ハイスクールD×D Dinosaur The Ranger(ダイナソー ザ レンジャー) 作:イマジナリ
今回は待ちに待った原作キャラの変身内容になっております。
ディメボルケーノとモサレックスが兄弟という事が判明しましたが本当の兄弟なのか義兄弟なのかは次回に分かりますかね?
次回は更には新たなリュウソウ合体も当時ですから楽しみです。
新しくマクロスFと未来戦隊タイムレンジャーのコラボ作品を投稿開始しました。
シェリルとキャシーをヒロインとした三角関係の物語になりますので、マクロスやタイムレンジャーが好きな方や少しでも興味を持たれた方は読んで頂ければ嬉しいです。
では第7話をどうぞ♪
前回のあらすじ
レイナーレ達4人を正式に家族として受け入れた桐竜家。
次の日にグレイフィアと黒歌は戦隊の力を継承する為の試練に挑んでいる最中・・・何と!レイナーレとアーシアが攫われた!
更には木場と小猫の強引さに流石の凱もお手上げ〜〜〜!!2人共に指定された教会で凱は最初の恐竜戦隊であるジュウレンジャーのティラノレンジャーに変身するのであった!
フリード
「この間は油断したが今度こそお仲間の悪魔さん方と一緒に・・・ズタズタにしてやるからな!ヒャッハ〜〜〜!!」
凱
「命を軽んじるお前の方が悪魔だがな!」
フリード
「ハッ!何とでも行って貰っても結構♪オラッ!!」
凱
「遅い!今度はこちらから行くぞ!龍撃剣!タッアァァァーーー!!」
フリード
「しゃらくせぇんだよ!」
凱
「脇がガラ空きだ!目先の動きばかりに意識を向けているからだ。小猫ちゃん!」
小猫
「ハアッ!ティ!」
フリード
「チョロチョロと動き回りやがって!鬱陶しいんだよチビ!」
小猫
「チビ・・・今・・・チビって言われました。」
フリード
「おっと〜悪い悪い!餓鬼んちょ♪って言った方が良かっ、危ねぇ!!」
小猫
「怒りました!潰れて下さい!!」
ガイアトロンによって研ぎ澄まされた切れ味を発揮する伝説の武器の1つであり、ティラノレンジャーの個人武器である諸刃剣・・・龍撃剣の一撃で吹き飛ばされたフリードに中々伸びない身長の事を言われた小猫は、不機嫌な表情を浮かべながら近くの床に固定された長椅子を持ち上げ片手で放り投げた。
木場
「小猫ちゃんを怒らせちゃった見たいだね彼は」
凱
「小猫ちゃんの何処にアレだけの力が?」
木場
「彼女はズバ抜けたパワーが特徴のルークだからね。」
凱
「ルーク?チェスの駒の事か?」
木場
「詳しくは後で部長が説明してくれる筈だよ桐竜君。さて・・・今度は僕の剣を披露するよ!」
フリード
「いい加減ウザったいんだよチビ!いつまでも無駄な野球ごっこしてないで俺様にさっさと切られ!」
木場
「気を取られすぎだ!ハァァァ!!」
フリード
「此奴!長椅子の影に隠れて!」
木場
「小猫ちゃんが僕の存在を気取らせないようにしてくれたからね♪」
フリード
「余裕ぶっこいてんじゃねぇよイケメン野郎が!」
凱
「剣道で相対した時に分かったが・・・此れが本当の木場の剣の腕と俊敏さか。」
小猫
「祐斗先輩は速さが特徴のナイトなんです。」
凱
「ナイト?益々チェスだな?」
小猫
「祐斗先輩の力は其れだけじゃありません。」
フリード
「な、な、何が起きやがった?!」
凱
「なっ!フリードの剣が!」
木場
「君の剣は光を失った。光を喰らう魔剣・・・ホーリーイレイザー。この剣が光を飲み込んだ!」
フリード
