おじさん、今年で36歳になるんだけれども   作:ジャーマンポテトin納豆

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サブタイと本編の関連性皆無。そんな要素欠片も無いけど読んでくれたら嬉しいな。


セシリアは間違い無くチョロインだと思うんです。

簡単に今の状況を説明するぜ!

学年別トーナメントに専用機持ち枠で強制出場決定!

初戦の対戦相手はセシリアだった!

対策を考えたけど全く思い付かずに気が付いたらトーナメント当日だった!

もういいやと投げやりになってアリーナに入場!

試合が始まる!

ビットとセシリアの射撃から全力で逃げ惑っている!⇐今ここ。

 

 

 

 

うん、全然説明になってねぇな。

いや、でも最後のはそのままなんだよ。

 

もうちょい詳しく説明するとだな、なるようになれと飛び出してアリーナに入場したんだよ。

それで例の如く無駄にハイテンションな実況の掛け声があって会場は大盛り上がり。それでカウントが始まって0になった瞬間試合開始って訳だ。

 

おじさんも流石にそこまで馬鹿じゃないからさ?長期戦になればなるほどこっちが不利だって分かってたし、短期決戦を挑もうとしたんだよ。

そこで装甲を殆ど外して代わりにブースターを取り付けてある打鉄ちゃんを思いっきり吹かした訳さ。

 

 

そこで問題になったのが、こいつにブースターを取り付ける時にそれの制御機構とかの取り付けをすっかり忘れてたって事だ。

まぁ何が言いたいかと言うとだね、直線しか最高速度を出せないし下手に曲がろうとすると死にます。いや、冗談抜きで。

 

だから思いっきり加速して近寄ろうとしたんだけどさ、このブースターの取り付けを手伝ってくれたの、というかやってくれたのって一夏とセシリアなんだよね。

 

今回の対戦相手はセシリアさんです。当然この直線にしか進めないって欠点も分かってるわけだ。どうなったかと言うと。

 

普通に避けられて背中を見せた瞬間に撃たれましたはい。伊達に直線番長を名乗ってねぇぜ!

 

 

 

 

で、今は必死こいてビットから放たれるビームを避けているんです。

まぁ幸いなことに直線にしか進まないから避けられなくは無いんだけど、如何せんセシリア自身の狙撃を加えると五つの箇所からの攻撃を避けなきゃいけない。

 

正面を避けようとしても側面背面は当たり前。上方下方、前後上下の斜め、全てのありとあらゆる方向からビームが飛んでくるもんだからもう大変よ。

こんなことなら鏡でも持ってくりゃ良かったぜ。

 

え?知らない?ビームって鏡で弾き返せるんだぞ。(本当かは知りません)

 

 

 

つーかまじでどーするよ?

一応弱点っぽい?事は見つけたには見つけた。

 

何かって言うとビットの射撃の時、セシリア自身の銃で一回も攻撃してきてない。

もしかしたら同時に攻撃が出来ないんじゃ?とは思っている。でも罠の可能性も十分あるからな……

正直な所、これだけで攻勢に転じるか、賭けに出れるかと言われると到底その気にはなれない。

 

他にも近接用のブレードも持ってるらしいし、あと他にも不安事項がある。

確か調べた時にビームビットの数は六機って書いてあった。なのに四機しか出して来ていない。

やられたときの予備用なのか、同時に扱える数が四機なのか。それともただ出さないでいるだけなのか。

 

いや、最後のは無いか。セシリアがそんな事するようなタイプか、と聞かれるとそうだとは言えないし。

俺の勘違いなのかもしれないけどね。

まぁどの理由にしろ結論から言えば今この段階で俺が反撃をするのは難しい。

 

もしやるとするなら最低条件はビットを全部落としてから。

本当は残りの二つも引っ張り出させて纏めて叩きたいところではあるんだけどそう上手くはいかないだろうな。

そもそも四機で逃げ回っているのに六機になったらそれこそ、はいお終いってなり兼ねん。いや、間違い無くなるな。

 

