアス

「手当までしてくれてありがとう桐生君。貴方があの場に居てくれて助かったわ・・・正直、痛みが酷くて。」

「気にしないで下さい。慣れていますし俺がグレモリー先輩を勝手に助けただけですから。」

 

誰も居ない保健室の中・・・保険医の先生の机の横にある椅子で捻った患部に氷は当て包帯を巻いて貰った箇所を撫でるリアスと、治療の為に上着を脱ぎ氷を出した製氷機を備え付けの冷蔵庫に戻し手を洗う凱。

 

リアス

「・・・・・ん?此れは・・・綺麗。」

 

凱の背中を見つめていたリアスは彼の脱いだ上着の上に置かれていた琥珀色のペンダントが気になってしまい手に取って見ようと手を伸ばすが・・・

 

「其れに触らないで下さい!!其れは・・・父の形見・・・ですので。」

リアス

「ご、ごめんなさい!お父さんの形見とは知らずに・・・」

 

声を荒げた凱の言葉に伸ばした手を急いで戻すリアス。

片付けを終えた凱がペンダントを掛け直し上着を羽織ると昼休み終了5分前のチャイムが鳴り、保健室の外に見える中庭から複数の生徒が教室に戻っているのが目に入ったので凱も教室に戻ろうとする。

 

リアス

「桐竜君!本当にごめんなさい。貴方の大切な物に勝手に触れようとしてしまって・・・」

「後少ししたら保険医の先生が戻って来る筈ですので・・・俺は失礼します・・・どうかお大事に。」

リアス

「あっ・・・本当に悪い事をしてしまったわ・・・」

 

保健室に1人残ったリアスは立ち去る凱に薄暗い室内のような罪悪感を抱いてしまった。

 

 

午後の授業を終えた凱は今現在・・・

 

「はあぁぁぁ〜〜〜!めえぇぇぇーーーん!!」

審判

「面有り!」

「ありがとうございました!」

女子生徒達

「「「キャーーー♪桐竜君カッコいい!」」」

 

学園内にある剣道場で剣道部員達と共に鍛錬で汗を流していた。

凱は家の都合と称して帰宅部だが小・中学校では剣道の全国大会に出場し優勝する程の腕前を持つ実力者である為、時々男女両方の剣道部に顔を出し友好を深めながら部員達の稽古の為に毎回打ち合いに参加している。

 

片瀬

「今日も来てくれてありがとう桐竜君♪」

村山

「桐竜君が来てから部活に張りが出てきたよ!」

「お礼を言うのは俺の方さ。最近まともに剣道をやってないから此処での稽古は毎回が楽しいよ。さて・・・俺はそろそろ帰るよ。また明日。片瀬。村山。」

 

帰り支度をして剣道部の中で1番気心知れている片瀬と村山に挨拶をして剣道場を出る凱。

夕日は既に沈み星が光り始めている夜空を背景に駐輪場に到着した時リュウソウチェンジャーから通信音が鳴った。

 

グレイフィア

『凱様。情報収集に出ていたトットパットがマイナソーになる可能性があるはぐれ悪魔を発見したと連絡がありました。如何いたしますか?』

「場所とはぐれ悪魔の情報を教えてくれグレイフィア。俺が直ぐに向かう!」

グレイフィア

『分かりました。念の為に私と黒歌も向かいしましょうか?』

「いや問題無い。何かあれば此方から連絡するから待機していてくれ。」

グレイフィア

『分かりました。お気をつけ下さい凱様。』

 

凱は通信を切ると急いでロードザウラー1のエンジンを全開にしグレイフィアから教えられた場所に向け走り出した。

バイクを走らせること数分後。到着したのは・・・窓ガラスは割れ、真っ白だった外壁には年数を経た汚れやツタが生い茂り、特徴的である色鮮やかなステンドグラスは所々くすんでしまっている町外れにある教会だった。

 

「此処か・・・ん?既に誰かが入って行った跡があるな。まさか!」

 

