TSしたらなんか相棒たちがいるんですけど・・・   作:コジマ汚染患者

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はい、月末に投稿とか言っといてもう6月です。
自分の無計画さに反吐が出ますネ!
あと、ポケモンの影も形も出ないのはここまで、次はガッツリ出ます。
……読者の皆さんが考える形ではないかもですけど。


第52話

『えー、教授……流石に部外者の遺跡探索への同行は認められないです……』

 

『えー』

 

『いや、えーじゃないですよ……ただでさえこの遺跡は未知の部分も多いですし、何より国の命令で検問されてるんですから駄々をこねられても我々は職務を遂行するだけですよ?』

 

『というか、あの二名は他国の方ですよね?どう考えても許可証持ってないでしょう』

 

一度ナナカマド教授の家に帰って一泊した翌日。俺とワタルさんは、先日言われた通りアダムさんに連れられて謎の遺跡へとやってきていた。

アダムさんの話だと彼の権限で遺跡内を見学させてあげる、という話だったのだが……案の定というか予想できたことというか、遺跡の入口に駐在している警備員により止められていた。

英語は相変わらずわっかんないが、アダムさんの表情や警備員の『勘弁してくれ』と言わんばかりの表情を見れば何となく状況は察せられる。完全に部外者だからなぁ俺たち。

 

「……どうやら、何かあったみたいだな。封鎖がどうとか、遺跡で問題がとか言ってるみたいだ」

 

「え、ワタルさん英語分かるんです?」

 

「少しはね。ゆっくり話してくれたら全部わかるかもだけど、早口すぎて断片的にしか理解できてないよ」

 

「ほぇ~、頭良いー。なんか意外ですね、ワタルさんが頭いい所見せてくれるの」

 

「うみちゃん俺のことなんだと思ってたの???俺一応レンジャー入る前は大学生だよ???」

 

「大学なんて遊ぶためにある場所なので大学生なんて学力皆無だって聞いてたもので」

 

「すっごい偏見を感じる情報!?誰だよそんなこと言ったの!?」

 

「タケシさん」

 

「あの人は警察だから警察学校あがりでしょ!?情報にすごい悪意あるなあの人……」

 

俺よりはよっぽど英語が分かるらしいワタルさんだが、それでもアダムさん達の会話を詳しくは分からないらしい。全く分からない俺的にはそれでも凄いと小学生並みの感想が零れる。

まぁ、どんなに凄かろうと、コミュニケーションが取れない以上警備員の説得には参加できない。仕方ないので俺とワタルさんは、少し離れた位置でのんびりとその様子を見ながら雑談に興じていた。

 

「……レンジャーの皆さんは、どうなっています?」

 

「正直滅茶苦茶厳しい。知識面でも戦力面でも明らかに人手不足。……そういえばどこかに、両方の面で優れている最強の一般人がいたはずだけど?なんか勝手に単独行動してるし、国外に逃亡してるけど」

 

「うぐっ」

 

しまった、藪蛇った。じとーっとした視線を向けてくるワタルさんからそっと目を逸らす。

……責任から逃げ続けている自覚はあるので、何も反論できない、特にワタルさんは俺がいない分レンジャー内最強の立ち位置で知られているし、立場や責任が重いのだろう。

 

日本のレンジャーという組織は、世界的に見て最高水準の対ポケモン組織として見られているらしい。が、その実態は突貫工事にもほどがある欠陥組織である。本来ならそこで一番有名で、一番多忙であろう存在こそ今俺の横でずっとこちらを瞬きすらせず見つめてきているワタルさんであr近い近い顔近い。

 

「ったく……ん?」

 

「?どうしました?」

 

呆れられた気配はするけどワタルさんがジト目をやめてくれた丁度その時、警備の人たちと話をしていたアダムさんが戻ってきた。彼には珍しいとても真剣な表情で駆け足で戻ってくる様子からは、思っていたより重大な何かが起こったのではないかと思えてくる。

 

「ごめんごめん、待たせたね!」

 

「いえ、それは良いんですけど……何かあったんですよね?」

 

「うん……かなりマズいことが起きてるみたいだ、遺跡内部で」

 

「内部で……?」

 

俺とワタルさんが首を傾げつつ尋ねると、アダムさんは困り顔で遺跡の方を見る。つられて俺たちも眺めてみると、アダムさんと話をしていた警備の人がどこかへ無線で連絡を取っていた。どこからか別の警備もやってきており、どの人達も表情は驚愕や恐怖、困惑に彩られている。

集まってくるのは警備の人間だけではないようで、警察やレスキュー隊もやってきているようだ。

あっという間に遺跡の入り口には黄色いテープが張られ、封鎖が始められている。

 

「騒がしくなってきたな。ここも長居していると邪魔になる、一度もう少し離れたところに行こうか。公園の入り口まで戻ろう、そこで説明するよ」

 

「分かりました。うみちゃん、動くぞ……うみちゃん?」

 

「……は、はい。急ぎましょう」

 

……まただ。また、変な視線。それに加えて、さっきのは……声?

