逆転裁判 ~東方法闘録〜   作:タイホくん

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法廷 後半 その5

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 「ここに新しい証拠があるわ!」

 突如法廷に現れたレミリアさんはそう言うと、ポケットから一枚の紙きれを取り出した。

 「あなたは……被告人の!」

 「お、お嬢様!」

 「ぬうう……! 小町は何をやっているのですか!」

 裁判長席、被告人席、検事席からも驚きの声が上がる。特に四季検事は、勝利まであと一歩というところを邪魔されただけあって、より一層大きな声を上げる。

 

 唖然とする面々をよそに、レミリアさんはこちらに闊歩してくると、紙きれをむんずと突き出す。

 「ほら、新しい証拠よ! これを提出させてちょうだい!」

 「異議あり! 裁判長。認可されていないものを証拠として扱う必要はありません! ましてや、この者は被告人の関係者です! 即刻退廷させ、判決を!」

 慌てて四季検事が言葉をかぶせる。

 「異議あり! 裁判長、新しい可能性が提示された以上、話を聞くべきです! 弁護側はその紙きれの提出、及びそれについての説明を要求します!」

 机をたたきながらこちらも言い張る。

 双方ともに必死の主張だ。どうなるかは裁判長の裁量次第。どちらに転ぶかは分からない。

 

 「……新しい可能性が提示された以上、審理を止めるわけにはいかない……弁護側の要求を受け入れるわ」

 「……ありがとうございます!」

 ……助かった。何とか首の皮一枚つながった。

 「ただし、彼女は被告人の関係者……いえ、それ以上の関係にある人物と言えるわ。彼女を救い出すために、偽造された物品を持ってきたという可能性も考えられる。今はあなたの勇気に免じて許可を出したけれど……万が一偽物だったなら、その時は分かっているわね?」

 紫さんはレミリアさんのほうを見て言う。

 

 「……どこからどこまで見られているのか。さすがスキマ妖怪ね」

 「あら、なんのことかしら?」

 紫さんに対して受け答えるレミリアさんの頬が、若干ではあるが紅潮している。

 「……まあいいわ。安心して頂戴。これは偽物なんかじゃないわ。あなたなら信じてくれるわよね、覗き魔さん?」

 「あら、ご挨拶だこと。ま、否定できないんだけどね」

 ……どうやら、ぼくの知らないところで、何かあったようだ。

 

 「……ぬうう! なぜ、こう何度もひっくり返されなければならないのですか!」

 一方の検察側は、ただ机をたたくことしかできない。決着がつこうとしていたところを邪魔されたのだから当然だろう。

 

 ……レミリアさんがつないでくれたチャンスだ。逃すわけにはいかない。どんなものが出てこようと、捌ききってやる!

 

 

 「……証人。名前、職業、種族。早く述べてください」

 ぶっきらぼうに四季検事が問う。よほど機嫌を損ねているのだろう。

 「レミリア・スカーレット。紅魔館の当主で吸血鬼よ」

 「それで、レミリアさん。その証拠というのは?」

 レミリアさんはこちらを見ると、少しばつが悪そうな顔をした。が、すぐに気を取り直すと、先程の紙きれを取り出す。

 

 「これは写真。うちの館にはパチュリー……魔法使いが住んでいて、その子が魔法の力を使って、館内を警備しているの。それで不審なモノが入り込んだら、結界が自動的に侵入者を捕らえるの。結界には念写能力も備わっていて、侵入者の顔を撮影できるようになっている。今回はネズミさんに逃げられてしまったのだけど……幸いなことに撮影だけは成功していたわ。で、この写真はそれを現像したものってわけ」

 「なるほど。仕組みは理解しました」

 ひとまず相槌を打つ。

 「さて、それじゃあ写真を見てもらいましょうか」

 

―証拠品「紅魔館の防犯写真」のデータを

法廷記録にファイルした―

 

・紅魔館の防犯写真

紅魔館の魔法防犯システムが撮影した写真。

桜と思しき人物が写っている。

 

 レミリアさんの手元にスキマが開き、そこを通じて紫さんが写真を受け取る。

 

 「これは……お茶屋の従業員の娘かしら?」

 目をしかめながら紫さんが言った。

 「ええ、そのとおりよ」

 「これを撮ったのはいつ頃かしら?」

 「事件があった日の夜……大体十一時五十分ごろだったかしら」

 「待った! レミリアさん。その情報、間違いありませんね?」

 「ええ。間違いないわ」

 

 「裁判長! これは重大……とまでは言い切れませんが、検討しなければならない証拠です。先ほどの証言では、桜さんは事件があった午後十一時五十分ごろ、現場奥の厨房にいたと証言しています。しかし、その写真に桜さんと思しき人物が写っている。これは明らかなムジュンです! 弁護側は彼女の証言を要求します!」

 こちらの要望を聞いた紫さんはしかめっ面をした。

 「……はっきり言って、この写真から今この状況をひっくり返すほどの事実が判明するとは話到底思えないわ」

 ……当然の反応だ。これはダメか……?

