絶対転生特典間違えただろ   作:ナカタカナ

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 皆さん久しぶりです。

 ようやくテストが終わり一息つけました。

 まぁ、来月の一日にはまたテストですけど・・・

 今回でサンダース戦は終了です。

 前回の感想で、十六夜の無双が見たかったという意見がありましたので今回はサーヴァントのちょっとした無双ではありませんが戦闘描写をいれております。


サンダース戦 後編からのぉ~

 

 前回、マックスと交戦した十六夜だったが今回の話は十六夜ときよひーたちが湧かれた後の話である。

 

 「きよひーさん急いでください」

 

 「申し訳ありません。これ以上速度はあげれません」

 

 「沖田さんは先に行きますからきよひーさんは例のアレを用意しておいてください」

 

 「承知しました」

 

 二人は超人的な移動速度でみほたちがサンダースと交戦している平野へと向かうのだがやはりサーヴァントの特性上、きよひーより沖田さんの方が敏捷は高い。

 

 敏捷がA+な沖田さんに対してCなきよひーである。

 

 Cとはいっても普通の人間と比べると超人的な速さではあるのだが・・・

 

 

 

 

 

 沖田さんside

 

 どうも皆さん。久しぶりです。

かれこれ二、三週間ぶりではないでしょうか?えっ、メタ発言は止めろって・・・

 

 ま、まぁそれは置いておいて現在、私ときよひーさんは十六夜さんに命じられてみほちゃんたちの応援に向かっています。

 

 私達が戦っているサンダース大付属高校はシャーマンを主軸にしたアメリカ風の高校で先日戦った聖グロリアーナ女学園とは全然違った戦法で戦って来ます。

 

 サンダースの中でも特に厄介なのは射程が3000メートルもあるファイアフライですね。

砲手の確かナオミ殿はとてつもない腕を持つ砲手と十六夜さんから聞いています。

 

 そして、みほちゃんたちはフラッグ車を発見したのは良いもののサンダース側の増援と交戦していると聞いています。十六夜さんが準備したアレがうまく作動すれば何の問題もないのですが。

 

 そんなことを考えながら森を抜けるとみほちゃんたちの戦車がサンダースのフラッグ車を追いかけており

みほちゃんたちの後ろをサンダースの増援が追いかけるという鬼ごっこ状態の光景を目にしました。

 

 戦車道ではこれが普通の戦いなんですかね?A.違います。

 

 にしてもこのままではまずいですね。ジリジリとファイアフライの射程範囲に追い込まれてしまいます。

今はウサギさん、カメさん、アヒルさんチームが後方にいるサンダースの増援に向けて砲撃を行っています。

 

 しかし、アヒルさんチームはすぐにやられてしまいしました。

そして今度はウサギさんチームがファイフライの餌食となってしまいました。

 

 「えっと、こういうときは十六夜さんの真似は・・・できそうにないですね。だったら・・・」

 

 沖田side out

 

 みほside

 

 「冷泉さん丘の上へ、上から狙います」

 

 華さんが熱の籠った視線を向けてくる。

 

 確かに上からの攻撃は危険だけど有利に立てる。

 

 「危険だけど掛けてみましょう」

 

 私達は丘の上に上る。その後ろをファイフライが追いかけてきます。砲身はこちらを向いている。

 

 「停車ッ」

 

 止まったそのすぐ近くを砲弾が通過する。

 

 「次のファイアフライの攻撃が来るまでが勝負です」

 

 「分かりました」

 

 『お願い、間に合って』

 

 そんなときでした。後方から押し寄せるサンダースの車両が一両、二両と爆発しました。

 

 「な、なにが?」

 

 土煙が舞い、よく状況が分からないがそちらを向く。

 

 少しずつ土煙が晴れていくと履帯が外れ砲身が曲がり装甲も凹んだ二両の戦車があった。

 

 そして今度は前を走っていたフラッグ車が爆発する。

 

 白旗は上がっていなかったが履帯になんらかの異常をきたしたようで移動が遅い。

 

 『みほちゃん今のうちですッ』

 

 通信機から沖田さんの声がする。

 

 『サンダースから奪った地雷はもうありません。動きが悪くなったうちに早く決めてください』

 

 今度はきよひーちゃんの声がする。

 

 どうやら二人がやってくれたようだ。

 

 「分かった。華さん今のうちにッ」

 

 みほside out

 

 沖田さんside

 

 さぁ~て、それでは何故あそこで戦車が爆発したかのように見えたのか説明します。

 

 フラッグ車はあらかじめ用意しておいた地雷にうまい具合に引っかかってくれたのです。

ということで最初の二両の方なのですが、皆さんは私のスキルに何があったか分かりますか?

