おじさん、今年で36歳になるんだけれども   作:ジャーマンポテトin納豆

6 / 52
おにゃのこ一夏ぎゃんかわ。





題名が千冬の時と違う?
一夏は可愛いからこれでいいんだよ!


私のお兄ちゃんは世界一! (一夏)

私はお兄ちゃんの事が好きだ。世界で一番好きだ。

当然家族として。

兄としての好きも含まれているけれど一番大きいのは異性としての好きかな。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー抱き上げてくれる腕が大好きだった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーー何時も背負ってくれる背中が大好きだった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーー私の名前を呼んでくれる声が大好きだった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーー私の事を見て嬉しそうに笑う顔が大好きだった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーそんなお兄ちゃんの事が大好きだった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーー何時からだったか。兄の背中に、私もあんな風になりたいと憧れ始めたのは。

 

 

 

 

 

ーーーーーーー何時からだったか。憧れが、家族としての好きが異性としての好きになっていたのは。

 

 

 

 

だってあんな姿を見せられ続けたらそりゃ憧れるし好きにもなる。

あんな生き方をしている人なんていない。お兄ちゃんだけの生き様だもん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然だけど私とお兄ちゃんは年が離れている。20歳差。

千冬姉ですらお兄ちゃんと11歳も離れている。

 

そもそも本当の兄妹ではない。

それを知ったのは小学生の時。何時お兄ちゃんから言われたのか忘れちゃったけど。

いきなり千冬姉とお兄ちゃんに話があるとか言われて聞いてみれば、

 

本当の兄弟じゃないー、とかなんとか言われて。

 

その時は結構混乱したけど少ししたら気になんなくなっちゃった。

確かに血が繋がっていない事とか、どうして今こうやって一緒に暮らしているとか衝撃的だったのは本当。

 

でもそれでもお兄ちゃんは私と千冬姉の事をとっても、この世界で一番って言うほど愛してくれているのは考えなくても普通に分かるぐらい。

それに血が繋がっていないのは好都合。これで問題無く結婚出来るもんね。

 

 

 

 

お兄ちゃんはとっても不思議な人だと思う。

どこか掴みどころが無いと言うか、こう、飄々としてるって言うのかな?その時その時によって顔とかが全部物凄く変わるんだ。

 

ふざけてるときもあるし私達をからかう事もある。そのくせ怒られるととっても弱いし、私達の事になるととんでもなく優しくて温かくて、強くなる。

そんな、とってもとっても不思議な人。

それが私のお兄ちゃん。

 

 

 

 

 

 

それじゃぁちょっとだけ昔話。

私が赤ちゃんの時からずーっとお兄ちゃんは私の傍に居た。

一番古い記憶の時から、物心着いた時にはお兄ちゃんは傍に居た。

千冬姉も傍に居てくれた。

 

 

毎日仕事に行く前に私を保育園に送って、それから仕事。その仕事も早めに切り上げて私を迎えに来てくれた。

一日の中で一番の楽しみは保育園でお迎えを待っているとき。待っていて先生が、

 

「お兄ちゃんが来たよ」

 

って言ってくれるのが一番嬉しい瞬間だった。

その瞬間に立ち上がって走ってお兄ちゃんの所まで走る。そして思いっきり飛びついて抱き着く。それを毎日やっていた。

 

そしたら今でもお兄ちゃんに飛びつきながら抱き着くって癖が付いちゃった。

でもなんだかんだ言いながらお兄ちゃんはちゃんとしっかり受け止めてくれる。

偶に不意打ちになっちゃうこともあるけど……

 

帰りは並んで手を繋いで帰る。

今日は何があった、誰々が怒られてた、何があった、明日は何をやるのか。

 

笑いながらそれを分かってほしくて必死になって説明をしてた。

そんな私の話をお兄ちゃんは聞きながら嬉しそうに笑って聞いてくれる。

時にニコニコ、時には大きな声で、時には堪えるように。

 

お兄ちゃんが居るだけで毎日が楽しくて楽しくてしょうがなかった。

 

 

 

 

 