 「……しかし、先程の証言とムジュンしているというのもまた事実。私としては、疑問点はすべてなくしておいてから判決に移りたいのだけれど……検察側の意見を聞きたいわ」

 

 「……検察側、異存はありません。無駄な時間を浪費したくはありませんが」

 「よし、問題ないようね」

 木槌が打ち鳴らされる。

 「それでは係官。先ほどの証人を再度入廷させてちょうだい」

 

 「突然呼び出しちゃってごめんなさいね」

 紫さんが開口一番謝罪する。

 「構いませんが~、私にお話しできることは、すべてお話ししましたよ~」

 「いいえ、証人。あなたはまだすべてを話していない……いえ、それどころか嘘をついているかもしれない。ある人物がこのような写真を提出しました」

 桜さんに写真を提示する。

 「これは、なんですか~?」

 「あなたと思しき人物が写った写真です」

 「へ~」

 緩めの口調はそのままに、あまり興味がないような口調で桜さんが言った。しかし、顔に若干の動揺の色が見られる。

 「先ほどの証言では、貴方は厨房にいたと話していた。しかしどうでしょうか。同時刻にあなたと瓜二つの人物が紅魔館で目撃されているのです。これはどういうことでしょうか?」

 「それは~」

 「本当のことを話してください。偽証罪に問われるかもしれませんよ」

 

 桜さんは、しばしの間爪を噛んで、悩んでいた。嘘を貫き通すか、本当のことを言うか、そんな葛藤をしているように見える。

 「……分かりました。本当のことをお話しします」

 意を決したのか、彼女は少し真剣なまなざしになった。口調も緩い感じから、締まった感じの雰囲気に変わっている。さて、どうくるかな……。

 

 

 

―証言開始―

 

~本当のコト~

 

 「実はあの晩、私は紅魔館にお菓子用のレモンを採りに行っていました。息をひそめていたつもりでしたが……見つかってしまい、慌てて店に戻りました。それ以外には、道中何も起こらなかったので、話す必要はないと判断し、黙っていました。ただ……それだけの話です」

 

 

 「レモンを採るために紅魔館に無断で立ち入った……それって不法侵入じゃないですか!」

 ぼくは紅魔館の庭のことを思い出していた。確かに、あの館の庭ではフルーツが栽培されていた。

 「そのとおりです。その後ろめたさもあったのでつい、嘘を」

 桜さんは冷めた目をしており、どこか遠くを見ながら人差し指に短い髪をくるくると巻き付けている。先ほどと雰囲気が変わっているのも気になる。やはり彼女がこの事件の……。

 「……なんにせよ、貴方はこの後この件について話を伺うことになります。……覚悟しておくことですね」

 四季検事が少し威嚇をするように言った。検察側の取り調べの時にもこのことは言わなかったのだろうか。四季検事は、桜さんに対して少し敵意を向けていた。恐らく、彼女もうすうす気づいているのだろう。

 「では弁護人、尋問を」

 

【尋問へ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―尋問開始―

 

 

~私が見てしまったモノ~

 

 

 

 「事件の直前、私は厨房でお茶の用意をしていました~」

【ゆさぶる】【つきつける】

 

 「でも、薪が無かったので、咲夜さんにとりに行ってもらいました~」

【ゆさぶる】【つきつける】

 

 「その後しばらくすると、奥から物音がしたんです~」

【ゆさぶる】【つきつける】

 

 「土間に置いた鏡越しに覗いてみると~咲夜さんが茶太郎さんにナイフを刺していたのです~」

【ゆさぶる】【つきつける】

 

【尋問へ戻る】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「待った!」

 

