逆転裁判 ~東方法闘録〜   作:タイホくん

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法廷2日目 その13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つきつけるべき証拠……それは、たぶんこれだ。この証拠が、この法廷の様々な場所でカギとなる。自分自身の勘を信じるんだ!

 

 「その証拠は……これです!」

 「……なんですか。その妙ちくりんな板は」

 「あ、えっと……見ていただきたいのは、板の中の絵です」

 実物が手元にないため、居酒屋で撮影した写真を提示したのだが、幻想郷出身の四季検事には携帯のほうが証拠品だと思われてしまったようだ。

 

 「板の中の絵……何かの入れ物のようですね。……参加者たちの持ち物検査の際に見た覚えがあります」

 「ええ、その通りです。これは、とある新聞の購読特典として、購読者全員に配られた陶器製の水筒です。蓋にある部分が容器になる仕組みです」

 「……あら? よく見たらこの水筒……蓋の部分がお猪口みたいになっているわね」

 「そう。一つ目の重要なポイントがそれです。そして、それ以上に大事なポイントがもう一つある」

 「……なんでしょう」

 

 「それはもちろん、“蓋に書かれた絵”です。今見せているのは表面。彼岸花が描かれています」

 続けてぼくは二枚目の写真を表示させる。

 

 「そして、こちらが裏に描かれている絵です」

 「と……鳥の絵ッ!」

 黄緑色の鳥を目撃した、四季検事が叫んだ。

 

 「事件当時、証人はこの水筒に酔い止めを入れて宴会に参加していました。そうですね、証人?」

 「…………うん。そうだね」

 ややタメこそ長かったものの、名琴さんはその事実を肯定した。

 

 「……つまり! この水筒の蓋と、証人が使っていた鳥のお猪口を入れ替えたことにより、このムジュンは発生していたのです!」

 

 ぼくの言葉に法廷はざわつく。しかし、そんななか、紫さんだけは解せない、といった様子だった。

 

 「ええと……なんだか、柄の話がたくさん出てきて、混乱してきたわ。今、いったいどういう話がされていたのかしら」

 

 「……たしかに、議論が複雑になってきましたね。一度整理するとしましょう」

 紫さんの言う通りだ。情報をまとめておいた方がいいな。

 

 「そもそも、なんで鳥のお猪口が問題になったのかしら」

 「華扇さんが鳥のお猪口の中身を飲んだ結果、吐き気を催したからですね」

 「殺害に用いられた毒は、鬼族の血に反応する。元々は鬼であった茨城華扇氏にもこの毒は微弱ながら有効であり、このことから茨城華扇氏が毒を摂取したことになる、という話でしたね」

 四季検事も、一度クールダウンしたいのか、こちらの確認に乗りかかってくる。

 

 「その通りです。そして、華扇さんが席を立つ前に口にしたお猪口には、鶯色の鳥が描かれていた。このことから、鳥のお猪口に毒が仕込まれていた、と考えられるのです」

 「一方、茨城華扇氏が毒を摂取し、席を立った後、彼女の席に置かれていたお猪口は、鳥のお猪口から、華のお猪口に入れ替わっていた。つまり、被害者は元々華のお猪口を使っており……何者かが被害者が使っていた華のお猪口と、毒入りの鳥のお猪口を入れ替えた、ということになる。被害者はその後、毒入りお猪口に口をつけて死亡。このことから、鳥のお猪口を所持していた人物こそが、真犯人……というのが一日目の審理の結論でしたね」

 四季検事がまとめた。

 

 「そして、今日。鳥のお猪口を持っていたのが証人……名琴為人さんだと判明しました」

 「そこで、次に茨木華扇と、証人の間でお猪口がどのように移動したのか、ということが問題になったのね」

 「そう。けれども、あろうことか、弁護側が提示したのは……今までの議論をまるっきりひっくり返すような結論だった」

 四季検事が言う。

 

