【RTA】VRゾンビサバイバー真エンド【解説】 作:ササキ=サン
VRといい、意外と舞台が良い感じに被っているので、ちょっとプリコネRTAを考えたり考えなかったり。そろそろプリコネのストーリーに則した大型イベントがあるそうなので、ストーリーを読むためにもしかしたら更新が遅れるかも?そこは・・・んにゃぴ、よくわかんないです。
下半身のやばいところが映らないように、必死に編集で誤魔化すRTA、はーじまーるよー!
①無言で刀を抜く
②無言で張り手
③巨乳アピール
さて、この選択肢からのスタートですね。どれも、もう少し穏便な手段はないのかよ・・・という選択肢ですが、ここまでやばいやつぞろいなら、いっそ時短に全力を費やしましょう。①です。
③・・・?いや、これはRTAですよ?何ふざけているんですか(すっとぼけ)
「・・・・・・! 戦う、のですか」
おや。ゆかりんが一瞬、ものすごく悲しそうな顔をしましたね。戦いたくないのでしょうか。いや、これは違いますか。
・・・さてはゆかりん、ほもじちゃんに白馬の王子役を期待していましたね。はは~ん。なるほどなるほど。ならば一応弁明はしておきましょうか。
「馬鹿な貴方を、言葉で納得させることができるとは思っていない」
ギクッとした顔のゆかりん。思ったより分かりやすいですね。
「殴って連れて行った方が早い」
それもそうか・・・。と若干納得顔のゆかりん。むむ、隙あり!真正面からアンブッシュです。
ちょっと刃当たんよ~。
ガギィンッッ!!
「それも、そうですね・・・貴方は、よく分かっているようです」
防がれたー。適当に仕掛けたとはいえ、見事な防御です。というか、出ましたね、Bオーラ。この謎の紫のオーラ風味の金属は、Bウイルスの元となった隕石から取れた金属を加工した、伸縮自在、変幻自在のクッソ硬い謎金属です。
しかも思念で操作することができるので、使い手のインテリジェンスによってかなり厄介な兵器となります。というかこの金属、何もしなくても空中に浮遊していたりするので、本当によく分からない金属です。このゲームは基本的に現実と同じ物理法則のシステムで動いていますが、唯一この謎金属だけは、若干ファンタジーが入っていると言えるでしょう。
「ならば私も、全力で抵抗することにしましょう」
おっ。急に立っていた地面に穴が空きましたね。回避してもいいですが、これはゆかりんの決闘場への誘いのようなものです。ここの研究室で暴れると、証拠資料とかがぶっ飛んでしまいますので、素直にのることにしましょう。
Foo↑ 滑り台みたいで楽しいですね、これ。
スタッと着地です。さぁ、ゆかりん解体ショーの始まりや(猟奇的)
って、危ない。
ドンッ!! ドドドドドドドッッ!!!!
回避、回避、回避-!ゆかりん、初っぱなから飛ばしてきますね。Bオーラを弾丸状に変化させて滅茶苦茶に連射してきています。その数おおよそ、14万3千発になっております。
14万!?こんな狭い部屋で14万てぼったくりやろこれ!
さて、ゆかりんのエイム力はどっかの慢心王などとは違い、かなり正確な上に先読みとかもガンガンしてきますので、普通に躱そうとしていたらすぐに死んでしまいます。なので色々と小技を使って回避していきましょう。
小技その1。残像!
小技その2。急な加速、急な減速!
小技その3。ミスディレクション!
小技その4。フェイント!
小技その5。気配の同化!
