みんなが過保護過ぎるんですが、誰か助けてくれません?   作:因幡の黒兎。

2 / 30
死んでませんよ? 黒兎。です! 最近投稿が出来てなくてすみませんでした…! 理由はことりちゃん誕生日記念の後書きに書いてるんで。内容も変更してますし、是非読んで頂けると嬉しいです!

さて、今日は絵里ちゃんの誕生日ですね! おめでとう! スクスタでもウェディングドレス着てログボくれましたね! 最高かよ…!

なんと今回の話は…時間が足りなくて書いてる途中で投稿しておりますぅ…! ちょっとリアルが忙しくて…。理由はことりちゃんの誕生b(ry ドスッ!
次見た時は 内容が大幅変更されるかもですけど、そこは…どうか暖かい目で…!


綾瀬絵里:ライトブルーな彼女と、休日のひと時。

「絵里ちゃん、おっはよ〜♪」

 

 そんな彼の元気の良い挨拶から、私の朝は始まる。

 

「あれ? まだ寝てる?」

 

 可愛らしく首を傾げながら毛布を被る私の事を揺さぶるひばり。まだ眠いのと、もう少し彼の可愛らしい姿が見たい私は、「ん〜…」なんて寝ぼけているフリをして寝返りをうつ。すると彼は困った様に笑うのだ。

 

「もぉ、起きてるんでしょ〜?」

「さぁ? どうかしらね〜♪」

「起きてるじゃんかぁ〜!」

 

 ほっぺたをぷくーっと不満そうに膨らませて、被っている温かい毛布を奪い取ろうとするひばり。最近寒くなって来てるのに毛布を剥ごうとするだなんて…なんて恐ろしい子なのかしら…!

 

「いい加減に起きてくれないとひばりくん、激おこだよ〜?」

「ちゅんちゅん丸?」

「激おこちゅんちゅん丸だよっ!」

「ふふっ…なら、そろそろ起きようかしら」

「どうせ起きるなら最初から起きてよぅ!」

 

 だって、すぐに起きちゃったら貴方の可愛いところが見られないでしょう? …なんて、言ったら怒られるだろうから言わないけどね♪

 

「朝ご飯出来てるから、早く食べよ♪ 折角の休日なんだし、二人でまったりするんじゃ無かったの〜?」

「そうだったわね。今日のご飯は何かしら?」

「それは自分の目で確認して貰おっかなぁ〜♪」

 

 こうして私、絢瀬絵里の1日は、彼とのひと時から始まる。今日は特別にひばりの事を独り占めに出来るんだし、存分に楽しまないとね…!

 

「なら早くご飯を食べちゃおうよ〜」

「…しれっと心を読むの、やめてくれないかしら?」

「何時も読んでるのは絵里ちゃん達の方でしょ〜? 仕返しだよ♪」

 

 

 

 

 

 

 ▽▼ ▽▼ ▽▼

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…。食べたわね〜…」

「美味しかった?」

「えぇ、とても美味しかったわ」

「それは良かった♪」

 

 ひばりの料理は毎回美味しいのだけど、女として完全敗北した気分になるのよね…。わ、私だって料理くらい出来るのよ!? かしこいかわいいエリーチカとは私の事なんだから!

 

「【アイドル研究部、食の三大事件】其の一、『ハラショー?殺戮的に甘過ぎるボルシチ事件☆』…」

「ぅ゛っ…!」

「ことりちゃんの『悪魔も天誅!ちゅんちゅん♪チーズケーキ鍋事件♡』と、凛ちゃんの『ナ゙ン゙デイ゙レ゙ヂャッタノ゙ォ⁉︎トマト多過ぎラーメン事件!』も凄かったけど、絵里ちゃんのが一番被害出たよね…。まさかお砂糖とお塩を間違えてたなんて…」

「だ、だって仕方が無いじゃない! 同じ瓶に入ってて、見ただけじゃ見分けがつかい無いんだもの!」

「瓶の蓋に『お塩』『お砂糖』って書いたマスキングテープを貼っていた筈なんだけどなぁ…」

「へ、へぇ〜…?」

「まぁ昔の事だし、みんなが倒れたって事実は変わらないしね〜」

 

 あれって結構トラウマなのよ…? 美味しそうって言ってくれて、口に入れた途端に誰一人残らず倒れて…。あれ以来、例え瓶に『塩』『砂糖』って書かれていても実際に舐めて確認する様にしてるもの…。

 

「もう5年かぁ〜。早いね」

「そうねぇ〜…」

 

 私達が音ノ木坂スクールアイドル【μ's】として活動していた高校時代から早くも5年、私達は22歳になっていた。私は所謂一流企業とやらに就職し、ひばりは昔からの夢だった教師として日々奮闘して居る。

 

 一緒の家に住んでいるんだけど、まだ新しい職場に馴れない事もあって最近はゆっくり話す時間が減ってたのよね〜。今日は折角の休日なんだし、怠惰に過ごすわよ!

