私とタバコとあの先輩   作:ましろん

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一色いろはは諦めを感じる。

小町ちゃんと電話してから気付いたら1ヶ月くらい経った。

 

その1ヶ月で私の生活は変わった、いや元に戻ったと言った方がしっくりくる。

 

今までは、大学に行き、講義を受け、タバコを吸ってから帰る、そこに理恵せんぱいと居るせんぱいを見かけたら落ち込むも入っていた。

 

でも今は大学に行き、せんぱい達を見かけると挨拶も交わすし、時々喫煙所でせんぱいと2人で会話する、なにか困った事があったら小町ちゃんや平塚先生に電話する、たま〜に理恵せんぱいに聞くこともある。

 

まるでそれは高校生の一番私が輝いていたであろうあの日常を、大学生になって失っていた時間を取り戻したようだった。

 

こんな事を言うのもなんだけど、ずっとこんな日常が続けば良いとさえ思ってしまう自分がいる。可笑しいよね、あんだけ好きだとか、本物が欲しいとか言っていた私が、もう諦めムードなんだもん。でもさ、正直もう、せんぱいが振り向くことなんてないんだと思うし、この心地いい関係を壊したくないって言う思いもある。

 

もしかしたら、奉仕部の3人も、こんな感じだったのかもしれないな。もし今度奉仕部の3人と会ったら聞いてみようかなぁ。。

 

さてさて、なぜこんなにネガティブな考えを突然しているかというと、私、一色いろはは、今絶賛一人暮らしのせんぱいの家に向かっている。勿論理恵せんぱいとだ。

 

時を遡ること1時間前

 

 

 

今日は休日で学校が休みだった為、部屋の掃除でもしようと思っていた時に私のスマートフォンが鳴った。相手は理恵せんぱいだ。

 

「げっ。。」

 

『やっほ〜ヾ(๑╹◡╹)ノ"いろはちゃん今何してる〜??』

 

どうしようかな‥これ遊びとか誘われる奴かな。。?もしそうだったらまだ流石に厳しいんだけど。。

よしっ、ここは未読無視で行こう!今朝の10時くらいだから16時頃返信を返そう。

 

そう思ってスマホの電源を落とそうとした時、連続で理恵せんぱいから連絡が来た。

 

『実はね〜八幡くんが風邪を引いちゃってるらしくて、今からお見舞いに行こうと思ってたんだけど、いろはちゃんも一緒に誘おうと思ってラインさせてもらいました(╹◡╹)予定があるなら大丈夫だけどどうかな??見てたら返信下さい(๑╹ω╹๑ )』

 

『行きます!!!』

 

おっと、思わず秒で返信してしまったぞ??これじゃ〜せんぱいのことちょろいとか言えないな。。とか考えていたらすぐに返信が返ってきた。

 

『あはっ、わかった!じゃー大学の近くのコンビニで集合でいい?』

 

『わかりました!30分で行きますね!』

 

『りょーかいです٩(^‿^)۶それじゃーまた後でね〜^_−☆』

 

返信が返ってきた後、私はすぐに準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

30分後、私は大学の近くのコンビニに到着した。

 

理恵せんぱい居るかな?なんて考えながらコンビニの中に入っていくと理恵せんぱいが雑誌コーナーで漫画雑誌を読んでいた。

 

「おっ!いろはちゃん!こっちこっち!」

 

そう言いながら理恵せんぱいは、読んでいた漫画雑誌を棚に戻していた。

 

「理恵せんぱい、遅れてすみません!連絡ありがとうございます!」

 

「ううん、全然大丈夫だよ〜。いろはちゃんも来てくれてありがとうね。じゃー早速お見舞いの品とか買って行こうか!」

 

「そうですね!」

 

そう言って私たちは氷にポカリ、ゼリーなどを買ってコンビニを後にした。

 

 

 

 

「そーいえばいろはちゃんは八幡くんの家に行くの初めてだっけ?」

 

歩いてる途中恵理せんぱいはそんな事を突然聞いてきた。

 

「当たり前じゃ無いですかぁ〜、理恵せんぱいがいるのに行けるわけないじゃ無いですか。。」

 

「あはは、だよね〜、、でも私が居なくても行って大丈夫だよ??」

 

「えっ!?」

 

本当に驚いた。。この人は突然何を言いだすのだろう?

 

「だって八幡くん、私とか小町ちゃんが連れ出さないと、いつも一人で家に居るんだもん。私も勿論毎日行けるわけじゃ無いし、、そんなの寂しいでしょ?だからいろはちゃんが私の代わりに八幡くんの相手をして欲しいんだよ!」

 

「。。でも私も1人の女の子ですよ??取られちゃうとか思わないんですか?」

 

「あはは、大丈夫。八幡くんそんな器用じゃないから浮気とか絶対出来ないし、それにいろはちゃん昔ながらの後輩でしょ?私がそんな貴重な八幡くんの関係を縛っちゃったら可哀想じゃん!それになにより、私は八幡くんを信用してるんだよ。」

 

驚いた。恵理せんぱいは本当に私やせんぱいの事を信用してるんだ。ううん、多分せんぱいも信用している。2人して信頼しあってるからこその余裕があるんだ。

 

私は今の関係を壊したくない。これは嘘偽りない本音だ。正直理恵せんぱいと行動だって最初は嫌だったけど今は普通にしてるし。でも私はせんぱいの事も諦められない。いつかこの関係を終わらせないといけない。

 

でもそんな未来本当に来るのだろうか?

 

私は高校時代、奉仕部の中に入れなかった。ううん、違う。側から見たら入っていただろう。でも本当の意味で私は奉仕部メンバーには入れなかった。

 

今回もそんな風に入れないんじゃないか?

 

 

私はモヤモヤしながら理恵せんぱいとせんぱいの家に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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