スーパーロボット大戦T〜暗黒魔鎧装伝〜   作:邪神イリス

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第5話 コロニー落としと異世界転移

D月@日

 

 色々とようやく落ち着いたので、再び日記を書くのを再開する。

 

 まず、最初に言える事は、前回、のんびりと仮眠を取った後に日記を書いていた自分を殴りたい気分だ。

 

 何があったのかと言うと、ネオ・ジオンという組織が、地球に向けてコロニーを落そうとしていたのだ。

 そんなデカイ物を落とせるの?とは思ったが、調べるとすぐに、この世界では過去の戦争で一回落とされた事があるとわかった。

 

 これは不味いと思った俺は、急いでカイザーに乗って大気圏外へと急行。そこでは、コロニーを落とそうとするネオ・ジオン軍とそいつらと戦っているマスターガンダムとキャプテンハーロックの乗るアルカディア号、そして真っ黒な機体がいた。

 後者の三人はコロニー落としを止めようとしていた様で、俺もそちらに参戦。

 

 まずは邪魔をしてくるネオ・ジオン軍を片付けようと戦闘をしていると、ベイタワー基地で一緒に戦った独立部隊が援軍として駆けつけてきた。

 

 ただ、それに合わせて変な余計な敵の援軍も来やがった。オープンチャンネル越しではあるが、なんか・・・カンパニー?とか言う謎の大企業の連中がこの状況で兵器のデモンストレーションの為にやってきたらしい。

 

 ふざけんなとは思ったが、こちらも更にゲッターロボと黄色と緑の超竜神に似た機体が援軍として駆け付けてくれた。

 

 何でゲッターロボは知ってるのかと言うと、最近のアニメでゲッターロボの新作が発表されて、それを見ていたからだ。

 

 まぁ、それはともかくとして、カンパニーの白い機体は大砲の流れ弾がウザかったので、何か集中的に狙われていた黒い機体を援護しつつ、ストレス発散も兼ねて2発程ぶん殴ってやったりしながら、最終的に敵を撤退させる事に成功。

 

 後はコロニーが落ちる前にぶっ壊して終わり!・・・・・だったら楽だったのだが、ここで先程戦ったのとは違う、カンパニーの機体が現れ、なんとコロニーが落ちるのを加速させやがった。

 しかも、それをしたらスタコラサッサと逃げるというふざけた連中だ。

 

 地球がどうなっても良いと言うのか?そんなブラック企業は次会ったら即ぶった斬ろう。

 

 とにかく落ちるのを止めれないと言うのなら、少しでも被害を減らそうと、俺は他の人達と共にコロニーに攻撃をし、都市部には落ちない様に軌道を変更させ、最終的には地球でガオガイガー達が衝撃その他諸々を受け止めてくれたおかげで、被害はゼロになった様だ。

 

 結果的にはなんとかなったけど、一歩間違えれば、多くの人達の命が奪われていただろう。

 

 これが本当の戦争なのかと、今更ながら実感した。ホント、俺がいたい世界がどれだけ幸せで平和なのか、嫌と言うほどわかるもんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───オービットベース、食堂内。

 

 コロニー落としによる被害を食い止める事に成功したT3のメンバー達は、艦長や司令官達が話し合いをしている間、それぞれ自由行動を取っていた。

 一部のメンバーは、既にネオ・ジオンとの戦闘で疲れており、休息を取る為に自室へと戻っていた。

 それ以外のメンバーはまだ元気がありあまっており、食堂にて食事を取ろうと集まっていた。

 

 そんな中、彼らはある人物についての話題を上げていた。・・・そう、カイザーについてである。

 

 「まさか、髑髏の魔神がまた来てくれるなんてね」

 

 「あぁ、Gアイランドシティでの原種との戦闘が終わってすぐに何処へ行くのかと思ったが、まさか彼?もコロニー落としを止めに来てくれているとは思わなかった・・・」

 

 サギリとサイゾウの言葉にみんなが同意する中、ラミィはずっと気になっていた事を聞く。

 

 「そういえばあの機体、マジンガーZやグレートマジンガーと似ていましたけど・・・・何か関係があるのですか?」

 

 その質問に、ここに居るメンバーの中で特にマジンガーと関わりがある甲児、鉄也、シローが答える。

 

 「実のところを言うとな・・・・わからないんだ」

 

 「わからない?」

 

 「あの機体が目撃された当初、日本政府は新光子力研究所が新たに開発したマジンガーだと思った様だが・・・そんな事をした事は一切無かった」

 

