錬鉄の英雄、オラリオに降り立つ   作:蒼輝銀河即ち塩むすび

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回 し て ま し た か ?
もちろん箱イベです。他の意図はありません。

ギル祭と古戦場とクラバトのせいで遅れました。僕は悪くありません。

ガール・カフェ・ガン入れたら端末性能的に無理でした。


アンケご協力ありがとうございました。好き勝手にやらせて頂きますぜ。



怪物祭(モンスターフィリア) 前編

堅実な剣。自分とは違う得物を使っていても、それは解る。斬り払った双剣に隙は無く、敵を実力で突き放していても慢心は感じられない。唖然とする敵に逆の手で刺突。敵は、避けられない。

 

武器を砕かれたコボルトが、その一撃で沈んだ。

 

 

 

「え、えーっと…やっぱりエミヤさん、お強いですよね…。」

 

神様が出かけて行ってから何日か経って、エミヤさんと2人でダンジョンに来るのは2回目になる。

一緒に戦ってみてわかるが、この人はやっぱり強い。自分のことで精一杯な───今までソロだったことを考えても───僕のことにも常に注意を払ってくれているし、攻撃を受けている場面もまず見ない。

 

「何を言っている。前にも言ったが、私はここに来る前から鍛えていたし、戦闘の経験もあったからな。別段才能がある訳でもない。それを言うなら、ベルこそよく戦えているではないか。」

 

…本人はこう言うけど、神様が出かけて行ってからステイタスの更新はされていないと云うのに、こんなに強いなんておかしいと思うんだけど…。

 

「ところで、そろそろ夕方だろう?」

「確かに、そうですね。そろそろ帰りましょうか。」

 

…まぁ、彼の強さについては別に今聞かなくても良いだろう。

 

 

 

 

 

 

いつも通りの探索を終え、地上へ戻る道中。たまたま目に付いたのは大量に運ばれている荷物だ。

 

「あれ?何でしょうか、あのカーゴ…。」

「ああ、私は見たことが無いが、ベルは何か知っているか?」

「物資運搬用のものだと思いますが、けっこう数がありますね…。って、うん?」

 

グルルルルル…

恐らくはその荷物の中から、何かの呻き声が聞こえてくる。…というか…

 

「…これ、もしかして、中に…」

「ベル、他人の荷物に勝手に近付くのは…」

 

ドンッ

「うわぁっ!」

「ふむ、やはり中にモンスターが?」

「ええ、でも、何のために…。」

 

 

「おー、怪物祭(モンスターフィリア)か?今年もやるんだな!」

「しっかし、こんなのを押し付けられるガネーシャんとこも大変だよなぁ…。」

 

他の冒険者さん達が話しているのが聞こえてきた。

 

「モンスターフィリア…。何かの祭りだろうか?」

「あ、エイナさんが来てる!エミヤさん、僕ちょっと聞いてきま…」

「止まれ、ベル。恐らく彼女は仕事中だろう。声を掛けるのはまた今度にしておくと良い。」

「あー…、はい。そうします!」

 

まぁ、エイナさんにはギルドに行けば会えるし、急ぐ必要も無いだろう。

 

 

 

 

 

 

オラリオの街は夕日に照らされ、(じき)に日が沈む頃だろうが、この通りはまだまだ活気がある。っと、そういえばエミヤさんに聞きたいことがあるんだった。

 

「それで、エミヤさんはどうしてそんなにお強いんですか?」

「…ふむ、何故、か。いや、これだという理由は無いな。ただ単にその必要があっただけだ。」

 

この人は時々含みのある言い方をすることがある。気になるけど、知ったところでどうこうという話じゃ無いだろう。

 

「へぇ…、僕も早く強くなりたいなぁ…。」

「すぐになれるだろう。君には確かな才能があるからな。強くなることへの意欲が強過ぎる嫌いはあるが、直感的な戦闘センスはかなりのものだと思うよ。まぁ、ステイタスの育ち方についてはよく知らないし、私からは何も言えることが無いがね。」

「えっと…はい、ありがとうございます!頑張ります!」

 

───そうだ、神様のためにも早く強くなって、アイズさんに追いつかなきゃ!僕はもっと、強くならなきゃいけないんだ!

