え?蟲師の世界じゃないの?   作:ガオーさん

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開戦

 身体からは屍の匂いがする。 

 

 ほかの誰からは分からなくても、俺自身には見えなくても、蟲達は俺が血塗れに見えたのだろう。

 

 

 

 俺の身体からは、"骸草"が生えていた。

 

 憎しみと死の臭いを苗床にする蟲。 

 

 俺は、蟲達から、理から、こう言われているようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前は"屍"と同じだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな……」

 

 炭治郎は言葉を失った。ギンが語った過去が、自分が想像していたよりも凄惨だったからだ。

 ギンは何も悪くない。少なくとも炭治郎にはそう思える。

 赤子を殺してしまう蟲から、人を喰らう鬼から助けようと戦ったギンを嘲笑うような裏切りと仕打ち。

 ギンからは後悔の臭いが強く滲み出ていた。ギンに言葉をかけるべきだったが、炭治郎は何も言えなかった。どんなに言葉を尽くしても、ギンの悲しみを癒すことができないと分かっていたからだ。

 

「あの娘がどうして俺を刺したのか。今となっては誰にも分からん事だ」

 

 恋綿も、若女将の少女も、悪くは無い。

 ただそれぞれが、生きようとして、戦って、結果ああなってしまっただけだと、ギンはそう思う。いや、そう思おうとしている。

 

 そう思わなければやりきれない。

 

「割り切ったつもりではあったが、花街に来るとどうもな……あの時のことを思い出してしまう。もっと自分にできることがあったんじゃないかとか、どうすればよかっただとか、どうしようもない問題が、頭の中でぐるぐる回った。考えて考えて、それでも考えて、結局独りじゃ答えは出せなかった」

 

 息ができない暗い水中でもがいているような気分になる。どこに進めばいいか、わからない時がある。

 あの時、意識が朦朧とする中で振るった刃の感触。意識が途切れる中で叫ばれた、化け物と呼ぶ声。

 

 

 鬼も人も憎まない。そう決めたはずだった。

 だが、こうして花街に来て、炭治郎に自分の心の闇を看破されてしまった。

 まだ自分の心のどこかに、根っことして巣食っていたのだろう。鼻の利く炭治郎に嗅ぎ取られてしまったのがいい証拠だ。

 

 錆兎が殺された時、自分と鬼を憎んだ。

 だが、あの時花街で人間を憎んでしまった時。

 

 自分は何を信じればいいのか分からなくなってしまっていた。

 

「俺は――カナエのようにはなれない」

 

 

 鬼を憎まないカナエが、少し羨ましかった。自分がカナエのように心が優しければ、人も鬼も憎まずに済んだのだろうか?

 

「答えの出ない問いは、いつだって足かせになる。俺も随分間違えてきた。炭治郎」

「はい」

「―――しのぶ」

 

 襖の向こうにいた誰かが、肩を震わせたような気がした。

 

「お前がこれを聞いてどう思うかは分からん。だが、生きている限り答えの出ない問はこの世界にいくらでもある」

 

 ギンは蝶屋敷の娘達に、この手の話はしないようにしていた。

 悲劇の話など、子供に聞かせるべきものではなかったから。

 何より、自身の黒い部分を見せることを恐れていた。

 しのぶや他の隊士達に親しまれていることは理解している。それ故に、自身の憎しみを打ち明けたくはなかった。

 

 心のどこかでは、「鬼も人も救うべき存在じゃない」と、そう思ってしまっている。

 そうではないと信じたくても、心の中の自分が鬼も人も憎いと、叫んでいるのを感じてしまっている。

 

 それを、誰にも悟られたくなかった。

 

 今もあの時の言葉に嘘はない。再びあの娘が現れたら、許そうと誓ったのは嘘じゃない。

 けれど、俺はどうしてあの娘を許していいと思えたんだろうか。

 

「俺も随分」

 

 疲れた。

 

「――随分?」

「いや」

 

 ギンは言葉を区切り、深くため息を吐いた。

 

 ――そういえば俺の身体に生えていた骸草は、どうして消えたんだったか?