休みの日は必ず何処かに遊びに連れて行ってくれた。

海に行ったり、公園に行ったり、プールに行ったり、時には遊園地に行く事もあった。

お兄ちゃんは絶対に顔に出したり、言葉に出したりはしなかったけれど、お金も無くて、仕事も忙しかっただろうに、とっても疲れていただろうに。

 

それでも私達を一番に考えて必死になって成長する事を支えてくれた。

どんな時も笑っていて、優しかった。

 

 

 

 

千冬姉は剣道をやっていた。

その応援には必ずお兄ちゃんと一緒に行った。

そしてその練習について行った時に知り合ったのが束さんと箒。

正直な所、束さんはよく分かんない人だった。本当によく分からない、というか分からなさすぎる人だった。いや、良い人だっていう事は分かるんだけど、どうも行動が……

 

だっていきなり飛んできたと思ったら私の事を箒と一緒に撫でまわしたり、もう色々と規格外すぎて。まぁ暫くすればこの人はこういう人なんだって納得しちゃったけど。

 

箒は、何というか物凄く元気が有り余っている、って感じの子だった。

基本、箒が私を連れ回す。そんな感じでよくお兄ちゃんと遊んでいた。

 

いやぁ、本当に箒にどれだけ泣かされた事か。

いきなり神社の山の中に連れていかれた時は普通に大泣きしたし、山に一緒に入って遭難しかけた事もあるし、海に行けば何故か沖に流される。

 

でも、そんな時は必ずお兄ちゃんが助けてくれた。

何処に居ても必ず来てくれた。笑って迎えに来てくれる、いや、助けに来てくれると言った方がいいのかな?

 

毎回必ず怒るけどその後は必ず笑って、

 

「今日は何を見つけた?何があった?どんなものを見てきた?」

 

そう言って話を聞く。

私達は泣いているよりも、凹んでいるよりも話を聞いて欲しくて。

どんなものを見て、触って、どんなことが起きたのかを聞いて欲しくて。

その時にはもう泣き止んで、我先にと話を始める。二人いっぺんに話すものだからお兄ちゃんは毎回困った顔をする。

それでも私と箒はそんなことはお構いなし。

お兄ちゃんは帰る時は私達を抱き上げて話を聞きながら嬉しそうにしながらも困ったように笑う。

 

そんなお兄ちゃんの顔を見るのが楽しくて、話を聞いてくれるのが楽しくて。

毎日が、一日一日が最高に楽しくて幸せな時間だった。

 

 

 

とても楽しくて、幸せな日々。

家に帰ればお兄ちゃんが居て、千冬姉が居て。

神社に行けば箒と遊んで、束さんに捕まって撫でられて。

 

 

毎日そうやって過ごしていたけれど、大きな変化が訪れた。

 

 

束さんが開発したインフィニット・ストラトスによって世界が大きく変わってしまったのだ。

まぁ直接的な変化と言えば箒が転校してしまった事と、同時に私が通っていた篠ノ之道場が閉まってしまった事ぐらい。後は鈴が転校してきたことかな?

剣道は千冬姉に憧れてお兄ちゃんにせがんでやっていた。

そう言えばお兄ちゃんが道場で一時期、短い間とは言え習っていたことを聞いた時はびっくりしたな。

道場が閉まって師範が居なくなっても、それでも門下生は師範に許可を貰って道場を使って練習をしたりしていた。

 

千冬姉は束さんの推薦で国家代表になった。それでも選抜とかを勝ち抜いて国家代表になったんだけどね。

そしてISが登場して暫くすると束さんは姿を消した。

そりゃもう大ニュースなんてレベルじゃないぐらいに世界中が大騒ぎ。それはそうだ。開発者が居なくなるとか訳わかんないもん。

でも何故だか我が家には頻繁に来てたけど。

しかもいきなり何もない所から現れるから最初の内はかなりびっくりしてた。あれは間違いなく心臓に悪い。

それはそうと束さんのお兄ちゃんを見る目が完全に女の目だ。狙ってる目だ。

 

 

 

 

そして千冬姉が国家代表になってから第一回モンド・グロッソが開催された。

お兄ちゃんと私は学校の都合と仕事の都合で行けなかったりしたけれど、録画をして暫くの間はずーっとお兄ちゃんは見ていた。

 