 「弁護側が、茨城華扇氏と証人との間でお猪口の入れ替わりがあった根拠として提出した写真。一枚目と二枚目で、証人と茨木華扇氏の使用しているお猪口の柄が変わっており、確かにお猪口の移動があったことは証明されました。……しかし、そこに大きな問題があった。交換前に証人が持っていたお猪口に描かれていたのは彼岸花の絵……。もし鳥のお猪口を持っていたとした場合、お猪口には牡丹の花、もしくは鶯色の鳥の絵が描かれていないといけません」

 「けれども、実際に書かれていたのは、彼岸花……つまり、証人が持っていたのは華のお猪口だったということになり、議論の前提がまたも崩れ去ったということね」

 

 「そこで登場するのが、水筒の蓋なのです。裁判長」

 ぼくは胸を張って言った。

 

 「とある新聞の購読特典の水筒の蓋……彼岸花と鳥の絵が描かれています」

 机を叩いて、ぼくは続ける。

 

 「この水筒の蓋の彼岸花の面が、写真にたまたま写りこんだ。彼岸花の面だけを見れば、証人が持っているのは華のお猪口に見えます。しかし、実際には、その裏に鳥の絵が描かれていた。つまり、水筒の蓋は、鳥のお猪口と、華のお猪口、それぞれのお猪口に描かれた絵を半分ずつ持っていると言えるのです。そして、このような特殊な蓋をを証人が用いたからこそ、この写真のムジュンが発生したのです!」

 

 「異議あり!」

 即座に検察側の異議だ。まだ向こうもへこたれたわけではない。

 

 「確かにその方法ならば辻褄は合うようです。しかし、なぜ証人はそのような面倒な真似をしたというのですか? 今までの審理から、証人が鳥のお猪口を持っていたことは判明しています。つまり、証人は普通に自分のお猪口を茨木華扇氏のものと交換することができた。しかし、実際には証人は蓋を入れ替えに使用しています。柄が変わって入れ替えがばれるかもしれない、という大きな危険を負ってまでです。なぜ、そのような不可解なことをしたのか。その説明がなされていない以上、証明は成されたとは言えませんよ!」

 四季検事はやや苦虫をかみつぶしたような顔つきだ。彼女自身、この反論が反論として意味を成していないことを理解しているのだろう。

 

 「なぜお猪口と蓋を入れ替えたのか……答えは至極単純。自分が犯人だと悟られないためです」

 「…………」

 検察側は黙りこくっている。ならば徹底的に叩き伏せる!

 

 「仮に、素直に鳥のお猪口に毒を入れ、それを華扇さん経由で被害者の元まで届け、殺害に成功したとしましょう。この時、毒の入っていたお猪口には必ず証人の指紋がついてしまうことになります。当然、そんなものが出てきてしまえば、疑われるのは必至です。回収してお猪口を洗おうものなら、さらに疑われかねない。疑いをかけられないようにするためには指紋がつくことを阻止する、もしくは指紋が付いていても問題がない状況を作り出さなければならないのです」

 「そこでお猪口によく似た蓋、というわけね」

 紫さんの発言だ。彼女はもう既に理解しているようと見て取れる。

 

 「ええ。この蓋はパッと見ただけでは普通のお猪口と何ら変わりません。この蓋に毒物を入れて殺害後に回収し、本来の鳥のお猪口と入れ替えることで、指紋こそ残るものの、お猪口からは毒が検出されないので自分には疑いがかからない。さらに、こうすることで毒物は被害者の体内以外から検出されない状況が出来上がり、捜査を攪乱させることができます。そして、幸か不幸か、現場には体を通して直接毒を盛ることができる被告人がいた。意図していたかはともかく、証人はこの手段を使うことで、被告人に罪を着せたのです!」

 「ぐぅっ……!」

 四季検事は後ろにのけ反った。傍聴席が少し騒がしくなる。

 

 「静粛に! ……まさか、ムジュンを解いた結果、被告人の逮捕理由が崩れ去るとは……」

 「異議あり!」

 検察側はまだ食い下がる。

 