 

 ……大切なことだったはずなのに、どうしてか、靄がかかったみたいに思い出せない。

 

「ギンさん?」

「……ああ、いや」

 

 頭をがりがりと爪で掻き毟る。

 光酒を飲んでいる影響か。最近、昔の記憶を思い出せなくなっているような気がする……。前世の記憶はともかく、鬼狩りになってからの記憶が最近曖昧だ。虫食いされた紙のように、記憶の所々が穴が開いていく感覚。

 副作用がまたひどくなってきている。酒で記憶が飛ぶなんて、まんまアルコール中毒だなとギンは鼻で笑う。

 

 味覚の次は、記憶。

 

 光酒は頻繁に飲むモノじゃない。一種のドーピング薬のような物だ。

 

 本来、すべての生き物の心臓が生涯で打つ脈の数は決まっている。

 鬼殺隊の隊士は、呼吸法で無理やり脈を加速させる。それだけならまだ人間の理の範疇だが、ギンの場合は更に光酒を使用して脈を倍以上に加速させる。

 寿命を削るような行為だ。さらには命の源泉であり、蟲達の集合体である光酒を飲めば、人間の身体が先に悲鳴を上げるのは当然だった。

 残された時間も、そう長くはない。ギンはそう感じていた。

 記憶が削れていくと最初に感じたのは、4か月前。無限列車に乗っていた時。

 列車に乗っている時、ふと前世の……なんだったかを思い出そうとして、上手く思い出せなかった時のこと。

 

(光酒を飲めば簡単に鬼を狩れる。そう都合がいい話ばかりじゃないってことだな……)

 

 記憶が削れて削れて、残っていくのは憎しみばかり。

 

 もっともっと大切で幸せな記憶がたくさんあったはずなのに、今一番はっきりと思い出せるのがあの飛田遊郭でのことだなんて、笑えもしない。

 

 俺は、こいつらに何を残せる。俺が生きている間に、しのぶ達に何を残せる?

 

 いずれしのぶやカナエのこともまともに思い出せなくなるかもしれない。

 

 そうなる前に、あの約束を――

 

 

 

 

 

 

 ギンくんが■■として、たくさんの人を■■■■■■■いなぁ。ギ■くんが、いろんな■■■■をして、その■■■■を聞くのが、私好きだったの。だから――

 

 

 

「ギンさん?」

「……大丈夫だ」

「本当、ですか?顔色、悪いですよ……」

 

 まったく、この弟弟子には嘘が吐けない。

 

 ギンは深く呼吸をして、頭の奥底をやすりで削るかのような頭痛を落ち着かせる。

 

「誰かのために戦ったとして、必ずしもそれが報われるとは限らない。命を懸けて戦った結果が、誰のためにもならない無意味なことかもしれない。俺は鬼も人も言葉で言い表せないほど憎んだ。憎しみっていうのは一度火が付くとキリがない。実際、花街に来ただけの俺がこのザマなんだから」

 

 鬼滅の刃を振るうたびに、自分が自分じゃなくなっていく感覚があった。

 自分の身体の先が、徐々に鉛になって重くなり、自分の心が錆びて削れていく。 

 

「炭治郎、しのぶ。何のために鬼滅の刃を振るうのか、忘れないようにしろ。人は心の中に夜叉を飼う。誰にも制御できない怪物だ。だからこそ、忘れちゃいけねえんだ。自分の両手が何のためにあるか」

 

 戦う意味。戦う理由。

 人が、人であった鬼を斬る為に必要なこと。

 その理由を忘れた時、人は鬼になる。

 

 炭治郎は力強い目で頷いた。

 部屋の外にいる自分の弟子が、どんな表情をしているかは分からない。

 

「―――もう日が暮れる。行こう」

 

 ギンはそう言って、立ち上がろうとした時だった。

 

 

「――――!?」

 

 

 炭治郎は一瞬、何が起こったか分からなかった。

 視界が突如高速で回転する寸前、鬼独特の甘い匂いが微かに漂ったと思った瞬間、ギンに腹を蹴り飛ばされたからである。

 

 呼吸を使った柱の蹴りは凄まじく、炭治郎は窓をぶち破り外に蹴り出された。

 視界が高速でぐるぐると回転し、炭治郎は道を挟んだ向かいの建物の屋根に叩きつけられる。

 

「かはっ、いったい、なにがっ」

 

 腹を蹴られた衝撃で咳き込みながら顔を上げると、そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瓦礫の山と化したときと屋があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いや、ときと屋だけじゃない。ときと屋を挟むように建っていた二つの建物も、ぺしゃんこに潰されてしまっていた。鋭利な刃物で斬り刻まれてしまったような切口が、その異常さを際立たしている。

 

 そして炭治郎の鼻を突く、粉々になった木材の山と、血の匂い。

 見ると、瓦礫の山の中に血溜まりが出来ていることに気づく。

 

 

「……っ!」

 

 

 広範囲の攻撃、3軒もの建物が一瞬で潰された!

 鯉夏さん、ギンさん、しのぶさん、禰豆子!まさか、あの建物の下敷きに――!