その顔には、これが俺の妹だぞ!誰よりも、世界で一番の妹だぞ!って顔をしていた。その時はちょっと、むっ……としたけどそれが何なのかよく分からなかった。

 

千冬姉は決勝戦まで快進撃を続けた。

そして決勝戦。千冬姉は勝った。

 

そう、優勝したのだ。

 

そしてインタビューで、あの何時も感情を外に出さない千冬姉がまさかあんな顔をするなんて思っても居なかった。

 

とても嬉しそうにしながらお兄ちゃんの事を話した。

 

最後には満面の笑みで、とびっきりの笑顔でテレビを見ているお兄ちゃんに贈った言葉。

 

「私の兄は世界一です」

 

そう言って笑っていた。

お兄ちゃんはそれを聞いて、見て、感動のあまり泣いてたけど。

小さい私はズルいな、と思ったけど何も言わなかった。

 

 

 

それからは学校も、友人関係も絶好調だった。

鈴って言う最高の友人は出来たし、悪友の弾と数馬も居た。この二人はまぁやんちゃ坊主って感じだった。

私と鈴、そして弾と数馬の四人で色々とやったなぁ。

お兄ちゃんの事もあの三人は知ってるし、何度か一緒に怒られたこともある。

あの時は普通にお兄ちゃんが怖かったよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二回モンド・グロッソ。

 

 

 

私はお兄ちゃんと一緒に千冬姉に招待されて観戦に行った。ドイツまで。

最初ははしゃいでた。日本とは違う空気、街並み、人、食べ物。

 

何もかもが新鮮で、始めてみる物、初めて知る事ばかり。

千冬姉の試合も間近で見られて本当に楽しかった。

 

 

 

でも最後までそうならなかった。

私は、簡単に言えば誘拐された。されてしまった。

あの時の事はよく覚えていない。気が付いたら既に誘拐された後だった。

怖かった。何も出来ない。お兄ちゃんはいない。

今考えるとなんで私が狙われたのかは何となくだけど分かる。多分、私が子供だから。お兄ちゃんを狙うよりは遥かに簡単に狙えるし攫う事が出来るから。

何処に連れていかれるのかも分からず、何が目的なのかも分からない。

到着した場所もよく分からない所で、何処かの部屋に私は連れていかれた。

多分だけど廃工場か何かだと思う。

 

 

怖くて、不安で。

でも一番に考えたのはお兄ちゃんにもう二度と会えなくなるんだって事。

千冬姉に会えなくなるんだって事。

お爺ちゃんにもう会えなくなるって事。

 

まだ、私はお兄ちゃんと千冬姉から貰ってばかり。お爺ちゃんに可愛がって貰ってばかり。皆に何も返せていない。何時も私の傍に居てくれたお兄ちゃんに、なんにも恩返しが出来ていない。

それがとても悔しかった。悲しかった。

 

このまま殺されてしまうんじゃないかって思った。

でもお兄ちゃんは助けに来てくれた。たった一人で。

 

 

いきなり私が入って来た扉が開いた。犯人が私を殺しに来たのかと思ったけど、そっちを向いたらお兄ちゃんが居た。

私を見てお兄ちゃんは駆け寄って縄を解いて、思いっきり抱きしめてくれた。

 

「あぁ……!良かった!無事で……何処か怪我はあるか?気分は?」

 

もう、そんなに心配しなくても大丈夫だよって言うぐらい心配をしてくるから逆にこっちが心配になっちゃった。

その後、お兄ちゃんは謝っていた。

 

俺がもっとしっかりしていればこんなことにはならなかった、って。

ごめんな。怖い思いをさせたな。って

 

そんな事はないのに、お兄ちゃんは……

 

 

 

 

 

その後にした事は不安で、震えている私に寄り添う事だった。

 

 

「大丈夫。兄ちゃんがついてるから。絶対に助かる。一夏の事は何があっても助けるから」

 

何時もよりずっと優しい声で、そう言った。

そして私は聞いた。なんで私は誘拐されたのって。

お兄ちゃんは言った。

 

「千冬の足を引っ張る為だろうなぁ……多分だけど、千冬が優勝することを何としてでも阻止したい奴らは沢山居るからな」

 

犯人は誰か分かるの?