「テメエ!神器持ちか!」
凱
「木場が神器使いだったとはな!」
木場
「魔剣創造ソード・バース・・・其れが僕の神器さ!」
ホーリーイレイザーによって使い物にならなくなった光剣を投げ捨てるとフリードは二丁の光銃を取り出すと怒り狂いながら乱射しようと銃口を向けて来た。
フリード
「お前ら・・・本当に目障りなんだよ!何でさっさとくたばらないんだよ!」
凱
「相手との実力の差を推し測れないお前に勝ち目は無い!」
フリード
「キッ!クソがぁぁぁ!コスプレ野郎から蜂の巣にしてやる!!」
凱
「レンジャーガン!!」
フリード
「なっ!俺様の銃が!」
凱
「龍撃剣!ハアァァァーーー必殺!ティラノスラッシュ!!」
フリード
「ガッハァァァ!!」
凱
「手応えが無い?フリードは!」
小猫
「彼処です桐竜先輩!」
凱
「やはりか・・・咄嗟に後ろに跳びながら銃で受け止めたか。」
凱は腰のホルスターに携行してガイアトロンエネルギーで駆動する万能短剣・・・レンジャースティックをプラズマ状エネルギーを打ち出す形態・・・レンジャーガンに変形させ。
光銃を撃ち落としながら距離を詰めると龍撃剣にガイアトロンと己の生体エネルギーを掛け合わせた光を纏わせると、頭上に飛び上がりながら滑空切りの様に剣を振り抜きフリードを吹き飛ばした。
剣に切った感覚が無かった事から仕留めきれていないと分かっていたが予想通り、多少の傷を負っている程度のフリードが割れたステンドグラスの場所に壊れた光銃を持って立っていた。
フリード
「チクショウ!こんな所で死んでたまるか!」
凱
「待て!レイナーレとアーシアは何処だ!」
フリード
「誰が教えるか馬鹿!!覚えとけよテメエ!今度会った時は絶対にぶっ殺す!」
凱
「逃げられたか・・・何れまた現れるだろうな。」
小猫
「桐竜先輩。此処の床に隠し階段があります。」
木場
「急ごう桐竜君。」
凱
「ああ!(無事でいてくれレイナーレ!アーシア!)」
フリードを撤退させ変身を解除した凱は薄暗い地下へと続く階段を下ると大きな扉があり中に入ると、荘厳な雰囲気を漂わせる祭壇の上に設けられた十字架に貼り付けられたレイナーレとアーシアは発見した。
凱
「レイナーレ!アーシア!」
レイナーレ
「うっ・・・ん?が、凱?」
アーシア
「あ、あれ?此処は・・・一体?」
凱
「直ぐに助ける!待ってろ!」
???
「おっと!我々の邪魔はやめて貰おうか!」
凱
「お前は・・・マッドトリン!」
???
「・・・」
凱
「横にいるのがカラワーナ達が言っていたローブを羽織った男・・・らしいな。」
木場
「桐竜君。あの2人は一体?」
凱
「マントの男は分からないが・・・禍々しい姿をしたのは嘗て初代キョウリュウジャーに破れ去った魔剣神官だ。」
木場
「魔剣神官・・・確かに名に恥じぬ禍々しい姿とオーラだ。」
小猫
「でも・・・倒された筈のマッドトリンが何故此処にいるんですか?」
凱
「分からない。(大地の闇は封印されデーボモンスターの魂は全て倒された筈・・・)マッドトリンもだが・・・隣の男。」
木場
「凄い威圧感だ・・・まるで心臓を鷲掴みにされてるみたいだ! 」
行く手を阻む様に得物を構え立ち塞がるマッドトリンの横を全く気にする素振りすら見せずにマントに身を包んだ男が凱を指差し声を掛けてきた。
???
「お前が全恐竜戦隊リーダーの力を継承した男か?」
凱
「ああ・・・俺は桐竜 凱。」
???
