私とタバコとあの先輩   作:ましろん

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今まで先輩を漢字で記してありましたが、今回の話から平仮名にします。
では本編をどうぞっ!


私は平塚先生と再会する。

19時25分。私はなんとか平塚先生との約束の時間に間に合った。まぁ結局ママに送って貰ったんだけどね。

 

私がサイゼの中に入り、奥の方に目をやると平塚先生を見つけた。

 

平塚先生、一体何分前に着いたんだろう?きっと急いで来てくれたんだよなぁ。

 

そんな事を考えているうちに平塚先生も私に気付いたようで、軽く手を上げてくれた。

 

「お待たせしてすみません!」

 

「なぁーに、私も今来た所だ。それにまだ時間前じゃないか、しっかり五分前行動出来ているし、感心感心。」

 

「ありがとうございます。」

 

そんな会話をしていると、店員さんがお冷やを持ってきてくれたのでそのまま紅茶を注文する。平塚先生はコーヒーだ。

 

「まずは、先程電話でも言ったが、改めて合格おめでとう。」

 

「ありがとうございます。」

 

「まぁ君の事だ、合格するだろうとは思っていたが、なかなか偏差値が高い所だったからな、心配が無かったと言えば嘘になる。」

 

「あはっ、そりゃ〜勿論、死ぬ気で勉強しましたからね。」

 

そんな話をしているうちに注文した物が運ばれて来た。私と先生は飲み物を飲みながら一息ついた。

 

「さて、ではそろそろ本題に入ろうか、比企谷と何があった?」

 

やっぱり先生は気付いていた。でもこの先生の事だし、今更驚きはしない。

 

「はい、実はですね、、」

 

そう言って私は平塚先生に今日の出来事を話した。勿論、私のせんぱいへの想いも。

 

話を終えるまで、平塚先生はとても真剣な顔で私の話を聞いてくれた。

 

「なるほど。。あー、すまない、一服いいかね?」

 

「はい、大丈夫ですよ。」

 

そういうと平塚先生は慣れた手つきでタバコに火を付けた。

 

「ふぅ〜、しかし、まさか比企谷に君ら以外の彼女が出来るとは‥見てくれる人はしっかりあいつの事を見ている証拠だな。」

 

そうゆう先生は少し嬉しそうだ、そうだよね、だってせんぱいは見た目や噂だけでかなりの泥を被っていたし、平塚先生はそれを間近に見てたわけだしね。私もそこに関しては嬉しいと思っていた。

 

「で、一色、君はどうする気なんだ?」

 

先生は持っていたタバコを乱暴に灰皿に押し付けて聞いて来た。

 

「どうするというと?」

 

「比企谷を諦める気なのか?」

 

「ツっ。。そりゃ。。諦めた方が良いと私は思っています。せんぱいを困らせたくもないですし。」

 

「まぁそうだな、比企谷の事だ。たとえ君が気持ちをぶつけたとしても君の望む結果にはならないだろうな。しかも君の事で比企谷自身が負い目を感じてしまうかもしれない。。比企谷八幡とはそうゆう子だ。。

 

まぁ、正直に言わせてもらうと、私は諦めて違う恋をした方が君のためになると思っているが。。君はどうする?」

 

ズキッ、

 

分かっていた事だが、改めて言葉にされると心にくるものがある。でも、先生の言うことも正しい。

この恋を諦めて、またせんぱいの一番の後輩という位置に着き、楽しい大学生活を送った方がせんぱいの為にもなるのだろう。それで、私はせんぱい以外の人を好きになり、せんぱいとせんぱいの彼女さんに協力してもらいながら新しい恋を頑張る。そんな大学生活も楽しいのだろう。。。

 

でもっ。。

 

 

「でも。。それでも私は諦められないっ!せんぱいの事を忘れられないっ!忘れられるわけがないっ!せんぱいはっ!せんぱいは私に本物を教えてくれたんです!私にとって、せんぱいは初めての本物なんです!そんなに簡単に忘れられたら、そんなのは本物なんかじゃないっ!」

 

私は気づいたら涙が溢れていて、声を荒げていた。他のお客さんや店員さんもびっくりしていたが今はそんな事も気にならない。

平塚先生はそんな私を見つめながら黙って話を聞いてくれている。

 

「私の方が。。私の方が先だった!私の方が長かったっ!だって一年以上ですよ?それなのに。。それなのにっ!せんぱいの隣には違う人がいる!せんぱいの隣には私がいたかった!私の隣もせんぱいがいい!せんぱいじゃないと。。せんぱいじゃないとダメなんですっ!」

 

「せんぱいの求めていた本物には私がっ。。私がなりたかったっ!!」

 

そこまで言い切った私は、声をあげて泣いてしまった。その涙は長い間溜まっていた、私の辛いくて切ない想いが全て詰まっていた。

 

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