みんなが過保護過ぎるんですが、誰か助けてくれません?   作:因幡の黒兎。

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更新が止まっててすまん。ちょっと他人の作品を読んでたら、いつのまにか5日も経っとったんや…。

…やっべー。時間経つの早過ぎませんかね…? いっそのこと、一日が五十時間とかになったら良いのに…(暴論)




クラスに来たけど不安しか無いよぅ…。

「ふふっ…。ひばりはやっぱり可愛いわね〜♪」ナデナデ

『お願いだから、学校では真面目なお母さんで居てよぅ…』

 

どうも、理事長室で理事長(お母さん)に撫で回されている男の娘、南ひばりだよ〜…って、誰が男の娘じゃい! 僕はれっきとした“男の子”であって、“男の娘”じゃ無いよ!?

 

「反対派の相手も半分くらい自己紹介で堕としてたし、反対派が消えるまでは時間の問題ね…」ニヤリ

『お母さん怖〜い…。と言うか、やっぱり反対意見とかあったんだね』

「音ノ木坂はずっと女子校だったのだし、急な共学化となれば反対する人も居るわよ」

 

まぁ考えればわかるけどね。

 

「大丈夫。もしもひばりに危害を加えようとする輩が居たとしたら、理事長権限を行使してでも…ねっ?」

『だからさっきから怖いってばぁ!』

 

あと、そんなポンポンと理事長権限なんて使っちゃめっ! 気持ちは嬉しいけど、ほんとに気持ちだけで充分です!

 

「教師の中にも反対派は数人居たから、何かされたらすぐに言うのよ?」

『にゃ〜』

 

…はっ!? またもや凛ちゃんが乗り移ってたにゃ!?

 

「もぅ、ひばりは可愛いわね〜♪」ナデナデ

『またさっきと同じ事に…』

 

まぁ撫でられるのは嫌いじゃ無いし、寧ろ好きな方だけど…でもね? お願いだから外ではやめて欲しいなぁ!?

 

 

 

 

 

▽▼ ▽▼ ▽▼

 

 

 

 

 

「お前さん、近くで見るとやっぱり中性的…いや、女としか思えないな」

『あ、あはは…』

 

このポニテの人は、山田先生。僕やことりちゃんが通う事になる二年A組の担任…なんだって。いきなりあんな事を言われて結構イラってるけど、顔に出さない僕って凄くない?

 

「確かに理事長って美人だし、娘の南妹も美女だが…息子のお前も充分に男受けの良さそうな顔だな」ケラケラ

『それ以上言うならお母さんにしつこくセクハラされたって嘘付きますよ? そうなったら…ねぇ?』

「そっ、それは勘弁してください!」

 

謝るくらいなら最初から言わなきゃ良いのにね。ちょっとおつむが足りないんじゃ無いかなぁ? ふふっ♪

 

『と言うか、早く行きましょうよ。もうすぐ一時限目、始まっちゃいますよね?』

「そうだな。ちょっと走るか」

『教師は止める側だと思うんだけどなぁ…』

 

まぁ悪い教師じゃ無いみたいだし、真面目過ぎる人よりは面白いから良いんだけどね。廊下を走るなんて初めてだよ! ことりちゃん達が居たら「廊下を走ったらめっ!」って怒られちゃうだろうし…。そう言えば、学校に行ってた頃も廊下を走ったり、階段の手すりで滑ったりした事無かったなぁ〜。少し育った今だからこそ、ちょっと憧れるよね!