 「鳥のお猪口ではなく、わざわざ水筒の蓋を使った理由は理解できました。しかし、弁護側は未だ、茨木華扇氏の元から被害者の元にお猪口……もとい蓋をどのように運んだのか証明していません! 弁護側が証明したのは証人、茨木華扇間の移動の手段にすぎません。勝ち誇るのは時期尚早と言えます!」

 「……そうね。弁護側は、まだ半分しか証明し切っていないわ。もう半分……茨木華扇と被害者の間でどのようにしてお猪口の交換がなされたのか。弁護人、なにか意見はあるかしら?」

 

 「ふん! 証明など不可能です。彼女が共犯でもない限り、被害者との交換は成立しえない。弁護側の証明は不完全なままなのです!」

 「異議あり!」

 ひとまず異議を挟む。自分でもまだ分からないままだが、ここで流れを断ち切られるわけにはいかない!

 

 「残念ですが……証明は意外と簡単なのですよ、四季検事」

 「な、何ですって……!?」

 

 複雑に考えてはいけない……単純に事件の流れを追っていくんだ。

 華扇さんの元に毒入りの蓋が届いた結果、その後何が起こる? 簡単だ。華扇さんが蓋の中身を飲む。すると次に…………。

 

 脳裏に一つの可能性が浮かんだ。……そうだ! あれを使えば、自動的に二人の間で交換が起こる! 

 

 「そ、そこまで言うのならば聞かせなさい! ……証人は、どのような手段を使って茨木華扇氏の元から被害者に毒を移動させたと言うのですか!」

 四季検事が痺れを切らして聞いてきた。……ならばお望み通り教えてあげよう!

 

―つきつける― 真犯人が被害者の元に毒を運んだ方法は?

【お猪口を投げた】

【華扇のお猪口と毒入り蓋を入れ替える】

【念力を使った】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 「証人は、このようにして毒を被害者の元に運んだのです!」

 「……ならば弁護人。あなたがそれを実践して見なさい。今、ここで」

 「え」

 「人が必要なら手配しましょう。さあ、やってみせなさい」

 「え、ええっと……」

 「……できないのですか?」

 「……無理そうです」

 「……できもしないことを、できると言って主張するのはやめなさい!」

 「ぐぎゅう!」

 ……どうやら、この方法では無理みたいだな……。

 

 「……こ、今度こそ教えて差し上げましょう。証人が被害者の元に毒を運んだ方法。それは……!」

 

真犯人が被害者の元に毒を運んだ方法は?

 

【お猪口を投げた】

【華扇のお猪口と毒入り蓋を入れ替える】

【念力を使った】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ぼくは机を叩いた。

 「証人が被害者に毒を盛った方法。それは……華扇さんのお猪口と毒入り蓋を入れ替える。ただ、それだけです!」

 「…………。……い、異議あり!」

 困惑したのか、やや遅れ気味に異議が飛んできた。

 

 「な、何を言い出すのですか、弁護人! 今のが証明だと言うつもりで? ついに脳みそが蒸発したのですか!」

 「いいえ。これが証明です」

 「わ、私もよく分からないわ……」

 裁判長席からも困惑の声が上がる。それは傍聴席も同じようで、ざわめきが上がっていた。

 

 「華扇さんの元に毒を移動させれば証人の仕事はおしまい。後は、“あるもの”が自動的に華扇さんと被害者の間で毒を移動させてくれる。これが弁護側の主張です!」

 「あ、“あるもの”……とは一体?」

 困惑しきった紫さんに変わり、四季検事が聞いてくる。

 

 「“あるもの”の正体……それは! ……被告人の“悪癖”です!」

 「あ、悪癖……? ………………あっ!」

 四季検事は、一瞬こちらの言葉が飲み込めなかったようだが、すぐに勘付き、苦渋の表情を浮かべた。恐らく、彼女も取り調べか何かでこの話を聞いていたのだろう。

 

