ハイスクールD×D Dinosaur The Ranger(ダイナソー ザ レンジャー)   作:イマジナリ

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はい!第4話です!

沢山のコメント本当にありがとうございます!皆様のコメントが私の励みになっております!

コメントの質問でもお答えしましたが、一誠不在の作品ですがドライグは登場しますので、よろしくお願い致します。

では!第4話をどうぞ!


第4話 新たな出会い!家族との新たな絆!

前回のあらすじ

 

学園でもリアスを助けた凱。しかし〜〜〜!保健室の一件で2人の仲は最悪になってしまった!

グレイフィアからの連絡で夜の教会に向かった凱はキョウリュウレッドへと変身しマイナソーとなったバイザーを倒し彼女の心を解き放ち新たなガーディアンズの秘石を手にするが・・・リアスに正体を言い当てられてしまった凱は冷たい言葉だけを残しその場を去ってしまった!

 

「俺のミスだ。保健室で見られていたのに外さなかった・・・外せなかった俺の・・・」

 

バイザーと戦った教会から少し離れた公園のベンチに座り形見のペンダントに触れながら顔を伏せている凱。

一度見られてしまっているのだから冷静に考えれば、予期せぬ事態を考慮し彼女達と接触する可能性がある場合は外す若しくは接触そのものを避けるなどの対策を取るべきだったが・・・尊敬する父の形見を外す事も命を落としそうになっているリアスを見捨てる事も凱には出来なかった。

 

「だが・・・いや!俺の正体は教えるわけにはいかない。此の戦いは俺の・・・俺だけで全うすべき使命だ!グレモリー先輩達だけじゃ無い・・・誰も巻き込む訳にはいかな(ガサッ!)誰だ!其処にいるのは分かっている・・・出て来い!」

 

正体を誤魔化す為とは言えリアスに罵声に近い言葉を浴びせてしまった後悔と使命との間で差異悩む中・・・近くの茂みから聞こえてきた物音と気配に反応した凱は握り締めていた手で素早くガブリボルバーを引き抜くと、銃口を向け茂みの中にいる存在に出て来るように声を掛けた。

 

すると・・・茂みから1人の女性が出て来た。

 

???

「・・・う、うっ(ドッサ!)」

「大丈夫か!しっかりしろ!酷い怪我だ・・・俺が分かるか?俺は桐竜 凱・・・君は?」

???

「わ、私は・・・レ、レイナーレ。お願い・・・彼女を・・・仲間を・・・助け、て(ガック)」

「おい!しっかりしろ!兎に角、今は彼女の手当てを!」

 

疲労と極度の緊張状態にあったのか最後まで言葉を続けられず意識を失ってしまったレイナーレ。

彼女の全身は至る所に擦過傷があり頭からは出血も見られていたが命に関わる程の致命傷は無い様だか衰弱が酷いと判断した凱は、彼女を自身が身に付けていたローブで優しく包み込むと落ちないよう支えながらバイクを走らせ自宅に急ぐのであった。

 

 

その頃。教会から旧校舎にあるオカルト研究部の部室に戻っていたリアス達は・・・

 

朱乃

「大丈夫リアス?少しは落ち着いた?」

リアス

「大丈夫・・・ありがとう朱乃。取り乱してごめんなさい。」

 

朱乃が何時も淹れてくれる紅茶を飲み僅かにだが冷静さを取り戻したリアスは、副部長としてでは無く友人として心配しくれている朱乃にお礼と謝罪の言葉を伝え持っていたティーカップをテーブルに置いた。

 

小猫

「部長。さっき言ってましたが・・・本当なんですか?キョウリュウレッドの正体が桐竜先輩だと言うのは?」

リアス

「確信がある訳じゃないわ。でも・・・今日の昼休みに保健室で見た彼のペンダント・・・それを助けて貰った時に見たわ。彼の・・・キョウリュウレッドの首筋に・・・」

木場

「ですがとても同一人物とは思えません。僕は桐竜君と剣道場で何度か手合わせし話もした事がありますが・・・彼の言葉には厳しさこそあれど悪意などは全くありません。さっきの罵声の様な言葉を彼が使うとは思えません。」