いやな予感がした凱が急いで2階の窓から入り1階の様子を伺うと其処には情報にあったはぐれ悪魔のバイザーと戦っているリアス達の姿だった。

 

「やはりグレモリー先輩達だったか。あの怪我で無茶だ・・・だが、闇雲に出て昨日の様な事になれば面倒だ。あのはぐれ悪魔は今の所は変化は見られない・・・暫く様子を見るべきか?」

 

マイナソーになる気配を見せないため暫し様子を見るべきかと凱が悩んでいると・・・

 

バイザー

「ああん♪力が溢れてくる〜〜〜♡止まらない!止まらない!力が・・・力が♪体から溢れて止まらないわ〜〜〜〜♡アッハハハ!アッハハハ!!」

木場

「くっ!闇雲な攻撃なのに近付くことが出来ない!」

小猫

「どうしますか部長?」

朱乃

「普通のはぐれ悪魔より強い・・・まさか部長。このバイザーも昨日の彼が言ってたマイナソーに!」

リアス

「例えそうだとしても・・・いえ、マイナソーになっているならこのまま見過ごす事は出来ないわ!彼が来ない以上は尚更私達で倒すしか無・・・3人共!避けなさ、痛っ!」

 

リアスがバイザーに背中を見せている3人に攻撃が来る事を咄嗟に伝え回避しようと足に力を入れるが、朱乃の魔力治癒で痛みを誤魔化していても捻った怪我が完全に治った訳でない為に3人が攻撃を回避する中リアスだけ倒れ込んでしまった。

 

木場・小猫

「「部長!!」」

朱乃

「リアス!!」

バイザー

「アッハハハ!溶けてしまえ〜〜〜!!キッヒヒヒ!」

「ハアァァァッ!!カタソウル!」

 

壁などあらゆる物を溶かしてしまうバイザーから発射される魔力を帯びた攻撃がリアス目掛けて放たれた瞬間、凱はリアスを抱き締める様に自分ごとローブで覆い隠すとナイトモード状態のカタソウルをリュウソウケンにセットした。

 

『カタソウル!ガッチーン!』

 

騎士竜カタソウリュウの力が解放されローブが鋼鉄を上回る超硬度を持ちバイザーの攻撃を防ぐ中、凱に抱き抱えられているリアスは先程までの戦いよりも目の前に男の首筋にある別の物に驚愕していた。

 

リアス

「(何故!リュウソウレッドが此れを!まさか彼の正体は!)」

 

リュウソウレッドの正体を知らないリアスの目に飛び込んで来たもの・・・其れは忘れもしない。何故なら其れを見たのは今日の昼休みの保健室・・・自分を助けてくれた存在である凱が父親の形見だと言っていたペンダントだったのだから。

 

「この力・・・間違いない!完全にマイナソーになっている!死にたくないのなら下がれお前達は!」

リアス

「待って!貴方は!貴方はもしかして!」

バイザー

「あら〜いい男の匂い♡貴方も私が・・・溶かしてあげるわ♡アッハハハ!!」

「下がれと言っている!!早くこの女を連れて下がれ戦いの邪魔だ!」

 

慌ててリアスに駆け寄る3人。

 

朱乃

「リアス早く!私達ではマイナソーには歯が立たないわ!」

木場

「ここに居ても彼が言う通り邪魔になるだけです部長!」

小猫

「其れに足の怪我も未だ完治していないのに無茶は駄目です!」

リアス

「離して朱乃!祐斗も小猫も!彼は・・・彼は!!」

 

朱乃がその場を動かず話し掛ようとしているリアスを強引に連れ物陰に姿を隠したのを確認した凱は太もものホルスターから昨日リアス達に威嚇射撃した時に使用したガブリボルバーと、ディノチェイサーとは違う赤がトレードカラーの1とナンバリングされた獣電池・・・獣電竜ガブティラの獣電池に絶望を乗り越え覆す人間の力・・・魂を込める言葉を叫ぶ!

