もう1人のイレギュラーは反逆の覇王   作:伊達 翼

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After.1『覇王の修羅場』

 とある高校で起きた一クラス分の生徒達が集団神隠しに遭ったとして世間を騒がせてから約1年。

 

 当初、集団誘拐にしては日中の学校で他のクラスに気付かれることなく、一瞬で攫うという有り得なさと、かといって自主的な集団失踪というには食べかけの昼食ややりかけの宿題、蹴倒されたままの椅子などといった不自然さに、注目したメディアが過熱していた。

 

 しかし、世間というのはなかなかに非情であり、そんなオカルト紛いな大事件に対して関心が長く続くということはなかった。半年も経てば、短い時間で事件の進捗のなさを報道したり、賢しらなコメンテーターやこの事件を機にブレイクしようと下心を抱えた自称オカルト研究者などが様々な見解で話題を引き延ばそうとするくらいだった。だが、それも芸能人夫婦の離婚だの熱愛だの、大物政治家の汚職発覚など、メディアは次から次へと新しい話題を振り撒いた。

 

 そんな風に世間で過熱していたメディアも落ち着いてきて、人々の関心が他に移り始めた頃においても、依然として失踪した学生達の家族や警察が必死に行方を捜していた。しかし、手掛かりすら何1つも得ることが出来ず、誰もが心身の疲労と諦念に侵され始めていた。

 

 その家族の1つ。探偵業を生業としている紅神家の大黒柱『紅神(べにがみ) 狼牙(ろうが)』もまた日夜手掛かりを求めて奔走していた。

 

 狼牙はそれなりに名の通った探偵だ。メディアも無視して日本中を東奔西走して手掛かりを見つけようとした。失踪した生徒達の家族達が立ち上げた『家族会』も狼牙なら、と期待したが…その狼牙をもってしても手掛かりを掴めずにいた。

 

 そして、生徒達が失踪してから1年の歳月が経とうとしていた。

 

「兄さん。そっちの状況は?」

 

『毎日電話してきてんじゃねぇよ。何度も言わなきゃならねぇが、全っ然だ。お前の方もそうだろ?』

 

「わかってる! だが、少しでもあいつの…あいつらの手掛かりを見つけねぇと…!!」

 

 ダンッと自室の仕事机を叩きながら電話向こうの兄に悲痛な言葉を漏らす狼牙。

 

『………気持ちは痛いほどわかる。あいつは、俺にとっても可愛い甥っ子だ。手を尽くさない理由にはならない。だが、今は冷静になれ。お前がそんなんじゃ、嫁さんや娘も心配になるだろう』

 

「………悪ぃ、兄さん」

 

『いいってことよ。何か情報が入り次第、お前にもすぐ回す。いつでも出れるように体、ちゃんと休めとけよ?』

 

「あぁ…」

 

『じゃあ、またな』

 

ピッ…

 

 そう言って電話先の人物は電話を切る。

 

「…………………はぁ…」

 

 椅子に座り、深い溜息を吐く。

 

「確か、今日は明香音ちゃんも来てたか」

 

 そう口にすると、自室から出て、一階のリビングダイニングへと降りていく。

 

「あ、おじさん…」

 

「あなた。さっきちょっと声が聞こえてきたけど…」

 

 リビングの方にあるソファに座っていた家族と、友人の娘が狼牙に気付き、声を掛けてきた。ちなみに時間だが、既に夜遅く、双子の娘はパジャマ姿だったりする。

 

「ちょっと狼夜兄さんと話しててな…」

 

「兄さんのこと?」

 

「お兄ちゃん…」

 

 狼牙の言葉に双子の娘がそれぞれ反応を示す。黒髪琥珀眼の双子の姉『夜琉(よる)』と銀髪紫眼の双子の妹『雪絵(ゆきえ)』。どちらとも双子故に顔は瓜二つだが、纏っている雰囲気は真逆だった。夜琉は凛々しい印象を、雪絵は清楚な印象をそれぞれ与える雰囲気で、髪は寝る前なのでおろしている。