  「お茶菓子用にレモンを採りに行ったそうですが、何を作っていたのですか?」

 「レモンパイです。新しい商品として作っていて、試供品を咲夜さんに食べてもらおうと思っていたんです」

 「なるほど。しかし、夜遅くに一から作るのは大変なのではないでしょうか。被告人と香霖堂で会ったのも偶然だったようです」

 「いえ、冷蔵してあるものを解凍するので問題ありません」

 ……少し引っかかる。

 「しかし、既に作ってあるならば、わざわざ取りに行く必要はないのでは?」

 そう聞くと、桜さんの顔が少し引きつった。動揺している。

 「それは……そう、トッピングです。トッピング用のレモンを採りに行ったんです」

 取って付けたような理由だが、桜さんはそう証言した。……どうにも嘘くさいな。

 

【尋問へ戻る】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「待った!」

 

 「なぜ見つかったと気づくことができたのですか?」

 「物陰に潜んでいたら、いかにもな警報音が鳴り響いたので……それで気が付きました」

 「レミリアさん、これは間違いないですか?」

 「ええ。侵入者があった場合は警報音が鳴るようになっているわ」

 館の主が言うなら間違いなさそうだな……。

 

【尋問へ戻る】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「待った!」

 

 「帰り道で何も起こらなかったから証言しなかった、とのことですが……それは本当ですか?」

 「はい。間違いありません」

 「……それだけの理由で証言するのを控えるのはやめなさい、証人」

 検事席から低く唸るような声がした。四季検事、かなり苛立っているな。

 

 さて、桜さんはたった今明らかにムジュンしている証言をした。でも……このムジュンを指摘してしまうとおかしなことになってしまうような……。

 ……いや、迷っている暇はない。今はとにかく前に進む。壁が現れたのなら、その場その場で打ち壊せばいい。怯むな、成歩堂龍一!

 

【尋問へ戻る】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―証言とムジュンする証拠品をつきつけよう―

 

 「実はあの晩、私は紅魔館にお菓子用のレモンを採りに行っていました」

 

【尋問へ戻る】

 

【法廷記録】

 

──────────────────

・弁護士バッジ【つきつける】

これがないと、

誰もぼくを弁護士として

みとめてくれない。

──────────────────

 

──────────────────

・八ッ時茶太郎の解剖記録【つきつける】

 ・被害者 八ッ時茶太郎 

 ・死因 心臓をナイフで一突きにされたことによる失血死。

 ・追記 ナイフの刺さりが甘かったことが再解剖で判明。よって、被害者は刺されてから数十秒の間生きていた可能性を認める。

──────────────────

 

──────────────────

・現場上面図【つきつける】

現場の上面を記した図。

──────────────────

 

──────────────────

・凶器のナイフの情報【つきつける】

1科学調査の結果

 ・柄の部分に被告人の順手の指紋を検出。それ以外の指紋は検出されず。

 ・刃先の部分に、被害者の血液を検出。それ以外の血液は検出されず。

2その他の情報

 凶器のナイフは、柄の部分と刃の部分が取り外せる仕様となっている。

 また、柄の部分はプラスチック製、刃の部分は鉄製であることが判明済み。

──────────────────

 

──────────────────

・コルクボード【つきつける】

被害者の自室から発見されたもの。

咲夜の写真ばかりが貼られている。

すべての写真がカメラ目線になっている。

──────────────────

 

──────────────────

・文々。新聞【つきつける】

4月9日づけの夕刊。

一面トップには爆破事件について書かれている。

 

※詳細

4月8日午後十一時五十分ごろ、霧の湖で謎の爆発が発生。

妖怪一名が負傷。

──────────────────

 

──────────────────

・現場の土間について【つきつける】

現場の土間は、かなり柔らかく、軽い人がのっただけでも痕が残る。

──────────────────

 

──────────────────

・黄ばんだ写真【つきつける】

茶太郎の自室に置かれていた黄ばんだ写真。

茶太郎の見た目が若いのに対し、

桜の見た目には変化がない。

──────────────────

 

──────────────────

・カメラの記憶【つきつける】

朝霧が念写したカメラの記憶。

いっぷく堂開店当時の茶太郎と桜の姿が写っている。

──────────────────

 

──────────────────

・鉄製ナイフの刃【つきつける】

鍛冶屋・一徹で売られている洋物ナイフの刃。

グリップと刃が取り外せるようになっている。

──────────────────

 

──────────────────

・銀製のナイフの刃【つきつける】

咲夜が普段使っているナイフの刃。

幻想郷では貴重な銀が使われている。

鉄製ナイフの刃と同じ形をしている。

──────────────────

 