しっかしマジでどうしたもんか。

最低条件すら満たせないぞこの状況。下手に一機を狙えば隙を突かれるだろうし。

SEは二回ほどしか被弾してないから十分ではあるから被弾上等でいけなくもない。

避けるだけなら問題無いんだよ。だって直線にしか飛んでこないし?実弾銃の様に連射で弾幕が張れる訳でもないから普通に避けられる。

 

だけどこれ、俺が攻撃に移った瞬間に崩れるんだよね。

 

 

このまま逃げ回ってセシリアのエネルギー切れを待っても良いような気がするけど絶対バックパックとか積んでるから短期決戦を目指している俺としては無理。まぁこんだけ逃げ回ってなんだかんだで時間が長引いているこっちとしては今更、って感じなんだけど。

 

んな事を考えながらも解決策は見つからず。

どうしたもんかな。

 

もしビームビットとセシリアの射撃が同時に出来ない、って言うのが確定すればまた状況は違うんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

試合が始まって既に二十分が経過しているのに私が小父様に当てる事が出来た攻撃はたったの二回だけ。

 

ブルー・ティアーズで死角から攻撃している筈なのに当たり前の様に避けられます。

ハイパーセンサーがあるとは言っても本来の目で見える範囲以外からの攻撃はどうしても弱くなる筈なのですが……

それを当たり前の様に避けている辺り流石は小父様、と言った所でしょうか。

 

ブルー・ティアーズ六機を全て同時運用が出来ればまた違ったのですが、残念ながら私が同時運用できるのは四機まで。現状残りの二機は予備となってしまっています。

それに私自身がブルー・ティアーズとライフルの射撃を同時に出来ないというのも今の状況を作った要因でもあります。

 

基本的にブルー・ティアーズの操作にはとてつもない集中力が必要となってきますが残念ながら私にはその二つを同時運用出来る程の物ではありません。

並列思考が出来れば一番なのですが……

 

それに他にも偏光射撃が出来ないというのもあります。これが出来れば直線だけの射撃にならずに済んだのですがそれも圧倒的な集中力が無ければ出来ない物なので今この段階でどうこう出来るという物ではありません。

多分小父様は私が同時に出来ない事は分かっていない筈。

ならば悟られない内に何とかしないと……

 

 

 

現状、私も小父様も決定打に欠けるのでこの状態がまだ続くでしょうか。

どちらかが何かしらの行動を取らない限りは。

 

仕掛けて来るとすれば私が同時に射撃が出来るかどうかの確認。

警戒しておいた方が良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

いや、やべぇ。マジで全くどうしようもないぞ。

ただひたすら避けているだけなんだよ、現状。

ただ、やっぱり安心なのはビームが直線にしか飛んでこないのと、セシリア自身の射撃とビームビットの同時射撃が飛んでこない事だな。

これがうねうね曲がったりしてたらとっくの昔におじさん負けてる。

 

しっかしマジでどうすりゃいいんだ。

うーん、ビームビットと同時に自身が射撃できないって事さえ確かめられりゃ良いんだけど……この際被弾上等で一発かましてみるか?

今ならビームビットでの射撃に意識が向いていそうだし多分奇襲仕掛けたら行けそう。いやでもなぁ、絶対に警戒してそうなんだよね。いや、寧ろ警戒してないとおかしい。

 

って事で警戒をしている事を前提に動くとすると間違い無く迎撃される訳で。

 

……いや、前提として一発も攻撃を受けない、って考えで行動しようとしているのが間違いなんじゃね?

まぁその考えは別に間違いじゃないんだけどさ、鈴との試合の時も普通に衝撃砲に手を突っ込んでぶっ壊したしな。

それを考えるとなんで俺、今こんなに必死になって避けてんの?

だけどビームのいなし方なんて知らんぞ。

 

…………うんまぁ多分なんとかなる?なりそう?

 

そんじゃ、取り敢えずビームビット四機を叩き落とすか。

もし残りの二機が出て来ても数が少ないから今よりは楽……だと思う。

 

 

しっかしどうすっかな?