 「悪癖……なんの事かしら」

 一方、事件関係者から話を聞いていなかったであろう紫さんの顔には、困惑が現れていた。

 

 「被害者、鬼道酒華。……彼女は酔っぱらうと、他人の酒を横取りする癖があったのです」

 「まあ。とんだ悪癖ね……」

 「彼女は、酔いつぶれて眠ったり、席を立ったりした人の酒を交換して、横取りすることが特に多かったそうです。証人は、被害者のこの悪癖をどこかから聞きつけ、利用することにした」

 紫さんの悩まし気な表情が徐々に晴れていく。気づいてくれたようだ。

 

 「まず証人は、華扇さんのお猪口と蓋を交換する。その後、華扇さんは蓋に入った鬼殺の秘薬を摂取し、腹痛を感じて席を立つ。すると、被害者は彼女がいなくなったのをいいことに、交換された蓋に口をつけるのです。……まさかその中に毒が入っているとは、微塵も思っていなかったでしょう。……つまり! 被害者は自らの悪癖によって、知らず知らずのうちに毒物を摂取させられていたのです!」

 「ぐはぁっ……!」

 四季検事が呻いた。傍聴席もそれと同時に騒めきだす。

 

 「異議あり!」

 四季検事は、みぞおちを押さえながら叫んだ。息が整っていないまま叫んでしまったせいでややむせ気味だ。

 

 「証人の隣に座っていた人物が茨木華扇氏でなければ、あなたの主張する犯行は成り立ちません! もし隣に鬼族が座っていたら、被害者よりも先にその人物が死亡してしまいます! 第一、茨城華扇氏が毒を摂取するかどうか、証人が確証を持つことは不可能に等しい! 決定打にかける主張です!」

「異議あり! しかし実際に隣に座っていたのは華扇さんだった。結果論になりますが、犯行には何ら問題はありません。さらに、華扇さんに毒を摂取させずとも、彼女に席を立たせる状況はいくらでも作り出せます!」

 

 「ぐっ……! い、異議あり!」

四季検事は一瞬怯んだがまだ引き下がらない。無駄だ。これを打ち崩すことは不可能に等しい!

 

「そもそも、弁護側の主張には決定的な証拠がありません! 被害者が、茨城華扇氏の席にあった毒物に手を付けたかどうか……あなたの推理はまだ仮定の域を出ていない!」

 「異議あり! お言葉ですが、四季検事。弁護側は、その仮定さえも打ち崩す準備があります!」

 「な、なんですって……!?」

 検察側はすっかり満身創痍だ。このまま一気に決める!

 

 「分かったわ。では、弁護側に問うわ。只今の証明を裏付ける根拠を示して頂戴」

 

 ……ここは重要なポイントだ。考えるべき点は一つ。被害者が水筒の蓋に口をつけた根拠を示すことだ。水筒の蓋は、見た目こそお猪口と変わらないが、唯一、現場にあるお猪口にはない、ある明確な”要素”がある。

 そして、その”要素”こそが、被害者が毒入りの水筒の蓋に口をつけた瞬間を示す、他ならない手掛かりになる。

 その”要素”を示したもの……それは、昨日の審理も含めた、これまでの議論の中にあるはず。証拠、証言、すべてを洗い出して探すんだ!

 

【証拠品を提出】

【人物を提示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 「裁判長! 弁護側は……証拠品を提出しようと思います!」

 「証拠品ね。分かったわ」

 紫さんは頷くと、木槌を鳴らす。

 

 「では、弁護側に問うわ。先ほどの弁護側の証明。それを示す証拠品とは?」

 

―つきつける― 

被害者が水筒の蓋に

口をつけたことを示す証拠をつきつけろ!