 

 

「あら、鬼狩りの子?」

 

 

「!」

 

 

 顔を上げると、夜空に浮かぶ満月を背に、空中に浮かぶ女がいた。

 

 鬼だ。

 

「今ので建物の中にいたのは全員殺したつもりなんだけど、そう。今のを躱したのね」

 

 炭治郎はすぐに、その鬼の匂いが上弦の鬼の匂いだと気づく。

 空中に浮かぶ、いや、背中から生やしているように動かす何本もの帯が鬼を空中で支えている。

 

 そして、その鬼の眼は――

 

 左目には、"上弦"。

 

 右目には、"肆"。

 

「上弦の……肆!」

 

 炭治郎が十二鬼月と遭遇するのは、これが四度目になる。

 だが、その鬼からはあの黒死牟に負けないほどの、残虐で冷徹な匂いがする。

 

 何人もの人を喰った匂いだ。

 

「柱は何人いるの?一人は白髪の男、もう一人は美しい女でしょう?あの二人は絶対にアタシが食べるって決めてるの。他に柱はいる?一人は黄色い頭の醜いガキがいたけど、あれは柱じゃなかったしね」

 

(善逸……!)

 

「柱じゃないやつは要らないのよ、分かる?不細工と年寄りは食べないようにしてるし」

 

 扇情的な格好をした美しい遊女の鬼だった。外の国の下着をつけた、多くの男を虜にするような美しい女だった。これがギンが話していた蕨姫と呼ばれる花魁なのだろう。

 頬に花模様の入れ墨が入っており、見た目だけなら胡蝶カナエやしのぶにも負けない。だが、炭治郎の鼻には言葉で言い表せないほどの暴虐で、我儘で、性悪を通り越した極悪の醜い匂いが漂っていることに気づいた。

 悪女、という言葉があるのなら、目の前にいるこの鬼が、炭治郎が今まで出くわした鬼の中でもっとも性悪だと気づいた。

 

 

「善逸をどこにやった!善逸を返せ!」

 

 

 仲間思いの炭治郎は、すぐにその鬼に向かって怒鳴る。

 

 しかし。

 

 

「……誰に口を利いてんだお前は」

 

 

 瞬間、堕姫の殺意が一気に噴き出した。

 息が止まるような重苦しい空気が、炭治郎の両肩を重くする。

 

 堕姫の殺意に呼応するかのように十二本の帯が炭治郎を切り刻もうと動き出す。

 

 

(速い!)

 

 

 炭治郎は反射的に刀を抜き、すぐに技を繰り出した。

 

 

"水の呼吸 肆ノ型 打ち潮 乱"

 

 

 繰り出される帯の乱撃を、炭治郎は流れる水の動きで斬り伏せていく。斬られた帯は力を失ったように、地面にひらひらと落ちていった。

 

 

「ふぅん」

 

 

 堕姫は感心した。

 今のを躱した。並みの隊士なら、一秒とも経たずになます切りにされていた。

 上弦の肆である堕姫は、以前よりも身体の調子が格段に良くなっていることを実感していた。敬愛する鬼舞辻無惨から、大量の血を分けてもらったからだろう。以前よりも身体が強く、五感が鋭くなっているのを感じる。血鬼術である帯の数も、以前より強靭に、そして多く操れるようになった。

 

 だがその攻撃を一撃ももらわずに躱しきるこの隊士は、見た目よりずっと実力者だということ。 

 堕姫は柱を何人も殺した経験がある。よもすれば、この子供は今まで殺した隊士よりも――

 

 

「思ったより骨がある」

 

 

 気に入った。傷がある不細工なガキは趣味じゃない、けれど目玉の色は悪くない。あの蟲師の緑の眼も悪くないけど、このガキの朱い眼もいい。

 

 

「決めた、アンタは目玉だけ穿り出して食べてあげる。前菜にちょうどいいわ。アンタを殺して喰ったら、次はあの白髪の男と黒髪の女。腸からゆっくりと食べてやる」

 

 

 堕姫は笑う。

 柱を殺せば、もっと鬼舞辻様に認めてもらえる。もっと強くなれる、もっと美しくなれる!

 考えただけで笑いが止まらない。

 

 いずれやってくる幸福な未来に、堕姫は笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 だが、鬼狩りはそれを許さない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれるものならやってみなさい、この阿婆擦れ」

 

 

 

 

 

 

 

「!」

 

 

 

 

 

"蟲の呼吸 蜂牙(ほうが)の舞い"

 

 

 

 

 

 瓦礫の山から飛び出したのは毒に濡れた刃を構える、"花柱代理"胡蝶しのぶ。

 

 

 

(この女……!)