 甲児と鉄也の言葉に、周りの面々は驚く。

 

 「それこそ、俺と兄貴やさやかさんは爺ちゃんが、鉄也さんとジュンさんは父さん、もしくは2人が俺達に内緒で造っていたマジンガーだと思って、色々と調べたんだ。でも、そんな痕跡は何処にもなくて・・・結局あれが何のか未だにわかっていないんだよなぁ~・・・」

 

 カイザーの事を知りたいと思っている一同は、話を聞いているうちにどんどん興味津々になってくる。

 

 その後も、カイザーについての話などをしていると、会議を終えたブライト達が戻り、T3は治安維持隊と自由遊撃隊の二手に別れる事を伝えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M月$日

 

 今俺は、東京タワーの中にあるカフェで日記を書いている。

 

 何故こんな場所にいるのかと言うと、ここのところ戦闘続きで少し疲れていたのと、火星はあらかた観光は終えたので、今度は地球のあちこちを観光で周ろうと思い、その最初の場所として東京タワーへとやってきたのだ。

 

 いやー、別の世界と言えど、こういった所は変わってないなと思う。違う所は、展望台から観れる街並みが、俺のいた世界と比べて近未来的な感じになっている事とスカイツリーがないぐらいか?

 この世界では何度も修復をしながら、700年以上も東京タワーは立ち続けているとの事だから、もう立派な文化遺産の様な物だ。

 

 ただ、一つ残念なのは、この前の襲撃もあってか、展望台から観える街並みがボロボロなのが目立つ。

 まぁ、それでも復興に向けて頑張って動いているのが伺え、活気のある良い街だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、とりあえず今は休憩中なので、この後どうするか考えていると、突然大きな振動と共に爆発音が聞こえてきた。

 

 地震かなとも思ったが、どうやらそうではない様で、外を見ると、何やら戦闘が起きていた。

 

 (あれはこの前の独立部隊と・・・カンパニーだったっけ?こんな街中でドンパチするとは、迷惑極まり無い連中だ)

 

 状況を見るに、どうやらカンパニーの方から仕掛けたみたいだ。

 

 しかし、まいったな・・・・ここからだと、カイザーの隠し場所に行くには時間がかかるから、手伝いたくて手伝えない・・・・まぁ、とにかくまずは東京タワーを降りて避難しないとダメだろうし、そうする事にするかぁ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───T3サイド。

 

 突如現れたカンパニーのロボット達に対し、ロンド・ベルやナデシコ隊などを中心とした治安維持隊は応戦していた。

 

 「シグナルビーム!」

 

 「ブレストファイヤー!」

 

 「そこだ!」

 

 「トライダー・ジャベリン!」

 

 「マジンガーブレード!」

 

 スーパーロボット達のビーム攻撃やモビルスーツのビームライフルが敵を撃ち抜き、近接戦闘が出来る機体は直接斬り裂き貫く。

 

 そして、彼らの攻撃により、次々と敵の機体は破壊されていき、あっという間に全滅させることに成功した。

 

 「敵部隊の殲滅を確認しました」

 

 「一企業がこれだけの戦力を保有しているとはな・・・」

 

 ブライトがそう呟くと、そこへルーディー・ピーシーザルトが巨大な戦艦と共に現れる。

 

 「御言葉を返す様ですが、それを破ったあなた方の存在も相当なものですよ」

 

 「ルーディー・ピーシーザルト!」

 

 「あの戦艦・・・」

 

 「この前のコロニー落下を後押しした奴か!」

 

 「っ!気を付けろ!あの戦艦から巨大なエネルギー反応を感知した!」

 

 「こっちに撃ってくるのか・・・!」

 

 鉄也の言葉に、一同は警戒心を強める。

 

 しかし、彼らの予測とは違い、戦艦は全く見当違いの場所へと撃つ。

 その瞬間、T3周辺の空間が大きく歪み出した。

 

 「何だ、これは?」

 

 「か、艦長!空間が歪んでいきます!」

 

 「カンパニーの兵器・・・ですか・・・」

 

 ハーリーの報告を聞き、ルリが呟く。

 

 「あなた達は確かに強い・・・そして私達は、その強さを求めている・・・・だから、知ってもらいます。あなた達の力を活かす場所について」

 

 しかし、突如、周囲に謎の女性の声が響く。

 

 「伝説の・・魔法騎士(マジックナイト)よ・・・」

 

 「何だ・・・?」

 

 「女性の声・・・!?」

 

