これはそんな彼の鬼滅物語
優しい目で読んでいただければと思います
那田蜘蛛山と呼ばれる山のなかを、二つの影が走りぬける。
「カァァァァ!急ゲ!急グノダ明石!」
「わかった。わかったから静かにしてくれないか!お前ホントに五月蝿いんだよ!」
鴉にそう返事をすると上下黒の服に灰色の羽織の青年、明石は走る速度を上げる。
明石は単独での鬼狩りの任務を終えると、鴉から突然の伝令を受けた。
(那田蜘蛛山へ向かい、十二鬼月を討伐せよ。そして炭治郎と鬼の禰豆子を保護せよ)
それを聞いた瞬間、鴉に道案内を頼みこの山へ到着しかしそこには多くの隊士の亡骸があり、現状を分析する。
『糸のようなもので操られ、仲間同士での戦いがあったようだな。でももう操られていないということはその鬼は討伐されたのだろうが、まだ鬼の色がこの先に濃く残っている。十二鬼月はまだ生きているのか?』
明石はそう分析すると再び鬼の色を辿って走り出す。
『鬼の色』それは明石のみが見ることのできるもので、人を喰った鬼は大抵見極める事ができる。そしてこの色は人を多く喰らった鬼ほどよく見えるようになる。
暫く走ると倒れている少年と少女を見つける。自分と同じ鬼殺の隊服を着た少年だが、無理をしたのか動けそうにはなかった。
「少年!伏せるんだ!」
そう少年に言うと明石は自分の刀に手をかけ、近くに見えたもう一つの色を把握して刀を振るった。
「俺たちが来るまでよく堪えた、後は任せろ」
「冨岡さん、先に鬼を片付けましょう。少年は休んでな。」
炭治郎の目の前に二つの人影が現れた。二色の半羽織は、自分に鱗滝さんを紹介してくれた人物「冨岡」である。しかしもう一人は知らない人物だった。
「俺たちが来るまでよく堪えた、後は任せろ。」
「冨岡さん、先に鬼を片付けましょう。少年は休んでな。」
そう言うと二人は鬼へと殺気を向ける。
累は怒っていた。人間に首を切られそうになったこと、そして今自分の邪魔をする屑共に怒りを抑えきれず
(血鬼術 刻糸輪転)
大きく、そして広範囲の鬼の音を明石と冨岡に繰り出した、確実に殺すために。
しかし、その攻撃が二人に届くことはなかった。
(全集中 水の呼吸 拾壱ノ型 凪)
(全集中 畏れの呼吸 肆ノ型 雲外鏡)
たった二つの技に累の誇る最硬度の糸は斬り払われたのであった。
『何だ?何をした?奴等の間合いに入った途端糸がばらけた。』
『一本も、届かなかったのか?最硬度の糸を....切られた?』
『そんな筈はない。もう一度』
次の瞬間累の首は宙を舞っていた。
「弱かったですね、この鬼。冨岡さん、どう思います?」
明石はそう隣の冨岡に話しかけるが、冨岡は返事をしない。
まぁいつもどうりかと倒れていた少年達の方へ視線を向けると、先程の冨岡が頸を斬った鬼の体が灰となりながらも少年達の方へ向かい崩れ落ちた。
明石もそちらに歩みを進め鬼の着ていた服を綺麗に折り畳み、手を合わせる。
「この鬼の色を直に見てわかったよ。この鬼は愛に飢えていたんだ。」
そう明石は炭治郎に告げると妹、禰豆子の方へと目を向ける。
「その子が禰豆子ちゃんかな?話はお館様から聞いているよ。とにかく禰豆子ちゃんを箱の中に...」
炭治郎に話しかけていると近くから殺気を感じた明石と冨岡は二人を庇うように刀を構え、その殺気を放つ人物から二人を守る。
「あら?どうして邪魔をするんです冨岡さん、明石さん」
「鬼とは仲良くできないって言ったくせに何なんでしょうか冨岡さん。それに明石さんも隊律違反ですよ」
殺気を放っていた女性、胡蝶しのぶは二人にはそう言うと刀を構えた
「ちょっと待ってよ胡蝶さん、これには訳が「動けるか?」...へ?」
「動けなくても根性で動け。妹を連れて逃げろ」
明石がしのぶに説明をしようとした瞬間、冨岡の一言によって明石は固まる。
『は?何を言ってるんだこの人は?今説明しようと「ありがとうございます!」....え⁉️」
何故冨岡が説明の邪魔をしたのか考えていると今度は炭治郎が妹の禰豆子を連れて駆け出す。
そう、明石の努力に気付くことなく。
その後何とか冨岡によるしのぶの妨害と明石によるカナヲの妨害、産屋敷からの鴉の伝令で禰豆子を守り産屋敷邸へと柱会議へ向かうのであった
初めて書いたので戦闘シーンだとか会話とか説明とか全てが難しいです。
駄文ですが気が向いたら続きを書こうかと思います