「何故名を名乗る?」
凱
「立ち振る舞いから分かる。あんたも騎士だと・・・なら礼儀を持って先に名乗るのが当然だ。」
???
「そうか・・・いい眼をした男だ!ならば我も名乗ろう。我が名は・・・ガイソーグ!」
凱
「ガイソーグ?」
ガイソーグ
「姿を隠すのも失礼だろ。ローブを脱ごう。」
凱
「その剣はリュウソウケン!」
木場
「桐竜君がリュウソウレッドの時に使っていた!」
ガイソーグ
「違う。この剣は・・・ガイソーケン!」
凱
「ガイソーケン・・・よく見れば確かに似ているようで全く別物だ。」
マッドトリン
「何をしているガイソーグ!早く奴等を始末しろ!」
ガイソーグ
「・・・」
マッドトリン
「このアーシアの治癒の神器を手に入れ我等の力にする目的を忘れたか!」
ガイソーグ
「そんな目的に興味など無い。」
マッドトリン
「何だと!」
ガイソーグ
「我が所望するは真の強者との真剣勝負のみ!この少女の力を手に入れる・・・その様な借り物の力など我には不要!」
マッドトリン
「私の命令に逆らう気か!」
ガイソーグ
「貴様に従う義理など無い・・・我が此処にいるのは戦士たる桐竜 凱を見定め戦うこと・・・だが、今の状況では全身全霊の果たし合いは出来ぬ・・・らしいな!!」
そう言うとガイソーグはアーシアとレイナーレの鎖を断ち切ると2人を抱え凱の目の前に飛び降りて来た。
ガイソーグ
「怪我はない筈だ。」
凱
「何故2人を助けてくれた?」
ガイソーグ
「我は最初から奴の作戦が気に入らなかった・・・人質を使いお前を始末し神器を手に入れる。我が身を傷めず手にした力に意味など無い・・・己の力のみで高みに至る事こそ我が生きる道!」
凱
「ガイソーグ・・・」
ガイソーグ
「その為の戦いを我は望んでいるが・・・未だお前と戦うべき時では無い。況してや庇いながらでは全力も出せまい。」
凱
「感謝するガイソーグ・・・不思議な男だあんたは。」
ガイソーグ
「フッ・・・貴様もな。楽しみにしているぞ桐竜 凱!お前と存分に戦える時を。」
ガイソーグは再び纏ったローブを翻すと一瞬で姿を消してしまった。
対してマッドトリンは切り札にしていたアーシア達を奪い返され戦力として当てにしていたガイソーグは命令に従わず姿を消し、始末もしくは致命傷を与える様に命令を下した筈のフリードは凱に全くダメージを与えられていない事が分かり怒りに震えていた。
マッドトリン
「おのれ役立たずのフリードとガイソーグめ!!何の為にお前達を連れて来たと思っている!」
凱
「マッドトリン!お前が何故復活したかは後で問い詰めるとして・・・家族に手を出した事を俺は決して許さん!」
マッドトリン
「忌ま忌まし恐竜戦隊め〜〜〜!!こうなれば・・・力尽くでもアーシアを奪い返し神器を手に入る!魔剣マッドネスフレイム!!」
凱
「マズイ!(変身が間に合わない!このままで4人を守り抜けるか・・・)」
黒歌
「白音!」
グレイフィア
「凱様!」
凱
「この声!2人とも伏せろ!(ドッカン!!)」
マッドトリン
「アッハハハ!この俺の魔剣を受けて生き延びた者はいない!さて・・・アーシアから神器を抜く儀式を再開・・・何!」
凱
「いい所に来てくれた・・・2人共!」
マッドトリンの攻撃による煙が晴れた場所には凱がリアス達の前に現れた時のローブを身に纏い姿を隠した黒歌と、普段のメイド服に付いてしまった埃を優雅に払うグレイフィアの2人だった。
グレイフィア
「お怪我はありませんか?」
木場
「貴女は一体?」
グレイフィア
「私は凱様にお仕えしておりますメイドのグレイフィアと申します。以後お見知り置きを木場 祐斗様。」