 

【法廷記録】

 

《証拠品》

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・弁護士バッジ【つきつける】

ぼくの身分を証明するためのバッジ。

これが無いと誰もぼくを弁護士として認めてくれないが‥‥幻想郷で付けていてもあまり意味がないような気がする。

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──────────────────

・鬼道酒華の解剖記録【つきつける】

被害者の解剖記録。

※詳細

・被害者 鬼道酒華

・死因 鬼殺の秘薬の摂取による内蔵出血。

──────────────────

 

──────────────────

・鬼殺の秘薬【つきつける】

被害者を死に至らしめた毒物。鬼族の血の濃さに応じて毒性が変化する。

鬼族以外の種族には一切反応を示さない。えぐみのある味をしているらしい。

──────────────────

 

──────────────────

・宴会参加者の情報【つきつける】

名琴から教えてもらった宴会の参加者の情報。

※詳細

宴会の参加者は妖怪がほとんどを占めていて、

人間は唯一名琴のみ。鬼が全部で六人、残りの二人は妖怪だった。

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──────────────────

・被害者のお猪口【つきつける】

被害者が座っていた席に置かれていた。

牡丹と鶯色の鳥が描かれている。

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──────────────────

・鬼殺し【つきつける】

宴会でふるまわれた酒。

強い度数と辛みが特徴。

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・神便鬼毒酒【つきつける】

宴会でふるまわれた酒。

弱めの度数と甘い味が特徴。

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──────────────────

・お猪口と徳利セット【つきつける】

萃香が持参したお猪口と徳利のセット。

お猪口はペアになっているものが5セット入っている。

※詳細

それぞれのお猪口の柄は以下の通り。

風:表に雲、裏面に風が吹いている様子

花:表に彼岸花、裏面に川

雪:表に降雪の様子、裏面に月

月:表に月、裏面にすっぽん

鳥:表に鶯色の鳥、裏に牡丹の花

──────────────────

 

──────────────────

・パルスィの証言書【つきつける】

宴会中にお猪口で唇を切ってしまった。

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──────────────────

・陽皐瑠夏の水筒【つきつける】

陽皐瑠夏が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。ただし、彼女には効果がない。

蓋と容器がそれぞれ盃と徳利のような形状をしている。

片面に彼岸花、もう片面に黄緑色の鳥が描かれている。

──────────────────

 

──────────────────

・名琴の水筒【つきつける】

名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。

現在は警察の管理下に置かれている。陽皐の水筒と同じもの。

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──────────────────

・十年前の文々。新聞の切り抜き【つきつける】

十年前、転生管理委員会で起きた襲撃事件について書かれた記事。

 

※詳細(記事一部抜粋)

 “……警察は、事件の主犯格である鬼神正邪ら四名の人妖を確保。しかし、仲間の一人である鬼道酒華容疑者は依然逃走中である。現在、警察は彼女を指名手配し懸命の捜索に当たっている。だが、現状、鬼道容疑者について現在判明しているのは名前と顔のみであり、体格や身長、種族などの情報が不明瞭な状況の中での捜索は、困難を極めるものと推察される”

──────────────────

 

─────────────────

・人妖基本台帳【つきつける】

幻想郷に住む全ての人妖の基本的な情報が書かれた台帳。

被害者のことについても書かれていた。

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・委員長の日記【つきつける】

転生管理委員会の委員長の日記。

 

※詳細

“四月八日 天気、晴れ。ついに鬼道の尻尾を捕らえた。偶然とはいえ、私が席を立った隙に私の酔い止めを飲んだ結果、あんなに酔っぱらってしまうとは……。もしかしたら、この酔い止めは鬼に対して何か特別な力を発揮するのかもしれない。今度そちらの筋に確認してみるとしよう。とにかく、ようやく柿戸が鬼道だと判明した。……しかし、奴め、まさか十年前の真実を大胆不敵にも告発しようとは。自らの死期を早める行為だとは知らずに口を割ってからに。だが、これでようやくこの事件に片が付く。忌々しき反逆者の妖怪どもを根絶やしにできる日は近い。早速始末の手段を考えなければ。しかし、能力なしで鬼をどのように殺したものか……”

