おじさん、今年で36歳になるんだけれども 作:ジャーマンポテトin納豆
しばらくぶりだなぁお前らぁ!!
別の作品書いたり、寝たり起きたり食ったり色々とやってたんだぜ!
それはそうとVTシステムの絡みどうしてやろうか。
おうちかえりたい……
定期的にこの言葉を言うと精神安定効果があるらしい(大嘘)
やぁ皆おじさんだよ!
おじさんの言う事は信用しちゃいけないってこれでよく分かったね。
んな事はどうでも良いのさ。それよりもシャルル・デュノア君(ちゃん)の事と、迫り来る学年別トーナメントの方が問題なのだ。
デュノア君の方は束と千冬が今色々と情報を集めてくれているらしいから俺が出る幕はないからこれは取り敢えず放置。
それよりも直近の問題として学年別トーナメントが問題なのだ。
これ、全員強制参加なんだってさ。
しかも、おじさん専用機持って無いのに専用機持ちの特別枠でぶち込まれているらしい……
えぇ……なんでぇ……?
おじさんなんで特別枠ぅ……?
今日は珍しく仕事が早く終わった千冬が部屋に居るから聞いてみよう。
部屋着でベッドの上でゴロゴロしてる。
うん、最近忙しかったからね。でももうちょっと格好に気を付けて欲しいなぁ。
上がタンクトップで下はパンツだけって。一応兄貴が居るんやぞ?それでいいのか千冬。
まぁその辺の事は後でしっかりお話するとして。
「千冬ちゃんや。これどういう事かね?」
「これ?……あぁ、トーナメントか。どういう事とはどういう事だ?」
「いや、なんで俺が専用機持ちの特別枠で出場になってんのかなぁって」
千冬に聞いてみるのだ。
分からい事があったり困った事があったら、ちふエモン。ってね。
「なんだ小娘共に負けるとでも?」
「いやそうじゃねぇって。俺って専用機持って無いじゃん?なのになんでかなーって」
「あぁ、職員会議で決定した」
「おぉっと出ました職員会議。理由は?」
「強すぎるから」
「は?」
「だから強すぎて一般生徒じゃまともな戦いにすらならないから、と言うのが理由だ」
「……喜ぶべき?それとも絶望するべき?」
「さぁな。まぁでも上からの圧力があったのは間違い無い。各国の第三世代機と戦わせてどれほどの実力なのかを見たいんだろうさ。もし兄さんが勝ったとしてもデータが取れる。負けてもデータとついでに馬鹿にする材料が手に入る。主に女権団が色々とな。どちらにしろ奴らにとって得でしかない」
「まぁじでぇ……?」
ここでもクソ政治家に女権団共のきったねェ顔がチラ付くのかよ。
いい加減嫌になっちゃうぜ。昔っからなんだけど。
「何とかならんの?」
「ふふっ。兄さん、私が何もしなかったと思うか?」
「いんや」
俺が答えた時、にっこりと笑って千冬が言った。
どす黒い、ブチ切れてる顔と雰囲気だけど。なんでみんな笑う時ってこうおっかないのかぁ。そんなんじゃモテないよ?
「そしてこの決定に腸が煮えくり返っている事は分かってくれるよな?」
「イエスマム!」
声が死ぬほど怖いんですけど!?
千冬お前そんな物騒な声出せるの!?
え!?お兄ちゃん初めて知ったんだけど!?