まあまあ、もっと色々使ってはいますが、一般人に理解できるのはこれぐらいですかね。さて、ゆかりん戦について、解説をしていきましょう。
ご覧のように、ゆかりん戦は変幻自在の謎金属による攻防一体の武器をどのように対処するかがキーとなります。この攻撃パターンは実に多様で、今やっているように銃弾として放ったり、剣に変化させてたくさんの剣を斬りかからせたり、壁になったり、鎖になったり・・・とその他色々たくさんの攻撃をしてきます。これらはゆかりんのAIが適宜状況を判断して使用してきますので、決まったパターンはありません。
しかしながら、一番面倒なのはこの武器を完全に使いこなすゆかりんご本人の賢さです。こちらの戦い方を観察し、癖を把握し、気づいたら攻撃が一発も当たらずに完封されるという敗北を迎えたプレイヤーは星の数ほど存在するのではないでしょうか。
ゆかりん一番の強みは、読み合いによる駆け引きの強さです。ステータスをカンストさせて、本作中最強の武器を何個もひっさげて彼女に挑んでも、攻撃を一発も当てられずに敗北したプレイヤーはたくさんいます。彼女を相手取る時に一番必要なものは、筋力や敏捷といったステータスではないということですね。
まあ、そもそも万全状態のゆかりんとの闘いって、ほぼ負けイベントなんですけどね。彼女を倒す正攻法は、アンチBウイルス剤をぶち込んで、激しく弱体化したところを倒すといった感じです。ただ、このRTAではアンチBウイルス剤を作る時間を短縮するために、ゆかりんを強引にぶっ飛ばすのですが。
ひとまず、ゆかりんを倒す方法ですが、今回はゆかりんの得意な読み合いで勝負に持ち込み、最後に卑劣な技を使って勝利します。なんでわざわざゆかりんの長所で勝負に持ち込むかというと、それが一番早いからです。
ゆかりんはBウイルスの完全適合者なので、首を切った程度では死にません。むしろそんなことをすると、こちらの動きを滅茶苦茶警戒して、建物を壊して圧殺しようとしてきたり、回避する隙間のない全画面攻撃を連打してきたりと、ゆかりんは安全をとって、戦闘ではなく戦術で勝利しようとしてきます。
しかし、ゆかりんの得意な読み合いの分野で勝負に持ち込むと、そういった反則臭い攻撃はしてこなくなります。むしろ読み合いで拮抗した勝負をすると、勝負を楽しみだして、とても紳士的に戦ってくれます。つまり、正々堂々勝負しましょう!私の得意分野で!というわけですね。クソ野郎かこいつ(女の子やぞ!)。まあ、今回のRTAではそこにつけ込んで、ササッとゆかりんを倒してしまいましょう。
さて、では本格的に戦闘の解説に移りましょうか。
まず、ゆかりんが銃弾を撃つだけでは埒が明かないとみて、次の攻撃を仕掛けてきますね。
先ほど放たれ、そこら辺に埋まっていたBオーラの弾丸が変形して線となり、この割と狭めの空間に無数の線が張り巡らされました。さっきみたレーザートラップみたいです。やばいですね☆
ここまで綿密に線を引かれると、攻撃を躱すスペースがないです。こちらの回避能力を下げる、良い手段ですね。
おっ。またゆかりんが弾丸を作り出し――滅茶苦茶撃ってきました。弾速は先ほどより遅いですが(マッハ3くらい?)、今度は張り巡らされた線をかいくぐって、曲がりくねりながらこちらを狙って正確に飛翔してきていますね。ちょっと、やばいですよ。詰み攻撃じゃないですか、これ?というか罪攻撃ですよ。どうして開発はこんな技を作成したんですか。横暴です。†悔い改めて†
だがしかし。
――私なら、これくらい余裕で対処できるんですけどね(イキリほもじちゃん)
え?走者のイキリをほもじちゃんに押しつけるな?いやまあ、そうですね。申し訳ないと思います。とりあえずまあ、攻撃に対処しましょう。
正宗を振るってBオーラの線を斬り、自分の手で回避できるスペースを作り出します。このBオーラはゆかりんがムムムッと気合いを入れると、正宗でも斬れないくらい硬くなる謎金属ですが、これくらい線を展開して制御に気を遣っている状態なら、かなりあっさりと斬れますね。
ついでに刀を振るいつつ、その勢いで弾丸も同時に回避します。若干フォームは崩れますが、ま、多少はね?攻撃と回避を同時に行う攻防一体の妙技です。流石ですね(自画自賛)。
おや、外れた弾丸が地面に突き刺さり、塵をまき散らしていますね。よし、ではこの砂塵に紛れてゆかりんに接近しましょう。
ふーむ。接近する道筋さんは・・・上の方が比較的線が少ないので、邪魔な線を断ち切りつつ、線を足場にぴょんぴょんすれば、楽に接近できるでしょう。
――だがしかし、今のほもじちゃんはノーパンなので、上から攻撃を仕掛けるところをゆかりんに見られたら、ちょっとやばいところが見えてしまいますね。ゆかりんの性格上、かなり動揺すると思うので、戦局を有利に運べそうではありますが・・・・・・恥ずかしいのでキャンセルです。AIとはいえ、羞恥心がない痴女だと思われるのはちょっと・・・・・・。
まあまあ、急ガバ回れとも言いますからね。最近視聴者のみなさまにやべえ奴だと思われている節があるので、ちょうど良い人間アピールになるでしょう。
というわけで、線を切りながら極力ステルスして、一気に接近しますよ~。このライン、女の子の腕みたいに細い線ですが(謎の比喩)、達人である私なら足場として十分に使えます。さあゆかりん、俳句を詠め。二度とこの世界にいられないようにしてやる。
接近する際は、いくつかフェイントを入れて、ゆかりんの感覚を欺きましょう。ゆかりんは目も耳も肌の感度もいいので、ほぼ無音でもダッシュをすれば空気の揺らぎから接近を察知されます。気配の同化で、察知されてもそれに対して反応することはギリギリまで抑えられますが、ゆかりんは直感まで優れているので、なんだかんだいって対処されます。
ギンッ
「・・・・・・ッ!? やはり凄まじい技量ですね、ほもじやない。それに、この身体能力・・・どうやら貴方は私と同じ。Bウイルスに完璧に適合した感染者なようだ」
ぶつぶつうるさいですね・・・。とりあえず、攻撃が対処されるのは織り込み済み。目的は接近することであり、こちらの攻撃範囲にゆかりんを入れること。覚悟決めろ。ここがお前の死に場所だァッ!(ブロリー)
目の前に展開されたBオーラの盾を避けるように、ぐにゃりとした軌道で、かるーく正宗で斬撃です!