ぶっちゃけどれから落としても変わらん気がするのだよ。

そんじゃ何となく後ろに張り付いてる奴から行くとしましょう!

 

まずは正面の奴を狙う!と見せかけて思いっきり反転全力で殴り掛かる!

やったぜ一機ぶっ壊した!!と喜ぶ未来が見えたでしょ?俺も。ところがどっこい。

 

 

あれっ!?普通に避けられちゃったぞ!?

 

どういう事や!?なんでや!?ズルいぞ!!

 

「小父様の行動くらいならば分かりましてよ!」

 

「うっそだろおい!」

 

マジカヨ此処まで読んでやがったのか!

まぁでもやることは変わんないんだけどね!

 

「ヌゥオラァ!」

 

後ろから近距離でビームを叩き込まれそうになってた物を無理矢理身体を捻ってギリギリ避けるとそのまま一度離脱する。

あのままあそこに居たら一方的に狩られるだけだし。

 

取り敢えず離脱してそのままビットを叩き落とす為のドッグファイトが始まる。

 

 

「クソが!」

 

アイツら基本的に人間が乗ってる訳じゃないから無茶苦茶な機動しやがる!

 

当然俺は付いて行ける訳も無く、普通に振り切られてる。

俺は飛行機のパイロットなんてやったことも無い。もしかすると戦闘機のパイロットならある程度の、それこそベテランにでもなれば完全、とまではいかないだろうが大方の予測は立てられるんじゃないかとは思う。

まぁ今はISのパイロットなんだけど。世界中の人間が憧れてやまないISのパイロットとは言っても所詮ぺーぺーも良い所、完璧なるド素人の俺。

なんだかんだ言って総操縦時間は全くと言っても良いほど無い。試合の時ぐらいしかまともに乗ってない。

 

だって専用機無いし、なにより申請を出してまで乗ろうとは思わない。

だって俺が乗るよりも嬢ちゃん達に思いっ切り乗って貰いたいじゃないの。今現在は決まってないとはいえ間違い無くパイロットなんかになるわけじゃねぇんだし。

だったら、という考えなのだがまぁ文句は言わないで欲しい。

 

 

おっと話が逸れた。

どうやってあのビットを落すか。フツーに殴り掛かったら避けられたし。

んー、でも見た感じビットの四機はビュンビュン動いてっけどセシリア本人は殆ど動いてないのよね。こりゃビットと同時に何か別のことは出来ないで間違い無い、かな?

 

……ちょっとばかし驚かせてみるか。

 

 

それじゃちょっと準備、と言いますか?始めましょう!

少しづつ、少しづつセシリアの方に近づいて行く。もしビットの操作にのみ集中しているんならやっぱし、どうしても他の事が疎かになってるって訳だ。

 

言っちゃ悪いが同時並行で物事を進めて何食わぬ顔をしているのなんて束ぐらいにしか早々出来ないと思う。普通の人間がそんな事をしようとすればどうなるかなんて火を見るよりも明らか。

千冬ですら書類の山と格闘して疲れているんだから、比べるのは間違いだと分かっちゃいるが今のセシリアに同時に何かをやる事なんて出来ないと思う訳さ。

 

 

そんな訳で少しづつ少しづつ近づこうとしたんだけど。

まぁやっぱり気が付かない訳が無いよね!

 

普通に距離を取られてしまいました。

えー……これどうすればいいのさ?どうやってセシリア本人に接近すりゃええねん。

まぁ取り敢えずビームビットをどうにかしなけりゃこの先もどうにならんぜ。

 

まぁ正直、基本的な機動が曲線的ってな訳だけで直角に曲がれないという訳でもない。て事はだな、こうやってあっちこっちに高速で飛び回っている。

 

いやマジでどうすればいいんだこれ。

流石に遠距離との相性悪すぎてもうどうしようもないぐらいに追い詰められていると言っても違いない状況だ。

接近出来なきゃ話にならないし、先ずその前にこのビット共を何とかしない事には接近も何も無い。

 