木場
「桐竜君のメイド?」
グレイフィア
「そうです・・・遅れて申し訳ありません凱様。」
凱
「本当にいいタイミングに来てくれたグレイフィア。俺1人では少し危なかった・・・流石は頼りになる♪」
グレイフィア
「ありがとうございます♡」
咄嗟に出した言葉の意味を理解し瞬時に結界を張ってくれたグレイフィアに感謝を言う彼女は普段通り乙女の表示を浮かべ喜んでいるが・・・黒歌の方はと言うと。
黒歌
「・・・」
小猫
「黒歌姉様・・・ですよね。」
黒歌
「ひ、人違いですよ〜〜〜貴女とは今日会ったばかりで♪」
小猫
「黒歌姉様!」
黒歌
「が、凱も何か言って!私は人違いって♪(バッコン!)ふにゃ〜〜〜何するにゃ凱!」
小猫
「ふにゃ?」
黒歌
「ギクッ!ふにゃ何て言ってにゃ!ハッ!」
凱
「さっきは助かった礼を言うよ黒歌。だが・・・もう誤魔化せないぞ。逃げていても何も変わらない・・・其れともこのままで良いのか?」
黒歌
「・・・嫌にゃ。」
凱
「なら小猫ちゃんとしっかり向き合って話し合うんだ。大切な存在なら尚更だ。」
黒歌
「分かったにゃ・・・白音。後で必ず説明するから今は。」
凱
「その時は俺も一緒に説明するから今は黒歌を信じてくれ!頼む小猫ちゃん。」
小猫
「・・・分かりました。桐竜先輩が言うなら。」
凱
「ありがとう小猫ちゃん♪」
マッドトリン
「次から次へと邪魔者ばかり現れる!クソ!なら・・・此れで如何だ!出でよゾーリ魔達よ!行け!アーシア以外は皆殺しにし(ドッゴン!)今度は何だ?!」
朱乃
「雷よ!降り注げ!」
リアス
「祐斗!小猫!其れに桐竜君!無事!」
マッドトリンの命令で至る所から出現したドルン兵やゾーリ魔達だったが地下に降りて来た朱乃の雷撃をマトモに喰らい痺れて動けなくなったり倒れたりする隙に駆け寄ってくるリアスの姿が見えた。
リアス
「無事で良かったわ2人共!連絡が突然取れなくなって本当に心配したのよ。」
木場
「ご心配をお掛けしました部長。」
小猫
「すいませんでした部長。でも・・・如何しても桐竜先輩の助けになりたくて・・・」
リアス
「分かってるわ小猫・・・私も気持ちは同じよ。」
凱
「グレモリー先輩。今まで何も告げずにすいませんでした。2人にも言いましたが此の事態が終わったら必ず説明致します。」
リアス
「分かったわ桐竜君。」
朱乃
「部長!桐竜君の隣にいるのは・・・はぐれ悪魔の黒歌では!」
リアス
「何ですって!」
朱乃
「今回の事はまさか彼女が!」
凱
「其れは違います姫島先輩!俺の家族である黒歌は寧ろ仲間です!」
小猫
「私からもお願いします。今は黒歌姉様を・・・桐竜先輩を信じて下さい!」
朱乃
「桐竜君・・・小猫ちゃん。」
リアス
「朱乃。今は先ず目の前の問題を解決するわよ。」
朱乃
「分かりました部長。」
2人の説得とリアスの言葉で黒歌に向けていた警戒心をマッドトリン達に朱乃が向けた時にゾーリ魔達が体制を整え起き上がって来た。
マッドトリン
「本当に厄介事ばかり起きる!未だ早いが仕方がない・・・来い!」
レイナーレ
「ド・・・ドーナシーク!」
マッドトリン
「如何だレイナーレ!嘗ての仲間の変わり果てた姿は!」
凱
「あの男がレイナーレが言っていた最後の仲間のドーナシークか!」
マッドトリン
「もう間も無く此奴はマイナソーになる。ドーナシークよ・・・お前の手でレイナーレを始末してやれ。」
レイナーレ
「凱!ドーナシークを・・・ドーナシークを助けて!」
凱
「・・・マイナソーにされた者を助ける事は・・・」
レイナーレ
「そ、そんな!」
???