 

(疲れたのかな、俺)

 

どこか遠くから聞こえてくるような軽い耳鳴りと、少し痛む頭に不快感を覚えながらも先を行くアダムさんとワタルさんを追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………………キタ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、何が起きたんです?」

 

「警察だけじゃなくてレスキュー隊みたいな人たちもいましたし……誰かが遺跡内で事故に遭った、とかですか?」

 

遺跡の入り口から離れ、公園前まで移動した俺たちは、各々軽く飲み物を持ちつつアダムさんへと尋ねる。ワタルさんはコーヒー、俺はりんごジュース。アダムさんはミネラルウォーターだ。

 

「……どうやら、昨日から遺跡内の探索に出ていた研究チームの消息が途絶えたらしい。無線などの通信機器も不通で、これから救助作業だそうだ。残念だけど、うみちゃん達の見学は無理だろうね」

 

「いや見学自体は元から無理だったんじゃ……?」

 

説明するアダムさんは、捜索対象のチームのことを考えてか、なんてことは無いように説明しつつもどこか少し気落ちしているように見える。

 

「それじゃあ、遺跡の中で遭難したってことですか?そんなにあの遺跡は広いんですねぇ」

 

「うーん、違うんだよなぁ。そこが不可解なんだ」

 

「不可解?」

 

俺が首を傾げると、アダムさんは困惑の表情で説明してくれた。

 

「あの遺跡、確かに広いのは広いんだけど、迷路のような個室が広がるような広さではなく、いくつかのの大広間が通路とかも無く隣接した構造なんだ。……こう言えばわかるかな?日本の伝統の、襖で仕切られた和室という奴。しかも、1階しか無いから、ジャパニーズ・長屋?みたいな感じでもあるんだけど」

 

「あー、何となく?」

 

「……俺も、言わんとしてることは分かりますよ」

 

なんとなく、という様子で頑張って教えようとしてくれるアダムさん。俺とワタルさんはギリギリ想像はつく程度ではあるが、二人とも頭の中でブロック区画に区切られた部屋と部屋がつながった間取りを思い浮かべる。

 

「そんな遺跡なわけだから、隠し通路やら何やらも結構分かりやすいものばかりなんだよねぇ。というか、隠し通路なんて遺跡の入り口の真反対につながる一つしか見つからなかったし。この道を行く者なら、遭難するような場所じゃないんだよね。ましてや研究チームは皆探索のスペシャリストのはずだ。なにか危険があったなら直ぐに逃げられるだろうし……」

 

うんうんと唸りながらそう説明してくれたアダムさんに、話を一緒に聞いていたワタルさんがふと思いついたように呟いた。

 

「……でも、確かこの遺跡では出るんですよね?ポケモン」

 

「あ、もしかしてそのポケモンに襲われて?」

 

俺もその話を思い出し、ポンと手をうつと共に心配になる。もしそうだとしたら、さっきの救助に集まった人達が危ない。そう思った俺が、ワタルさんと顔を見合わせ移籍へと足を向ける。

が、そこでアダムさんが首を横に振った。

 

「いや、待って欲しい。どうやら研究チームが探索に乗り出したのは、そのポケモンという生物が出てこなくなったタイミングらしいんだ」

 

「ポケモンがいなくなった?」

 

「どういうことです?」

 

妙な話だ。そう思い、俺とワタルさんの歩みが止まる。アダムさんは、怪訝な表情で首をかしげる俺たちに遺跡の不思議な現象について教えてくれた。

 

曰く、発見当初は内部どころか、遺跡入り口にすら未確認生物―――ポケモンがたむろしていた。

曰く、原因は不明だがある日を境に、ポケモンたちが遺跡内部から出る頻度と数が減っていった。

曰く、遺跡内部への調査が始まった初日こそ、研究室で教えられた通りポケモンから襲われていた。しかし、それすらもここ最近は見かけなくなっていた。

 

「……どう思う?」

 

話を聞き終えたワタルさんが、意見を求めるようにこちらを見る。質問には答えず、俺は自分の中で思考を巡らせる。

 

(遺跡内で出てくるポケモンにもよるだろうけど、初期はたむろしていたという話を考えると、一つ。いや、二つくらいは群れがあったはずだ。それが、遺跡内に引きこもるようになったり遺跡内部でも姿が見えない?どこかのタイミング、誰も見ていなかった時に群れが大移動をした?……ありえない、とは言わないけどそんな可能性あるか?そもそも……ポケモン達が遺跡の周囲や内部に生息していた理由はなんだ?そういう習性のポケモンしかいなかった?……だめだ、情報足りない)