 

 

 

 

 

 

「ベル君はもっともっと強くなる!そのためにも、彼には武器が必要なんだ!」

 

所変わってヘファイストスファミリア。オラリオ最大級の生産系ファミリアであるここは、武器・防具の生産に特化しており、ヘファイストスブランドといえば超1級品の武器ばかり、という認識はオラリオ中に広まっている。

 

「あのねぇヘスティア?確かにお金を貸してっていう話では無かったけど、今度は武器って…まぁ、勿論代金は払って貰えるでしょうけど、それだってあんたたちのファミリアに払えるの?」

 

…当然の疑問だ。

 

「自慢じゃないけど、うちの上級鍛冶師の作品は性能も値段も一流なの。その代金が払えて、そしてその性能を扱いきれると思う?」

 

…当然すぎる疑問だ。出来たばっかのファミリアにヘファイストスブランドの1級品なんて買えるわけが無い。

 

「第一なんなのよ、その格好。虫みたいに丸まってられると出来る仕事も出来ないんだけど?」

「土下座。これさえすればなんでも許してもらえる最終奥義。」

「何よそれ?許してもらえる訳ないじゃない。誰に吹き込まれたの?」

タケミカヅチ(タケ)に聞いたよ?子供たちに話してみたら、エミヤ君は白い目をしてたけど…。」

「あいつ…めんどくさい事を……ってちょっと待ちなさい!子供()()って言った?あんた、新しい団員が増えたの?というかそれなら、その子の分の武器は頼まないの?」

「引き受けてくれるのかい?!」

「引き受けるとは言ってない!」

 

…ちぇっ

 

「えっと、エミヤ君は3日くらい前に入団してくれたんだ。まだあんまり話せてないけど、いい子だよ?…それで、武器のことは…」

「武器のことは?」

「武器のことは!…うん、問題ないんだ。彼は自前で武器があるからね。」

「…?…そう。」

 

……っああぁっぶなあぁぁぁーーーっ!エミヤ君の魔法のことがバレたらどうしようかと思ったよ!

 

「…それで?どうしてあんたはそこまでするの、ヘスティア。」

 

そんなの、決まってる────

 

「ベル君の力に、なりたいんだ!ベル君は変わってる!不変であるボクたちから見て、じゃなくても!どんどん変わっていってる!目標を見つけて、仲間が出来て、走り始めようとしている!ボクは、ベル君の力に、なりたいんだよ…!ボクだけが何も出来ないなんて、嫌なんだ…!」

 

────もう、ベル君が傷ついた姿を見るだけなのは、絶対に嫌なんだ─────!

 

「…そう。わかったわ、折れてあげる。」

 

……!

 

「ほ、ほんとかい!」

「ええ、あんた、諦める気なんてさらさらないでしょ?」

「…うん!ありがとう、ヘファイストス!」

 

…やった、やったよ、ベル君!

 

「…言っとくけど、ちゃんと代金は払いなさいよ?」

「も、もちろん!ボクだって、やるときはちゃんとやるんだぜ!」

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待つニャ!そこの白髪頭2人組!」

「ん?」

「はい?」

 

あれは確か…豊穣の…

 

「おはようございます…あの、僕達に何か?」

「ニャ!これをあのおっちょこちょい(シル)に渡して欲しいニャ!」

「???(チラッ」

 

…ベルが明らかに困ってこちらを見ているが、助け舟を出す必要は無いだろう。何故なら───

 

「おはようございます、クラネルさん、エミヤさん。アーニャ、それでは説明不足ですよ。」

「おはようございます、リューさん。」

「ああ、おはよう。」

「全くリューはアホニャ、怪物祭を見に行ったのに財布を忘れたおっちょこシルに財布を届けて欲しいってことくらい…」

「分かる訳が無かろう。」

「ガーン!ニャ!」

「…ということです。分かりましたか?クラネルさん。」

「えぇ、分かりました!…ところで、怪物祭って何なんでしょう?僕、オラリオに来たのが最近なので…」

「ああ、私もだ。怪物祭という単語については耳にしたことがある程度だな。」

「ふっふーん、しょうがないニャア、ミャーが説明してやるにゃ!良いニャ!怪物祭とは…

 

 

 

 

 

割愛(原作まんまの為大幅カット)

 

 

「あんまりニャー!」

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、僕はシルさんを探してきますので、エミヤさんは自由に見て回っていて下さい!」

「良いのかベル?気など使わなくとも…」

「大丈夫ですよ、探しながらでも見て回ることは出来ますし、僕が頼まれようなものですから!」

「そうか、まぁ、あちこち見て回っていれば会えるだろう。ではな。」

「はい!」

 

