みんなが過保護過ぎるんですが、誰か助けてくれません? 作:因幡の黒兎。
今回は、いつもコメントを下さる方が前回のあらすじ的な物を書いてくれました! いやぁ〜、嬉しいですね!
…みんなも気軽にコメントをくれてもえぇやで?|ω・)チラッ
『前回のラブライブ!』
探せば探すほど、なぜか良いところが徐々に昔に遠退いていく!Σ( ̄□ ̄;)
雪穂ちゃんが音乃木坂に行かないことを知るひばりくんは無意識に未来予想をする♪(o・ω・)
そこで、スクールアイドルを薦めるひばりくん
しかし、何故か自己評価が低い3人(´・ω・`; )
だが、ひばりくんは魔法カード【シスコン】を発動!
ことりちゃんを誉めることでまさかの自爆( ≧ω≦)
こうして己の黒歴史(記録)を見せつけられるのであった!
と言うわけで、本編をどーぞ!
拝啓、みなさま。夜風が涼しく、過ごしやすい季節となって来ましたね。
…って、巫山戯てる場合じゃないね。えーっと、まずは僕の悩みを聞いてくれないかな?
「ん〜…、おにぃ〜ちゃ〜ん…♪」
目が覚めたら左腕にことりちゃんが抱きついている。まぁこれは何時もの事だから良いんだよ。でも…でもね?
「ひばり…。ふふっ…♪」
なんで海未ちゃんまで居るの!? しかも右腕に抱きついてるし! 昨日海未ちゃん、うちに泊まったっけ!? いや、昨日はことりちゃんとお母さんに女装写真を見せられてたし、海未ちゃんはうちに来ていない! …ならなんで!?
ちょっと待って。一旦落ち着こ? よっし、ひばりくん餅ついた。…じゃなくて落ち着いた。まずは冷静になって状況判断を優先しようじゃないか。だいじょーぶ、ひばりくんなら出来るよ。
「…」コホン
まず、起きた。そしたら両手…じゃなくて、両腕に華な状況だった、と。…いや、なぜ!? 急展開過ぎるて寝起きの頭じゃ到底理解出来ないよ!と、とりあえず両腕引っこ抜こう。じゃ無いとひばりくん、誰にも手が付けられないくらいに大暴走しちゃうから!
「…ゴクンッ」スー‥
「んんっ…」
「!?」ビクッ‼︎
ううう海未ちゃん!? なんで艶めかしい声を出すん!? ほんと、朝だからひばりくん心臓バックバクなんよ!?
「ひゃっ…!」
「!?!?」ビクンッ‼︎
ことりちゃーん! 何時もの事だけど変な声出すのやめて!? ほんとに理性の鎖がブッチんしちゃうから!!!
「…おにぃちゃん、の…えっち…」
「…」ブチッ
…はー、へぇー? そう言う事言っちゃうんだー? 寝てる筈なのに色々と言ってくれちゃうじゃん。
なんか我慢とか馬鹿らしく感じて来たよ。別に良いよねぇ? そっちから仕掛けて来たんだし、僕はそれに乗ってあげるだけ。嬉しいでしょ? あはっ…♪
「…」ユラリ
一度。大きく深呼吸をして、僕は──
「っ!」ガシッ‼︎
「ぴぃ!?」「みもっ!?」
「〜! 〜!!!」ワシャワシャ!
──必殺のこちょこちょを遠慮なく繰り出した。
「ちょっ、お兄ちゃ…! あはは! くすぐったいよぉ!」コチョコチョ
「こっ、こら! ひばり! やめ…! ふふっ…! あははっ!」コチョコチョ
ねぇねぇ! 何すると思った? えっちな事でもすると思った? 残念、しませーん! そんな事を考えちゃうなんて、みんな変態だね!m9(^Д^)
「 おにぃ…っ! もうや…っ! あはは!」コチョコチョ
「ひばっ…んんっ! やめっ…あはっ! もう勘弁してくださいぃ!」コチョコチョ
にゃっはっはー! 僕の事を怒らせたらどうなるか、その身に刻むがよいのだー! ほれほれ〜! 擽ったいか〜? ふふっ、二人とも可愛いねっ♪
「むぅ! このぉ〜!」
「いい加減に、しなさい!」
「!?」
─ドサッ‼︎
…あれ?なんで僕、ベットに寝っ転がってるんだろう? あれれ? なんでことりちゃんと海未ちゃんが僕の上に乗ってるの? あれれ?