ゆかりんは距離を取ることと回避を同時に行うために、後ろに飛び退きました。
――読み通りです。かるーく斬りかかった甲斐がありましたね。ゆかりんが跳躍したのと同時に、ほもじちゃんも同時に跳躍。ゆかりんを追う刃の勢いは衰えず、むしろ加速します。
死ね!ユカリ=サン!死ね!(隠し切れぬ殺意)
キンッ
だがしかし、Bオーラの線が急激に硬くなり、いくつかのBオーラの線を断ち切りながらゆかりんに振るわれた刃は、Bオーラの線に途中で止められ・・・
――ると思っていたのか・・・ッッ!(ブロリー)
瞬間的な脱力。ぐにゃりと肘を曲げ、身体を前に出し、刃を受け止めていた線の下をくぐります。この動きのおかげで、刃は線を滑るようにくぐり抜け、ゆかりんに向かって再び振るわれます。
キンッッ!!
でも残念。ゆかりんが手元のBオーラから大剣を作り出したようで、下からすくい上げるように振るわれた大剣に正宗くんははじき飛ばされました。天井にたぶん突き刺さっていますね、正宗くん。
まあ、なんだかんだいって、ほもじちゃんのステータスはゆかりんよりずっと下ですからね。あんまりたらたらしていると、普通に反撃もされるでしょう。
だがしかし、それも想定済みです。
正宗くんのリーチはだいたい3メートル。そして今、ようやく拳の間合いに踏み込めました。
――実は私、人間相手なら素手の方が得意です(強者の風格)
「・・・ッッ!?」
ゆかりんが私の接近に気づいて、Bオーラで盾のようなものを作り出します。が、それはもう何度も見ています。また君か、壊れるなぁ・・・。(その技を選んだこと)フッ・・・後悔すんなよお前・・・。
人差し指で・・・
――
「な・・・ッ!!?」
成功です。人差し指で、Bオーラの盾の一部だけを貫いて、その破片を飛ばし、ゆかりんにダメージを与えることができました。
そしてダメージを喰らったという戸惑い。それこそが大きな隙です。
お前のここが隙だったんだよ!