──────────────────

・グリップ【つきつける】

咲夜が普段使っているナイフのグリップ。

投げナイフ用で少し特殊な形をしている。

刃の差込口が洋物ナイフのグリップと同じ形になっている。

──────────────────

 

──────────────────

・ナイフ【つきつける】

鍛冶屋一徹でもらったもの。

鍛冶屋で保管されていたグリップと

ナイフの刃が組み合わさってできている。

──────────────────

 

──────────────────

・ペアネックレスのかたわれ【つきつける】

鍛冶屋・一徹に落ちていたネックレス。

形から察するに恐らくペアネックレスと思われる。

──────────────────

 

──────────────────

・紅魔館の防犯写真【つきつける】

紅魔館の魔法防犯システムが撮影した写真。

桜と思しき人物が写っている。

──────────────────

 

《人物ファイル》

──────────────────

・綾里真宵(19)【つきつける】

ぼくの助手。

倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。

──────────────────

 

──────────────────

・博麗霊夢(16)【つきつける】

博麗神社の巫女。

ぼくに幻想郷のことについて教えてくれた。

──────────────────

 

──────────────────

・八雲紫(??)【つきつける】

ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。

スキマ、というワープホールを使うことができる。

──────────────────

 

──────────────────

・四季映姫(??)【つきつける】

幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。

色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。

──────────────────

 

──────────────────

・小野塚小町(??)【つきつける】

法廷係官。

サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。

──────────────────

 

──────────────────

・十六夜咲夜(16)【つきつける】

今回の事件の被告人。

紅魔館というお屋敷に務めるメイドで、

時を止めることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・八ッ時茶太郎(51)【つきつける】

今回の事件の被害者。

お茶屋『いっぷく堂』の店主。

 

【挿絵表示】

 

──────────────────

 

──────────────────

・河城にとり(??)【つきつける】

刑事兼エンジニアの河童。

機会を見つけては機械をいじくろうとする。

──────────────────

 

──────────────────

・大妖精(??)【つきつける】

名前の通り妖精。

事件当夜、友達と人里に

遊びに来ていたらしい。

──────────────────

 

──────────────────

・レミリア・スカーレット(500)【つきつける】

紅魔館の当主。

咲夜さんのことを裏切り者だと話しているが‥‥?

──────────────────

 

──────────────────

・パチュリー・ノーレッジ(??)【つきつける】

紅魔館内の大図書館の管理人。

病弱体質、喘息もち。

──────────────────

 

──────────────────

・小悪魔(??)【つきつける】

大図書館の司書さん。

本名は不明。

──────────────────

 

──────────────────

・森近霖之助(??)【つきつける】

香霖堂店主。

人柄は良さそうだが、

商人にはあまり向いていなさそう。

──────────────────

 

──────────────────

・稲葉てゐ(??)【つきつける】

ウサギの耳が生えた妖怪。

いたずらっ子のようだ。

──────────────────

 

──────────────────

・餅田桜(??)【つきつける】

いっぷく堂の店員。

仲が良いという咲夜さんとは真逆の性格の持ち主。

被害者に恨みを持っている‥‥?

 

【挿絵表示】

 

──────────────────

 

──────────────────

・朝霧純人(??)【つきつける】

河城さんの上司。階級は警部。

事あるごとに『幻想』という単語を使う。

 

【挿絵表示】

 

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──────────────────

・多々良一徹(??)【つきつける】

鍛冶屋『一徹』の店主。

被害者とは昔からの知り合いだったらしい。

常にお酒の匂いをプンプンさせている。

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───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―証言とムジュンする証拠品をつきつけよう―

 

 「息をひそめていたつもりでしたが……見つかってしまい、慌てて店に戻りました」

 

【尋問へ戻る】

 

【法廷記録】

 

──────────────────

・弁護士バッジ【つきつける】

これがないと、

誰もぼくを弁護士として

みとめてくれない。

──────────────────

 

──────────────────

・八ッ時茶太郎の解剖記録【つきつける】

 ・被害者 八ッ時茶太郎 

 ・死因 心臓をナイフで一突きにされたことによる失血死。

 ・追記 ナイフの刺さりが甘かったことが再解剖で判明。よって、被害者は刺されてから数十秒の間生きていた可能性を認める。

──────────────────

 