 

凱の人となりを話し竹刀を交える事で知っている木場は罵声中傷に近い言動を取っていたキョウリュウレッドが彼では無いと否定する。

 

小猫

「私も桐竜先輩とは少ししか話をした事がありませんが先輩は優しい人です。あんな乱暴な事を言う人は先輩じゃないと・・・思いますし・・・思いたくないです・・・」

 

小猫も以前に凱と話した事があるが故にキョウリュウレッドの正体が彼だと信じたくないと発言するが、確証がない為にその言葉にはあまりハッキリせず不安が表情となって顔に現れてしまっていた。

 

リアス

「祐斗と小猫の言いたい事は分かるは。ほんの少し助けて貰った時に話しただけで彼が優しくて心の広い存在だと私にも分かったわ・・・でも同時に、彼は自分の心を押し殺して本心を隠している様にも見えたわ。」

朱乃

「リアスが言いたい事・・・何と無く分かるわ。(一度彼を見たけど・・・あの時の表情似てるわ・・・私に。)ん?連絡・・・一体誰が?」

 

心の中に陰りがある朱乃にはリアスが言いたい言葉の意味が分かり、己の過去を思い出し少し表情が暗くなってしまっていたが、其処に大公からの急な連絡が来た。

 

朱乃

「部長。大公からの緊急連絡です。この駒王町に数名の堕天使と正体不明の存在が進入している可能性があるとのことで調査依頼が来ました。」

リアス

「分かったわ・・・リュウソウレッドやキョウリュウレッド其れに桐竜君にマイナソーの事は大公からの依頼を終えてから考えましょう。もし調査中にマイナソーやリュウソウレッド達と接触したらなるべく話し合いができる様に交渉しましょう!」

朱乃・木場・小猫

「「「はい。部長!」」」

 

話を纏めたリアス達は今日は解散し戦いの疲れを取る為に其々の自宅に戻るのであった。

 

 

次の日・・・

 

レイナーレ

「・・・うっ・・・此処は一体?私は確か・・・昨日・・・何をして?」

 

カーテンの隙間から射し込んでくる朝日が目元に当たり眩しさから数回瞬きをしながら覚ますレイナーレ。

見慣れない天井に疑問を持ち顔を少し動かすと白い壁紙と無数に並べられた本棚に、整理整頓され綺麗に整えられたテーブルと椅子に自信が今横になっている大きいベッドのベッドカバーが目に入って来た。

痛みが走る中で額に置かれたらタオルを取り体を起こすと全身に丁寧に巻かれた包帯の上から見覚えの無いパジャマを着ている事が目に入り、レイナーレが疑問を抱きながら部屋の中を見渡していると部屋のドアが開き洗面器を持った凱が入って来た。

 

「目を覚ましたみたいだな。痛みはあるか?体が動かないや違和感があったりはしないか?」

レイナーレ

「人間!一体何が目的で私を(ズッキ)痛っ!」

「危ない!(ガッシャ!)大丈夫か?昨日の夜に公園で助けた時から酷い怪我と衰弱で体が悲鳴を上げているんだ。其れに少し熱もあるから無理はするな。」

レイナーレ

「昨日?夜の公園・・・ハッ!こんな所で無駄な時間を過ごしてる時間なんて無いわ!早く行かなきゃ!早、痛っ!!」

「落ち着け!!先ずは傷の治療が先だ!」

 

警戒心を抱いたレイナーレが光力の槍を投げようとしたが痛みに顔を歪ませバランスを崩しベッドから落ちそうになるのを、持っていた洗面器を投げ捨て彼女と床との間に体を滑り込ませ受け止める。

レイナーレに出会い意識を失った後の事と自身の体の現状を彼女を休ませる為に再びベッドに寝かしながら説明していると、助けられる前に起きた事を思い出し焦って跳び起き痛みがある中でも出て行こうとする彼女に声を張り上げ厳しい言葉で言い聞かせる凱。

 