 「この世界・・・セフィーロを助けて・・・!」

 

 そして、空間がさらに歪んで行き、強い光が放たれる中、ルーディーは慌てる。

 

 「ちょ、ちょっと待って!転移座標がめちゃくちゃじゃない!?これじゃ皆さんをアストラギウス銀河に跳ばせない!?」

 

 さらに、その光に巻き込まれた者が4人。うち三人は、偶然居合わせた女子中学生の三人組。もう1人は、カイザーの元へと向かう途中の雷夢だった。

 

 「ちょっ!何だこの光!?何か嫌な予感が・・・・・!」

 

 そして、その場から彼らは消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

@月〒日

 

 すんごいデジャブを感じる状況だが、とりあえず一晩寝たら気持ちが落ち着いたので、日記を書いている。

 

 昨日、カンパニーと独立部隊が戦う中、俺はカイザーの元へと向かっていたのだが・・・・謎の光に包まれたと思ったら、気がつけば、何故かカイザーのコックピットの中に居た。

 

 まず、現状の大きな問題は三つ。一つ、現在位置が特定出来ない事。二つ、何故か肝心のカイザー本体はいなくてコックピットになるスカルパイルダーだけだと言う事。もう一つは・・・ダークネスブロードのクリスタルの中からメカゴモラが居なくなっている事だ。

 

 いや・・本当にどうしよう・・・・・・

 

 まず、現在位置が特定出来ないのはまだ飲み込めるけど、カイザー無しでスカルパイルダーだけってどう言う事?メカゴモラは、あの光の中で、何処かで逸れてしまったのだろうか・・・・

 

 最近メカゴモラは少しずつ進化していて、以前は持っていなかった光学迷彩などの機能もあるから大丈夫だとは思うが・・・・心配である。

 

 とりあえず食料はスカルパイルダーの小さな格納庫・・と言うか武器庫?に普段から入れているからしばらくは問題はないので、今日は空から周囲の状況を把握していこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V月β日

 

 あらかた周囲の探索はしたのだが・・・・うん、はっきり言ってすごいファンタジーな場所だなと思う。

 

 空に幾つもの山や島が浮かび、見たことも無い結晶がたくさん生えたり・・・・少なくとも、俺が知るどの世界とも当て嵌まらない。正直、別の世界と言う以外に他にないだろう。

 

 俺はこれで三つもの異なる世界を知ったと言う訳だ・・・・正直、まったく嬉しくない。

 

 あ、でも幸いな事に近くに集落があったので、食糧などを調達でき、ついでにこの世界の事を聞く事ができた。

 

 まず、この世界はセフィーロと言う事。そして、魔物と呼ばれる怪物があちこちで徘徊している事を聞けた。

 

 特にその魔物の中でも、最近出没する様になった個体で恐ろしい存在がいる様で、そいつによって幾つもの集落が壊滅されてきたらしい。

 

 因みにそいつの姿は、赤い皮膚に金色の装甲を纏い、全長およそおよそ40m程の二足歩行の巨人で緑色の瞳を持ち、目と同じ緑色の結晶が胸にあり、左手はカギ爪で右手にナイフを持つらしい。

 

 ・・・・・・・・・・何だろう、すごい引っかかる。何処かで聞いた事と見た事がある様な特徴の気がする・・・・

 

 というか、何で言葉が通じたのだろうか?こちらとしては結構ありがたいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♫月Q日

 

 

 あれからさらに色々と調べた結果、どうやらこの世界に跳ばされる際に戦闘をしていた独立部隊もこっちに跳ばされているらしい事がわかった。

 

 今は、彼らは北の賢者と呼ばれる存在の所へと向かっているらしいので、俺もそこに向かっているのだが・・・・どうも嫌な予感が拭えない。

 

 カイザーもメカゴモラも居ない今、もしかしたら・・・・アーマードダークネスの出番が来るのかもしれない。

 




どうも、邪神イリスです。

思っていたよりも筆のノリが良く、まさかの連日投稿。自分でも若干驚いていますが、この調子なら後2、3話は毎日出せそう。



さて、雷夢には治安維持隊ルートを行ってもらう事になりました。
因みに、ちゃんと自由遊撃隊ルートの状況やメカゴモラの所在についてもしっかりと書く予定なので、ご安心ください。

それとVTXのメンバーは自由遊撃隊の方に居るので、だいたい後1、2話の間は出番無しです。

次回は遂に・・・彼の出番。そして、今作のオリジナル要素も組み込んでいきます。
楽しみに待っていてください。
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