──────────────────

 

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・風の柄のお猪口①【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。

成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。

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・風の柄のお猪口②【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。雲と風の絵が描かれている。

飲み口の部分が少し欠けているようだ。

成分分析の結果、強いアルコール成分を検出。

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・華の柄のお猪口①【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。

成分分析の結果、極微弱なアルコール成分を検出。

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・華の柄のお猪口②【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。彼岸花と川の絵が描かれている。

成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。

鬼道酒華と茨木華扇の指紋を検出。

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──────────────────

・雪の柄のお猪口①【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。

成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。

メディスン・メランコリーの指紋を検出。

──────────────────

 

──────────────────

・雪の柄のお猪口②【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。雪の絵と月の絵が描かれている。

成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。

伊吹萃香の指紋を検出。

──────────────────

 

──────────────────

・月の柄のお猪口①【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。

成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。

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──────────────────

・月の柄のお猪口②【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。月の絵とすっぽんの絵が描かれている。

成分分析の結果、極めて強いアルコール成分を検出。

星熊勇儀の指紋を検出。

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・鳥の柄のお猪口【つきつける】

宴会の場で使われていたお猪口。鶯色の鳥の絵と、赤い花の絵が描かれている。

成分分析の結果、微弱なアルコール成分を検出。

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・事件前の現場写真【つきつける】

射命丸が撮影した写真。全部で二枚ある。

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 「この証拠品が、被害者が水筒に口をつけたことを示しているのです!」

 「……そうなのかしら。私にはそうは思えないわ……」

 「あれ、そうですかね?」

 「もう一度考え直して頂戴」

 ……どうやら間違っていたようだ。

 

 「こ、今度こそお教えしましょう。被害者が水筒の蓋に口をつけた。それを示す根拠として……」

 

【証拠品を提出】

【人物を提示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 「裁判長! 弁護側は……ある人物を提示したいと思います!」

 「じ、人物……? 証拠ではなくて?」

 「ええ。これまでの法廷の中に、弁護側の求める答えを話した証人がいる。それが、ぼくの答えです!」

 「わかったわ。では、弁護側に問うわ。先ほどの弁護側の証明。それを裏付けた人物は……いったい誰なのかしら?」

 

―つきつける―

弁護側の証明を

裏付けた人物をつきつけろ!

 

《人物》

 

──────────────────

・綾里真宵(19)【つきつける】

ぼくの助手。

倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。

──────────────────

 

──────────────────

・八雲紫(??)【つきつける】

ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。

スキマ、というワープホールを使うことができる。

──────────────────

 

──────────────────

・四季映姫(??)【つきつける】

幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。

色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。

──────────────────

 

──────────────────

・小野塚小町(??)【つきつける】

法廷係官。

サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。

──────────────────

 

──────────────────

・鬼道酒華(??)【つきつける】

今回の事件の被害者。

彼女に関する情報はまだ少ない。

──────────────────

 

──────────────────

・メディスン・メランコリー(??)【つきつける】

今回の事件の被告人。毒を操る程度の能力を持つ。

大人の女性に憧れている節があるようだ。

──────────────────

 

──────────────────

・河城にとり(??)【つきつける】

刑事兼エンジニアの河童。

四季検事に怒られたせいか、機械いじりは慎むようになった。

──────────────────

 

──────────────────

・名琴為人(24)【つきつける】

宴会の参加者の一人。自称物書き。

掴みどころのない印象を受ける。

──────────────────

 

──────────────────

・茨木華扇(??)【つきつける】

宴会の参加者の一人。

生真面目そうな印象の人だ。

──────────────────

 

──────────────────

・星熊勇儀(??)【つきつける】

宴会の参加者の一人。でかいほうの鬼。

豪快な性格で小さなことは気にしない人のようだ。

──────────────────

 

──────────────────

・伊吹萃香(??)【つきつける】

宴会の参加者の一人。小さいほうの鬼。

見た目とは裏腹に酒のみ。常に酒の入ったひょうたんを携帯している。

──────────────────

 