思わず敬礼しちゃったよ!妹は鬼軍曹!なんつって。
「ま、その辺の兄さんの戦闘データ云々は束に頼んで手に入れても消すように頼んである。ついでに色々と他のデータもな」
「こっわ……うちの妹こっわ……」
「うぅん?何か言ったか?」
「何にも言ってません」
「ん。ならいい」
うぇーい。おじさん何にも言えないよ。
しかも束にデータ消去依頼してるって絶対やり過ぎるだろ。
「まぁ、やり過ぎない様にな……」
「流石にな。束の気分次第だが……」
「おい最後なんつった?」
「……」
「なんでそっち向いているの?こっち向いて?ねぇ千冬こっち向いて?」
「おい兄さん、何故私の顔を掴む?おい放せ。この、放せ!」
部屋だからもう二人でわちゃわちゃ。
顔を掴んでこっちを向けようとするがそこは千冬。首の筋力もズバ抜けている。
いくらおじさんと言えども無理だった。
「あ、待って千冬待って待って待って!おま、お、お前ぇぇぇ!!」
「そうかそうかそんなに私の顔が見たいのか。ならいくらでも見せてやろう」
「ぐおぉぉぉぉ!?」
「なんだどうした?可愛い妹の顔が見たいんじゃなかったのか?ん?」
「やめてぇぇぇぇ!!」
その時、事故が起きた。
何故だか顔をブンブンと降りまくっていた。前後左右上下全てに。ガッチリ掴まれてて全く動かないんだけどさ。
その瞬間、顔が前に向かって抜けて行った。
そりゃもうスポッっと良い感じに。
それでどうなるのかと言うと、盛大にガッツリとぶつかりに行ったわけだ。
これがラブコメだったらキス、なんて事になるんだろうけどそこは俺達兄弟。
ゴスッ
ヘッドバットになってしまった。
とんでもなく鈍い音を出しながら。
「~~~~~…………っ!!!」
「ぬ”ぬ”ぬ”ぬ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”…………!!!」
患部は物凄く痛い。なので頭を押さえて転げまわる。
「痛い……」
「いってぇ……」
暫くして段々と痛みが引いて来ると、向き直る。
「悪かった……」
「すまない兄さん……」
それでもう色々と疲れたので寝るしかなかった。
その日もあんな事があったのにちゃんと(ちゃんとってなんだ)千冬は俺のベッドに潜り込んで来た。まぁいいけど。可愛い妹には出血大サービスです。
それから数日、おでこにでっかいたんこぶを作っている二人がよく見られたとか。
ついでに言えば一夏辺りにズルい!なんて言われて詰め寄られてそれはそれで対応に苦労したのは別の話。
一夏お前はデコにたんこぶ作りたいのか。それでいいのか。高校生なんだぞ?もう一度聞く。
そ・れ・で・い・い・の・か?
数日後、対戦表が貼り出された。
専用機持ちは、一夏、セシリア、鈴、ラウラ、デュノア君、四組の子とおじさんを含めて七人。
シード権は四組の子がゲット。
んで、肝心の一回戦で俺が戦う相手なんだけど。
まさかのセシリアちゃんでした。
うん、俺死んだわ。
超近接戦闘特化のおじさん相手に遠距離特化のセシリアをぶつけて来るとか完全に狙っとるやんけ。
しかも一回戦って。
あれやろ。おじさんのだっさい姿を晒そうってんだろ。
別におじさんだけなら良いんだけどさぁ?頑張って努力して勝ち取った物をぶち壊すようなことしてくれやがって。
ちょっと考えれば分かる事じゃねぇの?
でもなぁ。真面目に考えれば考える程勝ち目が無いんだよなぁ……
遠距離から釣瓶撃ちにされるのが良い所だろうし。
射撃武器の扱いなんて俺やった事無いべ?
あるぇ?これ無理ゲーじゃねぇ?
俺どうすんの?
対策立てようにも流石に直接本人に聞く訳にもいかんしなぁ……
クラス代表戦の時も結局銃は搭載したけど使わんかったし。
……あー、そういや学園の地下に射撃場があるとか言ってたな。そこを使って射撃の練習でもしとくか。
クラス代表戦の時は射撃特化の人間が居なかったから俺の戦いやすい距離で戦えたに過ぎない。
そんじゃまぁ、早速今日から通うとするか。
トーナメントまで二週間ぽっきりしかねぇけど、そこは俺の才能に期待するしかねぇなぁ。
放課後、授業も終わりさぁ射撃だ!という事でやって参りました射撃場。
結構広いのな。20レーンってかなりじゃね?