さて、と。見て回る、とは言ったものの、実際に調教などを行っている会場以外は飲食店が殆どだな…。

 

「豊穣の女主人が忙しいと言っていたのもこれだろう。適当に(つま)めるものものでも買って、一先ずは会場…闘技場に向かうべきだな。」

 

道すがらシルが見つかるかもしれん。となると次はベルを探すことになってしまうのだが…

 

「む、手頃な屋台があるな。ジャガ丸くん…?」

 

聞いた事は無いが、揚げ物のようだ。じゃが、というからにはじゃがいもだろうし、コロッケでは無いのだろうか…。

 

「その、ジャガ丸くんというのをひとつ頼む。」

「あいよ、何味が良いかい?」

「初めて食べるのでな、オススメのものを頼む。」

「んじゃあ、どうすっかねぇ…」

「小豆クリーム味、オススメ。」

 

…?誰だろうか、この少女は。

 

「アイズたーん、1人でどっか行かんといてやー!」

 

急に現れて引き摺られていった…

 

「…では、その小豆クリーム味、というのを頼む。」

「…今のって、もしかして剣姫…?」

「おい、注文を頼む。」

「ああ、すまんすまん、小豆クリーム味ね。…うん、珍しいチョイスだな…。」

 

…嫌な予感がするのだが…

 

 

 

 

 

 

「…ふむ、悪くは無い。無いのだが…万人受けはしずらいだろうな…。」

 

上からかかった甘さとそもそもの塩気。組み合わせ自体は良いが、甘さが圧倒的に勝っている。味を感じ分けられるのなら良さは見つけられるのだろうが…。

 

「大抵の場合はデザート扱いだろうな…。この味は…。」

 

次は違う味を試して見た方が良さそうだ…。

 

「…む?何やら騒がしくなって来たな…。」

「モ、モンスターだ!モンスターが出たぞおおおおお!」

 

「…な、に?」

 

モンスター?街中に?いや、有り得る…。油断しきっていたな…闘技場にモンスターが居ると言うことは脱走の可能性も0では…!

 

「きゃああぁぁぁぁぁ!」

 

…!

とっさの判断で剣を投影、座り込む少女に襲いかかろうとする山羊のようなモンスターの前に飛ばし、突き刺す。

 

「グルルゥ!」

 

剣の腹に体当たりして弾かれたモンスターに突っ込み、蹴り飛ばして距離を作ることに成功。

 

「む、娘をありがとうございます!」

「ギルドかバベル、冒険者の居る方へ逃げろ!闘技場には近づくな、モンスターの出処かもしれんからな!…っ!」

 

交差させた干将と莫耶で、モンスターの突進を角に刃を当て受け止め、そのまま押し返して上段から切り裂く。

 

「今なら行ける、急げ!」

「はい!」

 

「そら、これもくれてやる!」

ダメ押しにヘファイストスファミリアの剣を飛ばす。

「ガッ…!」

モンスターは目の光を失い、倒れ、魔石になった。

 

さて、祭りの為に運び込まれたモンスター全てが脱走したかは分からないが、複数のモンスターが居るということはその可能性が高い。冒険者だらけのオラリオなら倒すのは難しくないだろうが、問題は…。

 

「なっ…!」

何処かから伸びてきた緑の触手に右足を掴まれた。

「チッ…!」

干将と莫耶を触手へ投げつけ切断し、カーボン弓を投影。番えた矢を触手の伸びる先へ射る。

 

ガキッ

 

「速いな…」

矢を弾いた触手の動きは、先程までのモンスターとは打って変わってとても俊敏、よりレベルの高いモンスターだと分かる。

足止めされるが、まずはこいつを倒さねばなるまい。

 

 

 

「この分だと、ベルも襲われているのでは無かろうな…!」

 

 

 




襲われてますね…



ヘファイストスの口調、無理。
戦闘描写、無理。
どこで切るか考えるの、無理。


エミヤが襲われたのは干将・莫耶が魔力で編まれてるからですね。

福袋何引く? ……嘘です。ダンまち原作と変わらない場面、いちいち書いてもグダるだけだし長くなるしぶっちゃけ面倒くさいからカットしたりしてるんですけど、原作完全に頭に入ってる人なんてなかなかいないでしょうし、書いた方が良いでしょうか?

  • 書けやゴラ(鬼の形相)
  • 書かんで良いよ(女神の微笑)
  • ステンノ様ネタにすんのやめろ!
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