 

「……うみちゃんでも、原因は分からない、かな?」

 

「うぅん、こればっかりは……せめて、遺跡内部を調査する事が出来れば、分かるんですけど……」

 

「肝心の遺跡は閉鎖、か」

 

「ふぅむ。ままならないなぁ、しかもこのままだと研究チームも助けが間に合うかどうか……お?」

 

八方手詰まり、と三人そろってため息をつく。そんな中、周囲を見渡していたアダムさんが不意にキョトンとした表情を浮かべて遺跡の方を見ていた。

 

「?何かありました?」

 

「……うみちゃん、ワタル君。君ら、確か日本で、いや世界で唯一のポケモン専門家なんだよね?」

 

「?ええ、まぁ……」

 

変な質問だな?研究室でもうそのことは話したし、今なんでそれを確認する必要が……?

そう思いつつワタルさんと顔を見合わせていると、アダムさんがニッと口元を釣り上げながら親指を立て、遺跡の前で作業をしている人々のうち、どこか見覚えのある人物へと向けた。

 

「good!じゃあ、あの人に話を通して遺跡に入れてもらおうか!」

 

「?……あ」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「封鎖はどうだ」

 

「はい、全ての入口の封鎖完了してます!現在は、レスキュー隊の隊員が遺跡内への探索準備に取り掛かってます」

 

「あとどれくらいだ」

 

「……あと五分あれば!」

 

「よぉし、そのまま続けさせろ。研究チームがそう長く保つとは思えんからな」

 

(まぁ、保つどころか、死体になってるだろうがな)

 

現場でせかせかと走り回り作業している警官や消防隊に指示を出しつつ、警部は内心でそう吐き捨てた。既に行方不明となってかなりの時間が経過している。ただの洞窟内での遭難でももはや絶望的なほどの時間だ。

更に残念なことに、この遺跡内には人の命など簡単に奪えるらしいポケモンなる生物もいる。

士気に関わるため、本音をこぼすことは絶対にしない。が、既に警部の中では半ば研究チームのことは諦め始めていた。

 

「ったく、ここ最近はとんだクソッタレだ。事件やら事故やら、何かあるにつけてポケモン、ポケモン」

 

頭を乱雑に搔きながら警部は、ポケモン、と言うところでここ最近捕まえた妙な幼女のことを考えていた。

 

(……日本の、ポケモン対応の専門家ぁ?急に増えだした多発的ポケモン発生に、わが国随一の一般協力者ですら対処できない事件の発生……妙にタイミングが良すぎるんだよなぁ)

 

警部はそこまで考えてから、取調室での幼女―――うみとの対話を思い出す。

日本と連絡を取り、情報提供についても確約された後のこと。

 

『教授、最後に一つ、質問を訳してくれ』

 

『ふむ?』

 

『……幼女。ああ、くそ、この言い方は誠意がないか。……うみの嬢ちゃん。アンタ、簡単に情報を提供したりこちらに協力してくれてるがな』

 

「?ええ、はい……」

 

『見返りは、要求はなんだ。ここまで、日本との通話も含めて全部。こちらにはメリットがある、いやメリットしか無い。が、嬢ちゃんには……母親の調査だったか?それしか提示されてねぇ。完全に、ただの私事だ』

 

そこまで教授に訳してもらってから、警部は一息つく。ここまで聞いても、うみからは何も返事は無い。その名前の様に、深い海のような青い瞳でジッと警部を見つめ、言葉を受け止めている。

 

『釣り合ってないんだよ、お前さんの話と取引は。こちらにはほしいものを全部惜しげもなくもたらしておいて、嬢ちゃんは情報だけ。捜索してくれ、指名手配してくれと言うでも無い。ただ、この国にいるのか、それしか欲してない』

 

『悪いが正気かと問いたい。お前さん、母親を探しているという割に()()()()()。だのに、全く関係ないポケモンについての話だけには何故そこまでというレベルで介入してくる』

 

『……と、言うのをまとめて質問だ。お前さん、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

教授が、最後の言葉を訳し終える。聴取を書き留める警官も思わず手を止めて固唾を飲んで見守る中、最後まで聞き終えたうみはそっと瞑目し、数秒だけ考え込む。

そして次に目を開き、警部を見た時には、その目にはただならぬ決意が込められているように見えた。

 

「……俺は――――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ぶ?警部?」

 

「っ、なんだ」

 

不意にかけられた部下からの声に、思考の海の中から浮上する。どうやら既にレスキュー隊の準備が完了したようで、後は現場の指揮を執っている警部の号令があれば移籍へと突入できる状況だ。

 

「ああ、すまん。よし、ではこれよりとつにゅ……」

 

「いえ、警部……。その、お会いしたいと言う人が……」

 

「はぁ?何言ってるんだ、今は封鎖中だろうが」

 

