現代のグレゴールと毒虫   作:親指ゴリラ

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エピローグ 完全“変身”

 

「あの日、僕は全てを……『百面(モモヅラ)(ショウ)』を引き留めていた何もかもを失った」

 

 パパとママ、その二人だけだった。

 僕を怪物ではなく、人間として扱ってくれていたのは。息子として、家族として、大切にしてくれていたのは。

 

 二人を失った僕は完全になった。

 

 失ってから初めて気づいた。

 家族とは、愛とは、情とは、絆とは。

 

 きっと、怪物を人の形に繋ぎ止める最後の鎖なのだ。それは怪物の本能を抑えつける、唯一にして無二の方法。

 

 古来より怪物とは、人の愛によって力を失うものだ。人の形へ姿を変えられ、心に巣食う衝動を上書きされてきた。人であれかしという願いと執着に影響を受けて、その本性を蔑ろにされてきた。

 

 だからこそ、愛を失ってしまえば。愛する人を、人を愛する心を失ってしまえば。人は誰だって、容易く、怪物へと変身する。

 

 変身してしまう。失うものが、なにもないから。

 

 もしも二人が僕を僕として愛していなかったのなら、『百面(モモヅラ)(ショウ)』はもっとずっと前に人としての姿を失っていただろう。一人の怪物として生き、そして死んでいたことだろう。

 

 

「両親を失って、その代わりに二人の個性を手に入れた。(個性)を生み出した個性……二人が残したそれは、不安定だった個性()を完成させてくれた」

 

 そして、僕から全てを奪ったあの男の。

 その全てを奪ってやった。体も、個性も、今まで積み重ねてきたもの全部。なに一つとして、残しはしなかった。

 

 怪物以上に、怪物だった男。

 その全てを喰らって、僕は生まれ落ちた。

 

 あらゆる個性を取り込み、混ざり合い、一つになった。一つになって、全てになった。もはや『変身』では説明がつかないほど、より多くの事が成せるように成った。

 

 だけど────。

 

 

「僕は怖かった」

 

「怪物に成った事が、じゃなく」

 

「僕から両親()を奪った、あの男に成ってしまうんじゃないか──そう考えてしまうことが、怖かった」

 

 個性を奪い、肉体を奪い。

 

 じゃあ、今ここに居るのは誰だ?

 

 本当に『百面(モモヅラ)(ショウ)』だといえるのか?

 

 本当に、心の底からそう信じることが出来るのか?

 

 これから先、一生、自分を疑うことなく生きていくことが出来るのか?

 

 今は間違いなく、自分を『百面(モモヅラ)(ショウ)』だと断言できる。奪ってやった実感が、存在ごとすり潰して、何もかも上書きしてやった感覚が残っている。

 

 じゃあ、明日は、来週は、来月は?

 

 一年経った後でも、まだ自分を怪物(自分)だと思える保証が何処にある。今この瞬間を生きている自分が、明日も同じ自分であると。どうして信じることが出来る?

 

 この世界に何一つ、自分という存在を証明する者などいないというのに。それは全て、奪われてしまったというのに。

 

 そして、自分に疑問を持ったその瞬間に。

 

 あの男は、僕が殺したあの男は。

 

 僕自身の個性によって、産まれ出る事だろう。

 

 

「だから僕は、考える前に“全て”を無かったことにした。“考える(個性を発動する)”より先に、(本能)が動いていた」

 

自分(個性)の中にある両親の“個性”を引き裂いて、二人の遺体に与えた。生前と同じようにモノを考えて、勝手に動く人形を作り出した」

 

「戦いの余波でボロボロになった屋敷も、元通りに直した。個性で体を切り分けて、肉と骨と皮で組み立ててして、家そのものに“擬態(変身)”した」

 

「自分を失うリスクを許容して、記憶を封じた」

 

「なんでも出来るようになったからこそ、可能なことだった。あの男がやってくる前の生活を、見てくれだけでも取り戻した」

 

「人間のフリをするのは、怪物()の得意な事だから」

 

 今だからこそ、分かる事だけど。

 

 結局のところ、僕は、全てを無かったことにしたかっただけなんだろう。その気になれば、他のどんな方法でも選べるはずの僕が。何も考えずに選んだ手段が、それだったのだから。

 

 無限の選択肢から、選択したのだから。

 

 きっとそこには、意味がある。

 

 認めたくなかったんだ、失ったことを。

 

 ただの子供みたいに、現実から目を逸らして。

 

 何もなかったと、言い張ってみせた。

 

 

「だけど、それも今日この瞬間まで」

 

 それは、僕が全てを忘れていたからこそ成立していた日常だった。両親の姿をしたナニカが、自分の作り出した人形である事を。一人で暮らすには大きすぎる屋敷が、ただの張りぼてである事を。『百面(モモヅラ)(ショウ)』という人間が、個性によって生み出された人格でしかないという事を。

