絶対転生特典間違えただろ   作:ナカタカナ

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戦車を洗車するよ。そして・・・

 見つけた戦車を自動車部の連中が車庫まで運び終わると五両の戦車が並んでいた。

 

 Ⅳ号D型・38t・八九式中戦車甲型・Ⅲ号突撃砲・M3中戦車リーの五両だ。

 

 「どう振り分けますか?」

 

 「見つけた戦車に乗ればいんじゃない?」

 

 なんとも適当な決め方である。

 

 サーヴァントのみんなはというとマシュはあんこうチームの手伝いをしたそうで。

きよひーはウサギさんチームの手伝い、そして沖田さんとお栄ちゃんなのだがどうも歴女チームの手伝いをしたらしく、疲れたといっていた。

 

 沖田さんはかの新選組一番隊隊長沖田総司である。

そしてお栄ちゃんだって葛飾北斎の三女応為ちゃんなのだ。歴女チームが興味を持たないはずがなくあれこれ

聞かれたそうだ。

 

 まぁ、流石に本人だなんて言えるはずもなく今のところは子孫っていう感じで通っている。

なんともまぁ、サーヴァントってのも大変なもんだな、しかし、歴女チームを家に呼んでみたらどうなるだろう・・・

 

 母さん源氏の英雄    源頼光

 

 父さん守護者      エミヤ

 

 お姉ちゃんズ

 

 ケルト神話の大英雄   スカサハ

 

 オルレアンの聖女    ジャンヌ

 

 竜の魔女        ジャンヌ・オルタ

 

 山の翁(毒の娘)    静謐のハサン

 

 SE・RA・PHのAI BBちゃん

 

 騎士王にしてエミヤの嫁 アルトリア・ペンドラゴン 

 

 同級生組

 

 聖杯探索の騎士を継し者 マシュ

 

 新選組一番隊隊長    沖田総司

 

 沖田総司の可能性    魔人・沖田・オルタ

 

 元祖ヤンデレの竜の娘  清姫

 

 葛飾北斎の三女(応為) 葛飾北斎

 

 ローマ帝国第五代皇帝  ネロ・クラウディウス

 

 う~ん、絶対カオスになるよね。エミヤとかオルタ系は大丈夫かもだけど、それ以外はヤバそうだね。

ここまで来たら家の家族は偉人の名前を使っているとしか言いようがない。というか本人だけどね。

 

 「Ⅳ号Aチーム、八九式Bチーム、三突Cチーム、M3Dチーム、38tEチーム

明日はいよいよ教官がお見えになる。綺麗にするんだぞ」

 

 「どんな人かなぁ」

 

 武部は相変わらずスイーツ頭だ。

 

 「ガッチリしてますねぇ」

 

 Bチームはまぁ、スポーツをしているだけあって普通の感想なのだろうが、なんかずれているように思える。

 

 「砲塔が回らないな」

 

 「像みたいぜよ」

 

 「パオーン」

 

 「戯け、三突は冬戦争でロシアの猛攻を押し返したすごい戦車なのだ。フィンランド人に謝りなさい」

 

 「「「すみません」」」

 

 リアルで見る歴女は面白いな。

 

 個人的には歴女チームは好きだ。面白いし、意外と超人染みてる集団なんだよな。

戦車を見つけた方法も八景となかなかエキサイティング?クレイジー?な集団なんだよな。

 

 「大砲が二本あるよね」

 

 「おっきくて強そう」

 

 Dチームは普通の少女らしい感想だ。これが後の重戦車キラーとなるのか・・・世も末だな。

 

 しかしまぁ、どの戦車も錆びたりして酷いもんだ。

 

 ということで、お待ちかねの戦車を洗車しちゃおうぜのコーナーだ!

 

 全員が体操服に着替えた(一人だけ水着を着ているのだが・・・ごちそうさまです)

 

 みんなキャピキャピしている。そしてなんといってもそろそろ下着が透けてきそうなのだ。

 

 「だ・ん・な・さ・まぁ」

 

 それに気づいたきよひーが俺の顔の前に立つ。

 

 「よう、きよひー。体操服相変わらず、似合ってるなぁ」

 

 「ほんとうですかッ、じゃなくてです。今、下着が透けないかなとか考えてませんでしたか?」

 

 「鋭いな」

 

 「おいたはいけませんよ」

 

 「せ、先輩ッ」

 

 「十六夜いってくれればいつでも見せるのに」

 

 「そうですよ、沖田さんならいつでも見せますよ」

 

 「おお、美少女たちの体操服姿かえ、いますぐにでも絵にしたいところだナ」

 

 「奏者よ、余だけでは足りんのか?」

 

 サーヴァント組も体操服を着ている。ブルマなだけあり、実に眼福である。

沖田さんの脚とか絶景だよね、とにかく全員素晴らしいぃィィィ。

 

 俺の服装はこの学園の体操服の上から青色のジャージを着ている。

 

 「はいはい、そこまでにしとけダブル沖田。俺が変態なのは知っているだろ」

 

 「先輩が変態なのは知ってますけど節度を持ってください」

 

 「あれれ、十六夜ちゃんが怒られてるねぇ」

 

 そんなとき、腹黒ツインテロり大魔王がやってくる。

 

 「俺が変態なのは仕方ない、なんたって男だからな」

 

 「普通の男の人に謝ってください」

 

 「しかーし、みんなが魅力的なのが悪いんだろう。そんなエロい格好しやがって、完全に誘ってるとしか思えなんだよ」

 

 何故かそのときは周りがシーンとしていたせいで他のみんなに俺の声が届く。

これはアレだな、たまに起きる突然静かになるアレだな。そのせいで俺の叫びが木霊する。

軽いセクハラだよな?いや、軽くはないか。どうしよ、このまま豚箱にでも入れられるのかな?