 

「……しぃ君…」

 

 夜分遅くに紅神家にいる、制服姿の緋色の髪の少女『天月(あまつき) 明香音(あかね)』もまた想い人のことを考え、顔を伏せる。

 

「明香音ちゃん…」

 

 銀髪碧眼の女性『雪音(ゆきね)』が明香音の隣でそっとその手を握った。

 

「大丈夫だ。必ず…何年かかったとしても、絶対に見つけてみせる…」 

 

 そんな決意と共に狼牙が呟いていると…

 

ピンポーン♪

 

「?」

 

 こんな夜分遅くだというのに、不意に呼び鈴が鳴る。

 

「私が、出てきますよ」

 

 そう言って明香音が立ち上がり、玄関へと向かう。少しフラフラしていて雪絵なども心配していたが、明香音は帰るついでだと、玄関に向かったのだ。

 

ガチャ…

 

 そして、玄関を開け放つ。

 

「……………………ぇ…?」

 

 玄関先に立っていた人物を見て、明香音は小さく声を漏らした。そこにいたのは、黒の混ざった銀髪に、右は琥珀、左は真紅の瞳(オッドアイ)を持ち、野性味溢れる端正な顔立ちをした、ガタいの良い長身の男だった。服装は上に白いシャツを着て、下に黒の長ズボンを穿き、黒のロングコートを羽織っており、手にはОFGをしていて、靴はコンバットブーツっぽいものを履いている。一見すると怪しさ抜群の人物だが、明香音はほろりと涙を流した。それは、ずっと会いたかった幼馴染み…背丈も、纏う雰囲気も、目付きも変わっているように見えたが、明香音には分かった。目の前のこの人は…

 

「ただいま、明香音」

 

 そう言って目の前の人物は明香音をそっと抱き締めた。そのあまりにも急な展開に明香音が固まっていると…

 

「明香音ちゃん」

 

「やっぱり、心配だし…私が送ってくよ」

 

「う~ん…それは夜琉ちゃんじゃなくて、お父さんに任せましょう?」

 

「流石に女の子を1人で帰すわけにもいかんしな…」

 

 明香音が心配だったのか、リビングからぞろぞろと狼牙達がやってくると、明香音を抱き締める人物を見て全員が固まった。

 

「ただいま、みんな」

 

 その人物は、顔を上げるとそう言葉を紡いでいた。

 

「『紅神 忍』。帰ってきたぜ」

 

 その人物…忍が笑っていると…

 

「っ…しぃ君!」

 

「兄さん!」

 

「お兄ちゃん!」

 

 3人の声が重なり、忍に思いっきり抱き着く。

 

「忍、君…?」

 

「ハッ…この馬鹿息子が…一体、どこをほっつき歩いてやがった?」

 

 雪音はまだちょっと信じられないようにほろりと涙を流し、狼牙もまた嬉しそうにしながらも必死に涙を堪えていた。

 

「明香音、親父、お袋、夜琉、雪絵…」

 

 そんな家族と恋人を前に忍は改めて言葉を紡いだ。

 

「ただいま」

 

「「「「「お帰り(なさい)、しぃ君(忍)(忍君)(兄さん)(お兄ちゃん)」」」」」

 

 

 

 その後、忍は家族や明香音と共にリビングダイニングのリビングの方へと移動していた。久し振りの我が家に忍は懐かしさを覚え、壁に手を添えていた。そんな忍と今は片時も離れたくないのか、明香音が左腕を取り、双子もロングコートの裾を握って離さなかった。その様子に苦笑しながらも忍はソファに座り、その対面に両親が座る。明香音や双子は忍の隣とソファの背もたれから忍に抱き着くことで陣取る。

 

 そんな光景を見ながら狼牙が真剣な面持ちで口を開く。

 