 

 えっ、病弱?いや、確かにそーですけどそこじゃないですッ正解は縮地です。

 

 縮地を使って二両の戦車の進行方向へ隠してあった地雷を置いてそのまま逃げる。

そして地雷を踏んだ戦車は履帯が外れ時間稼ぎになる。

 

 これがさきほど起きたことの真相?です。

 

 そして、きよひーさんには十六夜さんと同じ要領で石を投げてもらっています。

流石に十六夜さんみたいに音速を越えたりはしないですけど、きよひーさんの場合は十六夜さんの使う石より大きめの岩ともいえるほどの大きさをしたものを投げてもらっています。

 

 岩を喰らった戦車は砲身が曲がったり、装甲がへこんだりしてます。流石バーサーカーです。

 

 そしてみほさんたちの戦車がフラッグ車へ砲身を向けます。

 

 砲弾は真っすぐフラッグ車へと向かうのですが、背後からファイアフライの砲弾が飛んできます。

 

 両方の車両に砲弾は着弾し、黒い煙をあげています。

 

 勝敗はどうなったんですかッ

 

 

 

 

 

 

 

 『大洗学園の勝利ッ』

 

 なんとか勝てたみたいです。フフッ、こういう戦いもいいですね。

 

 沖田side out

 

 十六夜side

 

 「一同礼ッ」

 

 「「「「「「「ありがとうございましたッ」」」」」」」

 

 よう、久しぶりの俺視点なのだが、試合後の挨拶を終えたところだ。

 

 みんなメッチャ喜んでいる。それはもうすごい。例をあげるならそうだな俺が師匠を引き当てたときみたいだな。えっ、わからないだって?じゃあ、自分が三か月溜めた呼符と聖昌石300個を用意したとしよう。

 

 師匠のピックアップガチャが来ている。

 

 そして、自分の信じるガチャ宗教にかけてガチャを引く。

 

 最初の十連、もしくは単発での十連で七回目ほどのとき虹回転が来る。

クラスは・・・ランサーそしてきたのが・・・師匠だっぁぁぁぁぁぁぁって説明したら分かるかな?というか分かれよ。

 

 そして、話は戻るが横を見るとケイさんがみほに抱き着いている。

 

 「こんな試合ができるとは思わなかったわ」

 

 「あの、五両しか出なかったのは?」

 

 「あなた達と同じ車両数にしたの。これは戦車道。戦争じゃないわ、道を外れたら戦車が泣くでしょ」

 

 ほんと、良い人ですね。見てるだけで目がチカチカしてくる。

 

 「盗み聞きなんかして悪かったわね」

 

 そういえばあのドローンは一体なんだったんだ?

 

 「えぇ、少し聞きたいのだが?」

 

 すると審判をしてくれていた大学生の人がそういった。

 

 「戦車道連盟が用意した小型カメラを搭載したドローンを破壊したのは一体?」

 

 はっ?戦車道連盟が用意したドローン・・・えっ、嘘ッ

 

 「ヤ、ヤハハ」気配遮断を使いソロリソロリと逃げる。

 

 ガシッと肩を掴まれた。

 

 「マックス」

 

 「ヘイ、十六夜。君がやったんじゃないか?」

 

 こいつ、なんで気配遮断した俺が分かったんだ。まさかサーヴァント・・・なわけないよな。

いや、でも麻酔銃が聞かなかったし。もしかしたらあり得るかも。

 

 「君が壊したのか?」

 

 俺とマックスの会話が聞こえたらしく大学生の人がやってくる。

 

 「・・・はい、スンマセン。後悔はしていない反省はしている」

 

 「はぁ、全く。今回は通信傍受機という件もあるから破壊してしまったのは目を瞑るが次は弁償してもらう」

 

 「はい」

 