「大丈夫じゃ凱!」
凱
「その声・・・バーザ!」
レイナーレが助けられないショックで膝から崩れ落ちたそうになった時に現れたのは・・・不思議仙人のバーザ。
彼はバンドーラに並ぶ程の魔術に長けた古代人類の白魔道士である。攻撃魔法の類は使えないが治癒や薬草の知識に精通がある博識ある人物で地下神殿の管理もしていたのだが、凱が本格的に戦うようになってから暫くして旅に出ていたのだ。
バーザ
「凱!彼はマイナソーをされて未だそんな時間は経っておらん!今なら助けられ筈じゃ!」
凱
「本当なのかバーザ!」
バーザ
「急ぐんじゃ!時間が経てば経つほど助けられ無くなる!」
木場
「桐竜君。此奴らの相手は僕達がする!」
小猫
「先輩はマッドトリンをお願いします!」
朱乃
「私達の攻撃が通用するなら問題ありません!其れに・・・私も祐斗君達と同じように貴方に助けられたお礼がしたいのです!」
凱
「姫島先輩・・・アーシアとレイナーレをお願い出来ますかグレモリー先輩?」
リアス
「分かったわ。彼女達は私が責任を持って護るわ!」
マッドトリン
「くだらない茶番は済んだか!」
凱
「覚悟しろマッドトリン!お前の穢れた魔剣を俺達の騎士道が打ち砕く!!」
マッドトリン
「ホザけ虫けらが!貴様1人に何が出来る!」
凱
「俺は1人じゃない!」
推奨BGM 騎士竜戦隊リュウソウジャー
アーシア達をリアスに預けマッドトリンの言葉に悠然とした気構えと表情を浮かべ前に歩み出る凱の隣には・・・戦士としての力を継承した家族であり仲間がいる!
凱
「俺には・・・心配してくれた友人がいる!何も言わず見守ってくれた先輩がいる!笑顔を与えてくれた家族がいる!そして・・・戦士としての魂を・・・誇りを取り戻してくれた掛け替えのない仲間がいる!だから俺は1人じゃ無い!この絆の力で地球の平和を必ず護る!!」
マッドトリン
「絆・・・そんな物!闇の力の前には無力だ!」
凱
「見せてやる!絆の力を・・・命を守る戦隊の力を!グレイフィア!黒歌!」
グレイフィア
「この力と共に・・・地球と凱様との未来を切り開く為に!」
黒歌
「大切な家族を・・・大切な人を!今度こそ絶対に護る為に!」
凱
「行くぞ!!」
凱がレッドリュウソウルを取り出した時・・・グレイフィアと黒歌の右手にも新たなリュウソウルが握られ左腕にはリュウソウチェンジャーが輝いていた。
凱達3人
「リュウソウチェンジ!!」
『ケ・ボーーーン!!』
『ワッセイ!ワッセイ!そう!そう!そう!ワッセイ!ワッセイ!ソレ!ソレ!ソレ!ソレ!』
以前にリアス達の前で変身した時に飛び出しレッドリュウソウと色合いも形状違うリュウソウルが凱以外の2人のチェンジャーから飛び出して来た。
グレイフィアからはブルーの3本角にレッドとは違う剣を構えた・・・ブルーリュウソウルが、黒歌からはピンクにバイザーを装着しハンマーを備えた・・・ピンクリュウソウルが其々のチェンジャーから出現した。
そしてレッドリュウソウルと共に彼らの周りをリズムに合わせて踊り出し3人が同時にバイザーを大回転させた!
