絶対転生特典間違えただろ   作:ナカタカナ

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原作一年前 楽しい楽しい大洗生活♪

 大洗学園に入学しひと月が経過した。

 

 みほや千代美とは毎晩メールをしている。

 

 みほから怒られた。

 

 「なんで、そんな遠くに行っちゃうのぉ。会えないよぉ」

 

 「大丈夫だって、案外すぐに会えるから」

 

 「ふぇ~ん」

 

 毎晩のようにこのやり取りが行われている。

 

 俺は普通科一年に所属しており、選択授業は弓道を取った。

理由は特にないが、弓道だったらエミヤが教えてくれそうだと思ったからだ。

 

 師匠には何故薙刀を取らなかったといわれたが

 

 「俺は師匠以外に槍、薙刀を習いたくない」といったら顔をにやけさせた師匠が見れた。

なんか最近、師匠が丸くなってる気がする。まぁ、鍛錬のメニューは激しくなる一方なのだが。

 

 そして、現在、大洗学園にいる男子生徒は俺だけだった。

 

 理由は今年から共学になったということもあり、入学するものがいなかったのだろう。来年に期待しよう。

 

 そして、生徒会メンバーにも目を付けられている。

 

 あの腹黒ロリが生徒会の仕事(力)を俺に任せることが多い。

といっても資料運びが主なのだが、軽いもんだぜ。

 

 部活は自動車部に入った。

 

 バレーに入ろうかと思ったが中学の二の舞にはならないと思うが一人だけ男子というのもアレだからな。

 

 自動車部に入部したのは良いのだが俺自身、あまり自動車には詳しくないので基本、力仕事をしている。

パーツ運びや、機材運び、車体の持ち上げと最後はおかしいが、女子がするにはつらい仕事をしている。

 

 個人的にはレオポンさんチームこと自動車部は好きだ。

 

 絶対に他の学校ではできないことをやってのける。そこに痺れる憧れるぅ~。

 

 そして、何故かホシノさんになつかれた。

 

 理由は事故で積み上げられた車の部品が倒れてきたときに俺が助けたからだ。

 

 イメージしてもらうと何段も重ねられた段ボール、ひとつの重さが大体40キロ弱だとしてそれが一気に

倒れてきたのだ。普通なら重症どころじゃない怪我を負ってしまうというときに俺が助けた。

 

 そのせいでなつかれた。いや、悪い気はしないぞ。美人だし、健康的な小麦の肌が眩しく、作業着のツナギを

着崩しタンクトップ姿がトレードマークなのはすごい、良いと思う←語彙力低下中

 

 「なぁ、十六夜。これなんかどうだと思う。これ使えば一気に最高速度は三倍以上に跳ね上がるぞ」

 

 「はいはい、俺にいわれても良く分からんから意見を貰おうとするな。それと、俺が走った方が絶対速い」

 

 「なぁに、いってるの。人間が車に走って勝てるわけないじゃん」

 

 ツチヤが笑う。

 

 「いや、事実だし。俺が全速力で走ったら光速に至るぜ」

 

 「えっ?高速?」

 

 「その高速じゃなくて光の速さの方の高速だ」

 

 「あぁ、フ〇ッツ光か」

 

 「違うッ」

 

 「ナイスツッコミ」

 

 「おう、いいボケだったぜ」

 

 ナカジマと俺は毎日のようにボケとツッコミを交わしている。

 

 「い~ざぁ~よぉ~いぃぃ」とうちの家族にも負けていないドスの効いた声を出すのは

 

 ホシノだ。ほんと、なんでこうなった。

 

 そしてホシノの小麦色の肌よりさらに焼けた褐色肌のスズキはというと・・・苦笑いしていた。

 

 これが俺の大洗での日常だ。

 

 中学のときみたいなことは起きてないし部活だって人外ばっかりの部活なのでそこまで気にはされない。

ただ、自動車部全体で魔改造したフェラーリと俺が競争した時に俺が勝ったときは引いていた。

 

 酷いな、まだあれでも本気じゃねぇのに・・・

 

 他のみんなはというとマシュは華道を選択し、お栄ちゃんは仙道、沖田姉妹は剣道(原作ではなかったが共学化したことにより増えた模様。なお、男子生徒は十六夜一人だけ)、きよひーとネロは嫁道とよばれる怪しげな選択授業を選んでいた(こちらも剣道と同じ理由)

 

 まぁ、そのおかげかきよひーとネロが滅茶苦茶嫁っぽいことをしてくれる。流石自称良妻と嫁王だ。

このままだったら完全にきよひーかネロに堕とされるかも、それはそれでいいかもだけど・・・

 

 エミヤと師匠、母さんは「オカン食堂」を経営しており、師匠と母さんが接客をしている。

他のお姉ちゃんズはというとBBちゃんは前話した通り、電脳世界の癌として活躍中。

 

 静謐ちゃんとジャンヌ姉妹は「オカン食堂」の看板娘として人気だ。

えっ、師匠は看板娘じゃないのかって?あれは娘じゃなくてお姉さんだよ。師匠も大人気だよ。

 

 周りからの評価も上々で

 

 「ほんとうにオカンの味だ」

 

 「これがお袋の味ってやつか」

 

 「懐かしい味がする」

 

 とのことだ。流石エミヤだぜ。

 

 そんな食堂のメニューなのだ衛宮さんちの今日のご飯で出てくるものが人気だ。

特に人気なのがハンバーグだ。俺も一番好きなメニューだ。

 

 そして、俺は冷泉麻子とも会った。

 

 遅刻しそうになっていたところで出会い原作同様ふらふらしていたので運んでやった。

 

 俺におんぶされた冷泉は意識が朦朧としており一瞬で学校に着いたのが分かると毎日迎えに来てくれと頼まれた。そこは、週二、三回程度ならいいと告げた。流石に毎日はダメだろう。

 

 そして、武部とも話す仲になった。

コイツはどうやら嫁道できよひーやネロと同じらしく、仲が良いらしい。

 

 結構女子力が高く(知ってたけど)いいお嫁さんになれそうだ。

俺のお嫁さんになったら多分、普通の奴だったらすぐに殺されると思うが・・・

 

 「十六夜ちゃ~ん、少し生徒会の仕事手伝ってよ」

 

 今日も角谷会長からのラブコールを喰らう。

 

 「はいはい、わかりましたよぉっと」

 

 バカでかい段ボールを抱えて生徒会室から出る俺。

 

 それなりに楽しい学生生活を送ってます。

 

 




 次回、もう一話だけ原作一年前の話をいれて最後にちょびっと原作に入りたいと思います。

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