数年ぶりの今更投稿
最近またポケモン熱が戻って来たので、何となく書いてみました。
いつかのとある日、俺のパソコンにサンタという宛名からメールとポケモンが届いていた。
ーーー件名ーーー
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ーーー本文ーーー
パルデア地方に存在する
草・炎タイプのポケモンを君に送る
詳細は添付するデータを参考にしたまえ
P.S
私はきちんと働いている
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………誰だよ……いや、まさか……しかし一体何だってんだ?
クリスマスプレゼント?
この世界クリスマスないのに?
ってか俺、クリスマスプレゼント貰う様な良い子な事したか?
草ポケ集めたエンジョイ勢なだけだが?
不審者…いや多分不審ポケ………ってか恐らくは神ポケだろう相手から急にポケモン送られたら怖い。
凄く怖い。
というかパルデア地方ってどこ!?
現世では聞いた事あるけど、俺の前世の知識じゃわからない事を急にマウントしてくんなよ!
新シリーズの地方か何かですか!?
どうせなら新シリーズの知識をアップデートしてくれませんかね!?
くっそ、中途半端に働いたアルセウスめ。
………いやでも、草・炎。
草・炎か。
………スゥ~。
感謝します!アルセウス神!!!
待ってた!
凄く待ってた!!!
俺は!このタイプを!非常に待ってた!!!
うっひょぉ〜!
ずっとこのタイプの想像してたんだよ!
弱点タイプは岩・毒・飛行のみ!
草タイプにあるまじき炎どころか虫も氷も弱点じゃない素晴らしい耐性だ!
よし!
早速データを見てみよう!
……………ほ〜ん何か攻略サイトみたいでわかりやすいわ。
…………スコヴィラン、ね。
………ほぅ、成る程。
……ふむ、種族値は体力・両耐久・素早さは低めだが、攻撃・特攻が高めの両刀がいけそうな感じか。
…じゃあ運用は俺にしては珍しい火力でのゴリ押しにな_____は?
夢特性が【ムラッけ】だと?
いや、通常特性の【ようりょくそ】ですら運用方法が色々と見いだせる強特性なのに【ムラッけ】?
【ふみん】ですらヨシと思える特性の中【ムラッけ】?
ウッソだろお前!?
お前【ムラッけ】オニゴーリの悪夢を忘れたのか!?
“みがわり”“まもる”をするだけで延々と強くなる犯罪者面の犯罪者を!?
い、いや待て、別に俺のスコヴィランが【ムラッけ】と決まった訳じゃ_____あっ
【ムラッけ】来たぁ〜!!!
感謝します!
アルセウス神!!!
おぉ〜!
俺にどんだけ害悪プレイさせるつもりだ!?
全力で頑張るわ!
お、落ち着け。
データを見ろ。
まだ技範囲の確認が終わっていない!
さぁ、スコヴィラン!
君はどんな技を覚えるんだい!?
_____
………ふ~む成る程、成る程。
知らない技もあるけど、技範囲はちと狭いし変化技も多くはないが高威力技が多い火力押しがメインになりそうか。
でも“まもる”を挟みながらの【ムラッけ】によるステータスのランダム二段階能力上昇と一段階下降を活かしての火力押しはかなり運用が難しい…というか考えさせられるな。
強い事には間違いなく強い特性なのだが、ゲームではないこの世界において、能力上昇効果は見た目ではわからないのが辛い。
どのタイミングでどのステータスが上昇したのか、あるいは下降したのかが見た目だけでは判断がつかない。
それをアルセウス神は、俺に使いこなして見せろと言っているのだろう。
………面白い。
このスコヴィランを使いこなせたのならば、俺はきっとダイゴ神にも嫌がらせが可能になるだろう。
はがねタイプ相手に炎ブッパは胸が熱くなるな!
………勝てるとは、言い切れないが。
ま、それはさておき、初対面してみますかスコヴィラン!
俺は家から外に出て、アルセウス神から送られて来たプレミアボールをポンッと投げてスコヴィランを出してみた。
………プレミアボールとはセンスがあるぜアルセウス神。
「…スコ〜」
「お、おぉ! 初めまして、よろしくなスコヴィラン!」
悪い顔………カオ?
いやまぁ多分悪い顔してるけど、どことなく愛嬌があって可愛いなこのスコヴィランってポケモン!
…おっとりしてる性格だと感じたけど、実際どうなのかな?
