神ジュナは居るのにね(´・ω・`)
修正案が飛んできてますが、直せば直すほど他が歪んだりするので目立つとこの修正は減らそうかなと思ってもいる。まぁ直すとこは直しますが。
───なる、ほど…。
ベルが頑張ってなどと言っていた意味が分かるかもしれないな。
『はい!エミヤさんも頑張って下さい!』 そう言われたことに首を傾げながら別れ、エイナのダンジョンについてのレクチャーを聞いていたのだが…いかんせん情報量が多い。冒険者になったばかりの者が潜る階層の分だけとはいえ、ダンジョンの階層丸ごとの情報を詰め込むのだ。或いはベルも何かトラウマがあったのかもしれない。というか、あったのだろう、確実に。説教だのと言われていたしな。
「とはいえ、まだ時間はあるか。予定通り武器を見に行きたいところだが、一先ず昼食にした方が良さそうだな。」
今日は1人で行動すると言った後、ベルから『これ、お昼の分のお金です!貧乏なので武器代なんかは無理ですが、これだけなら!』と昼食代金──この世界の金額の単位は「ヴァリス」らしい──を渡された。
「さて、と。軽く食事が取れそうな所は…。」
「ニャ?ひょっとして、ご飯食べる所を探してるんだニャ?」
「む、ああ、そうだが…君は?」
「アーニャだニャ!そういうことならここで食べれば良いニャ。」
アーニャはそう言って目の前の建物を指さす。
「豊穣の女主人…君はここで働いているのか?」
「そうニャ!それで、食べてくニャ?」
「そうだな。折角だし、ここで頂いていこう。」
「分かったニャ!1名様ご来店ニャー!」
料理店というより酒場に近いだろうか。店内を見回していると、大柄な女性が近づいてきた。
「おう!見ない顔だけど、あんた冒険者かい?」
「エミヤだ。冒険者ではあるが、なってからあまり時間は経って居ないよ。」
「へぇ、それにしちゃあいい身体してんじゃないか。鍛えてたのかい?」
鍛えていた、か…。それを言うならこの店の店員もかなりの身のこなしに見えるが──。
「それなりにな。それで、貴女は?」
「店主のミアさ。じゃ、あたしゃ厨房に戻るからね。シル、注文頼んだよ!」
「はい!ではエミヤさん、ご注文をどうぞ!」
「そうだな。何かお勧めで、軽く食べられるものを頼む。」
「分かりました!」
改めて店内を見回す。確か
ドンッ
「…? ………ッ?!」
豪快な音を立てて目の前に置かれたのはミートソーススパゲッティ。それだけなら何も違和感を抱くことは無いのだが、いかんせん量が問題だ。どう見ても通常の料理店で出てくる量の3~4倍はある。
「おい、これは…。幾ら何でも多すぎないか…?昼に食べる量ではないだろう。というか、夜だとしても───」
「なんだい、お勧めって言われたからお勧めを出したんだけどね?」
視界の端でシルがペロッと舌を出す。
「──そうか。分かった、頂こう。」
…食べ物を粗末にする訳にはいけない。イメージするのは
*
「ふぅ…。」
食べ切った。量には驚かされたが、見掛け倒しでは無くちゃんと美味かった。いや、それを差し引いても多いのだが。かなり苦しいのだが。
「良い食いっぷりだったよ!冒険者ならそんくらい食わないとねぇ!」
「…そうか。……美味しかったよ。まぁ、量は多過ぎると思うが、くどくない味だ。しっかり絡んでいるソースも、素材の味を活かし、それでいて押し付けがましくない。」
「…へぇ、あんた料理詳しいのかい。」
「プロには及ばんが、とある食堂で料理を出していたこともあってな。」
「ふぅん、冒険者らしくないねぇ。まぁいいさ、気に入ったんならまた来るといいよ!」
「ああ、了解した。」
──だが、昼に来るのはやめよう──そう誓い、店を後にした。
「ベルといい、面白い奴が増えたねぇ…。…ってあんたら!遊んでんじゃないよ!仕事は終わったのかい?!」
*
バベル内にあるヘファイストス・ファミリアの武具売り場
何故武器を見る必要があるかというと、単純な問題だ。
ここで宝具を投影し使用すれば、どう考えても目立つ。それは必要最低限───干将・莫耶は普段使いの武器としてしまえば良い。火力の高いものを何種類も出すのが問題なのだ───にしなければいけない。また、神に関わりのあるものも感知されてしまう可能性が高い。そうでなくとも、こちらの世界で使うのはこちらの世界の武器である方が良い。
「やはり、値の張る高級品は一点物が多いな。これでは使いにくい。」
魔法を込めた剣、魔剣。決して壊れない
「む、ここは確か、まだ無名の鍛冶師達の作品か。」
陳列されるでもなく、箱に入れられ置いてある武器達。だが確かに、何か違う輝きを放つものもある。
「興味があるが、ここではないか。」