──────────────────

・現場上面図【つきつける】

現場の上面を記した図。

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──────────────────

・凶器のナイフの情報【つきつける】

1科学調査の結果

 ・柄の部分に被告人の順手の指紋を検出。それ以外の指紋は検出されず。

 ・刃先の部分に、被害者の血液を検出。それ以外の血液は検出されず。

2その他の情報

 凶器のナイフは、柄の部分と刃の部分が取り外せる仕様となっている。

 また、柄の部分はプラスチック製、刃の部分は鉄製であることが判明済み。

──────────────────

 

──────────────────

・コルクボード【つきつける】

被害者の自室から発見されたもの。

咲夜の写真ばかりが貼られている。

すべての写真がカメラ目線になっている。

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──────────────────

・文々。新聞【つきつける】

4月9日づけの夕刊。

一面トップには爆破事件について書かれている。

 

※詳細

4月8日午後十一時五十分ごろ、霧の湖で謎の爆発が発生。

妖怪一名が負傷。

──────────────────

 

──────────────────

・現場の土間について【つきつける】

現場の土間は、かなり柔らかく、軽い人がのっただけでも痕が残る。

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・黄ばんだ写真【つきつける】

茶太郎の自室に置かれていた黄ばんだ写真。

茶太郎の見た目が若いのに対し、

桜の見た目には変化がない。

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──────────────────

・カメラの記憶【つきつける】

朝霧が念写したカメラの記憶。

いっぷく堂開店当時の茶太郎と桜の姿が写っている。

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・鉄製ナイフの刃【つきつける】

鍛冶屋・一徹で売られている洋物ナイフの刃。

グリップと刃が取り外せるようになっている。

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・銀製のナイフの刃【つきつける】

咲夜が普段使っているナイフの刃。

幻想郷では貴重な銀が使われている。

鉄製ナイフの刃と同じ形をしている。

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・グリップ【つきつける】

咲夜が普段使っているナイフのグリップ。

投げナイフ用で少し特殊な形をしている。

刃の差込口が洋物ナイフのグリップと同じ形になっている。

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・ナイフ【つきつける】

鍛冶屋一徹でもらったもの。

鍛冶屋で保管されていたグリップと

ナイフの刃が組み合わさってできている。

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──────────────────

・ペアネックレスのかたわれ【つきつける】

鍛冶屋・一徹に落ちていたネックレス。

形から察するに恐らくペアネックレスと思われる。

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──────────────────

・紅魔館の防犯写真【つきつける】

紅魔館の魔法防犯システムが撮影した写真。

桜と思しき人物が写っている。

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《人物ファイル》

──────────────────

・綾里真宵(19)【つきつける】

ぼくの助手。

倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。

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──────────────────

・博麗霊夢(16)【つきつける】

博麗神社の巫女。

ぼくに幻想郷のことについて教えてくれた。

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──────────────────

・八雲紫(??)【つきつける】

ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。

スキマ、というワープホールを使うことができる。

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・四季映姫(??)【つきつける】

幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。

色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。

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──────────────────

・小野塚小町(??)【つきつける】

法廷係官。

サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。

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・十六夜咲夜(16)【つきつける】

今回の事件の被告人。

紅魔館というお屋敷に務めるメイドで、

時を止めることができる。

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・八ッ時茶太郎(51)【つきつける】

今回の事件の被害者。

お茶屋『いっぷく堂』の店主。

 

【挿絵表示】

 

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・河城にとり(??)【つきつける】

刑事兼エンジニアの河童。

機会を見つけては機械をいじくろうとする。

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・大妖精(??)【つきつける】

名前の通り妖精。

事件当夜、友達と人里に

遊びに来ていたらしい。

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・レミリア・スカーレット(500)【つきつける】

紅魔館の当主。

咲夜さんのことを裏切り者だと話しているが‥‥?

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・パチュリー・ノーレッジ(??)【つきつける】

紅魔館内の大図書館の管理人。

病弱体質、喘息もち。

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──────────────────

・小悪魔(??)【つきつける】

大図書館の司書さん。

本名は不明。

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・森近霖之助(??)【つきつける】

香霖堂店主。

人柄は良さそうだが、

商人にはあまり向いていなさそう。

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・稲葉てゐ(??)【つきつける】

ウサギの耳が生えた妖怪。

いたずらっ子のようだ。

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・餅田桜(??)【つきつける】

いっぷく堂の店員。

仲が良いという咲夜さんとは真逆の性格の持ち主。

被害者に恨みを持っている‥‥?

