蒼空の魔弾 対魔の剣 四つの訪問者(無期限停止)   作:夜刀ノ神

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間があいて申し訳ない



第6話

それは唐突に訪れた、

 

その日は、空を満遍なく覆った曇天今にも雨が降り出しそうな日だった

 

「ティナ私はディナントへ行きますのでそのつもりで」

 

「また唐突ですね、理由を聞いても?」

 

「面白そうだからです、その後ブリューヌへしばらく出かけますがまあ一年ぐらいで

戻ってきますので」

 

「一年ですか・・・止めてもどうせ行くのでしょうから許可はしますが

どうせならこのオステローデに益の出ることをしてほしいですね」

 

「ええ、不利益にはなりませんよ、では行ってまいりますね」

 

オステローデからディナントは15日ほど掛かる、ディナントの戦いまでに

後ひと月もないので急がなければならなかった

 

「本当はティナに送ってもらえれば楽なのですが・・・」

 

もの欲しげな顔でちら、ちらとティナを見る

 

「・・・そんな顔をしても送りませんよ・・・・もうっしかたありませんね

行きだけですよ、帰りは自力で帰ってきてください」

 

「ありがとうティナ愛してますよ」

 

「はぁ、貴方に言われると冗談に聞えませんからやめてください」

 

アルテミスが男だということはティナには言ってある、知った時には驚いたようだが

もう慣れたようだ

 

ティナが竜技を使おうとした瞬間

 

突然の地鳴りとともに地面が揺れ始める、

 

「(地震ですか、結構揺れますね)」

 

「きゃっ」

 

さしもの戦姫様も、地震には慣れてないようで、

体勢を崩したところを近くにいたアルテミスに支えられて何とか体勢を整える

 

寄りかかられたアルテミスは旗を床に固定しティナを支える

 

「(こんな時ですが、ラッキーですね何処とは言いませんが自分のと合わさってふわふわですね)」

 

今のタイミングで解説するのもどうかと思うが、現在のアルテミスは男にも限らず胸部装甲が厚い

それはもう、はち切れんばかりに

 

「(しかもこの胸部装甲着るドレスによって変わるのですよね、本当に不思議です)」

 

「収まりましたか、ティナ大丈夫ですか?」

 

「え、ええテミスありがとう急だったものですから」

 

「それは良かった、ティナ城下町を見に行きますよこれだけの地震です

被害もあるでしょう」

 

「そうですね」

 

外に出た二人は愕然とする

 

町から、さほど歩かずに付くところに巨大な塔が建っていたのだ

 

その塔は表面が網上になっており入口らしきものも見当たらないあるのは表面にせり出している

足場のみだ

更に不思議なのは、網の奥にオレンジ色に光る線が走っている

 

 

「戦姫様!!アルテミス様!!」

 

「現状分かっていることを教えてください」

 

「はい、あの長い地震とともにあの塔は立ったようです」

 

「それは確かですか?」

 

「はい、この目で見ていましたから、それと中庭にあの塔に何処となく似た祠らしき

物も確認されています」

 

「けが人は?」

 

「現在確認しております、ですが不思議なことに建物などに被害がなかったため

死傷者はいないと思われます、詳細な報告は追って報告します」

 

「わかりました、領内の村に見回りを送ってください助けを求める村もあるやもしれません」

 

「了解しました」

 

「どうしましたテミス黙りこくって塔を見つめて」

 

「ティナ遠見眼鏡を用意させてください、それから高い所に行きますよ」

 

「え?遠見眼鏡ですか?」

 

「いいから行きますよ、先に行くので後からついてきて下さい、一番高いところの屋根に行きます」

 

「え、ええ」

 

アルテミスは優雅に早歩きで屋根に上るのに最適なところに歩いていく

 

「(あれはおそらく、ゼルダの伝説に出て来る塔でしょう、それなら他の場所にも現れているはず・・・

そして、あの塔が出てきたということは対魔の剣士がこの世界にいて最近になって目覚めた!)」

 