『リュウSO COOL!!』
3人を光が包みリュウソウジャーへと変身した!
凱
「勇猛の騎士!リュウソウレッド!」
凱はリュウソウレッドに・・・そして!
グレイフィア
「叡智の騎士!リュウソウブルー!」
グレイフィアはトリケラトプスが進化した騎士竜・・・トリケーンの鋭き力を纏い、優れた知略と冷静な判断力を培ったリュウソウブルーに!
黒歌
「剛健の騎士!リュウソウピンク!」
黒歌はアンキロサウルスが進化した騎士竜・・・アンキローゼの剛の力を纏い、凄まじい剛力と慈愛の心を持ったリュウソウピンクへと変身した!
凱達3人
「正義に仕える3本の剣!騎士竜戦隊・・・リュウソウジャー!!」
3本のリュウソウケンを天へと掲げ真の意味で騎士竜戦隊リュウソウジャーとして今此処に立ち上がった!!
凱
「俺達の騎士道・・・見せてやる!!」
マッドトリン
「リュウソウジャーが3人に!えぇ〜〜〜い!掛かれゾーリ魔達!!」
凱
「2人共マッドトリンの足止めを頼む!俺はドーナシークを!」
グレイフィア
「分かりました!」
黒歌
「任せるにゃ凱!」
凱
「グレモリー先輩達も気おつけて!」
リアス
「分かったわ!」」
レイナーレ
「凱!」
凱
「待っていてくれレイナーレ。必ず・・・必ず俺がドーナシークを助ける!」
レイナーレ
「私はいつでも貴方を信じてるわ。ドーナシークを・・・お願い!」
彼女の涙を拭うと凱は此方に向かって来ているゾーリ魔達に向き直すとグレイフィアと黒歌を引き連れ敵の間をすり抜ける2人がマッドトリンの相手をしている隙にドーナシークの槍とリュウソウケンがぶつかり合う激しい戦いを繰り広げていた。
凱
「ハァァァーーー!!」
ドーナシーク
「ガッガ!」
凱
「完全なマイナソーで無いのにこの動き!(ドーナシークのポテンシャルが高いからか!だが!)レイナーレと約束した・・・お前をマイナソーの呪縛から救い出すと!」
ドーナシーク
「ウッ・・・ガッ!ガァァァァ!」
凱
「先ずは動きを止める。マブシソウル!」
『マブシソウ〜ル!!リュウ!ソウ!そう!そう!この感じ!!マブシソウ〜ル!ピッカリーン!」
騎士竜・・・マブシソウリュウのリュウソウルで竜装し眩い光を発生させドーナシークの視界を奪った凱。
ドーナシーク
「ウッガ!!」
凱
「動きが止まった!今だキケソウル!ドーナシーク!今お前に大切な仲間の声を届ける。マイナソーの闇を払い除けろ!取り戻せ・・・本当の自分を!」
ドーナシーク
「ア、アァァァ〜〜〜??」
続けざまに騎士竜・・・キケソウリュウの力で彼に仲間の呼び掛けを届け失われた心を呼び覚まそうと竜装した。
『キケソウル!!リュウ!ソウ!そう!そう!この感じ!!キケソウル!キーン!』
ドーナシーク
「ハガッ!」
アーシア
「目を覚まして下さいドーナシークさん!元の優しかった貴方に戻って下さい!」
ドーナシーク
「ア、アー・・・シア?!」
ミッテルト
『ドーナシークは大丈夫っすかね?ウチ・・・心配っす!』
カラワーナ
『大丈夫だ。凱が必ずドーナシークを助けて・・・攫われたレイナーレ様やアーシアと一緒に戻って来る!』
ドーナシーク
「ミッテ・・・ルト。カ、ラー・・・ワナ。」
レイナーレ
「ドーナシーク!お願い・・・目を覚まして!!」
ドーナシーク
「レ・・・レイナーレ様!」