 

「食後のココアでも入れよっか。絵里ちゃんも飲む?」

「私がやるわよ? ひばりなら火傷しかねないし」

「流石にもう大丈夫だよぅ!」

「本当に?」

「マシュマロ入れてあげないよ?」

「あら、それは困るわね」クスッ

 

 流しに食器を運んで、やかんに火を掛けるひばりの隣に立つ。出会った頃は全然差なんて無かったのに、今では少しひばりの方が背が高くて…こう言う時だけは男の子なんだなぁ〜って感じるわね。

 

「ん〜?」

 

 急に手を繋がれて、どうしたのかとひばりはコテンと首を傾げる。こう言う仕草はやっぱり昔から一切変わって無くて、それが心地良くて思わず握る手に力を込めてしまう。

 

「やっぱりひばりは可愛いわ♪」

「それって褒め言葉なのかなぁ…」

「褒め言葉よ♪」

「えぇ〜? 僕はどちらかと言えば、格好良いって言われる方が嬉しいんだけどなぁ」

「ふふっ…、ひばりは可愛くて格好良いわよ」

「それは嬉しい事を言ってくれますなぁ〜♪ そんな絵里ちゃんのココアには特別にマシュマロ2つ入れたげる♪」

「ハラショー♪」

 

 

 

 

 

 ▽▼ ▽▼ ▽▼

 

 

 

 

 

「何もしないで、ただぼーっとしてるのも良いよね〜」

「そうね〜」

 

 ひばりはソファーに、私はひばりにダラーっと凭れ掛かって、ちょうど良い温度になってきたココアを啜る。やっぱりマシュマロがあると全然違うわよね〜。甘さが引き立って、溶けたマシュマロからするバニラの香りがこの寒い季節にはピッタリなのよ!

 

「最近冷えるけど、職場では大丈夫?」

「職場は暖房が効いてて過ごしやすいわよ? 代わりに外に出る時が辛くて…」

「あぁ…その気持ちわかるよ。学校も職員室は暖かいんだけど、それ以外は極寒地獄で…」

「ひばりの方が辛いじゃない…。ちゃんと暖かくしてる?」

「僕は年中マフラーを巻いてるんだよ? と言っても、手とか顔はすっごい寒いけど…」

「手袋は?」

「チョークが持てなくなっちゃうし、生徒が真似したら駄目だからさ…」

 

 教師って大変なのね〜。…ん? チョークが持てなくなるって知ってるって事は、一回試した事があるって事じゃ…?

 

「試したんだけど、滑って落ちちゃうんだよね〜。それで3本くらいのチョークがお亡くなりに…」

「貴方ねぇ、何やってんのよ…」

「中学校で若手教師をやってます♪」キャピッ!

 

 なに、今の「(ρω< )⌒☆」とでも言いたげなポージング? 録画したいからもう一回して欲しいんだけど!

 

「こほんっ…。教師生活はもう慣れた?」

「なんで咳払い…? まぁいっか。もうすぐ一年だし、だいぶ慣れて来たよ〜」

「生徒とか、他の教師に何もされてない? 確か前に音楽室でイジメられてた生徒と仲良くなったって話して無かった?」

「…」

「ひばり?」

「…あっ、だ、大丈夫だヨ?」

 

 なら目を逸らしてないでこっち見なさいよ。それに変に間があったし、ちょっと声が上擦ってるし。

 

「…これは後でことり達と質問コーナーね」

「そんなぁ!?」

 

 ふんっ! ひばりの自業自得よ! やっぱり若い方が良いって訳?