不思議なことを言う部下にそう吐き捨てるように言うが、部下の方も困った表情でつづけた。

 

「いえ、それが……アダム教授が来ております。ここの調査メンバーにまだ在籍しているので、自分は関係者だから通せ、と言ってまして」

 

「バカか!今はンなこと関係あるか!非常事態だ、つまみ出せ!」

 

「え、えぇと、その……もう、警部の後ろに」

 

「……は??????」

 

思わず、警部は口をポカンと開けて振り返る。いつの間にいたのか、そこにはぶん殴りたくなるほど爽やかな笑みを浮かべて手をヒラヒラ振るアダムと、その横で必死に頭を下げるワタル。そして最後に、警部が見つけたのはこの中で一番小柄な人物―――うみが、複雑そうな表情でたたずんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「さて諸君、準備は良いかな?」

 

警部との会合から数分後。こちらをチラチラと不安げな表情で見てくるレスキュー隊員や警官の人たちに囲まれながら、ワタルさんとアダムさん、そして俺―――うみが、遺跡の入り口までやってきていた。

 

「……ワタルさん、これどう考えても」

 

「ああ、日本帰ったら始末書だろなぁ。海外の事件にここまで首ツッコむのはいくら何でもキョウさんが許してくれなさそう……」

 

一人だけ、どんよりとした未来に確定してしまった地獄へ恨み言を吐いているワタルさんに、巻き込んでしまった者として苦笑いしかできない。一方のアダムさんは……なんかこの人、イキイキしてんな。そんなに楽しみかよ。

 

「さぁて、行方の知れない研究チーム、いなくなったポケモン。何が判明するのか、してしまうのか……不謹慎だけど、今僕はとっても血沸き肉踊ってるよ!」

 

「あ、アハハ……でも、気を付けてくださいね?本当にポケモンが内部に居なくなったとは限りませんから」

 

はしゃぐアダムさんと、項垂れるワタルさん。対称的な二人に挟まれながら眼前の遺跡へと目を向ける。入り口には過去の調査の際に置かれた照明器具が等間隔で置かれているため、割と奥の方まで見えている。

しかし、それなのに俺の感覚は、遺跡の入り口が未知の怪物の大きく開けられた口であるかの様に警鐘を鳴らしている。

 

(……でも、行かなきゃ。この件に、ポケモンがかかわっているのなら、それは俺の問題だ)

 

準備の際に与えられたヘッドランプ付きのヘルメットのつばに触れ、後頭部部分を抑え位置を整える。全員の準備ができたところで、レスキュー隊員を先頭に、救助隊は遺跡の内部へと足を踏み入れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遺跡内、()()2()0()()

 

 

対象の覚醒を確認。睡眠剤の追加投与開始……失敗。対象の睡眠剤への耐性獲得を検知。睡眠剤を、規定致死量の投与へ変更……成功。

 

 

…………なんだ、もう起きたか

 

 

 

睡眠剤の効果を検知。規定通り、このまま同量の投与を継続。

 

 

くそ……またか……あのニンゲンが置いていった、これのせいか……

 

 

 

管理者権限よりアクセス。目標人物の侵入を確認、対象への睡眠剤の投与を停止。覚せい剤、および興奮剤の規定致死量の投与を開始……成功

 

 

 

 

 

……………………あア、ようやク、キタのカ

 

はやク来い……ハやく……

 

 

 

 

 

 

対象の耐性の上昇を確認。コード1109、対象の『試製拘束制御鎖』へ通達、意識の抹消を開始

 

 

 

 

まダ、我が、シナないウチに…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遺跡内、()()4()()

 

 

 

 

 

 

 

「目標の遺跡内侵入を確認」

 

『よろしい。封鎖が早すぎたときはどうなるかと思ったがな』

 

「……あの、子どもを。やれというのか」

 

『そうだが?不服かね?』

 

「……いや。だが、忘れてないだろうな?この任務を成功させたら」

 

『あぁあぁ、はいはい、分かっているよ。もし成功したなら、あれはもう必要ないからねぇ?』

 

「忘れるな?」

 

『くどい。口を慎め、お前にできるのはただ私の命令を聞いて、あのガキを……あの女の娘を殺すことだけだ。……これは、確定事項だ』

 

「……了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

「許してくれ、とは言わない。恨んでくれていい……ソラさん」

 

「行くぞ、ヘルガー」

 

「ガル」

 




警部「うみの嬢ちゃん胡散臭ぇ~」

ワタルさん「知り合いの娘迎えに行った先で面倒ごとに巻き込まれた件」

アダムさん「wktk!」

うみ「……」

次回未定、でも流石に6月中はもう少し投稿したい……
まだついてきていただける方はどうぞよろしくお願いします。なんと、この話の進まなさ加減だと余裕で100話超えそうなので地獄
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