レイナーレ

「でも行かないと!私の・・・私の大切な仲間を!彼女を・・・助けないと!」

「その体では無茶だ!俺が助ける!だから今は休め!」

レイナーレ

「唯の人間である貴方に何が出来るのよ!其れに此れは私の問題なの!其れなのに何で・・・何で関係無い貴方が関わろうとするのよ!!」

「君を助けると俺が決めた!!其れ以外の理由は無いし必要無い!!」

レイナーレ

「えっ?」

 

嘘偽りの無い真っ直ぐで力強い瞳で告げられた理由・・・今まで様々な堕天使達に利用され蔑まれて来た彼女にとって、凱の”純粋に助けたい“と言う姿勢は今まで共に支え合って来た仲間達に感じていた”信頼“とは違う別の物を感じさせた。

だが自身の心境の変化や感じた感覚の答えが分からないレイナーレは首を傾げながら此方を見詰めている凱から目を離せずにいると・・・

 

グレイフィア

「凱様。大丈夫ですか?物音がしたので様子を見に・・・来ま!!が、凱様!な、な、何故そのような状況になっていらっしゃるのですか!」

 

洗面器を落とした音を聞きつけ様子を見に来たグレイフィアは向き合い顔を突き合わせている2人の状況を目の当たりにし、キスをしょうとしているのでは勘違いし軽くパニックになってしまった。

 

「彼女が焦って出て行こうとするのを説得していたんだが顔を近づけ過ぎた。グレイフィアすまないが新たらしい氷水と・・・食欲はあるか?「少しなら。」お粥を温めて来てくれ。」

グレイフィア

「分かりました。(私の勘違いで安心しました♪)直ぐにお持ちしますので少々お待ち下さい。」

 

内心ホッと胸をなでおろしたグレイフィアは顔を少し綻ばせながらキッチンに向かう為に階段を降りて行った。

その光景を見ていたレイナーレは冷静になり疑問に思っていた事を凱に尋ねた。

 

レイナーレ

「聞いて良いかしら・・・貴方は人間でしょ?何で私を助けようと思ったの?それに私を・・・堕天使である私を見て何とも思わないの?異形の存在は普通考えて拒絶したり蔑む筈よ・・・なのに何で?」

「昨日の夜に君に出会った時に君は傷付き意識を失いながらも俺を見て自分では無く仲間を助けてと言った。仲間の為に自分が傷付く事をいとわない強い意志・・・俺は其れを感じたから君を助けるようと決めた。仲間を助けたい気持ちは俺にも分かる・・・そして俺にとって種族の違いは関係無い。人間も堕天使も此の地球に生きる命・・・其れに分け隔てなんて無い。少なくとも俺は堕天使を・・・君を・・・レイナーレを拒んだりは決してしない!」

レイナーレ

「(な、何この感覚!胸が温かくなってくる・・・不思議な気持ち・・・)」

 

レイナーレが胸に手を当てると心臓は早鐘を打ちドックン!ドックン!と高鳴っていた。すると・・・

 

グレイフィア

「お待たせしました凱様。氷水とお粥を持ってまいりました。」

「ありがとうグレイフィア。レイナーレ先ずは食事から・・・レイナーレ?レイナーレ!「ハッ!な、何!」お粥が来たから食べてからもう一度休もう。詳しい話や今後の事は起きてからだ。」

レイナーレ

「わ、分かったわ!ありがとう。えっと・・・貴方の名前は確か?」

「昨日は朦朧としていたからな。改めて・・・俺は桐竜 凱。気軽に凱と呼んでくれ。こっちは家事などを担当し日頃から頼りにしているグレイフィアだ。」

グレイフィア

「お褒め頂きありがとうございます凱様♡ご挨拶が遅れました。私はこの家でメイドとして凱様にお仕えしておりますグレイフィアと申します。以後お見知り置き下さい。」

レイナーレ

「改めて・・・私は堕天使レイナーレ。少しの間お世話になるわね凱♪」

 

そう言って少し笑顔を見せたレイナーレは前以て作っていたグレイフィアお手製のお粥を食べた後に彼女に着替えと包帯を巻き直して貰った後に暫し凱と雑談をしている際に睡魔に襲われそのまま静かに眠りに就いた。