 

「…ひばりって、もしかしてロリコン?」

「ぶふぉっ!?」

「何よその反応…」

「僕はロリコンなんかじゃ無いよ!? なんでそんな考えが飛び出して来たのかなぁ!?」

「いや、生徒とかそう言うのが好きなのかなぁ〜って思って」

「暴論だぁ!?」

 

 ここまで過剰に反応するなんて、むしろ怪しくなって来たわね。…にやり…。

 

「怪しいわねぇ〜? せんせ?」

「( ゚∀゚) ・∵. ‼︎」

「えっ、今なんて…? と言うか動揺し過ぎじゃ無い?」

 

 飲んでたココアを吹いて咳き込んじゃってる…。いや、もしかして本当にロリコンだったりするの…? うちの彼氏がそんな特殊性癖を抱えていただなんて…! これを口実に教師を辞めさせて部屋に閉じ込めておけるかも…。

 

「な゙、なんか邪悪な事を考えてそうだから訂正入れさせて!? 別に僕はロリコンって訳でも生徒に興奮する訳でも無いからね!?」

 

 ならさっきの反応は一体何なのよ?

 

「絵里ちゃんみたいな可愛い彼女にそんな呼ばれ方しちゃったら、興奮するに決まってるじゃん!」

「ちょっ!?」

 

 そんな事を大きな声で言わないでくれる!? 防音機能完備で外に声が漏れる事は絶対に無いけど、家の中だったら聞こえちゃうから! 買い出しに行ってないことり達が来ちゃうから!

 

「本当に教師をしてるのに彼女に先生って呼ばれちゃって…! これって何かの特殊なプレイな訳!?」

「ひばりが…いや、先生がお望みならそうしましょうか?」

「ぴぃ──ぃッ!」バタバタ!

 

 クッションに顔を埋めて悶絶してらっしゃる…やっぱりうちの彼氏は可愛いわねぇ〜! ロリコンじゃ無かったみたいだし、新しいひばりの遊び方も見付けれて、今日は朝から充実してるわね♪

 

「今日は本当に、淫らな1日を送ってみます? せ・ん・せ・い♪」

「…」ブチッ

 

 …ん? 今、何かが切れたような音が聞こえた気が…。

 

「…ねぇ、綾瀬さん

「えっ? あっ…」

 

 この目…

 

「ちょっと先生の事を揶揄い過ぎじゃ無いかな?」

「ひゃっ…!」

 

 もしかして、スイッチが入っちゃった…? 私としては全然嬉しいけど!

 

「生徒会長だったのに、こんな事しちゃって…悪い子だね」

「んっ…! ふふっ…♪」

「なんで笑ってるのかなぁ?」

「…もしも、私が…っ、悪い生徒だとしたら…先生は…どうするんですか…っ?」

 

 目をすーっと細めて、まるで見透かしてるみたいな笑みを浮かべて…

 

 

 

「ちょっと生徒指導が必要かなぁ〜? と言う訳で、生徒指導室…は、無いし…僕の部屋にいこっか?」

 

 

 

「───っ! …h『『『ちょっと待ったあぁーーーあぁぁ!!!』』』…あらら…」

 

「抜け駆けは良く無いと思うよ!? 絵里ちゃん!!!」

 

「お兄ちゃんと教師、生徒プレイなんてことりでもした事ないんだよ!? ズルイよ!」

 

「買い出しから戻って来たらアンタらナニおっ始めようとしてんのよ!」

 

「ぅ、耳がぁ…」

 

「あんまり大声出さないの! ひばりが驚いちゃってるでしょ!?」

 

「元はと言えば絵里ちゃんが!」

 

「…あっ、絵里ちゃん。誕生日おめでとー」

 

「いや、なんでこんなタイミングで!?」

 

「ちょっとマイペース過ぎないかにゃー?」

 

 

 あとちょっとで良い所まで持ち込めそうだったのに…。

 

 でもまぁ、これからもずっと隣に居るんだし、何度でもチャンスはあるわよね?

 

 

「ありがとね、ひばり♪」

 

 

「…ちょっと終わらせ方が無理やりじゃない?」

「スランプ気味の作者にそんな事言っても…」

「こう言う時くらい、メタ発言は控えなさいよ!」

「にこちゃんもメタ発言って言っちゃってるにゃ!」

「もうみんな黙りなさい!」

 




今度訂正入れるから…! ちょっとスランプ気味な作者じゃこれが限界なんだよぅ…!

Aqours編、どうしよっか?

  • 同時進行で書いて!
  • 今のが終わってから書いて!
  • どっちでも良いんだが…

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。