 良かったッ。まじで良かったよぉ~弁償しろっていわれてもあれ一個いくらするんだ?絶対高いだろ。

 

 とまぁ、こうして俺達の戦車道大会、一回戦は幕を閉じた。

 

 「一回戦突破おめでとうございます」

 

 帰ろうとしたらオレンジペコに話しかけられる。

 

 この場には現在、俺しかいない。他のみんなは先に帰っている。

 

 「あぁ、サンキュー」

 

 「見ていてとても面白かったです。私達と戦ったときに使った砲撃は砲撃ではなく石だったんですね」

 

 「ヤハハ、ばれちまったか。それで、何の用だ?」

 

 「はい、ダージリン様から十六夜さんをお茶会に呼んで欲しいと」

 

 「お茶会・・・いきます」

 

 「良かったです」

 

 オレンジペコに連れられ俺はダージリンたちのお茶会に向かう。

 

 『よっしゃッ、まさかまた呼ばれるなんて。ほんと、感激』

 

 自分の推しであったダー様に呼ばれたことが嬉しすぎて表面では普通を装っているが内心ウキウキしている。

 

 「ダージリン様、十六夜さんをお呼びしました」

 

 「ありがとうオレンジペコ。ごきげんよう十六夜さん」

 

 「女神だ」

 

 「えっ、えっと、いまなんとおっしゃりましたか?」

 

 いかん、つい口から本音が漏れてしまった。

 

 「い、いや、何でもない。また呼んでもらえて感激してるだけだ」

 

 「そうでしたの。一回戦突破おめでとうございます」

 

 「おめでとうございます。良いデータが取れました」

 

 ダー様とアッサムにお褒めの言葉を授かりもうテンションは最高にハイって奴だ。

 

 「ところでさ、なんでまほとエリカがいるの?」

 

 ダー様、アッサム、オレンジペコがいる隣にまほとエリカが座っている。いや、ほんとなんでッ

 

 「なんだ私が居てはダメなのか?」

 

 「い、いや、そんな訳ねぇだろ。久しぶりってほどでもないがこうして話せるのは嬉しい」

 

 「そうか、ならいいじゃないか」

 

 「にしてもなによあの戦い」

 

 エリカがいつも通りツンデレみたいに茶々を淹れる。

 

 「あんたおかしいんじゃない。石投げて戦車の攻撃するとか、普通なら効かないはずなのに砲弾並みの威力があるし」

 

 おっと、いきなり罵倒されたぞ。

 

 「ヤハハ、それが俺だ」

 

 「笑いごとじゃないわよ。伝統ある戦車道がこの男によって変えられてしまう」

 

 「いいじゃねぇか、俺が戦車道を変える」

 

 「お母様は激怒しそうだな」

 

 「メロスは激怒したってか?ヤハハ、あの美人さんになら怒られてもご褒美になるぞ」

 

 「・・・ほう、十六夜はいつから人の母に叱られて喜ぶようになったんだ」

 

 急にここら一帯の空気が凍る。

 

 「十六夜さんはMっと」

 

 アッサムは新たなデータとしてパソコンになにかを入力している。

 

 「ヤハハ、俺はMじゃねぇよ。世間の男全般は絶対あの美人に怒られても喜ぶぞ」

 

 「あんた隊長だけではなく家元まで、隊長、こいつはここで殺しましょう」

 

 「い、い、十六夜さん、私も怒った方が」

 

 「ダー様に怒られてもご褒美だな『逆に俺が怒るのもありかもだが、女性には優しくが基本だ』」

 

 「でしたら「とまぁ、冗談はここまでにして」えっ」

 

 俺の言葉を本気で受け止めていたらしくエリカとダー様はぽかんとしている。

 

 うん、二人共可愛いな。じゃなくて

 

 「それで、なんで呼び出したんだ?」

 

 「用がなければお呼びしてはだめでしたか?」

 

 「まさか、美しい御婦人方にお呼びいただき感謝感激」

 

 「ふふふ、とりあえずそこにお掛けになってください。オレンジペコ紅茶を」

 

 「どうぞ」

 

 「サンキュー」

 

 さて、これからどうなるのだろうか・・・





 次回もできるだけ早く投稿します。

 にしても早くガルパンの4Dを見たいです。

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