──────────────────

・水橋パルスィ(??)【つきつける】

勇儀さんの友人。嫉妬深い性格で少し厄介。

──────────────────

 

──────────────────

・東雲璃月(??)【つきつける】

トノサマンオタクの鬼。真宵ちゃんと同調すると収拾がつかなくなる。

──────────────────

 

──────────────────

・陽皐瑠夏(??)【つきつける】

グルグルしたものが好きな鬼。

鈴くんにじゃれついては、毎回ウザがられている。

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──────────────────

・鬼灯鈴(??)【つきつける】

背の小さな鬼。

少女のような見た目とは裏腹に、実は男の子。

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──────────────────

・朝霧純透(??)【つきつける】

にとりさんの上司。今日はなんだか様子が変だった。

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 「この人物の発言が、被害者が水筒の蓋に口をつけたことを示しています!」

 「……そもそも、そんなこといったかしら、その人?」

 「あれ、確か話してたはずなんですが……」

 「……もう一度よく思い出したほうが賢明だと思うわ」

 ……どうやら違ったようだ。

 

 「こ、今度こそお教えしましょう。被害者が水筒の蓋に口をつけた。それを示す根拠として……」

 

【証拠品を提出】

【人物を提示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうも、タイホくんです。またもや大幅に遅れてしまい、申し訳ございませんでした。

前回のつきつける、少々難易度が高いというか、情報が少なかったですね。申し訳ありません。証拠品用のイラストを用意できなかったのがちょっとあれでした。申し訳ありません。
代わりに、文字で情報を追加しておきました。「陽皐瑠夏の水筒」と「名琴の水筒」の情報を更新しておきました。こちらに張っておきます。鍵かっこ部分が追加情報です。

―――

・陽皐瑠夏の水筒
陽皐瑠夏が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。ただし、彼女には効果がない。
蓋と容器がそれぞれ盃と徳利のような形状をしている。
「片面に彼岸花、もう片面に黄緑色の鳥が描かれている。」

・名琴の水筒
名琴が宴会の時に持参していた水筒。中身は酔い止め。
現在は警察の管理下に置かれている。「陽皐の水筒と同じもの。」

―――

また、投稿間隔があき、これまでの流れを忘れていらっしゃる方もいると思ったので、急遽、キャラたちにこれまでの議論を整理させました。作者はこれで理解できましたが、読者の皆様的に分かりにくかったらごめんなさい。


さて、今回のつきつけるのコーナー、少しトリッキーに証拠品と人物、どちらも提示できるようにして見ました。URLを押していただくと、それぞれに対応したページに飛ぶようになっていますので、そこからつきつけてみてください。
何気に難しいかも……今までの法廷パートを読み返してもいいかもしれないですね。
ヒント? わざわざ分けたということは…今までなかった方が怪しいですよね?

次回投稿分は、もう今日中に予約投稿しておきます。ストック切れによる失踪を防ぎたいので、今回より投稿間隔を一カ月に延長させていただきます。
お待たせすることになってしまいますが、ご容赦ください。

と、いうことで次回投稿予定日は、11月12日になります。ご了承ください。

なにげに逆転シリーズ21周年を迎えましたね。結局20周年イヤーには新作の情報が出ませんでした。このまま逆転シリーズは終わってしまうのでしょうか…。

しかし、タクシューさんが地下に潜って作業中とのツイートをなされていたので、もしかしたら何かあるかもしれないと期待しつつ、逆転シリーズ21周年をお祝いいたします。生まれてきてくれてありがとう…。

10月19日にはNHKの「ゲームゲノム」という番組で逆転裁判が特集されるので、逆転ファンの方はぜひ。私はもう録画しておきました。

改めて、失踪失礼しました。次回投稿予定日は、11月12日です。

では。

あ、あと、証拠品と人物、どっちを選んだか、よければアンケート答えてくださーい。お願いします。
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