規則正しい静かな彼女の寝息を確認した凱が起こさないように部屋を出ると外で待機していたグレイフィアが声をかけて来た。

 

グレイフィア

「凱様。彼女は?」

「肉体だけじゃなく精神的にも疲労が溜まってみたいだ。食事を終えて少し話したら眠ってしまったよ。其れよりもグレイフィア実は『承知しております。」ん?」

グレイフィア

「既に学園には暫く休まれることの連絡を、トットパットとブックバックには町で怪しい人物や場所の調査に出て貰い、黒歌も仙術を使い堕天使などの気配を探っています。私も可能な限り調査を致します。」

「流石だなグレイフィア。「恐れ入ります♡」良し!俺も町に何か変わった事が起きて無いか見回って来る。何かあれば連絡を、其れと目が覚めた時にはレイナーレの事を頼む。」

グレイフィア

「はい。受けたわまりました凱様。どうかお気を付けて。」

 

グレイフィアに見送れて家を出た凱はロードザウラー1を走らせ町の見回りに出掛けた。

 

 

時間が経過する事・・・数時間後、辺りはすっかり真っ暗になり夜の20時を過ぎようとしていた。

自宅には既に今日の調査を終え戻って来ているトットパットにブックバック更には黒歌とグレイフィア、そしてバンドーラ・ラミイ・グリフォーザーに滅多に地下室から出てこないプリプリカン。

そして体調が多少回復したレイナーレを含む全員が凱の帰りが遅いのを心配していた。

 

バンドーラ

「あぁ〜〜〜遅いね〜〜〜ハッ!まさか凱の身に何か!!」

ラミイ

「落ち着いて下さいバンドーラ様!凱ならきっと大丈夫ですよ「そうは言っても私の可愛い凱に何かあったらと思うと心配で心配で!」其れは私も同じです!ダーリン凱は大丈夫だよね?」

グリフォーザー

「凱は拙者達に匹敵する程の実力を持っているのである・・・易々とやられる戦士では無い。心配無用だ!」

プリプリカン

「そう言っとる割にはさっきから翼が震えとるぞグリフォーザー。」

トットパット

「何時もならとっくにお戻りになるというのに!凱御坊ちゃま。」

ブックバック

「凱。遅くなる時は連絡をするのに〜〜〜今日はぜんぜん来ない!」

 

家族として長い間一緒に過ごして来たバンドーラ達は心配のあまり頭に手を置いて唸ったり、リビングを行ったり来たりとして落ち着かない様子で凱の帰りを待っている中・・・

 

レイナーレ

「凱・・・大丈夫かしら?もしかして・・・」

グレイフィア

「心配しなくても大丈夫よレイナーレ。凱様ならきっと直ぐに戻って来るわ。」

黒歌

「そうにゃ♪心配いらにゃいわよ。私は凱の事なら何でも分かってるから心配なんてこれっぽっちもしてないにゃ♪」

レイナーレ

「尻尾が立ってるわよ黒歌♪「にゃにゃ!」ふふっ♪2人が凱の事を信頼しているのは分かるわ・・・でも「ただいま。」ハッ!凱お帰り・・・えっ?う、嘘!」

「ただいまレイナーレ。取り敢えず助けて来たよ君の・・・仲間を。」

 

グレイフィアと黒歌に気を許せる間柄になったレイナーレは玄関にいる人物に驚きを禁じ得ずにいた。何故なら玄関にいた人物は・・・

 

???

「レ、レイナーレ様!よくご無事で!」

レイナーレ

「カ、カラワーナ!!」

 

仲間の1人でありネイビー色のロングヘアーが特徴のカラワーナが凱に支えられながらも怪我1つない姿で無事でいた。その事に涙を流しながらも笑みを浮かべて彼女に抱き付くレイナーレ。

 

レイナーレ

「カラワーナ良かった!「ご心配をお掛けしました。」貴女が無事で本当に嬉しいわ♪凱!本当にあり、ん?」

「その言葉は最後まで取って置いてくれ。「分かったわ・・・ならその時まで取っておくわ♪」そうしてくれ。」

 

