自称クールな姪っ子にセクハラをするだけの話。   作:橘田 露草

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セクばんにゃ!
くーさんこと露草です。

お腹が痛いです。
自分は正露丸信者なので、正露丸さえ飲めば何でも治ると信じています!
コーティングされてない苦い方が効く気がします!

あ、更新します。


環ちゃんと遊ぼう!

桜井環さんは大学の先輩で、僕が大学で一番最初に会話をした女の子でもある。

‥‥実際は登校中に智希と話した気がするが、気のせいだ。

 

この先輩なのだが実はそんなに関わりは無かったりする。

というのも僕は教育学部で、彼女は心理学部。

学年どころか学部も違うので、共通科目以外ではほぼ顔を合わすことがないのだ。

まあ、大学なんてそんなもんかと思っていたのだが。

 

 

 

 

 

 

「きーみーがーいたなーつーはー♪」

 

‥‥何かゲームをしながら歌ってる人がいるよー。

 

4月も下旬となったある日の大学帰り。

久しぶりにゲーセンに行きたくなった僕は駅前のちょっと大きめのゲーセンに来ていた。

ここまで説明オッケー?

 

そして、入り口の『和太鼓の超人』に目を向けると、カラオケかというテンションで歌う知り合いがいた。

というか、桜井先輩だった。

 

「ともだーちみーつけてーはなれーてあるいーた♪」

 

歌は結構、いやかなり上手いと思う。

正直カラオケで聴いたら聞き惚れるレベルだと思う。

だが。

 

『ノルマクリア失敗。くたばれカス〜』

 

このゲーム名物の罵倒が響く。

画面を見るとクリアゲージのわずか4分の1にも満たず、ゲームオーバーになっていた。

難易度は一番簡単なレベル1。

失敗するのが難しいぐらいだった。

 

「ふぇぇ〜、これで5連敗です‥‥」

 

いやこの難易度に5回も失敗してるのっ!?

じゃあせめて曲変えようよ!?

もりのクマさんとか、主食用パン(餡入り)マーチとかあるでしょ!?

 

正直無視したいぐらいだが、知ってる先輩が半泣きなのを放置するのも沙春ちゃんの教育もとい発育に悪い。

仕方なく彼女に話しかける。

 

「えっと‥‥こんにちは先輩」

「ふぇ?」

 

気の利いた挨拶が思いつかなかったので普通に話しかける。

振り向いた先輩が僕の顔を見て。

 

「あっ、笠原くん!こんにちはです」

 

わぁ、いい笑顔ー。

そして振り向く動作だけで揺れるのですね、そこって。

 

「笠原くんですよー。先輩久し振りですね」

「同じマンションに暮らしているのに中々会わないですよね」

 

僕と沙春ちゃんが暮らしているマンションの1階に、桜井先輩と須川先輩がシェアハウスしていると聞いたのは3週間前。

それなりには家賃の高いマンションなのだが、1階はセキリュティ的な問題で学生の彼女たちでもシェアすれば何とか出せているとのこと。

 

「でも育ちゃんとはよく会うんですよね〜?」

 

ん、なぜジト目?

嫉妬されるほど好感度は溜めてないと思うけど。

 

「そりゃ学部も同じですし。それにあの人のバイト先がアレですし」

「わかってますけど〜」

 

羨ましいです、と呟いたのは果たして僕に対してかそれとも。

チラリと時計を見てまだ夕飯の買い物まで時間があるのを確認し口を開く。

 

「先輩、今から僕とゲーセンデートしません?」

「‥‥へ?」

 

おー、ザ・間抜けな顔。

急な誘いに驚いたのか、数秒の時間が開く。

そして。

 

「ふえええぇぇぇぇ〜!?」

 

いい反応。

女の子の驚いた顔好きなんだよね、僕。

変態?はい、変態ですが?

 

「で、で、で‥‥」

「大王ですか?」

「デートって‥‥」

 

あ、合いの手スルーされた。

別にいいけど。

 

「女の子と男が遊んだら、すなわちデートですよ」

「そ、そうなんですか‥‥?」

「そうなんです」

 

まあ、違うと思うけど。

というか、たまに見かける男2女1で遊んでる子たちってなんなんだろうね。

ドロッドロの恋愛模様になってしまえばいいのにね。

リア充許さない委員会代表ですから、冬葉くんは。

 

「あ、もしかして約束とかありました?」

「いえ、今日は特に用事もなかったからここに来たわけですし」

「じゃあ、デートしましょう」

 

そう言うと彼女は真っ赤になって俯いてしまった。

やべ、ちょっと軽薄過ぎたかなー。

多分ア・イ・ツ・の悪影響だ、そうに違いない。

 

「あの‥‥」

 

と、フォローを言葉を考えていた僕が口を開く前に彼女が何か言う。

 

「私‥‥デートとかしたことなくて。多分つまらないと思いますけど‥‥。そ、それでもよければ‥‥」

 

ゆっくりと、だがちゃんと了承の言葉を紡いでくれる桜井先輩。

うん‥‥やっぱこの先輩可愛いなー。

 