 

 忘れていたからこそ、夢を見ていられたのだ。

 もしもあの日、何もなかったら。そんな……どうしようもない現実逃避に、夢中になれたのだ。

 

 醒めてしまえば、もう元には戻れない。

 夢から目が覚めたなら、もう、そこに居るのは毒虫(怪物)だ。

 

 それで良かったんだ。

 夢の中で一人でごっこ遊びをしていたのは、それはそれで楽しかったけれど。それでも、今この瞬間の方が何倍も幸福なんだから。

 

 

「トガちゃんには、本当に感謝してる」

 

「トガちゃんがいてくれたから、個性を使ってくれたから。僕が……今の肉体が、紛れもなく『百面(モモヅラ)(ショウ)』のものだと証明してくれたから。だからこうして、自分の事を疑わなくてもいい。自分を失う事を、怖れなくてもいい」

 

 そう、トガちゃんに出会えたから。

 自分以外の誰かが、『百面(モモヅラ)(ショウ)』を証明してくれたから。だからこそ僕はこうして、自分自身と過去に向き合う事ができた。

 

 この肉体から切り離した全てを回収して、もう一度“完成”する事ができた。『完全なる変身』へと至れた。

 

 心の底から感謝している。どれだけ言葉に尽くしても、伝わる気がしないくらい…………だから。

 

 

「だから……だから、もう泣かないで」

 

 子供のように、ポロポロと。拭っても拭っても、目尻から次々と溢れだす涙を。擦って傷になってしまわないように、出来る限り優しく拭い取って。

 

 星空の下で向かい合って、こうしてから。一体どれだけ時間が経った事だろう。自分に起きた事、こうなってしまった原因。それを静かに聞いていた彼女の目は、常に涙で潤んだままで。

 

 彼女にそんな顔をさせてしまった事を後悔しながらも。それでも僕は、語る事をやめなかった。

 

 知ってほしかった。僕の全てを、彼女の前にいる存在が何者なのかを。その結果、彼女を悲しませてしまうと知っていても。それでも僕は、僕を知って欲しかった。

 

 僕を生み出したモノがなんなのか、理解してほしかった。

 

 説明する責任があると、そう思った。

 彼女に道を踏み外させたのは、僕だから。

 

 これから先、あったかもしれない。

 ただ一人の女の子として、普通に生きていく未来を奪ったのは。決定的に壊してしまったのは、間違いなく僕だから。

 

 これから彼女がどんな決断をするにしても、話しておくべきだと思って。その結果、彼女を泣かせてしまった。

 

 こんな時に、考えるべきことではないけれど。僕はやっぱり、彼女には笑顔が似合うと思う。だから、僕は繰り返す。

 

 ────もう、泣かないで。

 

 

 だって、と。

 それまで何も喋らず、僕の話を静かに聞いていた彼女の。その小さな口から、いつもの元気さを失った彼女の声が溢れた。

 

「だって、ショウくん……泣いてます」

 

「泣いてないよ? ほら、こんなに笑顔」

 

「泣いてますよ! でも……それを見せてくれないから! だから代わりに、私が泣いているんです」

 

 私だって、ショウくんと同じ(怪物)なんですから────と。

 

 涙を流しながら、それでも戯けてみせる。

 彼女に出会えて良かったと、心からそう思う。

 

 

-1-

 

 

「これから、どうしますか?」

 

 ひとしきり泣いて、笑って。

 いつもの調子に戻った彼女は、そう尋ねてきた。

 

 人を刺して逃げてきた後とは思えない、好奇心と希望に満ちた瞳。あの斉藤くんが周囲になんて説明をするかは分からないけど……普通の人だったら、まずは警察に捕まる事を恐れるだろうに。

 

「まず、最初に聞きたいんだけど」

 

「……?」

 

「トガちゃんはどうしたい? このまま、何事も無かったコトにして家に帰る事もできるよ?」

 

「…………え?」

 

「いやほら、僕がトガちゃんに化けてやった事にすれば君だけはなんとか────」

 

()です! なんでそんなこと言うんですか!?」

 

「……まぁ、確認しておこうと思ってさ」

 

 なんとなく、どういう反応が返ってくるかは分かっていたけれど。余計な言葉で傷つけて、悲しませるかもしれないとは思っていたけれど。

 

 それでも、きっとここが分水嶺だから。

 

 一緒にいたいのは、僕の本心。だけど、それ以上に……彼女には幸せに生きていて欲しい。もしも彼女の幸福が普通の日常の中にあるのだったら、それを捨てることに少しでも迷いがあるのであれば。名残惜しいけれど、悲しいことだけど、ここで置いていくつもりだった。

 