パンチ、キック、パンチ、パンチ!!(小学生並みの語彙)
四連撃、一気にたたき込めました。だがしかし、そろそろ反撃がくるでしょう。ゆかりんは人間の見た目をしていますが、ゴリラ以上の怪力を持つ女ハルクですからね(トテモ=シツレイ)。タフネスも段違いです。
だから、ここで一手仕込みます。
震脚。大地を揺らすような強い踏み込み。大地を踏んだ強いエネルギーは、反作用の法則に従って、強い反動となって返ってくる。そのエネルギーを拳に伝導し、凄まじい一撃を放つ。
つまり、八極拳ですね。ここで決める・・・みたいなポーズを取ります。
くらえーどりゃーとパンチを繰り出せば、ゆかりんは首を揺らし、パンチは避けられました。
想定済みです。流れるように連撃の肘打ち――も躱されます。想定済みです。連撃、左手で裏拳――躱されます。想定済みです。右足で足払い――躱される、想定済み。左足で上段蹴り、躱される、想定済み。両手で掌打――距離を取るように躱され――そこに回避することも、想定済みです。
「・・・・・・ッッ!?」
上から降ってきた正宗くんの刃を、間一髪でゆかりんは躱します。読み通りです。先ほど、震脚をした時の揺れで、天井に刺さっていたやつが落ちてきたんですね。
さて、無理に正宗くんを回避したせいで、ゆかりんの体勢が崩れ、私への警戒は途切れました。ええ。ここでもし私が更に踏み込んで攻撃を行ったら、なんだかんだでゆかりんは対処をするでしょう。まだ、完璧にはゆかりんの読みを、演算を崩せてはいません。
私が今取っている両手で掌打を突きだした姿勢。それは、次の攻撃を最も繰り出しやすい姿勢です。つまり、全て読み通りなのです(強者の風格)。
視聴者諸君は、学校の制服やスーツの袖に、ボタンが付いていることを疑問に思ったことはありませんか?何に使うんだコレ?と。
このボタンはですね。
――こういうときにデコピンをしてボタンを撃ち出し、相手を攻撃するためにあるんですよ(豆知識)。
「ガッ・・・」
おでこに直撃!超エキサイティンッッ!!!
意識が完全に途切れました。今が攻め時です。
ひたすらにパンチとキックの連打です。知っていますか?すごい勢いで上から叩きつけるようにパンチをすると、人でもボールみたいにバウンドするんですよ?
さて、この連撃中の注意点は、攻撃はできるだけ頭に衝撃を与え、スタン状態からの復帰を妨害することですかね。フッ・・・まるで将棋だな(意味不明)。
ゆかりんをぶち殺すルートなら、このまま致命的な致命傷まで世紀末バスケをするのですが、今回はそうでもないのでひとまず強く殴り、遠くにゆかりんを吹き飛ばします。
これでゆかりんの慢心は消えてなくなり、全力全開モードのゆかりんが誕生するでしょう。え?なんでわざわざそんなことをするのかって?それは・・・勘です。いや、ちょっと待ってください、叩かないで叩かないでよ!(
まあ、このとき考えていたのは、ゆかりんが本気で戦って楽しんでくれれば、みんなのところに連れ帰った時に丸くなるかな~って感じですね。ちゃんと満足させてあげないと、結局のところ闇堕ちしそうですし。
ゆかりんの根本的に拗らせている点は、自分に並び立つすごい人がいなかったという所ですね。なので自分と同じくらいすごい人になれるように、Bウイルスによる人類の進化という、怪しげな計画に荷担することになりましたし。
だからこそ、真正面からゆかりんの得意分野で競り勝つことで、ゆかりんにほもじちゃんという希望を見せます。そうすれば多分、ゆかりんがなついて、こちらの言うことをいくらか聞いてくれるのではないでしょうか(策士)。
ゆかりんを懐柔できるなら、この後の強化ゾンビたちの襲撃がなくなるはずなので、彼女を制御するのは何よりも重要な時短要素です(未検証)。ここは多少戦闘時間が延びても、積極的にゆかりんとのお遊びに付き合ってあげるべきでしょう。
その割りには容赦ない連撃だったけど大丈夫?いやぁ何言っているんですか視聴者さん。急所は狙っていないですし、秘孔も突いてはいません。内部に浸透するような打撃も使っていないですし、私が繰り出したのはただの打撃ですよ?そんなのがスーパー強化ゾンビ的なナニカとなっているゆかりんに効くわけないじゃないですか。体力ゲージがあったら、今の連撃で1割も削れていないと思いますよ。
「ふ、ふふふ。あはっ、あはははははははははははは!!!!」
ほら見てください。ほら、ホラーですよあれ(激ウマギャグ)。
まあ、それはともかくとして、まだまだピンピンしていますね。しかも超嬉しそうです。ぶたれて喜んでいるとかド変態じゃないですか。やだ・・・こわい・・・(女子並感)
「見直しました。ほもじやない。貴方は、今まで出会った人物の中で、最高です!」
「――だから、私はこれから全霊をもって貴方に挑ませてもらいます」
いいよ!来いよ!
さて、第二ラウンドですね。正宗を回収して構え直して、いざ鎌倉!