レイナーレの前で手をかざして言葉を止める凱の”今はまだその時じゃない“と言う意図を理解した彼女も言おうとした言葉をしまい頷いた。

 

バンドーラ

「凱〜〜〜!!本当に心配したんだよ!もし凱の身に何かあったら私は〜〜〜〜〜〜!!」

「ちょっ!バンドーラ婆ちゃん!何も其処まで!「凱!心配したにゃ〜!」グッは!こら黒歌!飛び付くなといつも言ってるだろ!!」

カラワーナ

「とても賑やかですね凱のご家族の方は♪」

レイナーレ

「そうね♪私も僅かしか話していないけどそう思うわ♪」

グレイフィア

「落ち着いて下さいバンドーラ様!レイナーレは彼女をお風呂に「分かったわ。」黒歌は凱様から離れなさい!「嫌にゃ〜凱ともっとくっ付くにゃ!」いい加減にしなさい!抜け駆けは許さないと言ったはずです!」

 

バンドーラに黒歌の登場で玄関先はちょっとした大混乱状態になっている中で浴室に案内されたカラワーナが汗や汚れを洗い流した後に彼女を含めた全員で食事を終えた後に彼女からの説明が始まった。

 

カラワーナ

「凱に助けられたのは本当に偶然でした。時間的には・・・丁度1時間前になります・・・」

 

 

時間は少し遡り夜空に星が輝き出した午後19時頃・・・1人ロードザウラー1で町中を走り回っていた凱は辺りが大分暗くなって来ているので時間的に此処で切り上げて帰宅しようと方向を変え、暫く走り自宅がある地区の住宅街に差し掛かった時に異変を感じ取りバイクを急停止させた。

 

「何だこの感じ・・・住宅街なのに静か過ぎる。何かが起きている筈だ・・・「ガハッ!」其方か!」

 

少し離れた所から女性の苦しそうな呻き声が聞こえ走り出す凱・・・その声が聞こえた場所に着くと近くの街灯に寄りかかる様にして倒れていたカラワーナを見つけた。

 

カラワーナ

「誰だ!に、人間か・・・悪い事は言わない直ぐに此処から離れろ!」

「大丈夫だ。俺は桐竜 凱。貴女はもしかして彼女の・・・レイナーレの仲間じゃないか?」

カラワーナ

「何!レイナーレ様の事を知っているのか桐竜!」

「彼女なら今は俺の自宅で休んでいる。其れより誰に襲われた?敵は何処にい「ドルン!」ハッ!此奴ら!」

 

凱が振り返ると槍と市町模様の盾を装備したマイナソーを生み出す組織の兵士であるドルン兵が無数にいた。

 

カラワーナ

「逃げろ桐竜!此奴らの狙いは私だ!私を置いて逃げろ!「ドルン!!」ハッ!・・・ん?」

「そんな事は決してしない!此奴らを倒す事が俺の使命であり・・・目の前で失われる命を俺は絶対に見捨てない!其れこそが俺の誇りであり・・・進むと誓った竜の道!レイナーレに必ず仲間を助けると約束した・・・だから貴女を必ず守る!リュウソウチェンジ!」

 

『ケボーーーン!』

 

カラワーナ

「(何って真っ直ぐな目だ。今まで男に興味が無かった私だが・・・こんな感情を抱くとは)桐竜・・・いや・・・凱♡」

 

カラワーナに向けて突き付けられた槍を片手で掴み投げ飛ばす凱の勇姿と生き様に彼女は心奪われてしまった。

 

『リュウSO COOL!』

 

「悪いが最速で片付ける!ハヤソウル!」

 

『ハヤソウルー!!リュウ!そう!そう!そう!この感じ!!ハヤソウルー!』

 

『それ!それ!それ!それ!その調子!!剣ボーン!!ビューンッ!!』

 

リュウソウレッドになりホルスターから引き抜き変形させたハヤソウルのナイトモードをリュウソウケンにセットし騎士竜ハヤソウリュウの力を竜装した凱は、一気に必殺技を発動させ目にも留まらぬ速さ・・・正に迅速両断(しんそくりょうだん)と言わんばかりのスピードで無数にいたドルン兵をあっという間に倒してしまった。