 

「ブレイブイン!!」

 

その瞬間に獣電池に魂・・・ブレイブが込められ獣電竜の力が輝きを放つ。

 

『ガブリンチョ!ガブティ〜ラ!!』

 

獣電池をセットしたガブリボルバーを顔の横に構えると・・・強き竜の者になる為の掛け声と共にシリンダーを勢いよく回転させた。

 

「キョウリュウチェンジ!」

 

するとガブリボルバーからサンバの軽快でリズニカルなメロディーが鳴り響き其れに合わせて凱がステップを踏みながら踊り最後に一回転し頭上に掲げたガブリボルバーの引き金を力強く引いた瞬間!

 

「ファイヤー!!」

 

ティラノサウルス種であるガブティラの赤いキョウリュウスピリットが凱の周囲を周りながら背後から噛み付いた。

すると黄色い胸部分にパートナー獣電竜のエンブレムが浮かび上がり、肩パットと合わせたシンボルマークが刻まれたキョウリュウスピリットのスーツを身に纏った。

最後にパートナー獣電竜の頭部を模したマスクを装着した凱は勇ましく名乗りを上げる!

 

朱乃

「この間と姿が違う!」

「聞いて驚け!牙の勇者!!キョウリュウレッド!」

 

勇者としての名乗りを上げた凱は続け様に右手を地面に打ち付けながら人差し指を立てるように頭上突き上げた後、親指を突き立てる様に胸元に持って行き更に叫ぶ!!

 

竜の道を行き!竜の道を進む!ブレイブな戦隊の名を!

 

「史上最強のブレイブ!獣電戦隊・・・キョウリュウジャー!!」

木場

「ブレイブ・・・勇気・勇敢を意味する言葉。」

小猫

「・・・勇者。」

 

熱きブレイブが爆発となって炸裂する!今ここに史上最強のブレイブチームのリーダーが誕生した!この強さ・・・見て!そして!!聞いて驚け〜〜〜〜〜〜!!!

 

「荒れるぜぇ〜〜〜止めてみな!!」

バイザー

「キャッハッハッハッ!アッハハハ!本当に美味しそうな男♡溶かすなんて勿体無いから・・・私が食べてあげるわ〜〜〜♪」

 

自分に駆け寄ってくる凱を喰らおうと先程まで美しく女体の姿をしていたバイザーの下半身が巨大な体に変化したかと思うと、その腹の部分が開き無数の牙を生やした口が開き凱を噛み砕かんと迫って来る。

凱は腰のベルト中央にあるボタンを押し獣電池が収納されている・・・獣電モバックルから新たな1番の獣電池を取り出すと、ガブリボルバーの2つのスロットの上部にセットした。

 

『ガブリンチョ!ガブティ〜ラ!ガブティ〜ラ!』

 

頭部カバー開き再び閉じたガブリボルバーのシリンダー部を右腕に這わせる様に滑らせると・・・

 

『メッチャムーチョ!ハッハッハッハッハッ!』

 

「アームド・オン!」

 

シリンダーを這わせた右腕を覆う様に恐竜の背びれを模した銀色の追加装甲とガブティラの頭部を模したナックル状の獣電アームズ・・・ガブティラファングが現れた。

 

「必殺!ガブティラ岩烈パァァァンチーーー!!」

リアス

「一撃で!バイザーを吹き飛ばした!」

 

ガブティラファングで自身よりも数倍巨大化し鋭い牙を生やし素早いスピードで向かって来るバイザーの腹に強烈無比な一撃を叩き込み教会の十字架がある祭壇部まで殴り飛ばす凱。

たった一撃喰らっただけでバイザーの牙は折れ巨大化した体は傷だらけではあるが元の女体の姿に戻りはしたが・・・バイザー自身は。

 

バイザー

「食べたい・・・もっと!もっと!もっと!美味しい人間を食べたい♡足りない足りない足りない足りない!!ゲッヒャヒャヒャ?!もっと・・・人間をーーーーー!!アッハハハ♪アッハハハ♪」