 

「私と同じペースで階段を駆け上がっても、一切呼吸が乱れて無いな。お前さん、結構体力がある方なのかい?」

『さぁ? 試す機会が全然無いからね〜』

 

あっ、ちなみに…僕に筋トレグッズを買ってくれたお父さん。今は天国で安らかに…えっ、「まだ死んで無いだろ」って? 良くわかったね。大正解だよ! でも、すっごくボロボロになってたんだ…。あんなお父さん、昔書庫にエッチな本を隠してて、それをことりちゃんが見つけちゃって僕とお母さんがブチ切れた時以来だったよ。懐かしいなぁ〜。

 

「っと、着いたな。それじゃ、呼んだら入って来い」

『りょーかい』

 

転校生ってこんな気分なんだね。なんだかドキドキする…。入ったら自己紹介とかしなきゃダメだよね? もう一回ヨーソローすれば良いのかな? それとも違うやつ? …やっぱり真面目な感じで良いかな。ことりちゃん達が居るし、お母さんみたいな反応をされちゃうと恥ずかしいもんね。

 

「さて。ここで解っていると思うが、編入生を紹介するぞ〜」

 

『『『キャーーーッ!!』』』

 

あはは、みんな元気だなぁー。ちなみに、僕はもう帰りたいなー。疲れちゃったなー。

 

「南兄、入って来い」

 

行きたく無いなぁー。でも、行かなきゃダメなんだよねー…。…よしっ、覚悟を決めるとしますかね!

 

─ガラガラ

 

『失礼しまーす』

 

ぴぃ…、入った途端にクラスの全員がこっちを凝視して来てるよぅ…。そんなつぶらでキラキラとした目で僕を見ないでぇ! …まぁ良いんだけどね。

 

「ほれっ、自己紹介しろ」

 

さっきから思ってたんだけど、ちょ〜っと上から目線過ぎませんかぁ〜? 確かに教師と生徒では上下関係があるけど、多分学力だったら僕の方が上だからね? これでも僕、天才の部類に入るんだよ?

 

『皆さんお早うございます。先程も自己紹介はしましたが、念の為もう一度…』

 

おいこら、今誰か「ヨーソローやれ」とか言ったよね? あっ、そこのポニテの子か! あとで消しゴムを小さくちぎったのを後頭部に投げ続けてやるから覚悟しておくんだね!

 

『南ひばりです! そこに居ることりちゃんの兄で、今日からこのクラスに通う事になりました!』

 

えっ、「ヨーソローは?」って? ふんっ! 誰がいつヨーソローするって言ったかなぁ? するなんて一言も言ってませんよ〜? …なんか、これじゃ嫌な人だよね…。

 

あと…さっきから気になってたんだけど、そんな乞う様な目で見ないでよぅ! ことりちゃんに良くその眼を向けられるから、お兄ちゃんとしてやらないと行けないって変な義務感が…!

 

『よろしくね♪』ヨーソロー

 

…なにさ。あぁそうだよ! ヨーソローしたよ! なにか文句でもぉ!?

 

この後、クラスの全員に黄色い悲鳴をあげられました。みんなが言うには「可愛かった。ただそれだけだ」との事…。

 

誰か、このどうしても喜べない反応をどうすれば飲み込めるでしょうか?

 

…ちなみに僕は辛い食べ物とか苦手だから、激辛麻婆豆腐を食べるって選択肢は無いからね?

 

 




【速報】ひばりくん、実は相当な毒舌説浮上! と言うか、ちょびちょびひばりくんって毒吐いてますよね。…何でだろー? 作者だけど解らないやー。(棒)

そう言えば評価投票者が30人突破しました! 嬉しいですね!
☆10評価を下さった通りすがりの万年太尉さん、士導さん! ☆9評価を下さったt.kuranさん! ☆8評価を下さったマーボー神父さん、うりぼーノックさん、りんりん@さん! ありがとうございます! これからも読んでくれると嬉しいです!

次回更新って、いつになるかなぁ…? でも、出来るだけ早くに仕上げるんで、またお会いしましょう! またね!
あと、誤字とかあったら報告お願いします! 書いたのを読み返してたら、結構誤字があって…

おい作者ァ! 投稿頻度についてなんだけどよぉ!!!

  • 毎日投稿しろやゴラァ!
  • 週に数本投稿しろや! あ゛ぁん!?
  • 月に数本でえぇんじゃボケェ!
  • 暇なら書いて速攻で投稿せんかい!
  • …あれ? 何を言おうと思ったんだっけ…?

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