 

「フッ!大丈夫か?立てるか?」

カラワーナ

「大丈夫、アッ!「無理するな。俺に体を預けてくれて大丈夫だ。」す、すまない!(わっ!凱の顔がこんな近くに!駄目だ・・・ドキドキしてしまう!)自己紹介が未だだったな・・・私はカラワーナ。助けてくれありがとう・・・が、凱♡」

「気にしなくていいさカラワーナ。近くにバイクを止めているから其れで俺の自宅に行こう。少し大変だろうがバイクに乗ったら俺の体にしっかりと掴まってくれ。」

カラワーナ

「わ、分かった。(凱に名前を呼ばれるだけで胸が高鳴ってしまう♪そ、其れにしっかり掴まると言う事は・・・だ、だ、抱き付いて良いと言う意味と捉えて問題ないな♡)其れじゃあ凱。掴まるぞ?」

「ああ。きっと家族が心配しているから飛ばすぞ!」

 

何処かぎこちない感じでカラワーナが腰に手を回ししっかりと掴まったのを確認しバイクを走らせる凱と、彼の背中に密着し肌の温もりと背中越しにも伝わって来る初恋の人の存在感に幸せそうな表情を浮かべたカラワーナの2人は急いで向かった自宅の玄関先で先程の状況に遭遇するのであった。

 

 

カラワーナ

「此れが私と凱が出会った経緯です。」

グレイフィア

「(彼女の表情・・・間違いありません!彼女は・・・)」

黒歌

「(完全に凱に惚れちゃってるにゃ!今までは私とグレイフィアだけだったのに!)」

レイナーレ

「(カラワーナ・・・貴女もしかして凱の事を)」

「・・・・・」

 

説明を終えたカラワーナを細めた目で見るグレイフィアと黒歌とは対照的に何処か寂しげな表情をして彼女を見つめているレイナーレ。

その表情と心に微かにかかった靄の理由がレイナーレ本人も分からずにいる中で口元に手を当て難しい顔をする凱にバンドーラが優しく話しかける。

 

バンドーラ

「凱・・・ドルン兵が現れたと言う事は既に敵が本格的に動き出している証拠だよ。これ以上1人で戦い続けるのには何れ限界が来る。だからいい加減・・・グレイフィアと黒歌も一緒に戦う事を認めてあげたらどうだい?」

「其れは駄目だ!駄目だよバンドーラ婆ちゃん。俺はもう・・・大切な人達を戦いに巻き込んで・・・全員を失ったあの日の様な光景を二度と見たくない!!グレイフィアと黒歌は俺を支えてくれている大切な存在だから・・・目の前から消えて欲しくない・・・」

 

嘗ての辛い光景がフラッシュバックし何時もの冷静さを無くした凱はまるで怯えた子供の様に頭を抱えこむ様にリビングのソファーに座り込むと顔を伏せて涙を流し啜り泣いていた。

その様子を見ていたグレイフィアと黒歌は向き合い暫く見つめ合うと互いに納得しあった様に頷くと、凱の隣に座り右手をグレイフィアが左手を黒歌が自分の両手でそれぞれ包み込むと耳元に近付き安心させる様にゆっくりと話し出した。

 

グレイフィア

「凱様。私は貴方と出会えた事が何よりの奇跡です♪家族と離れ離れになり、行き場を無くし、生きることの意味すら見失っていました・・・そんな私を貴方は照らしてくれました。温かい家族の温もり、帰るべき場所、そして・・・心安らげる居場所・・・貴方の隣と言う私にとって何物にも変えがたい・・・唯一無二の幸せ♪」

「グレイフィア・・・「私もよ♪」えっ?」

黒歌

「凱が助けてくれたから今も生きていられる。はぐれ悪魔として追われ、大切な妹を置き去りにしてしまい、逃げて隠れて各所を転々としても追いかけて来る奴ら・・・周り全てが敵に見え心も体もボロボロになって一掃の事死んでしまった方が楽なんじゃないかと思っていた中・・・凱だけは私を支え守ってくれた♪孤独の中を彷徨っていた私を見つけ暗い絶望から救ってくれた。今でも覚えてる・・・ずぶ濡れで命を絶とうとしていた私を抱き締めてくれた凱の温もり♪」