目的は量産品だ。無かったらここに戻ってくることになるが、恐らくあるだろう。
そんな考えを持ち、また歩みを進めていく。
*
「さてと、用は済んだが、折角バベルに来たのだから少しはダンジョンを見てみるか。」
目当てのものを見つけ、ついでに少し調べ物──主にオラリオの歴史についてだ──をして、まだ時間がある事を確認してダンジョンに向かう。
「なるほど、確かに迷宮だな。エイナから教えて貰った知識もあるし、まず迷うことも無いだろうが。…む。」
曲がろうとした角の先に気配がある。壁から顔を少しだし様子を伺う。
───ゴブリン。数は3。こちらには気づいていない。
「…まずは肩慣らしだな。──
投影した干将と莫耶を握り一息に距離を詰める。
「…!」
1匹がこちらに気づくが構わずに走り、ゴブリンを丁度通り過ぎたところで強引に反転し、首を刈る。
「ギィッ!」
後ろから飛び込んで来るもう2匹を振り向きざまに纏めて蹴り飛ばし、壁に激突した所にそれぞれ剣を投影して飛ばす。
コロン、と小さな音と共に、音の通り小さな石が転がった。
「これが魔石か。モンスターの強さに応じて大きさが変わるのだったな。ギルドで換金出来ると言っていたが、拾っても入れるものが無いな…。」
少し考えて、ベルトポーチを投影する。
「一先ず、こんなもので良かろう。さて、もう少し狩って行くか。」
受肉による体の限界はあるだろうが、そもそもの身体能力はほぼ変化していない。バベルで見た剣もこの階層の敵なら何ら問題は無さそうだ。少なくともしばらく装備の更新は必要無いし、ましてや宝具を使う場面は来ないだろう。
*
「帰ったぞ。」
「おかえりなさい、エミヤさん。」
「おかえりエミヤ君。ちょっと聞いてくれよ。ベル君ったらあんなことになったばっかだってのに、また6階層まで潜ったんだぜ?」
ふむ。エイナの話なら、確かにまだベルが潜るべき階層では無いのだろう。6階層からはウォーシャドウというモンスターが出現するらしい。
「大丈夫ですよ神様。ステータスもかなり上がったんですし!…というか、何でこんなに急に上がったんですかね…。」
「さ、さぁ…?ボクハナニモシラナイナァー。」
…明らかに何かを隠しているな。神は嘘を見抜けるようだが、この神は嘘をつくのも下手らしい。
「…はぁ。とりあえずベル、貰っていた昼食代を返そう。少しダンジョンにも入ってみたからな。」
「エイナさんのレクチャーも受けたんでしたもんね。いい感じの武器は見られましたか?」
「ああ、目的は果たせたよ。」
「へぇ、エミヤ君もダンジョンに行ったのかい。じゃあステイタスも更新しちゃおうか。丁度ベル君のステイタスも更新するとこだったからね!」
「ああ、それでは頼もうか。」
「じゃあベル君から、ベッドにダイブだ!」
*
やっぱり、この伸び方はおかしい。このスキルは、それ程の壊れスキルなんだろう。
ベル君のステイタスの、スキルの欄を見る。
『
このスキルの影響はとても大きい。ベル君は直ぐに強くなってしまう。
──ベル君に影響を与えたのがボクじゃないのは寂しいけど、それでも。ボクはボクに出来ることをしなきゃな。
*
「ベル君、ボクはちょっと用事が出来たよ。本当は行かないつもりだったんだけどね。」
更新したステイタスを見て喜ぶベルに向かってヘスティアが言う。
「?…どうしたんですか、神様?」
「いや、なんてことは無いよ。ボク達神の、
『カルナさーん、ちょっとポテチ取ってきてくれッスー』
…何処かの
*
エミヤ
Lv1
力:I 0→8 耐久:I 0→0 器用:I 0→18 敏捷:I 0→13 魔力:I 0→19
《魔法》
【無限の剣製アンリミテッド・ブレイドワークス】
・固有結界
・派生 【投影魔術】
《スキル》
「というかエミヤ君、攻撃1発も貰わなかったんだね。」
*
「はぁ、相変わらずガネーシャは変な趣味してるなぁ…。」
──子供達の為だ。ボクも頑張らなくちゃ──
「おっ、ドチビ!ドレスも無いのに何しに来たんや?」
────お前は!とりあえず!死ね!
え?『人理修復後』なのになんでジナコ居るんだって?細かいこと気にしちゃいかんよ!(2部後って解釈してもいいのよ?ノウム・カルデアもあるし)
…アンケ取るか…。
エミヤのダイジェストステイタス更新は書くことが無いからです…。
福袋何引く? ……嘘です。ダンまち原作と変わらない場面、いちいち書いてもグダるだけだし長くなるしぶっちゃけ面倒くさいからカットしたりしてるんですけど、原作完全に頭に入ってる人なんてなかなかいないでしょうし、書いた方が良いでしょうか?
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ステンノ様ネタにすんのやめろ!