「……お前が…いや、お前達が失踪してからの1年。俺は兄さんにも協力してもらって手掛かりを探してきた。だが、手掛かりは見つけられずじまい。家族会の人達にも申し訳なく思っていた。だが、こうしてお前が戻ってきたってことは…他の生徒達も…?」

 

 その問いに忍は…

 

「あぁ…数名を除いて、な…」

 

 そう答えていた。

 

「つまり、全員が全員、無事じゃない、と…」

 

「そういうことになるな」

 

「……そうか…」

 

 狼牙は探偵で警察に協力することもあり、観察眼にはちょっと自信があった。そして、その観察眼をもって忍の今の格好や態度からきっと凄絶な経験を積んできたのだろうと推測していた。

 

「お前が無事だったのは素直に嬉しい。が、その数名の生徒の親御さんには何と言ったらいいのか…」

 

「……………………」

 

 重たい雰囲気はリビング内に立ち込める。

 

「忍。正直に話してくれ。お前達の身に一体何が起きたのかを…」

 

「親父。元から話すつもりだったんだ。誤魔化しはしない。この1年で、俺達に何があったのか…それを今、話すよ。そして、俺のやってきたことも…」

 

 そこから忍は異世界・トータスに召喚された時から、奈落でハジメと共に駆け抜けたこと、大迷宮と世界を巡る大冒険、世界を壊そうとした神との最終決戦、そして自分が敵対した数多くの人間を殺してきたことも包み隠さず、全て話した。もちろん、全てを語るには時間が掛かるので、要所要所で纏めた手短な話にしたが…。

 

 その間、狼牙はずっと忍の眼を見ていた。忍が本当のことを話しているか、確かめるために…。

 

「お前がオタク趣味ってのは知ってるし、そういうネタもあるのは知ってる。が、"実際に"となると、また話は別だ。本当にそんなことが、起きたなんて…にわかには信じがたい」

 

「だよな。普通は病院にでも放り込んでるような案件だ。でも、事実なんだよ」

 

「……………………」

 

 だからこそ、狼牙は困惑した。忍の眼は嘘を吐いていない。つまり、今の話は真実の可能性が高い。催眠なり暗示なりを掛けられているという可能性もあるが、少なくとも忍からはそういった類のものを狼牙は感じなかった。そういったものは大抵の場合、目が濁っている。仕事柄、そういうものも見慣れている狼牙もそれを疑ったのだが、忍の眼からはそれが見受けられないのだ。

 

 つまり、忍がその手を血で汚してきたことも必然的に真実ということになる。

 

「あ~、まぁ、なんだ…」

 

 ガリガリと頭を掻きながら狼牙は…

 

「正直な話…息子から人を殺したなんて言われたら真っ先に兄さんに連絡を入れたいところではあるが…それはそれだ。忍。これだけは聞かせろ」

 

「なに?」

 

「人を殺して怖いと思ったか?」

 

 それだけを聞いていた。

 

「…………………あぁ、怖いし、慣れたくもなかった。でも、そうしないと守れないことも多々あったからな。だから、俺は…」

 

「……………………」

 

 忍の瞳を見ながら狼牙は思った。

 

「(それほどまでに切羽詰まっていた、訳でもないか。いずれにしろ、理由があった。だから、その手を汚してきた、か…)」

 

 肉体は人外となった忍だが、その精神はまだ未熟な部分も見受けられることを知り、狼牙は少し安堵していた。

 

「わかった。お前が無事に帰ってきてくれただけでもよしとしよう。他の家族には申し訳ないがな…」

 

 そう狼牙が言うと…

 

「…………いいのか?」

 

「あん?」

 

「俺は、人殺しもしてきた。そんな俺を、受け入れてくれるのか?」

 

 忍が、ちょっと不安げにそう尋ねてきたのだ。

 

「バ~カ、俺等は家族だぞ? お前に起きた変化も全部ひっくるめて受け止めんのが家族ってもんだろうが」

 

「親父…」

 

