せんぱいが寝てから何分経っただろうか?
まだ1〜2分?それとももう10分位は経ったかな?
好きな人を眺めているとこんなに時間の感覚が狂うなんて、初めて知ったよ。
理恵せんぱいは、今一人で読書をしている。つまり今は私だけの時間というわけだ。もっと言うならせんぱいと私、二人きりの時間だ、こんな時間が永遠に続けばいいのに、そんな事を私は考えていた。
「ねぇ〜、そーいえばいろはちゃんてさ〜」
「は〜い?」
「八幡くんの事好きなの?」
「ブフッ!!」
まさかの問いで、思わず吹いてしまった。せんぱいの事に夢中になっていた私は、理恵せんぱいの突然の問いに驚いて、とてもわかりやすい反応をとってしまった。
「あ〜!その態度はやっぱり〜‥」
理恵せんぱいは読んでいた本を置きながら、少し含み笑いをしながら私をからかってきた。。これはもう誤魔化せないな。。
「はいっ、私はせんぱいの事が好きです。大好きです。」
私は理恵せんぱいの目をまっすぐ見て正直に言った。
「。。。」
これは言わば宣戦布告だ。いつか奪ってやるから覚悟してろよ。そうゆう意味を込めて私は答えた。さすがに理恵せんぱいも私を見ながら沈黙を貫いていた。
「まぁ知ってたけどね。」
「えっ。。?」
知っていた?私の気持ちに気付いていた?まぁ、私は多分わかりやすい性格の方だろう。特にせんぱいの事になると感情も高ぶって抑えられなくなるし、せんぱいの事で一喜一憂する。私のことを知ってる人なら尚更わかりやすいと思う。
でもそれならなんで?私だったら自分の彼氏の事を好いてる子を誘ってお見舞いとかに来たりしない。もしかして。。
「あ〜ちなみに言っておくけど、別にいろはちゃんに見せつけようとか性格悪いことは考えてないよ??なんなら私、いろはちゃんの事も大好きだからね!!いじめようとか考えた事もないよ!!」
どうやら理恵せんぱいは私の考えていた事を先読みして答えてくれたらしい。。でもそれなら尚更わからない。
「じゃー。。どうゆう意味なんですか?なんで私を今日誘ったんですか?」
思わず私は怒気を含みながら問いかけてしまった。
「あははっ、そんな怖い顔しないでよ〜。いろはちゃん目が怖いよ??ほんと今なら人を殺せるくらいな目してるよ??人殺しは良くないよ!!」
「茶化さないでくださいっ!なんでなんですか!?何が目的なんですか!?」
「しっー!!!八幡くんが起きちゃうでしょ?」
「あっ、すみません。。」
理恵せんぱいは驚いた様子で私をとめにきた。
思わずせんぱいが寝ている横で、大声で叫んでしまった私はすぐに自分の口を塞いで慌ててせんぱいの方を見た。
良かった。。起きてない。。
「まぁ今のは私が悪かったね。ごめんね?」
「いえ、私も大きな声出したりしてすみませんでした。」
「ん〜、わかったよじゃー本当の事を言うよ?でも誰にも言わないって約束してくれる?勿論八幡くんにも。」
「せんぱいにもですか?」
「そう。それさえ守ってくれれば教えてあげる。」
「。。。わかりました。絶対誰にも言いません。」
理恵せんぱいはまっすぐ、今までにないくらい真剣な顔で私の目を見てきた。それはまるで、陽乃を目前にしているようなプレッシャーがあった。まるで全てを見透かされてる。そんな感覚が私を襲ってきた。
「‥うん、よし!なら話させてもらうよ?」
そう言った理恵せんぱいは、さっきの真剣な顔とは打って変わっていつも通りの優しそうな顔に戻っていた。
「って言っても理由は2つあって片方はさっき言ったことなんだけどね?
いろはちゃんと八幡くんがもっと仲良くなってくれれば、八幡くんもきっと楽しいでしょ?
やっぱ、、好きな人には幸せになって貰いたいし、まぁ、適材適所って感じだよ、私は彼女の立場として、いろはちゃんは後輩の立場としてってこと!」
「はい。。」
「そしてもう1つは、、」
私はあの時の理恵せんぱいの顔を2度と忘れられないだろう。だって。。
「私は‥あと一年で八幡くんと、お別れしないといけなくなっちゃうから‥」
あんなに悲しそうな顔をしている理恵せんぱいを私は、初めて見たから。
突然の急展開すみません。
これまで、毎日投稿していましたが明日はもしかしたら投稿できないかもしれません。
申し訳ございません。