「お兄ちゃん、さっきはよくも…」
「私達で遊んでくれましたねぇ?」
「…」
あー、これってもしかしなくてもヤバイかも…?
「やめてって言ってもやめてくれないし…」
「息が出来ずに苦しかったのですよ?」
いやでも、元々は二人とも起きてたのに寝てるフリをして僕に抱きついててたのがいけないんじゃ…。
「ひばり。幼馴染である貴方ならわかりますよね? 私、やられっぱなしは嫌いなんですよ♪」
「海未ちゃん! ことりも手伝うよ♪」
…やばい。逃げなきゃ…って! 二人とも!? なんで抱きついてくるの!? これじゃ逃げられないんだけど…!
「それは助かります。…それでは、ひばり?」
「「覚悟、してよね♡」」
えっ、ちょっ、待っt──
──ぴぃいいぃぃーーーいいぃぃぃいぃっ!!!
▽▼ ▽▼ ▽▼
『二人とも酷いよぅ…』
「元々はひばりが悪いんじゃないですか」
「えへへ〜、お兄ちゃ〜ん♪」
「ふふっ…3人とも、いつ見ても仲が良いわね〜♪」
ぐすっ…。どーも、押さえ付けられた挙げ句の果てにこちょこちょされて…お婿に行けない身体にされた、南ひばりだよ…。
『と言うか、なんで海未ちゃんが一緒に寝てたのさ…』
「…まさかとは思いますが、昨日の約束を忘れてませんか?」
昨日…? えーっと…
『そう言えば、一緒に登校するって約束してたっけ?』
「ちゃんと思い出せて、ひばりは偉いですね♪」
『それくらい覚えてるよ!?』
「少し迷っていたのに?」
ぅぐっ…! い、痛いところを突くねぇ…。あの時、ことりちゃんが抱きついてたじゃん? だからそっちの方に意識が向いちゃって、あまり話を聞いてなかったんだよぅ…。でも、聞いて無かったのに思い出せた僕って凄くない?
『…? でも、穂乃果ちゃんは?』
「そう言えばさっき、「ちょっと行かないといけない所が出来たから、先に行ってて〜♪」ってメールが来てたよ?」
『穂乃果ちゃぁ…』
たしか言い出しっぺって穂乃果ちゃんだったような…? まぁ、用事が出来たなら仕方ないんだけどね…。
…でも、僕よりも大事な用事とかあるんだね。
「あっ、男の人が出来たとかじゃ無いから安心してね?」
『別にそんな心配なんてして無いよぅ!』
ほんとだよ? 別に穂乃果ちゃんに好きな人が居ても、その人と付き合っててもどうでも良いよ? だって、相手を徹底的に嬲って、目の前で奪い返して潰せば問題無いもんね♪
「まったく…。用事があるなら事前に話して欲しいものです」
『そーだねー。で、話が逸れちゃったけど、なんで海未ちゃんが一緒に寝てたのかな?』
「お兄ちゃん、あ〜ん♪」
「…んっ」パクッ
ちなみに今日の朝ごはんはクリームと苺がたっぷりと乗ったパンケーキだよ! なんだかんだで昨日が初めての登校だったじゃん? それで、女装写真で羞恥責めされた後に帰って来たお父さん合わせて家族四人でクレープパーティーをやったんだよ! 登校しただけでお祝いされるって、なんだかむず痒い気分だね…でも、それ以上に幸せな気分だけどさ! …で、少しだけクレープの具材が余ったから、それを使ってお母さんが朝ごはんに好物の甘い物を作って行ってくれたのだぁ! それで、朝からクレープなんだよ!
『朝からパンケーキ…幸せだよねっ!』
「急にどうしたの? お兄ちゃん?」
『なんでも無いにゃ〜♪』
ん? 「朝からクリームだらけのパンケーキは重すぎだろ」って? 朝から食べるのが良いじゃ無いですかぁ〜♪ 朝は1日の始りなんだから、しっかりと食べないとね!