いつも屋根に上っているところにたどりつき、軽やかな足取りで屋根に登っていく

 

一番上にたどりつくと、背後に突然気配が現れる

 

「急に駆け出してどうしたというのですか、はいこれ遠見眼鏡です」

 

「ありがとう、あの塔に見覚えがあったので」

 

「まさかあれも、それもテミスがやってきた世界の物語の中の物だというのですか?」

 

「ええ、とはいっても違う物語ですが以前に話したことがあったでしょう

緑衣をその身にまといその手には伝説の対魔の剣を携え、王国とその姫を救った時を駆ける勇者の物語を」

 

「あの、物語でですか!?」

 

ティナが瞳を輝かせながら聞いてくる

 

アルテシアは、暇なときにティナに前の世界の物語を語り聞かせていた

本や英雄譚と言ったものに憧れるティナはもちろん聞き入った、その中でも特に気に入っている

物語の一つが、ゼルダの伝説シリーズなのだ

 

「ああ、じゃなくてええ、まだティナには話したことのない話だったのだけれど・・・・

やっぱりあった、それも、いち、にい、さん・・・・・八個ね全部で多分各公国と王都に一つずつですね」

 

「危険はあるのですか?」

 

「あれ事態に危険はないのですが・・・勇者はあの塔と祠に転移することができるのです」

 

「まあ、それこそおとぎ話のなかのようですね」

 

「その転移を使える貴方がいいますか、まあ現状は放置で問題ないでしょう、災厄が動き始めれば

何とかしなければいけないでしょうが」

 

「現状は放置でいいのですか・・・」

 

「ええ、彼は勇者です国家間の問題に頭を突っ込むことはないと思います、絶対とは言い切れませんが・・・

___え゛?」

 

「いきなりどうしたのですか、そんなはしたない声を出して」

 

アルテミスは、無言で遠見眼鏡をティナに渡し、とある方向に指を指す

 

「あちらを見ればいいのですか?・・・え?あれは・・・船でしょうかでも空を飛んでいるように

見えます・・・とんでますね」

 

曇天の大空にはアルテミスが以前いた世界で言う飛空挺が飛んでいる

まるで巨大な青き竜が船を持ちあげ飛んでいるような外見、まさしく

 

「グランサイファー・・・・」

 

「え、あのグランサイファーでしょうか?大地が存在せずあるのは点々と浮かんでいる島しかない

世界を、飛び回る機空挺グランサイファーですか!?」

 

グランサイファーという名前に聞き覚えがあったバレンティナが聞き返す

 

「ゼル伝の次はグラブルですか・・・面白いことになりそうですね、あれはおそらく

グランサイファーで間違えないでしょう」

 

「次から次に何が起こっているのやら・・・」

 

「ティナ彼らが敵に付くと厄介です、先日話した通り彼らの団結力は異常です

早々に友誼を結んでおいて損はないと思います、それにここから先はおそらく戦乱の世に

なるでしょう、彼らと友誼を結んでいれば、少なくとも我らの前に障害として立ちふさがる

なんて、最悪のケースは免れるかと」

 

 

「つまり彼らのもとに真っ先に辿りついておいた方がいいと

あそこまで虚空回廊(ヴォルドール)届くでしょうか・・・」

 

「そればかりは本人しか分かりませんね・・・」

 

「んーー意外とできそうですね、やってみますか【虚空回廊】」

 

手に持ったエザンディスを円を描くように手元で一回転させる

するとエザンディスの刃が通ったところから黒い膜のような渦巻く円が出現する

 

「出来ましたね、行きましょうかテミス」

 

先ほどアルテミスの後ろに唐突に姿を現したのもこの竜技のおかげだった

 

「ええ」

 

何の躊躇もなく膜の中に入っていく

 

膜から出るとそこは、遥か空の上だった

 




いやー他作者さんの作品を呼んでると
すぐ毒される系作者の私はすぐ新しいの書きたくなっちゃうんですよねえ
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