仲間の声はマイナソーによって失われようとしていた彼の意識を再び呼び起こし僅かながらに自我を取り戻させた。
凱
「意識が戻った!」
バーザ
「今じゃ凱!分離しかけているマイナソーをドーナシークから切り離すんじゃ!」
凱
「分かった!ハッァァァーーーディノスラッシュ!!」
『レッド!それ!それ!それ!それ!その調子!!剣ボーン!!』
ドーナシーク
「・・・」
凱
「・・・」
ドーナシーク
「うっ!此処は・・・私は一体何を?」
凱
「気が付いたかドーナシーク?」
ドーナシーク
「お前は誰だ?其れに私は今まで・・・駄目だ!何も思い出せん」
凱
「無理も無い。今までマイナソーの力に蝕まれいたからな。」
ドーナシーク
「マイナソー?其れは何んだ?」
レイナーレ
「ドーナシーク!良かった・・・本当に良かったわ!」
ドーナシーク
「レイナーレ様・・・申し訳ありません。貴女をお守りする立場の私がご迷惑をお掛けして。」
レイナーレ
「気にしないで頂戴。貴方が居たから私達は生きていられるのだから。」
ドーナシーク
「ありがとうございますレイナーレ様。」
レイナーレ
「ドーナシーク。詳しくは後で説明するけど凱は信頼出来るから安心して大丈夫よ。」
ディノスラッシュの一撃がドーナシークの体から霊体の様に現れたマイナソーの力の根源を断ち切り分離させた。
其れによって本来の彼に戻ったが凱からの説明にも記憶に混乱が生じている為か首を傾げたが、レイナーレとの再会と説明により落ち着きを見せた時・・・
マッドトリン
「あ、あ、あり得ん!!マイナソーの力に飲み込まれた存在が意識を取り戻す事などある筈がない!」
凱
「此れが絆の力・・・仲間を思う心が起こした奇跡だ!」
マッドトリン
「巫山戯るな!こうなったら今一度マイナソーにしてやる!」
マッドトリンが更に怒り狂い全身を覆っていたオーラがドス黒い物へと変わって行く。
グレイフィア
「レイナーレ!此処は私達が引き受けるわ・・・早く彼を連れて離れて!」
黒歌
「私達3人に任せて早く行くにゃ!」
レイナーレ
「何も出来ずにごめんなさい2人共・・・気おつけて。凱も。」
凱
「大丈夫・・・直ぐに終わらせる。そして帰ろ・・・俺たちの我が家に。」
レイナーレ
「ええ♪」
凱
「残りはお前だけだマッドトリン!ゾーリ魔達も既に倒されている。」
マッドトリン
「俺はデーボス軍の魔剣神官・・・貴様ら如きに負ける筈が無い!!」
凱
「覚悟しろ!今この場で決着を付ける!!」
闇に包まれ悪に染まった剣と光を放ち正義を宿した剣が今!切り結ぶ!
はい!第7話は如何でしたでしょうか?
今回はジュウレンジャーからバーザに武器のレンジャースティックと龍撃剣、そしてリュウソウジャーからマブシソウルとリュウソウブルーとリュウソウピンクを出しました。
敵側からはキョウリュウジャーからマッドトリン、リュウソウジャーからガイソーグとガイソーケンを出しました。
グレイフィアは冷静でクールな所がピンと来たのでリュウソウブルーに、黒歌は少しお茶目な可愛い所がピッタリと思いリュウソウピンクにしました。
次回は原作第1章の完結ですが更に戦隊要素やオリジナル内容も出しますので、お楽しみに。
では次回の第8話でお会いしましょう♪
キャラのセリフの読み易さの調査
-
1、現状のまま。
-
2、短いセリフでもキャラ毎に分ける。
-
3、多少なら他の台詞が混ざっても大丈夫。