「スコ〜………ラン」
「今日から俺がパートナーになるけど………良いか?」
「…スコ〜」
俺はそんな君が
…う~む、やる気はあんまり感じないけど、アルセウス神がわざわざ俺に送ったポケモンだ。
才能があって強いんだろうな。
………多分、きっと、メイビー。
………くっそ、アルセウスの事だから個体値逆Vとは言わなくとも、目についただけの弱個体ですって言われても納得出来るからたちが悪い。
いや、それでも、俺はお前を愛すぜスコヴィラン。
草・炎タイプなんて、今まで草タイプをメインにしてきたトレーナーからしたら夢の様なタイプを持ってるお前は、間違いなく最高のポケモンだよ。
俺がそんな事を考えて、これからはコイツとも共に生きる事を考えていたら、俺の最愛のツツジが全力で走って声を掛けて来た。
おっ、ツツジ何か良い事あったん?
実は今日俺もとんでもなく良い事があったんだy___
「ソースケ! 聞いて下さい! 私は今日、謎のサンタなる人物から、プレゼントとしてポケモンが送られて来ましたわ!」
………スゥ~。
………大丈夫、大丈夫。
そりゃね?
俺にクリスマスプレゼントがあったんだ。
俺よりも良い子なツツジにもクリスマスプレゼントがサンタからあっても何もおかしくないよな?
何度も言うが、この世界にクリスマスなんて概念無いけどなぁ!
「おぅツツジ。 俺の方にもサンタ(笑)からポケモンが送られて来たよ。 ほれ、今初対面してたんだけど…スコヴィランって名前のパルデア地方のポケモンらしい」
「まぁ! 貴方の方にも送られて来ていたのですね!………その、面識のない方からのおくりものでしたので私は未だ初対面を済ませておりませんが………その、どうですか? 大丈夫そうですか?」
まぁ普通はそういう警戒するわな。
俺には送り主の相手がなんとな〜く、どことな〜く伝わったのであまり警戒しなかったなそういや。
多分今日から自室に神棚作って祈る事になりそうだ。
「まぁ今の所は問題ないかな? このスコヴィランは結構穏やかな方の性格っぽいから、多分仲良くなれると思う」
俺がスコヴィランに『な〜!』って言うと、スコヴィランの方も『スコ〜』と返してくれた。
うむ可愛い。
「そうなのですね! それでしたら私も___」
と、そこでツツジもプレミアボールを取り出し送られて来たポケモンとの初対面をするようだ。
おぉ〜ツツジにはどんなポケモンが送られたんかな?
有能神アルセウスのセンスが再び問われる。
そして飛び出して来たそのポケモンは___
「キラリ!」
「初めましてキラフロル! 私は貴方のパートナーになるツツジと申しますわ! どうぞよろしくお願いしますわね!」
ほへぇ〜。
この子も可愛いなぁ!
全体的に
これは素晴らしい働きだなアルセウス神!
「な、な、ツツジ。 この子はどんなポケモンなんだ? タイプは? 特性は? どんな技を覚えるんだ? ってかこの子と一緒に添付されてたデータ見せて貰えね?」
「えっ、ちょ、待っ………もぅ!」
俺の質問ラッシュにツツジはプリプリと怒り、携帯端末を投げ渡して勝手に見ろと言う始末。
いやスマンて。
でも俺はワクワクしながらキラフロルのデータを確認する。
………確認………する。
………スゥ~。
っざっけんなアルセウスゥ〜!!!
ツツジにだけ特別に色違いなのはまだ良い!
いや良くないけど、羨ましいけど、それはまだ良い!
テメェ岩・毒タイプって、完全にスコヴィラン殺しに来てるじゃねぇか!
ってか俺の手持ちじゃユレイドル以外の全員がキラフロルに処理されかねんぞこれ!?
ってか何この綺麗な種族値?
非常に高い特攻に、攻撃のみが低くて後は全体的にバランスの良い種族配分。
特殊アタッカーだけじゃなく、やろうと思えば耐久型でもいけるんじゃねこれ?
技範囲もそこそこ広いし、変化技も優秀。
ってか“ニードルガード”は俺にくれ!
俺にこそくれよ!
あれ草技だろうが!
そして何よりも!
何だこの羨まし過ぎるぶっ壊れ特性は!
【どくげしょう】だぁ〜!?
物理技受けると“どくびし”を自動で撒くとか、何それ本当に羨ましい。
夢特性の【ふしょく】も相当に羨ましいのに、通常特性がぶっ壊れてんよぉ。
………働き過ぎだろアルセウス。
もういいよ、もうお前は働くな。
後日、無事ツツジのキラフロルに大敗を喫しました。
当たり前だよなぁ!
本当はオーガポンを送ってあげたかったんだ。
でもあのポケモンはストーリー的におくりものなのは違うし何よりもめっちゃ強いから主人公にはダメ絶対。
この小説もいつかちゃんと完結させたいと思っています。
だが更新は期待するな。