聖書の神の死は、この世界に異分子を引き込んだ。その異分子はこの世界の法則に適合しながらも、同じようにこの世界の法則を書き換える。

 その異分子たちで構成される教会の傭兵、ザ・クルセイド。そのリーダーであるイルマ・ジュズアルドのもたらす情報が三大勢力を揺らすと同時に、世界は異分子による歪みが世界を震撼させる。

 そのイルマに並び立つ「英雄」であることを望む麻宮鶴木は、英雄というものの闇を知りながらも、しかし英雄をあきらめない。

 すべては自分を救ってくれた英雄に並び立つため。

 これは、一人の少年が英雄になる物語にして、一人の女性が罪に向き合う物語。
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