「言いましたよね? ショウくんと一緒にいたいって……二人で笑って生きたいって。もう二度と……そんなこと、言わないでください」

 

「うん、ごめんね。僕がバカだったよ」

 

 むー、と。抗議の唸り声を上げる彼女の姿を見ていると、なんとなく笑いが込み上げてくる。僕が笑っているのを見て、バカにされていると思ったのか……抗議が唸り声からパンチへと変わった。

 

 刃物じゃない、普通の女の子の普通の手。

 

 なんだか可笑しくて、こんな状況なのに。

 中学校を卒業して、そのまま二人揃って家無き子になろうとしているというのに。笑い声が止まらない。

 

 笑って、笑って、笑って。

 

 そんな僕に呆れたような視線を向けていた彼女も、引っ張られて笑いだして。そのまま二人で笑って、笑って、涙が出るほど笑って。

 

 落ちたい頃を見計らって、『二人のこれから』を口にする。

 

 

「僕はね、“家族”を作ろうと思っているんだ」

 

「家族……ですか?」

 

「そう、家族」

 

 ずっと前から考えていて、それがついさっき纏まった。僕たちは、人間の中に産まれた怪物たちは、どのように生きていけばいいのか。

 

 どう生きるのが、望みなのか。

 

 彼女の生い立ちを聞いて、自分の思い出した過去と比べて。それで、なんというか、決して憐れみや同情なんかじゃないけれど。

 

 彼女には、怪物には。そして、僕には。

 “家族”が必要なんじゃないかと、そう思った。

 

 

「僕たち以外にもいると思うんだ。人々の中で隠れて生きる、普通ではいられない(怪物)たちが」

 

「踏み外した者、捨てざるを得なかった者、零れ落ちてしまった者、失くした者、拒絶した者…………普通に生きる事ができない、人であっても人の心がない、心から笑う事が出来ない。そんな(怪物)たちでも……きっと、たった一人でも理解者がいるだけで。その在り方を肯定してくれる誰かがいるだけで、救われると思うんだ」

 

「僕たちが、お互いを見つけ出したように」

 

「見つけ出してあげたいんだ、肯定して、愛してあげたいんだ。望まれていなくても、余計なお世話でしかなくても。抱きしめてあげたい、教えてあげたいんだ」

 

「君は産まれて良かったんだ、好きに生きて良いんだって…………そう言ってあげたいんだ。誰もが自分の本心に素直になって、正直に生きていけるように」

 

 怪物を人に戻してしまうような愛ではない。

 怪物が怪物のまま生きる事を良しとし、その先の道を示すための愛を。踏み外した先にのみ存在する、道なき道を照らし出すような存在になりたい。

 

 怪物のため(・・・・・)の愛を与える、そんな家族を作りたい。

 

「それが……ショウくんが本当にやりたい(楽しい)事、なんですね?」

 

「うん、これが僕のやりたい(楽しい)事」

 

「そっか、そうなんだ……なんていうか、それって、すごく────すっごく、素敵です!!」

 

「だから、ね。トガちゃん……僕と、僕と!」

 

 

「僕と家族に、なってください!!」

 

-2-

 

 

 過去が追いつく、というのは。

 きっと、この瞬間のことをいうのだろう。

 

 

「ショウくん、大好きですよ」

 

 視線の先で、彼女が微笑む。

 

 僕が壊してしまった家の中で、彼女の周りだけは綺麗なままだった。それこそ不自然なくらいに、瓦礫の一つも存在していない空間。

 

 崩れ落ちた屋根の隙間から覗き込む満天の星が、優しく輝く月が、暗闇の中の僕たちを照らしている。まるで……舞台の上に立つ主人公とヒロインのように。今夜だけは、僕たちがこの世界の主役だった。

 

 

「僕も、大好きだよ」

 

 膨張し、沸き立ち、溢れ出して。僕の体は大きく高く膨れ上がって、天へと伸びていく。少し離れた場所にある街からも見えるほど高く、すぐにでも誰か(ヒーロー)が駆けつけてくるくらい悍ましく。

 

 

 許容量を越えた質量が、辛うじて建物としての姿を保っていた我が家を押しつぶす。家族との思い出が、これまで歩んできた日々が。その一片も残らずに、瓦礫の底へと沈んでいく。

 

 否定するように、訣別するように。

 

 これは、ケジメだ。両親を死なせてしまった僕への、そして、人間だった過去への。別れのために必要なことで、自分勝手な儀式。

 

 心の奥に残されていた人間らしさが、また一つ、音を立てて砕け散る。

 

 抑圧されていた個性(・・)が肉体と心を弄り回し、その本質を、造形を、人に非ざる者へと作り変える。

 

 もう、人のままではいられない。

 

 

 まるで、一つの臓器になってしまったみたいに。今まで感じたことのない胸の高鳴りが伝播して、全身が鼓動するように脈打つ。

 