「デートというのは男が盛り上げる役目ですから。先輩は何も気にしないで楽しんでください」

「笠原くん‥‥」

 

あー、恥ずかしっ。

とはいえ、ようやく桜井先輩は笑顔を見せてくれた。

 

「えっと、デート初心者で申し訳ないですが‥‥よろしくお願いします」

「こちらこそ。ちゃんとエスコートできるように頑張ります」

 

彼女の手を取りいざ店内へ。

さあ、僕たちの戦争デートをはじめよう。

 

 

 

 

 

 

 

『10−0、ゲームセット!前世カラヤリ直セ!』

このゲーム名物の罵倒が響く中、桜井先輩は死・ん・で・い・た・。

 

「せんぱぁぁぁぁい〜!!」

 

僕は数秒前まで桜井先輩だったものを抱き抱えていた。

‥‥あと数センチで豊かな胸に当たりそうだが超我慢して。

 

「笠原くん‥‥ゲーム上手いですね」

「先輩‥‥先輩が弱すぎるんです」

 

遡ること1時間前。

とりあえず桜井先輩がさっきまでやっていた"和太鼓の超人"をやってみることになったのだが。

 

「あるひ〜もりのなか〜」

 

さっきも思ったが歌はやっぱり上手い。

しかし。

 

「先輩!?全然リズムに合ってませんよ!?」

 

このゲームは流れてくる"赤"と"青"に合わせて太鼓を叩く非常にシンプルなゲームのはずなのだが、桜井先輩は全くと言っていいほどタイミングが合ってなかった。

ちなみに難易度はさっきと同じレベル1。

僕が遅過ぎてむしろやりにくいスピードに彼女は全くついて行けてないのだった。

 

『パーフェクト!まあ当然だけどな』

『ノルマ失敗!もうやめちまえよー』

 

どっちがどっちの評価かはお察し願いたい。

 

 

 

続いてやったのはレースゲーム。

僕があまりやらないジャンル的にいい勝負になると期待したのだが。

 

「えっと、先輩。僕ゴールしちゃいましたけど」

「ふぇ!?も、もうですか!?」

 

僕が3周を終えてゴールする中、彼女はようやく1周目の半分というところだった。

壁などにぶつけると画面の車が凹んだり傷付く演出なのだが、彼女の車は廃車寸前という見た目だった。

 

『3位!普通だね』

『ビリ!貴様に免許を取る資格はない!』

 

どっちがどっちの評価(ry

 

 

 

最後にやったのはホッケーゲーム。

小さい頃以来ということもあり、どうにか勝たせてあげたいと思ったのだが。

 

「うにゃ〜!?」

「ふわぁ〜!?」

「ふえぇ‥‥」

 

はい、お判りいただけたかと思いますが圧勝でした。

須川先輩曰く、運動神経は悪くないとのことなんだけど‥‥。

これでまだ、ゲーセン初心者なら仕方ないと思うが。

 

『和太鼓の超人は一番やり込んでるんです!』

『レースゲームなら得意です!』

『ホッケーはかなり自信あります』

 

はい、死亡フラグ一覧でございます。

話を聞くに彼女はゲーム大好きのゲーム下手ということだろう。

 

「一回も勝てなかったです‥‥」

「せんぱぁぁぁぁい〜!!」

 

チクショウ、誰が桜井先輩をこんな目に!

SE○Aかっ!

S○GAのヤロウ許せねぇ!!

でもソ○ックは大好きです!

 

 

 

 

 

 

 

 

「飴美味しいです〜」

 

夕方になり僕たちは帰りの道を歩いていた。

ちなみに白くなってしまった桜井先輩は、飴とかを落として取るゲームの景品のおかげで何とか復活しました。

もう少しで、N○eRの白い世界にでも行っちゃいそうな感じだった。

 

「ありがとうございました、笠原くん」

「別に飴ぐらいでお礼なんて」

「あっ、そっちじゃなくて。いえ、そっちもですけど‥‥」

 

言葉を切った彼女に目を向けると、しっかりと目が合う。

そして。

 

「今日のデート、すっごく楽しかったです♪」

 

本日最高の笑顔とともにそんな言葉をかけてくれるのだった。

 

「‥‥次はゲーセン以外にしましょうね」

「えっ!?なんでですか!?」

「むしろ、あれだけボコられてよくまた行こうってなりますよね」

 

そんな雑談をしつつ、僕らは夕焼けの道を歩くのだった。

ーーーそして10分後、買い物を忘れていた僕が元来た道を全速力で走るのだった。

 




前回の募集の話、あまりに説明不足だと思ったのでちゃんと説明します。

自分はゲーム実況とかを観るのが好きなのですが、そのノリを小説でもできないかと思いまして募集した次第であります。
なので、ボードゲームや言葉系のゲーム、おもちゃ系のゲームなんでもいいので小説でもできそうなシンプルなゲームを教えて欲しいと思います。
実在オリジナルは問いません。
罰ゲーム系でもいいです!

というか今度1話書いてみますので、もしよろしければ『こういうのはどう?』というアイデアをいただければと思います。
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