さてと、どの銃にすっかな。
ぶっちゃけ全く分からん。どれでもいいと言えばどれでも良いんだけど。
……どれにしよう。
「小父様?」
後ろから声を掛けられた。
振り向くとそこには首を少し傾げながら俺を見ているセシリアが。
「おろ?セシリアじゃないの。どったのこんな所で」
「それは私の言葉ですわ。私はよくここに射撃を行いに来るのですが」
「そうなの?てっきりISだけなのかと思ってたわ」
「それは有り得ませんわ。搭乗者がしっかりと銃火器を扱えなければISに乗った所で幾ら補正が掛かるとは言っても当たりませんから」
なにそれかっけぇ。
「なにそれかっけぇ」
「そ、そうでしょうか?」
おぉっと口に出ていたようですね。
少し恥ずかしそうにしている。はい可愛い。
「うん。努力するとかめっちゃ偉い」
「そ、そうですか。所で小父様は何故此処に?」
「いやさ、一回戦俺ってセシリアとじゃん?」
「はい」
「流石に俺の戦い方じゃあれかなー、と思ってちょっとばかし人生初めての射撃をやってみようかと思った次第でございます」
「それで、ですか。でしたらもう銃を選んだのですか?」
「いんや、全く持ってそう言うのはド素人もいい所だから分からん。頭を抱えてた所だ」
「それならば私がお選びしましょうか?」
「お、マジで?敵に塩を送る事になるけど」
「構いませんわ。個人的には小父様も私と同じ様に射撃を嗜んでくれるのであれば嬉しいですもの」
にっこりと笑ってそう答える。
うーん、戦いにおいての損得しか考えてなかったオジサン恥ずかしい。
「……セシリア、ごめんな」
「え?何がですか?」
「汚い心のおじさんでごめんな……」
「そ、そんな事ありませんわ!」
なんて事をやりつつきっちりどの銃にするのかしっかり選んでいくセシリア。
こいつ、出来るな……
「小父様、何かこれと言った要望はございますか?」
「いんや?なーんもねーよ。セシリアにお任せするわ。ぶっちゃけ銃を撃つのに慣れりゃいい、って感じだしな」
「ハンドガンとアサルトライフル、スナイパーライフル、機関銃、どれをお選びしますか?」
「んぁ?あー、アサルトライフル一択で。スナイパーライフルとかはまた今度の機会にでも撃ってみるか」
「分かりましたわ。でしたそうですわね……この際ですから幾つか撃ってみましょうか。アサルトライフルはM16、M4、AK-47、G36、取り敢えず有名どころを撃って行きましょう。その中で一番の物を、という事で」
「よっしゃそれで行こう」
という事でセシリア監督の元、射撃の練習が始まった。
おじさんのかっちょいい姿を見てくれや。
「小父様は全く銃を触った事も無いんですよね?」
「あったりめぇよ!何てったって一般人だったからな!」
「そこまで胸を張る事でも無いような気もしますが……それでは構え方から始めましょうか」
「頼むぜセシリア」
先ずは構え方と銃の持ち方。いやマジでド素人だからね。
「しっかりと握って。そう、そうですわ」
「セシリアさんちょっと近い……」
「集中しないと怪我をしますわ。しっかりと的を見て」
セシリアさんお胸がめちゃめちゃ当たってるんですが気にしないの?
あと首に時々当たるさらっさらの金髪がくすぐったいんですが。
「それでは撃ってみましょうか。小父様のタイミングで引き金を引いてくださいな。安全装置を外すのをお忘れ無きよう」
「おう」
パァン!