何でもいいから盾が欲しい。

それさえあればぶっちゃけ何とでもなりそう。

正直、腕部に追加で取り付けた装甲が無けりゃビームを弾くことも出来なかっただろうからな。

これがあるだけマシってもんだが……

 

……あ、盾ならあるやん。セシリアって言う丁度お手頃なサイズの盾が。

 

まぁ卑怯と取るか否かは個人個人だけど少なくとも俺はやる。

まぁ立ち回りの問題なんだけどさ。要はビットの射線上の間に常にセシリアを置いておけばいいだけの話なんだよ。

セシリア自身の攻撃をセシリアに当てる事が出来れば最高なんだけど。

それでも最大三機のビットがこっちを狙ってるんだけどさ。一機減っただけでも十分に隙が出来る。

しかも撃墜した訳じゃないから四機までしか操作できないとすれば残りの二機が出て来ることも無い。

 

そんでその隙を狙ってビットをちょちょいのちょいと落として行ってやるのだ。

 

 

 

 

 

そんでもってその作戦を実行しました。

幸か不幸かまぁ上手く嵌った訳だ。そらもう見事なまでに。

 

見てみればセシリアの顔はやりずらそうな顔で俺を見ている。

まぁそりゃそうか。多分集中力に限界が近づいてきたのか、ビットの動きが先程までよりも随分と緩慢になり始めてる。

 

こりゃそろそろ思いっ切り攻勢に出ても大丈夫そうか……?

長引くとなれば多分俺はこのまま逃げ続ければいいのだと思う。あれが演技?なのだとしたら相当なもんだろ。見た目も十分だからハリウッドで通用するんじゃねぇの?

まぁ要は集中力をちょっとでも遂げれさせちまえばいいって訳だ。

 

 

よっしゃ、一丁やったりますか!

 

 

て事で今まで逃げ回って溜まっていた鬱憤を思う存分に晴らすとしようじゃないか。

段々とビットの操作に綻びが出始めた。

今だな。

 

「おぉっとこんな手頃な場所にビットが!!」

 

「んなっ!?」

 

一機目破壊!

流石に今の今までビットに手を出せていなかったからか物凄く驚いた表情を浮かべる。

おっとセシリアさんの集中力が思いっきり途切れましたね!これは盛大なミスです。

しかしおじさんにとってはこれは大チャンス!

 

「あらよっと!」

 

「くっ!!」

 

続け様にもう一機も落とす。

流石にこれ以上はやらせてくれない。ビットの方も動き出す。

すると先程よりもビットの動きが良くなってきているではないか。

多分四機から二機に減ったからなのだろうが、そこでセシリアは二つ目のミスを犯した。

 

何かって言うとセシリアは予備のビットを繰り出して来たのだ。

四機のビットを再び操作しなければならなくなった為に高い集中力を必要としたのだが残念ながらそんな集中力は残されちゃいなかった。

うん、これはもうカモですわ。ビットの操作もだがセシリア自身の射撃も動きも悪い。流石にこの状態の人間に梃子摺るほどじゃぁない

 

 

 

 

「こんにちわ!」

 

「この!!」

 

「残念!!」

 

セシリアは必死になって狙撃にビットからの射撃を撃ってくるがそんなヒョロヒョロ弾には当たらんぜ。

 

 

 

 

そんな感じでそれからは簡単。

ビットを落さずにセシリアを直接叩くことも簡単だった。

 

射撃の密度もそこまでではなくなっていたし単調になって来ていたから掻い潜っていくのも簡単簡単。

 

 

 

 

で、接近して普通にぶっ飛ばしました。

 

 

 

 

大人気無いとかそんな事を言われても困る。

だってクラス別トーナメントの時も思いっきりぶん殴ったし。

それに俺の戦い方の性質上、殴らないと決着が着かないんだよまじで。

 

 

 

 

てことで勝ちましたはい。

 

 

 

 

 

 

 







今回会話が極端に少ない気がする(気のせいじゃない)

まぁこんなのがあっても偶には良いよね。


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