はぁはぁはぁはぁ、、!!
私は今、千葉県某所にある病院内を走っている。
『理恵さんが車に轢かれました。』
小町ちゃんからこの連絡が来て、私はしばらく唖然としていたがすぐに病院に向かわないとと思い小町ちゃんに電話を掛けた。
『いろはさん?理恵さんが。。理恵さん
が。。』
電話に出た小町ちゃんはいつものような元気がなく、理恵せんぱいの名前を繰り返し口にしていた。
『もしもし小町ちゃん?落ち着いて!理恵せんぱいは?理恵せんぱいは大丈夫なの!?』
『わからないんです、、小町もさっきお兄ちゃんから連絡来たばかりなので詳しくは、、今タクシーで病院に向かっている所なんですが、道が渋滞しちゃってて、、』
『わかった!私も今からすぐに向かうから病院の住所教えてっ!』
『はい、病院の住所は〜〜です。』
『それなら私の方が近いし、早く着きそうだね!わかった!ありがとう!』
そう言って私は通話を終えすぐに支度をして病院に向かった。
〜〜〜〜〜
病院についた私はすぐに受付に行き、看護師の人に理恵せんぱいが運ばれた病室聞いて、そのまま急いで病室に向かった。
看護師さんから廊下を走らないようにと注意されたが、正直今はそれどころではない。
「理恵せんぱい、嘘ですよね?昨日あんなに元気で、、せんぱいにちゃんと伝えるって言ったじゃないですか、、」
私はそんな事を呟きながら廊下を走る。普段運動をしていないせいか、それともタバコを吸っているせいか。いや、多分両方だろう。前より全然遅いペースなのにもう息切れしている。
「タバコ吸う本数っ、控えた方が良いかなっ。」
そんなことを呟きながらながら転ばないように一生懸命足を動かす。
病室までの道のりがとても遠く感じる。それでも少しずつ理恵さんがいる部屋に近づいていく。
そしてついに理恵先輩がいる病室が目に入る。そのまま病室の扉に手をかけようと思った時に、内側から扉が開いた。
ガラガラ
「っと、びっくりしたぁ、ってなんだ一色か。あぶねーから病院では走んなよ。」
中から出てきたのはせんぱいだった。
「せんぱいっ!理恵せんぱいはっ?理恵せんぱいは大丈夫なんですか!?」
私はせんぱいの両腕を掴みながら必死に問いかけた。
「お、落ち着け一色、理恵なら大丈夫だ。轢かれた時に持っていた鞄が運良くクッションになってくれたおかげで大きな怪我はしていないらしい。今は眠っている。」
「そうですか、、良かった、、本当によかった。」
そう呟きながら私はその場で座り込んでしまった。足の力が一気に抜けていく。
緊張が溶けてきて思わず涙が溢れてくる。
本当に無事でよかった。
「お、おい一色?大丈夫か?」
せんぱいが心配そうな顔をしながら私に問いかけてくる。
「あっ、すみません。なんだか急に力が抜けて、安心しちゃって、、」
「びっくりさせんなよ、、理恵に続いてお前にも倒れられたらたまったもんじゃないぞ、、
それにしてもお前、なんでここに?そもそも理恵が事故に遭ったことも、なんで知ってるんだ?」
「あ〜、朝小町ちゃんから連絡が来たんですよ。理恵せんぱいが事故に遭ったって、それでこの病院の場所聞いて急いで来たんですよ。多分そろそろ小町ちゃんも到着する頃だと思いますよ。」
「なるほどな、その、悪かったな、心配かけて。」
私が心配したのは少なくともせんぱいのせいではないのに、それでもせんぱいは、本当に自分が悪いと言わんばかりの様子で私に謝罪してくる。
こういう所は、本当にせんぱいらしいなと考えていると、せんぱいのポケットの中に入っているスマホが着信を知らせた。
「っと、言ってるそばから小町から連絡だ、ちょっと外まで迎えに行ってくるわ。悪いが、理恵の様子見といてくれないか?医者の話だと意識もじきに覚めるって言ってたし。起きた時に知り合いが近くにいた方が理恵も安心するだろ。」
「わかりました、せんぱいも小町ちゃんを早く安心させてあげてくださいね?」
本当は目覚めた時にせんぱいがいてくれた方が理恵せんぱいも安心出来るんじゃないかと思うけど、正直今の私は小町ちゃんを外まで迎えにいく元気がない。本当にタバコは控えて運動しようと私は心に決めた。
「りょーかい、じゃあちょっと行ってくる。」
そう言いながらせんぱいは小町ちゃんを迎えに行った。
いってらっしゃいと先輩を見送ったあと、私は少し乱れている呼吸を整え、理恵せんぱいの病室の扉をノックし、そのまま静かに開けた。
「失礼しま〜す。」
寝ていると聞いていたのでなるべく静かに病室の中に入っていく。すると、
「いらっしゃい、いろはちゃん♪」
いつものように、いや、いつもよりも不思議と綺麗に見える。
そんな微笑みをしている、寝ていたはずの白い病院服を着ている理恵せんぱいが私を出迎えてくれた。
一年以上空いてしまいすみせんでした。
これからはタイピングの練習がてらまたちょくちょく投稿させていただきます。