 

 「アハハハハ、ほんとに十六夜ちゃんは面白いね」

 

 シーンとしていたこの場を会長さんの笑い声が破壊する。

 

 おお、大魔王よ。あなたはこのシリアス(笑)を壊してくれましたね。

 

 いまだけは大魔王が女神とまではいかないけど優しい修道女に見えます。

 

 「そんなぁ、旦那様。ウフフ」

 

 「せ、先輩のスケベッ、変態」

 

 「無論、日ごろから誘っているのだが?」

 

 「ということは、今晩にでも沖田さんの部屋に来てください」

 

 「おいおい、大胆だな十六夜も、カカッ」

 

 「ついに奏者も余と一夜を・・・キャッ」

 

 サーヴァント組はマシュを除き喜んでいるように見える。

しかし、沖田ちゃんのアレは誘っていたのか、男なら答えるべきなのだろうが、残念ながら今の俺では無理だな。

せめて、高校を卒業してからでないと色々と不安だ。

 

 しかし、そう考えればエミヤはやはりすごいな。魔力供給の為とはいえ、あんなやっちゃうんだもんな。

流石シロウですッとうちの家族で一番の大喰らいの声が脳内に響く。

 

 そして、再び現実に戻るが他の戦車道チームを見て読みよう。

 

 ますはAチーム

 

 「い、十六夜君ったら」

 

 「殿方とはこういうものなのでしょうか?魅力的といわれるのは悪い気はしませんが、エロいと言われるのは少々・・・」

 

 「あれ、十六夜君って結構脈ありかな?確かに十六夜君は優良物件かもだけどぉ」

 

 「逆廻殿は問題児という話が良く分かりました」

 

 秋山とは何度か顔を見合わせる程度だが問題児認定されてたのね。

武部さん?あなた脈ありって(笑)別にいまのところそんな気持ちは微塵もないからな。

 

 みほよ、あなたは照れてないでもう少し胸を隠そうぜ、完全に見えてるからッ

 

 五十鈴さん、喜んでる?いや、引いてますね。ハイ、スンマセン。

 

 さてBチームはどうだ?

 

 「い、十六夜の奴は何を考えているんだッ」

 

 「先輩って肉食ですね」

 

 「いや、そうはいいながらも草食らしいぞ」

 

 「沖田ちゃん先輩はヘタレっていってましたよ」

 

 磯辺以外はなんともいえないが、最近の女の子はませているのかな?そして佐々木よ、だ・れ・が・ヘタレだッ磯辺よ、それが普通の女の子としての反応だ。君はそのままでいてくれ・・・

 

 次はCチームだ。

 

 「土方歳三ぜよ」

 

 「いや、ここはダグラス・マッカーサーだろ」

 

 「英雄色を好むだな」

 

 「何をいうか、アイツはドン・ファンだろ」

 

 「「「それだッ」」」

 

 いや、違うから。ここでいっておく。違うから

 

 お次はDチーム

 

 「どうしよ、先輩に攻められたらぁ」

 

 「私は堕ちちゃいそうだよ」

 

 「はわわわわ」

 

 「でも先輩ってイケメンだし頭いいらしいし」

 

 「運動神経もすごいでしょ、超優良物件じゃない。でも、私には彼氏がいるからぁ」

 

 「・・・」

 

 そういえば宇津木ちゃんって彼氏いたんだよね。この時点ではまだいるのか、でも七話のときには逃げられてるって・・・やめとこ、女子の感は鋭いらしいし、いらんことを考えたら死ぬ。

 

 でもね、桂利奈ちゃんよ、堕ちちゃ駄目だよ。こんな悪いお兄さんに捕まったら駄目だよッ。

そこのところをちゃんと今度指導しないとな。

 

 丸山は相変わらず無口だな。

 

 最後にEチームなのだが・・・

 

 「「・・・」」

 

 桃ちゃん先輩と小山先輩の両方が黙っている。

 

 桃ちゃん先輩の方は完全に固まっており、小山先輩の方はギギギと油の切れたブリキの人形のような動きをしている。そして両腕で見事なたわわを隠しているのだが、それが逆効果となりむしろ強調されている。

 

 最後の旧大魔王、現修道女はというと

 

 「十六夜ちゃんも男なんだねぇ」

 

 今度は小悪魔になり悪い笑みを浮かべている。

そのツインテールを引っこ抜きたいと思った俺は悪くない。というか黒ウサギの耳を引っ張るよりかはマシだろ。

 

 「ヤ、ヤハハ、そういえば自動車部に呼ばれてるんだったぜ。じゃあな」

 

 とりあえず俺に火が飛んでくる前に逃げる。

 

 「あっ、逃げた」

 

 うるせぇ、覚えてろよ。貴様のそのツインテールを引っこ抜くその日まで(永遠にそんな日は来ません)

 

 

 

 




 誤字脱字報告ほんとありがとございますッ

 感想待ってますのでジャンジャンください。

 さて、今回の話はいつも通り十六夜君がやらかしてくれましたね。
原作の十六夜君に比べるとやはり中身が違うので全然違いますがエロという部分では同じですね(笑)

 次回、戦車動かします。

 それではまた次回お会いしましょう。

 せーの!パンツァーフォーッ

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