「えっと、一緒に寝てた理由ですが…。その…、えっと…」モジモジ
「?」コテン
「ことりと一緒に寝てて、嫉妬してしまって…」
「(・・?)」
「えっ、お兄ちゃん声が…って、今なんて発音したの!?」
あー、えっと? ちょっと待ってね? …うん、可愛い。もうこれ以外の言葉が思い付かないくらい可愛いね。
『嫉妬?』
「…」コクッ
『それで、羨ましくなってベットに潜り込んで来たの?』
「そ…そう、です…」カァー‼︎
はぁ〜〜〜。待って、ちょっと、無理。尊い。
…急に語彙力が消えたね。でも、仕方なく無い? 最近の海未ちゃん、すごく可愛いんだよ。ずっと前から可愛かったよ? それこそ天使とかそう言うのと比べ物にならないくらいにね? でも、最近になって拍車が掛かって来てるんだよ。すっごく語れると思うんだけど、それだと本当に5時間くらい掛かるから、簡潔に纏めるね?
『海未ちゃん。』
「な、なんですか…?」
『僕と結婚してくれませんか?』
「…えっ? えぇ!?」
「お兄ちゃん!?」
この後、少し修羅場となりました。具体的に? えーっと、ことりちゃんが嫉妬して「ねぇ! ことりは!?」ってなって、海未ちゃんが「ほ、本気なのですか…?」って言って…それから…やっぱり、ちょっと口に出すのはやめとこっかな…。
主に、僕の精神的な問題で!
▽▼ ▽▼ ▽▼
「それでは、そろそろ学校に行きましょうか♪」
「うんっ! そうだね♪」
「…」クタクタ‥
うぅ…最近、ほんとお婿に行けない身体にされること多くない…?
『それじゃあ行こっか…。そろそろ家を出るのがちょうどいい時間みたいだし…』
これまでのことりちゃんの登校時間から考えれば、このくらいの時間に家を出るのが最適みたいだしね。遅刻でもなく、かと言って早過ぎる訳でも無い…そんな感じ?
「あっ、お兄ちゃん。学校に行く前に…」
「?」
「手、貸して?」
…? あぁ、手を繋ぎたいのかな。昨日は勝手にどっか行って迷子になっちゃったし…今日は気を付けよっと。
「ありがと。じゃあ…」
─ガチャッ
…えっ?
「これでどこにも行けないね♪」
「…?」
…えっ? 手錠? …ふぅ、ちょっと今日は朝から頭を使うなぁ〜…。まだ理解が追いついて無いけど…とりあえず判る事を纏めよっか。今、僕の右手首には銀色の輪っか…要するに手錠が掛けられていて、もう片方がことりちゃんの左手首に掛けられてる。
『たしかに、これじゃあどこにも行けないね』
「えへへ〜♪ お兄ちゃんと繋がっちゃった…♡」
どーしよ、文字がすごく書きにくい…。と言うか手錠で繋ぐほど僕って迷子になりそうかな…?
「昨日なったばかりじゃ無いですか」
『…だね。』
海未ちゃんは手錠とか持って来ないみたいだけど、繋いだ手を離すつもりは無い見たいだね。…ん? あまりにも自然すぎて流しちゃったけど海未ちゃん、なんで僕が考えてた事に意見出来たの…? 僕、声出せないから漏れてたなんて事は無いだろうし…。
「手が繋がってたら、靴が履きにくいね♪」
『なら外さない?』
「い・や♪」
『…だよね。』
なんで楽しそうなんだろ…? 可愛いからいいけどね!
と言うわけで靴を履かせて貰って、漸く登校する事に僕たち。
僕たちの学園生活はこれからだ!
…あっ、これは打ち切りとかじゃ無いからね!
前書きを書いてくださった『変態と言う名の紳士』さん! ありがとうございました! いつもコメントを楽しみにさせて貰ってるので、これからも読んでくれると嬉しいです!
…ほんと、コメントとか評価をくれてもえぇんやで?|ω・)チラチラッ
それでは次回更新でお会い出来ると嬉しいです!
おい作者ァ! 投稿頻度についてなんだけどよぉ!!!
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毎日投稿しろやゴラァ!
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週に数本投稿しろや! あ゛ぁん!?
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月に数本でえぇんじゃボケェ!
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暇なら書いて速攻で投稿せんかい!
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…あれ? 何を言おうと思ったんだっけ…?