 

マシナソーの力に飲み込まれ己の欲望で完全に狂ってしまっていた。

変わり果ててしまったバイザーを辛い表情で見ていた凱は、再び新たな1番獣電池を取り出しアームド・オンに使用した獣電池と入れ替えシリンダーを回しガブリボルバーの銃口を彼女に向けた。

 

『ガブリンチョ!!ガブティ〜ラ!ガブティ〜ラ!ハッハッハッハッハッ!』

 

「すまない。俺には君を元に戻す事が出来ない。俺に出来るのはマイナソーの呪縛から君を解き放つ事だけ・・・だからせめて!安らかに眠ってくれ。獣電ブレイブフィニッシュ!」

 

『バモラ!ムーチョ!ガブ!ガブ〜〜〜!!』

 

獣電池2本分のキョウリュウスピリットを合わせた超強力なガブティラの頭部形状の必殺光弾がバイザーを飲み込み光の中に彼女の魂を解放した。

マイナソーに呑まれてしまった者は己の欲望を抑えることが出来ず心と体を蝕まれて行ってしまう。嘗て人間だった彼女を解放する方法は命を断つ事でしか救う事が出来ないが、其れでも未だ意識がある命の鼓動を止める事が辛い凱・・・そんな彼に光の中から優しい声音が聞こえてきた。

 

バイザー

「ありがとう・・・優しい勇者さん♡貴方のおかげで人としての心を取り戻せた。本当にありがとう♪」

「そうか・・・君を救えて良かった。」

バイザー

「ふふっ♪此れは貴方の仲間の欠片でしょう?貴方に返しておくわね♡」

「・・・ありがとう。」

 

はぐれ悪魔になり最終的マイナソーになってしまった彼女の心だけでも救う事が出来たのが凱にとっての救いになった。

空に昇って行く金色の光達を最後まで見送った凱の手元には獣電竜ディノスグランダーの秘石が握られていた。

 

 

「・・・此処での役割を果たした。」

 

秘石を握り締め踵を返し自宅に戻ろうとした時・・・

 

リアス

「待ってちょうだい!貴方は桐竜・・・桐竜 凱君よね!」

 

背後からリアスに声を掛けられ立ち止まる凱。

 

「違う・・・俺は。キョウリュウレッドだ。」

 

凱はバックルから白ベースのNo.26番の獣電池・・・フワニクト獣電池をガブリボルバーにセットしトリガーを引いた。

 

『ガブリンチョ!ガブティ〜ラ!フワ〜ニクト!』

 

『バモラ!ムーチョ!ガブ!フワ〜〜〜!』

 

獣電竜フワニクトの力で空中浮遊の能力を身に纏った凱は何も語らず2階の窓から飛び去ってしまった。

 

リアス

「待って!待ってちょうだい桐竜君!」

 

凱が消えて行った空に伸ばしたリアスの手は何も掴む事が出来ず、虚空を掴むばかりであった。

 

 




はい!第3話は如何でしたか?

今回はジュウレンジャーからティラノレンジャーことゲキのバイクのロードザウラー1、キョウリュウジャーからはキョウリュウレッドを、キョウリュウジャーブレイブからは新ガーディアンズ獣電池のフワニクトを、リュウソウジャーからはカタソウルを出しました。

毎回少しずつですが戦隊要素を出していきます。

凱のペンダントはキョウリュウレッドのダイゴが持っていた琥珀のペンダントと同じ物です。

オリジナル設定&展開として駒王学園をバイク通学可能にし、バイザーを本当は良い悪魔で人間だったという展開にしました。

では次回!第4話にてお会いしましょう!

キャラのセリフの読み易さの調査

  • 1、現状のまま。
  • 2、短いセリフでもキャラ毎に分ける。
  • 3、多少なら他の台詞が混ざっても大丈夫。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。