 

「いや、正直な所心当たりが多すぎて分からんね。何処かの国の仕業かもしれないし、個人のせいかもしれないし、会社とかみたいな組織の可能性もある」

 

どうやってここから出るの?

 

「さぁなぁ……でも少なくとも可愛い妹に手を出したんだ。俺の妹の邪魔をしようとしたんだ。唯で済むと思うなよ……」

 

そう言ったお兄ちゃんの声は、顔は、今まで見たことが無い物だった。

あんなに怖い顔をしたお兄ちゃん。初めてだった。怒った時はあるけれど、それでも優しさがあった。でもあの時は純粋な怒りと殺意だったと思う。その雰囲気を私は知らなかったから、思うとしか言えないけど。

 

「一夏、悪いが此処から自力で脱出する。何とかしてついてきて欲しい。行けるか?」

 

そう聞いてくるお兄ちゃんに私は強く頷いた。

 

「よし。そんじゃぁ行くか」

 

それからはもう凄かった。

お兄ちゃんは普通に銃を持っている相手に普通に素手で勝ってるし、ナイフを向けられようが何だろうがお構いなしに倒していった

お兄ちゃんが強いことは知っていたけど此処まで強いなんて知らなかった。

いつものお兄ちゃんとは違って、あんな状況だけど凄くかっこいいって思っちゃった。

でも、そんなお兄ちゃんも少しずつ傷付いていった。

それでもお兄ちゃんは私を助けるために立ち続けた。

 

今考えれば普通は警察とかが解決するのを待つんだろうけど、ほら、お兄ちゃんは家族の事になると普通じゃなくなるから……

そんなところが最高なんだけど。

 

 

 

 

それからは外に脱出して、暫くお兄ちゃんに抱きかかえられながら移動すると千冬姉と合流した。

ISを、千冬姉専用機である暮桜を纏って。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「いやぁ……悪いね千冬……流石に疲れちまったぜ……」

 

「何を言ってるんだ兄さん……こんなにボロボロになって……」

 

「それで……決勝はどうだった……?」

 

「勝ったに決まっているだろう?私は兄さんの妹だぞ?」

 

「千冬姉、態々助けに来てくれたの?」

 

「当たり前だろう。自分の妹が攫われたんだぞ?まぁ、試合が終わってからこの事を報告されてすっ飛んできたんだ」

 

「え!?お兄ちゃん本当に1人で来たの!?」

 

「おう……?まぁなぁ……いてもたってもいられなくてね……」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

それからは合流した千冬姉と一緒に帰った。

その後は本当に忙しかった。

 

千冬姉は表彰式に参加しないで飛び出して来たものだから記者達に質問攻めにされて、私とお兄ちゃんは警察とかに事情聴取。

 

なんとか終わって日本に帰るとそこからまたマスコミとかから質問攻め。

 

千冬姉は現役を引退して世界中を騒がせた。

我が家にも毎日のようにマスコミが押し寄せて来るし、お兄ちゃんは仕事に行くのも一苦労。私も学校に行くのが暫く大変だった。

 

 

あぁ、あと千冬姉がドイツに行ったりもした。

私を助ける時に情報提供とかを受けたり色々と借りが出来たから一年間軍隊に教官として行く事になったらしい。

 

 

 

そしてお兄ちゃんと私は家で今までと変わらずに過ごした。

 

 

それから落ち着いてから考えたけど、お兄ちゃんって物凄く危ない事をしたんじゃ?となった。

 

いやだって、銃で武装している相手、しかも沢山いるんだよ?それに素手で、とかハリウッド映画もびっくり。

せめて千冬姉と一緒なら分かるけど……

それを本当にただただ妹の為だけにそんなことできるなんてとんでもない。

 

少し気になって聞いてみたら、

 

「あぁ、ま、可愛い可愛い妹の為なら何でも出来ちゃうのが俺っていう兄貴なんだよ。それによ、家族の為に命を懸けられる。それは普通の事だと俺は思う。千冬の助けは、まぁ正直な所、あればもっと楽だっただろうし安全に事を進められただろうよ。でもまぁ、あいつにはあいつのやらなきゃならない事があった。なら俺が体張って、命掛けりゃいいだけの話なんだよ」

 