 自分が抑えられない、抑えるつもりもない。

 

 だって、そうだろう。

 

 楽しく生きるということは、自分に正直になるということなのだから。

 

 心の奥底から溢れ出す衝動を抑えつけるなんて、そんなのバカげている。

 

 ねぇ、トガちゃん、お願いだから────。

 

 

「ぼくといっしょに、死んでくれ」

 

-3-

 

 

『人間じゃない子産んじゃった!』

 

 そう言われた時の気持ちも、あの人達の顔も。

 全部覚えてる。忘れたことなんてない。

 

『コワい顔』『異常者』『普通じゃない』『マトモになれ』『産まなければよかった』

 

 『普通』が生きやすい世の中に、私の居場所は無いと思ってた。『普通』に生きられるように、一生、自分に嘘をついていくんだと思ってた。

 

 異常者として産まれたんだったら。

 悲しいとか、辛いとか。そういうふうに感じる心も無ければ良かったのに、と。意味もなく考えて、辞められなくて。

 

 

『じゃあさ、卒業したら……一緒に暮らさない?』

 

 だけど今は、それで良かったんだと思ってる。

 

 人間じゃない子に産まれて良かったって、怪物として産まれて良かったんだって。

 

 心の底から、そう思ってる。

 

 

-4-

 

 

『正体不明の超大型の(ヴィラン)によって、山奥に暮らしていた夫婦と長男の三人家族と、その長男の友人である少女が亡くなった事件から一年が経ちました。トップヒーロー達が数多く鎮圧に向かったこの事件において、このような犠牲者が出てしまった事は当時も世間を騒がせましたが────』

 

『犠牲になった二人の少年少女は通っていた中学校でも特別仲が良いと有名だった上、同日に校内で通り魔事件にあった少年とも友人関係にあり────』

 

『それまで無名だった正体不明の(ヴィラン)について、警察は今でも身元の特定が出来ておらず────』

 

 

 

「ただいま──ってアレ? ヒミコ(・・・)ちゃんったらまたテレビつけっぱなしにして……しかもソファで寝てるとか、風邪引くよ……?」

 

「───、ぁ……ショウくん? 帰ってきてたんですか?」

 

「あー、起こしちゃった? ごめんごめん。でも、眠いならちゃんとベッドで寝なよ?」

 

「んー……じゃあ、ショウくんが運んでください! はい!」

 

「いや、はいじゃなくて。っていうか、今日は紹介したい人が出来たから起きてるならちゃんとして欲しいんだけど────」

 

「え!? もしかして、新しい家族(・・)ですか!?」

 

「そうそう……えーっと、あれ? ほら、そんな玄関に立ってないで早く入ってきなよ。今からご飯も準備するからさ……ヒミコちゃん、みんな(・・・)を集めてきてもらってもいい? ちゃんと顔合わせしないとね、家族になるんだから」

 

「はーい、任せてください!!」

 

 

「……騒がしくてごめんね? ヒミコちゃんっていつも、あぁ、今の子はヒミコちゃんっていうんだけどね……あ、やっぱり知ってるんだ? うん、色々あって死んだことにした方が便利だと思ったんだけど……テンション上がってやりすぎちゃってね、逆に有名になっちゃったから外出る時は二人とも顔変えてる(変身してる)の」

 

「ま、分かってもらえたと思うけど。ここってそういう人達の集まるところなんだよね、集まるっていうか、集めたっていうか。そういう事だからさ、自分の家だと思って寛いじゃってよ。多部くんにも色々あったんだろうけど……これからは家族だからさ」

 

 

「あ、そうだ。言い忘れてた」

 

「おかえりなさい、僕達は君を歓迎するよ」

 

 

「ようこそ、『仮面舞踏会(バル・マスケ)』へ!」





 あと少しで完結、という状態になってから4年弱。
 展開的にも中々酷いタイミングでエタってしまい、こう、なんていうか、本当にごめんなさい。

 展開は完全に当初の構想通りなのですが、エタっていた間の本誌の情報でいい感じに解像度が上がったと思っていて……うん、大目に見ていただけると助かります。

 続きの内容も色々と頭の中にありますが、ひとまずは予定通り今回の話を以て完結とさせていただきます。4年間の間で色々書きたいものが増えたので、そちらを消化しつつ気が向いたら後日談とか書きたいと思います。

 沢山のお気に入り登録、評価、感想をありがとうございました!
 執筆やエタってる間の励みになりましたし、何よりモチベが戻ってきて完結まで書き通せたのはみなさんのお陰です。

 何かのはずみでネタバレをしてしまうのが怖くて感想返ししきれていないのですが、近いうちに返信をしていきたいと思っています。

 またいつかお会いできればと思います、それでは。
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