「そうだよ、忍君。私達は家族なんだから、どんなことでも受け止めてみせるよ」

 

「お袋…」

 

 両親の言葉と共に自分に寄り添う3人の手にも力が入る。

 

「やっと…しぃ君が本気になってくれたのに、また離れ離れとか…私、嫌だからね?」

 

「細かいことはともかく、もう何処にも行かせないからね! 兄さん」

 

「もう何処にも行かないでください、お兄ちゃん」

 

「お前等…」

 

 忍はそんな家族と恋人の温もりを感じ…

 

「ありがとう」

 

 一言、礼を述べていた。

 

「あ~…それで、だけど…その、異世界を証明する方法はあるにはあるんだよ」

 

 そして、忍は思い切って"ある事実"をこの場で公開することにしていた。もちろん、家族と恋人に隠し事はしたくないという忍の想いなのだが…如何せん、それをやるには勇気が必要だった。

 

「あん? そんな方法があんのか?」

 

「ただ、まぁ…その、なんだ…確実に空気が死ぬと思うんだよ」

 

 狼牙の言葉に忍は明香音の方を見ずにそう言う。

 

「あ~…」

 

 話の中でちょこっとだけ触れていた『巫女』という言葉を思い出し、狼牙はなんとなく察した。

 

「まぁ、無理はするな」

 

「いや、だが……隠し事はしたくないからな。特に明香音には…」

 

「覚悟があるなら…俺からはもう何も言わねぇよ。漢なら、気合で乗り切れ」

 

「覚悟ならある。が、乗り切れる自信がねぇ…」

 

 そんな微妙に男にしかわからない会話に…

 

『?』

 

 女性陣は首を傾げる。

 

「……よし。じゃあ、見ててくれ」

 

 覚悟を決めたらしく、忍が明香音や雪音、夜琉の手から抜け出すと…

 

「………『界穿』」

 

 忍が口を開くと、グニャリと空間が歪み、それが楕円形を形成すると、学校の屋上らしき場所と繋がった。

 

「なぁっ!?」

 

「あらまぁ…」

 

「な、なに!?」

 

「ふぇ!?」

 

「これって、学校の屋上?」

 

 五者五様に驚きを見せる中…

 

「もういいの?」

 

 屋上からぴょこっと狼耳を生やした少女『セレナ』が顔を覗かせる。

 

「あぁ…他の巫女達にも入ってくれと伝えてくれ。あ、靴は脱げよ?」

 

「えぇ、わかったわ」

 

 そう言って顔を引っ込めると、靴を手にセレナが先陣を切り、その次から『ジェシカ』、『レイラ』、『ティアラ』、『シオン』、『ファル』、『シェーラ』の順でリビングに入ってくる。

 

「ここが…」

 

「覇王の実家か」

 

「少々手狭に感じますね」

 

「きゃはっ♪」

 

「失礼します」

 

「……………………」

 

「お、お邪魔します」

 

 リビングに入ってきた巫女達がそれぞれ好き勝手に言う。

 

『……………………』

 

 シオンとファル以外の外見が人とは違うことに家族と恋人が固まる。

 

「い、今のが、『魔法』だ。そして、こいつらが覇王の巫女達だ。コスプレとかではなく、耳は本物だからな?」

 

 一応、そんな風に忍が説明しているが…

 

「「「……………………」」」

 

 明香音と双子の忍を見る眼が非常に冷たかった。

 

「あ、明香音。これは、その…」

 

 恋人の冷たい視線に耐えかねて忍が弁解をしようとするが…

 

「しぃ君…」

 

「は、はい…」

 

 妙に迫力のある明香音に神の使徒とだって死闘を繰り広げてきた覇王は静かに正座した。

 

「私がずっと心配してたのに、他の女の子と仲良くしてたの?」

 

「いや、お前のことを決して忘れてた訳じゃなくて、だな…その…」

 

「なに?」

 