あまり長くは言わなかったけど、その言葉には私の事を、千冬姉の事を本当に大切に思っていてくれていることが直ぐに分かるぐらいの想いが込められていたのは簡単に分かった。

 

普段の生活からも簡単に想像出来るように、お兄ちゃんは私達の事を一番に考えてくれている。自分の事よりも、自分の趣味、生活よりも。何よりも私達が一番。

 

何時も笑っているし、仕事で疲れていても必ずご飯を作ってくれて、遊びに連れて行ってくれる。

 

私が料理を始めた理由は、疲れて帰って来てご飯を作るお兄ちゃんの負担を減らして少しでも楽をしてほしくてって言う物だったな。

 

最初は酷い物で焦がすなんて当たり前だった。

それでもお兄ちゃんは嬉しそうにありがとう。美味しいよって言って食べてくれた。

千冬姉も顔に出てたけど食べてくれた。

 

 

だからもっと美味しく作れるようになって、喜んで欲しいと思って。

そしたら美味しく作れるようになっていた。今は趣味でもあるし、お菓子も作ることもある。

 

 

そう考えると、私は本当に沢山の物をお兄ちゃんから貰っている。

 

剣道は教えてくれたのはお兄ちゃんじゃないけど習わせてくれたのはお兄ちゃん。

 

本人はそんな事を思っていないんだろうけど、生き方を教えてくれたのもお兄ちゃん。

 

優しさを教えてくれたのもお兄ちゃん。

 

 

こんなにも沢山の物を貰っている。

これは私にとって大きな誇りだ。人生で一番の誇りだ。

お兄ちゃんが居たからこそ今の私は存在している。

 

 

 

 

そうやって自分を知らず知らずのうちにお手本にされているなんて思っても居ないだろう。それどころか知ったら俺を参考にするなんて止めておけ、なんて言いそう。

 

 

 

だからこそ私は思う。

 

 

 

ーーーーーーー私のお兄ちゃんは世界一なんだ、って。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーでもそれを言う予定は今のところ無い。

 

 

 

 

 

ーーーーーーー何故なら私はまだ胸を張ってお兄ちゃんの自慢の妹だぞ!って言えないから。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーお兄ちゃんはそんな事はないって言うだろうけど私はまだまだそうだとは思わない。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーだからこの言葉は何時か胸を張って言えるその時が来るまで胸の奥に秘めておこう。

 

 

 

 

 

 

ーーーーその言葉は----

 

 

 

 

 

 

 

 

「私のお兄ちゃんは世界一!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




千冬のより短くなっちまった……
でもまぁね!一夏が可愛いから許してくれるよね!



一夏(おにゃのこ)
15歳

お兄ちゃん大好きっ子(お兄ちゃん愛してます)
今作では一夏君は一夏ちゃんに。
息子は遥か彼方へ、何処かの時空へ消えている!おっぱいおっきいよ!こんな妹が居たら作者間違いなくダイコーフン(タイーホ待ったなし)
料理は完璧、掃除洗濯もお手の物。
因みに中学生になってから告白される事が多くなってびっくり。

鈴ちゃんは

「この乳が!この乳がぁぁぁ!」

と恨んでます。
千冬よりも大胆にアピール中。それが実るのは何時になる?分からない!
千冬含めてライバル多め。
中学で告白されたときの断り文句は、

「私はお兄ちゃんの物だからごめんね」

完全に狙ってやった。後悔はしてないよ!
ついでに兄は中学で妹に手を出しているド変態という扱いに。
ウソだと知っているのは弾と数馬、鈴ちゃんだけ。
その三人も本気で兄の事を異性として好きなのは承知済み。

見た目は黒髪で、千冬みたいに癖があるけどフワフワサラサラ。
きょぬー。
優しい目つきで男子からの人気は天元突破。ついでにバベルの塔もけんぞうぁぁぁぁぁぁ!!!???(去勢拳!!)
誰からも慕われる天使。千冬が戦女神だとしたら一夏は慈愛の女神(意味不明)








一夏は可愛いんだよぉぉぉぉぉ!!!
ウへへへへへ……
おにゃのこ一夏可愛すぎて大変だぁ!
皆メロメロ一夏ちゃん!


イカれた作者の脳内です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。