 

 

 

 堕姫は歯軋りしながらこちらに向かって刀を突き立てようと飛んでくるしのぶを睨みつける。

 自分の真後ろ。炭治郎に集中していた堕姫の背中ががら空きになるのを待っていた。

 

 堕姫の背後から襲ったしのぶの気配に、いや、匂いに気づかなかったのは炭治郎も同じだった。

 しのぶの隊服と頬には、血に濡れている。

 

 けれど、その血の匂いはしのぶの血じゃない。

 そしてすぐに気づく。

 

 

(他の人の血……!)

 

 

 しのぶさんは恐らく、ときと屋の花魁の死体を被って自身の匂いを消していたんだ。

 

 

"真靡(まなび)"

 

 

 帯でしのぶの刀を止めようとしたものの、しのぶの突きはそれだけでは止められない。

 鋭い切っ先はいとも容易く帯の盾を貫通し、堕姫の胸元に吸い込まれる。

 

 

「こんばんは、上弦の鬼さん。悪いですけど、死んでくださいね」

 

 

 しのぶはそう侮蔑と殺意を込めて微笑みながら、刃を根元まで沈み込める。

 堕姫の身体に猛毒を注入するために。

 

 

「何をっ、がっ、あがあああああああああああああ!!!」

 

 瞬間、突き刺された個所から突如、堕姫の身体が腐り爛れ落ち始める。

 口から大量の血を吐き散らす。

 

(藤の花の毒……!聞いていたよりずっと強力……!)

 

 柱についての情報を、十二鬼月は鬼舞辻無惨の血を介して共有している。鬼に合わせて調合を変えているらしいが、解毒できないほどじゃない。上弦の鬼の回復力を使えば、藤の花の毒などすぐに解毒できるというのが堕姫を含めた十二鬼月の見解だった。

 すぐに堕姫は身体を回る毒を分解しようと試みる。

 しかし。

 

 

(分解……できない……!)

 

 

 堕姫達は知らない。

 彼女の毒が、藤の花の毒――だけではない。

 

 

 ()()()()()()使()()()()()()でもあると。

 

 

(ギンさんが斬り落とした上弦の壱の鬼の腕、そして青い彼岸花の成分を分析して改良した、私の毒……!まだ治療薬としては完成には程遠い試作品)

 

 ここ数か月の間、青い彼岸花を研究することに寝る間も惜しんで力を尽くした。ギンさん曰く、限りなく完成品に近づいているとお墨付きをもらえた。

 

 だが、しのぶは感じていた。

 

 この治療薬には()()()()()()()()()()()()。何かが欠けている。決定的な何かが。鬼を人に戻すために、何かが足りない。

 

 けれど、これで決まる!

 自分が、十二鬼月の上弦と戦えるかどうか。

 

 

「あ、が、が、が……!」

 

 

 堕姫が息苦しそうに身体を強張らせる。

 口から酸素を取り込もうと必死に息を吸い込む。だが、穴が開いてしまった袋のように、堕姫はひゅーひゅーと呼吸を繰り返し、毒の痛みに喘いでいる。

 

 

(息が……できっ、おにっ、おにいちゃ……)

 

 

 動く気配はない。血鬼術である帯も、弱まったように動きが鈍い!決めるなら今しかない。

 

 

「炭治郎君!!」

 

「!」

 

 毒を分解する様子はない。だが、時間を与えれば毒を分解してしまう可能性がある。

 その前に、勝負を決める!

 しのぶは刀の柄を握り締め、さらに力と足を踏み込み、刀を堕姫の身体に突き入れる。

 

 私は鬼の頸を斬り落とすことはできない。

 なら、私以外に刀を振れる人に頼めばいい。自分が刀を突き刺して、釘付けている間に。

 

 

 

 

"ヒノカミ神楽 円舞"

 

 

 

 

 ギンさんの弟弟子である、あなたなら、託せる。

 

 

 

 

 

 

 

(水の呼吸と、ヒノカミ神楽を、合わせて混ぜる……!)

 

 

 

 

 

 

 

 カナヲの教えを、忘れるな。

 何のために鬼滅の刃を振るうのか、忘れるな。

 善逸や伊之助と乗り越えてきた修業を、忘れるな。

 

 

 

 

 

 

 堕姫の頸が、飛び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「許せねぇ許せねぇなああ。可愛い妹をいじめるような奴らは皆殺しだ」

 

 

 

 

 

 

 

 再び長い夜が始まる。

 

 

 

 

 

 

 




おそろしく投稿が開きました。大変申し訳ない。

本誌の方でいろいろ知らなかった設定が飛び込んできたりだとかのせいでいろいろ書き直さなきゃいけなくなったりだとか、いろんな要因が重なって上手く書けませんでした。

超絶難産です。

遊郭編はもうしばらくかかったりします。投稿頻度も超絶おちますが、気長に待っていただけると幸い。

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