「いえ、その………………………すみません…。色々、してしまいました…」

 

「"色々"?」

 

 キッと忍を睨む明香音は、視線だけをセレナ達に向けた。

 

『……………………』

 

 巫女達は総じて視線を逸らした。いつもは喧嘩っ早いジェシカでさえ、今の明香音は喧嘩を売るのはやめとこうと思えるほどに恐怖をちょっと覚えていた。

 

「良い御身分だったんだね?」

 

「いえ、あの…」

 

 明香音の物言いに冷や汗をダラダラと流す忍の姿は、完全に浮気がバレた彼氏の図、にしか見えない。

 

「私にだって、そんなことしてくれなかったのに…」

 

「いや、まさか…告って1日も経たずに召喚騒動に巻き込まれるとは思わず…そのまま1年も放置したようなもんだから、その…色々と埋め合わせもしたいな、と思ってはいるんだが…」

 

「埋め合わせって…具体的には?」

 

「その…向こうで親友に頼んで作ってもらった物があるんだが、まずはそれを受け取ってはくれないかな、と…」

 

「プレゼントだけで私の不満は解消されないよ?」

 

「わ、わかってる、つもりだけど…」

 

 とりあえず、と忍はロングコートのポケットから小さなケースを取り出す。

 

「これ、なんだが…」

 

「?」

 

 小さなケースに明香音が首を傾げていると、おもむろに忍がケースを開けて中身を見せる。

 

「……………………へ…?」

 

 そこには装飾のない白銀のシンプルな指輪があった。

 

「その、だな。1年も放っておいてなんだが…俺と、結婚してくれないか?」

 

「……………………////」

 

 まさかのプロポーズに"ボンッ!"という音が聞こえそうなくらい顔を真っ赤にする明香音。

 

「若ぇな…」

 

「あらあら」

 

 息子のプロポーズ場面を両親はニヤニヤと笑ったり、微笑ましそうに笑みを浮かべており…

 

「……………………」

 

「むぅ~…」

 

 双子の妹達はジト目を深くしたり、頬を膨らましたりと今にも文句を言いそうな雰囲気だ。

 

「私達、ここにいる必要あるのかしら?」

 

「なんかイライラすんな」

 

「なんとも口の甘い空気ですね」

 

「結局どうするの~?」

 

「忍殿、頑張ってください」

 

「はぁ…」

 

「あ、あまり騒がない方が…」

 

 巫女達も思わず、口々に好き勝手なことを言う。

 

「……………………それで、返事を聞きたいんだが…」

 

「ひゃ、ひゃい…!////」

 

 周りに見られている状況で答えを聞く辺り、忍もわりと神経が図太いのかもしれない。当の明香音はそわそわと視線を彷徨わせた後、チラッと忍の眼を見る。

 

「……………………」

 

 その眼は真剣そのもので、忍が嫌いなはずの"本気"を感じさせるものがあったのを、明香音は気付いた。

 

「ぁ…////」

 

 それを見た途端、明香音はさらに顔を赤くすると一言…

 

「………す、末永く大切にしないと、ゆ、許さないんだから…////」

 

 そう伝えながら左手をそっと差し出していた。

 

「……ありがとな。明香音」

 

 それを了承と受け取った忍はケースから指輪を取ると、そっと明香音の薬指に嵌める。が…

 

「ちょっと、緩い…」

 

「そこは、すまん。サイズがわからなかったから…ちょっと大雑把で…」

 

 なんとも締まらない一幕だった。

 

 その後、明香音を忍が送り、明香音の両親からも盛大に驚かれたりもしたが、そのついでとばかりに親御さんに『娘さんをください』という定番もやったりした。明香音の両親は、忍なら大丈夫だろうと許可してくれた。セレナ達のことは今は伏せておいたが、いずれは話さないとならないと忍は改めて決意を固める。

 

 そんなこんなとありながらも帰還者達は地球に帰ってきて、まず家族の説得に費やしていったのだとか…。

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