「黒歌・・・」

 

グレイフィアと黒歌の思いを知り涙を2人に拭われながら顔を上げた凱をしっかりと見据えて己の決心を更に告げる始める。

 

グレイフィア

「凱様が私達を失いたくないと思う様に私も黒歌も貴方を失いたくありません!貴方の隣が私の・・・私達が居たいと望む居場所です!ですから私にも戦わせて下さい!貴方と共に歩む未来の為に戦う覚悟は出来ています!」

黒歌

「そうにゃ!其れに凱は私にあの時行ったにゃ・・・”命は1人では生きて行けない。他の命と支え合っているからこそ生きている。君の事は俺が支えるから・・・どんなに辛い事も一緒に乗り越えよう“って!そう言ったのは凱自身だった筈にゃ!其れなのに凱自身が自分の言った事を否定してるにゃ!」

グレイフィア

「私達の意志は決して揺らぎません!」

黒歌

「一緒に戦うと認めるまで絶対に諦めない!」

 

2人の決意の篭った眼差しと言葉に気持ちが揺れ動かされている凱にバンドーラが最後の後押しをする。

 

バンドーラ

「何時迄も過去に縛られていては未来には進めないよ凱。辛い過去を乗り越えて前に進まなきゃ大切な彼女達も、私達家族全員も、それに・・・この地球すら守る事なんて出来ないよ!」

「バンドーラ婆ちゃん。」

バンドーラ

「其れにグレイフィアも黒歌も簡単には消えたりなんてしないよ♪なんせ凱と生涯を添い遂「バ、バンドーラ様!おやめ下さい!」おや?違ったかいグレイフィア♪黒歌の方はどうだい?「勿論そのつもりにゃ!」アッハハハ♪そうかいそうかい♪・・・凱。2人の事を信頼しているのならそれに応えてあげるのが戦士であり男であると私は思うよ♪2人ならきっと大丈夫。だから・・・一緒に戦わせておやり。」

「・・・・・分かった!俺も決心が付いた!!」

 

迷いを振り切り自分の答えを見つけた凱はグレイフィアと黒歌の手を取り頭を下げた。

 

「すまなかった2人共!2人の思いと決意・・・しっかりと受け取った!もう逃げない!辛い過去からも!弱い己自身の心からも!だから俺と・・・俺と共に戦ってくれ!」

グレイフィア

「はい♪私はいついかなる時でも凱様と共に♪」

黒歌

「やったにゃ!ありがとうにゃ凱♪大好きにゃ♡」

グレイフィア

「ちょっと黒歌!貴女どさくさに紛れて何を「俺も大好きだ♪」凱様!そ、そんな!凱様は黒歌の方を「家族として♪」か、家族として・・・そうですよね。家族の一員としてですね!」

黒歌

「家族としてって・・・違うにゃ!私は1人の女として凱の事が「抜け駆けは許さないとさっき言ったばかりよ黒歌!」ベェ〜〜〜にゃ!早い者勝ちにゃ!グレイフィアには絶対に譲らないにゃ!」

「何を揉めてるんだ2人は?」

バンドーラ

「相変わらず女心だけは分からないようだね〜凱は!」

 

いつの間にか先程までの暗い雰囲気はすっかり無くなり何時もの和気藹々とした光景に戻っていた。

 

2人の思いを知り更に深い信頼を築いた凱の新たな第一歩となる夜であった。

 




はい!第4話は如何でしたでしょうか?

今回はレイナーレとの出会いとカラワーナを助けるところでハヤソウルを出しました。

今回は戦闘シーンが短かったのでリュウソウチェンジも簡略化したバージョンにしました。

戦隊要素が少なかったですが次回ではしっかりと出しますのでご了承下さい。

では次回!第5話でお会いしましょう!

キャラのセリフの読み易さの調査

  • 1、現状のまま。
  • 2、短いセリフでもキャラ毎に分ける。
  • 3、多少なら他の台詞が混ざっても大丈夫。
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