A月◇日(続き)
犯罪者なぞ何処にいるのかわからないので、適当に探してみることにし、探し始めてから約数時間。
前の世界ではまず見る事なんぞ出来ないであろう生の火星の風景を楽しみながら移動していたが、テロリストなんぞの姿は影も形も見えない。
良い事なのかもしれないが、よくよく考えてみれば、犯罪者が大手を振って堂々と居る筈は無いのである。
情報を手に入れてから探せばよかったなぁ。と後悔し始めた頃、カイザーのセンサーに複数の反応があった。
もしかしてと思い、反応があった方向に向かった結果、いかにもな武装をしている団体と鉢合わせをしてしまった。
テロリストかと思ったのだが、違うかもと思い、どうしようかと迷っていたら、通信も寄越さずにいきなり銃を打ってきたので応戦することにした。
予想以上にカイザーは頑丈で、銃弾によるダメージは特に気にすることはないみたいだが、無防備で居るのも不味い気がしてきたので、牙斬刀と言う大剣を盾の代わりにしながら接近しコクピットを傷つけないように気をつけながら剣を一閃した。
すると、相手の機体がまるで紙を斬るかのようにスパッと簡単に真っ二つに切断された。
周りの機体からは通信越しにどよめきが聞こえ、かなり動揺しているのがわかる。
これも後で知ったのだが、オープンチャンネルと言うのを使えば、簡単に呼びかけれたらしい。気を付けないと公的機関の機体とやりあう事になっちゃいそうだ。
さて次はどうするかと考えてたら、周りの茶色の機体と違って、いかにも司令官らしき青い機体から怒声がきこえたかと思うとすぐに攻撃が再開されたので、とりあえず適当な機体に攻撃を集中させ、隙を見て他の機体の相手を始めた。
ズバズバと斬って戦い続けること約10分、いつの間にか、残すは指揮官らしき機体のみとなった。
テロリスト達のリーダーは困惑していた。最初に現れた後、まったく動かないでいたので、これを破壊して早く当初の目的を終わらせようと判断し、部下達に命令をし、攻撃させた直後、奴は手に持っていた巨大な剣を盾にこちらに突っ込んできたかと思うと、近くにいた機体を一撃で真っ二つにした。部下達からあきらかな動揺が出たが、ここで引くわけにはいかない。
「何をビビっている!そいつを囲め!数ではこっちが上なんだ!蜂の巣にしてやれ!」
しかし、この数分後、彼はこの判断を後悔するのであった。
「バ、バカな・・・・・・」
テロリストのリーダーが乗る機体の周りには、部下達が乗っていた機体の残骸が散らばっている。
通信越しに呻き声が聞こえるので、生きてはいる様だ。
「うーむ。思っていたよりも弱かったな。それともカイザーがつよすぎるだけか?」
その言葉を聞いたテロリストのリーダーは驚愕した。まさかたった1機で自分達を相手に圧倒できるとは思ってなかったからだ。
「くっ!化け物め!何なんだお前は!よく見たらその姿!地球のマジンガーZと何か関係でもあるのか!?」
「マジンガーZ・・・・?あれ、何処かで聞いた事がある様な・・・・カイザーと何か関係でもあるのか?」
「ふざけやがって!とにかく死ねやぁ!」
テロリストのリーダーはカイザー向けてバズーカを撃つが、カイザーは牙斬刀で弾いた後、接近し、袈裟斬りした。
「ガハッ・・・・」
「あっ」
リーダー機は両腕を切断され、武器も失い、更に胴体にも大きな傷をつけられ、機体は爆発した。
テロリスト集団のリーダーらしき機体と戦った俺だが、勢いそのままに、相手の機体をコックピットごと斬ってしまった。
ただ、こうして日記を書きながらよく考えてみたのだが、初めて人を殺した筈なのに、当時俺は何も感じてはいなかった。理由はわからないが、気には止めておいた方が良さそうだ。
その後は、生きている連中を捕まえた後、そのまま連邦軍に引き渡し、賞金を受け取った。
引き渡しの際に、一応、本人である証拠があれば、生死問わずらしいが・・・・流石にそれは気も引けるし、基本は生け捕りでいく方針で行こうと思う。
初の戦闘描写いかがでしたでしょうか?マジで大変だこれは・・・文才がほしい・・・・・・・・
というか、相変わらず自分の作品は1話1話が短めだなぁ。ほんと、他の作者様達はどうやったらあんなにたくさん書くことができるのだろうか?
感想、評価、よろしくお願いします。