 

【挿絵表示】

 

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・朝霧純人(??)【つきつける】

河城さんの上司。階級は警部。

事あるごとに『幻想』という単語を使う。

 

【挿絵表示】

 

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・多々良一徹(??)【つきつける】

鍛冶屋『一徹』の店主。

被害者とは昔からの知り合いだったらしい。

常にお酒の匂いをプンプンさせている。

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───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―証言とムジュンする証拠品をつきつけよう―

 

 「それ以外には、道中何も起こらなかったので、話す必要はないと判断し、黙っていました。ただ……それだけの話です」

 

【尋問へ戻る】

 

【法廷記録】

 

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・弁護士バッジ【つきつける】

これがないと、

誰もぼくを弁護士として

みとめてくれない。

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・八ッ時茶太郎の解剖記録【つきつける】

 ・被害者 八ッ時茶太郎 

 ・死因 心臓をナイフで一突きにされたことによる失血死。

 ・追記 ナイフの刺さりが甘かったことが再解剖で判明。よって、被害者は刺されてから数十秒の間生きていた可能性を認める。

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・現場上面図【つきつける】

現場の上面を記した図。

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・凶器のナイフの情報【つきつける】

1科学調査の結果

 ・柄の部分に被告人の順手の指紋を検出。それ以外の指紋は検出されず。

 ・刃先の部分に、被害者の血液を検出。それ以外の血液は検出されず。

2その他の情報

 凶器のナイフは、柄の部分と刃の部分が取り外せる仕様となっている。

 また、柄の部分はプラスチック製、刃の部分は鉄製であることが判明済み。

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・コルクボード【つきつける】

被害者の自室から発見されたもの。

咲夜の写真ばかりが貼られている。

すべての写真がカメラ目線になっている。

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・文々。新聞【つきつける】

4月9日づけの夕刊。

一面トップには爆破事件について書かれている。

 

※詳細

4月8日午後十一時五十分ごろ、霧の湖で謎の爆発が発生。

妖怪一名が負傷。

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──────────────────

・現場の土間について【つきつける】

現場の土間は、かなり柔らかく、軽い人がのっただけでも痕が残る。

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・黄ばんだ写真【つきつける】

茶太郎の自室に置かれていた黄ばんだ写真。

茶太郎の見た目が若いのに対し、

桜の見た目には変化がない。

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・カメラの記憶【つきつける】

朝霧が念写したカメラの記憶。

いっぷく堂開店当時の茶太郎と桜の姿が写っている。

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・鉄製ナイフの刃【つきつける】

鍛冶屋・一徹で売られている洋物ナイフの刃。

グリップと刃が取り外せるようになっている。

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・銀製のナイフの刃【つきつける】

咲夜が普段使っているナイフの刃。

幻想郷では貴重な銀が使われている。

鉄製ナイフの刃と同じ形をしている。

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・グリップ【つきつける】

咲夜が普段使っているナイフのグリップ。

投げナイフ用で少し特殊な形をしている。

刃の差込口が洋物ナイフのグリップと同じ形になっている。

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・ナイフ【つきつける】

鍛冶屋一徹でもらったもの。

鍛冶屋で保管されていたグリップと

ナイフの刃が組み合わさってできている。

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・ペアネックレスのかたわれ【つきつける】

鍛冶屋・一徹に落ちていたネックレス。

形から察するに恐らくペアネックレスと思われる。

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・紅魔館の防犯写真【つきつける】

紅魔館の魔法防犯システムが撮影した写真。

桜と思しき人物が写っている。

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《人物ファイル》

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・綾里真宵(19)【つきつける】

ぼくの助手。

倉院流霊媒道の使い手。今もなお修行中。

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・博麗霊夢(16)【つきつける】

博麗神社の巫女。

ぼくに幻想郷のことについて教えてくれた。

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・八雲紫(??)【つきつける】

ぼくを幻想郷に連れてきた謎の妖怪。

スキマ、というワープホールを使うことができる。

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・四季映姫(??)【つきつける】

幻想郷の裁判長。紫さんの挑発に乗って検事になった。

色々とフクザツな事情を抱えていそうだ。

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・小野塚小町(??)【つきつける】

法廷係官。

サボり癖がひどく四季検事にいつも怒られている。

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・十六夜咲夜(16)【つきつける】

今回の事件の被告人。

紅魔館というお屋敷に務めるメイドで、

時を止めることができる。

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・八ッ時茶太郎(51)【つきつける】

今回の事件の被害者。

お茶屋『いっぷく堂』の店主。

 

【挿絵表示】

 

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・河城にとり(??)【つきつける】

刑事兼エンジニアの河童。

機会を見つけては機械をいじくろうとする。

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・大妖精(??)【つきつける】

名前の通り妖精。

事件当夜、友達と人里に

遊びに来ていたらしい。

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・レミリア・スカーレット(500)【つきつける】

紅魔館の当主。

咲夜さんのことを裏切り者だと話しているが‥‥?