言われた通りにやって撃ってみたらあらビックリ、的にしっかりと命中した。
「お上手ですわ!その調子で他の銃もどんどん撃ってみましょうか」
「りょーかい」
いやー、疲れた疲れた。
あれから2時間程射撃をしてた。
動き回ったりしてなけりゃ思いの外当たるのな。
流石に偏差射撃云々は無理だけど止まった目標に止まった状態なら当てられることが分かった。
まぁそれでもおじさんステゴロで頑張るんですけどねぇ!(最初と言ってたことが違う)
いや、これはほんとに今日射撃をやってみた結果なんだって。
さっきも言ったけど止まった状態なら当てられる。点数で言えば100点中5、60点って所か。
残念ながらこの点数じゃ通用しない。偏差射撃の「へ」の字も知らん俺が銃を構えても飛び回るセシリアの後ろを弾が飛んでいくだけだって。
それに相手はあの射撃特化のセシリアさんだぞ?こっちが狙いを付けてる間に蜂の巣だわ。
まぁ狙撃銃タイプらしいから連射性能はお世辞にも良いとは言えないっぽいけど。
それでも頭ぶち抜かれて御陀仏ってな訳だ。しかもビームビットも装備しているらしく本人が射撃をしないとしてもそっちから撃たれて本当に蜂の巣になっちまう。
なんで知っているのかって?
おじさんはちゃんと対戦相手の事は調べるんやでぇ……
という事でセシリアには申し訳ないが今回は射撃武器は搭載するけど使用は見送りって事で。
まぁ何とかして接近してステゴロに持ち込めれば良いんだけどなぁ……流石に希望的観測が過ぎるか。
最悪、一切近づけずに一方的に叩かれて終わりだ。
その辺の事をどうするか考えないと。
まぁでももし思いつかなくてもその時の俺が何とかするでしょ!
なんて馬鹿な事を考えて結局その日は皆と飯食ってシャワー浴びて寝ました。
はい皆さんこんちわ!
気が付いたらトーナメント当日で笑う事しか出来ないおじさんだよ!
いやふざけてる場合じゃねぇ!マジで当日だぞおい!?
どうしてくれんだ昨日までの俺ぇぇ!明日の事は明日の俺が何とかする的な事を言っといてこの様だよ!
いや、まだ大丈夫……おじさんには固有スキルがあるんだ……それを使えばまだ何とかなる……!
固有スキル発動!
後の事は試合しているときの自分に任せる!(現実逃避とも言う)
はいそして試合5分前になりましたね。
うん、なーんにも解決策浮かばなかったよ……(絶望)
あの時なんで俺は固有スキル(現実逃避)を発動しちまったんだ……
なんか鈴の時もこんな感じだったような気がしなくもない様な気もする。
やべぇ……焦りすぎて何言ってんのか分かんなくなってきて日本語滅茶苦茶だぜ。
あ、因みに今回も打鉄で装甲を完全に外して足と腕に追加で殴っても大丈夫なように分厚くしてスラスターを増やしました。
直線なら第三世代機にも負けません!(直線番長)
ぶっちゃけ鈴は自分から近づいて来てくれたけど今回は逃げ回られるだろうから接近するのだけでも一苦労。なんでせめて直線だけでもって事で。
スラスター積むのに夢中になってたらそれを制御する側のシステムとかをすっかり忘れてました。所謂設計ミス?欠陥機?ってやつでごぜーます。
打鉄よ……俺のせいでごめんなぁ……
なんてここまで来て、それでもなお現実逃避をするおじさん。もうあきれて何も言えねー。
こんだけ騒いでんのにね。よく言うよ。
しかし時間という物は、早く過ぎてくれと願う時は遅く感じるように、逆もまた然り
アリーナへの入場時間になってきてしまいましたぁ!?(錯乱)
あひゃひゃひゃひゃ!?!?
やべぇよ!どうすんだよ!?あぁもういいや!なるようになれ!
取り敢えず今回は此処まで。
次回、待ちに待ったセシリアとのイチャラブ(戦闘)回です。
正直言わせてもらうと、おじさんとセシリアを一回戦で組ませたのはミスだったかもしんない。
作者もどうやればセシリアとステゴロで戦えるのか全く思い付いてない。