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・パチュリー・ノーレッジ(??)【つきつける】

紅魔館内の大図書館の管理人。

病弱体質、喘息もち。

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・小悪魔(??)【つきつける】

大図書館の司書さん。

本名は不明。

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・森近霖之助(??)【つきつける】

香霖堂店主。

人柄は良さそうだが、

商人にはあまり向いていなさそう。

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・稲葉てゐ(??)【つきつける】

ウサギの耳が生えた妖怪。

いたずらっ子のようだ。

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・餅田桜(??)【つきつける】

いっぷく堂の店員。

仲が良いという咲夜さんとは真逆の性格の持ち主。

被害者に恨みを持っている‥‥?

 

【挿絵表示】

 

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・朝霧純人(??)【つきつける】

河城さんの上司。階級は警部。

事あるごとに『幻想』という単語を使う。

 

【挿絵表示】

 

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・多々良一徹(??)【つきつける】

鍛冶屋『一徹』の店主。

被害者とは昔からの知り合いだったらしい。

常にお酒の匂いをプンプンさせている。

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───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより上部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「異議あり!」

 ぼくは思いっきり指をつきつけた。

 

 「裁判長! ただいまの証言は、この証拠品のデータとムジュンしています!」

 「……? どこがかしら? 特におかしいところは見当たらないみたいだけど……」

 紫さんはけげんな表情を浮かべる。

 

 「あれ? ……そうですかね?」

 「異議は認められないわ」

 紫さんは無慈悲にも首を振る。

 

 「弁護人は、もっと慎重に発言するように!」

 

 しまった! 失敗してしまったみたいだ……。

 どうやら、つきつけるべき証言が違う、もしくは証拠品が間違っているみたいだ。

 もう一度考え直さないと……。

 

【尋問へ戻る】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───これより下部へのスクロールを禁ずる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








以下、投稿当時の後書き












どうも、タイホ君です。
今回から証言、尋問の際にそれぞれ○○開始と入れてみることにしました。
個人的にあったほうが見やすいかな、と思ったから入れただけです、はい。

さて、今回のつきつけるのコーナーを始めましょう。
今回のは桜さんの証言とムジュンする証拠品をつきつけてもらいます。
難易度は星五つ中一つ。簡単です。
少し前の展開を忘れて、ムジュンする証拠なんてあったかな? となっていても、リストを見ればすぐにわかると思います。

次回はこの話の山場となる回になります。つきつけるのコーナー……正確には選択肢を選ぶコーナーになりますが、今回の話で一、二を争うレベルで難しいと思います。
といっても、選ぶだけならば勘でもできますので。なんでその選択肢が正しいのか、きちんと理由立てまでするならば難しいという話なので気楽に構えていてください。

証拠品リストは下に置いておきます。
では。

‐つきつける‐ 餅田桜の証言とムジュンする証拠品をつきつけろ!
(難易度★☆☆☆☆)

今回つきつけられる証拠品リスト

・カメラの記憶
朝霧が念写したカメラの記憶。
被害者の自室の写真立てにあった写真と同じ光景が映されている。


・現場上面図
現場の上面を記した図。


・凶器のナイフの情報
1科学調査の結果
 ・柄の部分に被告人の指紋を検出。それ以外の指紋は検出されず。
 ・刃先の部分に、被害者の血液を検出。それ以外の血液は検出されず。
2その他の情報
 凶器のナイフは、柄の部分と刃の部分が取り外せる仕様となっている。
 また、柄の部分はプラスチック製、刃の部分は鉄製であることが判明済み。


・文々。新聞
4月9日づけの夕刊。
一面トップには爆破事件について書かれている。
※詳細
4月8日午後十一時五十分ごろ、霧の湖で謎の爆発が発生。
妖怪一名が負傷。


・コルクボード
被害者の自室から発見されたもの。
咲夜の写真ばかりが貼られている。
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