ずっと。退屈だった。
何をしても私は一番。私と対等に争える存在は、誰一人として存在しなかった。
ただ、私が私として力を振るうだけで、多くの人は私を恐れた。
私に許しを請う者がいた。
私と争い挫折した者がいた。
私に媚びへつらい、引き攣った笑みを浮かべる者がいた。
私に跪く者がいた。
ああ。たくさんの人がいる中で、誰一人として私と対等になり得る者は存在しなかったのだ。
だから私は、私と対等になり得るような。
私を恐れずに、競い合えるような。
そんな誰かを求めて、私は試験管に手を伸ばしたのだ。
そこまでして求めた存在が。
夢にまで望んだ存在が。
今、ここにいる。
「あはははははははははは!!!!!!」
闘いながら。頭を回しながら。読み合いをしながら。頭脳を、技を、心を競い合いながら。
私は笑っていた。
彼女と闘い初めて、おおよそ10分が経過しただろうか。
一般人にとって少しの時間でも、私と彼女は数百に渡る攻防を交わし、既に何時間も戦い続けたような充実感を私は味わっていた。
楽しい。
楽しい。楽しい!
楽しい!!!
「あははははははは!!!」
初めての対等な存在。いや。むしろ彼女は、私に対して手加減をしているだろう。
ならば、彼女は私にとって初めての対等以上の存在。
楽しかった。
楽しくて仕方がなかった。
挑戦とは、かくも楽しいものなのか。
自分の全霊を賭して、自分の全てを尽くして。それでもなお勝てない存在に挑戦する。
初めて。私は自分の成長を感じていた。
一秒。いや、さらに短いコンマ一秒の単位で。私は自分の限界を超えて、より高度な世界に飛翔していく。
これが、成長するという楽しさ。
「あはははははははははは!!!!!!」
楽しい。楽しい。
もっと。
もっとッ。
もっっと、もっと遊ぼうッ!! ほもじやないッッ!!!
「――――え」
何度も交わした攻防の中。Bオーラをまとめ上げ、渾身の一撃を放とうとした刹那。
彼女は。ほもじやないは。
刀を放り投げ、両手を広げ、無防備に、私の攻撃を受け入れる体勢を取った。
この一撃を受ければ、ほもじやないは死ぬ。
「――――ッッッッッ!!!!」
それは、人生で最も力を込めた静止だった。
己の全身全霊を賭した、ほもじやないを殺さないための全力のブレーキだったのだ。
私はその瞬間に、己の全てのリソースをそこに注いでいた。
だからだろうか。直前まで気づけなかった。
拳を構えたほもじやないが。私のすぐそばまで来ていることに。
「あ」
その企みに気づいた時。私は既に、大きな衝撃と共に意識を失った。
次に目が覚めた時。近くにほもじやないの気配を感じてすぐに、私は口を開いた。
「ずるいです」
その言葉を、ぼーっと彼女は聞き流す。少し間が空いて、返事は返ってきた。
「闘いを楽しんだ貴方が悪い」
その言葉に、ウッと言葉が詰まる。理性では、その論の正しさを認めていた。あの時私は勝つことを目的としていたなら、無防備になったほもじやないを殺して、そこで終わりだったはずなのだ。
それでも私は、彼女との闘いが楽しかったから。そこで終わらせたくないと思ってしまったから。私はあそこで、全力で自分にブレーキをかけることを選んだ。純粋に勝敗を気にするなら、私は勝っていたのにだ。つまり私は、自ら敗北を選んだも同然のことをしたのだ。
「・・・でも、納得がいきません。再戦を要求します」
ふてくされたように。私は呟いた。こんな子供じみた真似は・・・情けないのは分かっていた。それでも、この湧き上がる情動は、初めての衝動は。抑えることが、叶わなかった。
「別に、こんな物騒な闘いをしなくても、貴方の望みは叶う」
彼女はそう言いながら、私へ手を差し伸べた。
「ボードゲームでも、スポーツでも、テレビゲームでも。貴方が真剣に私との対決を望むのなら、いくらでも相手になろう」
――だから、帰ろう。
それは、間違いなく光だった。初めて私の生に降り注いだ、暖かな光。
――ああ。ああ・・・。
「あ。あ、うっ・・・」
初めてだった。ここまで情けない声が出たのは。
手を掴んで。彼女の身体をたぐり寄せて。
掴んだその光を、離さないように。
どこか遠くへ、消えてしまわないように。
私は彼女の身体を、強く強く抱きしめた。
「約束ですよ」
「うん」
「毎日、真剣勝負を10本以上行います」
「そんなにない」
「ど、どうしてですか!?」
「ゾンビ、いる。備え、家事、調達。やることは多い」
「わ、私がいます!私が命令すれば、感染者は貴方たちの拠点に一切近づきません!それならば時間は多く確保できるはずです!」
「必死過ぎ」
「ぐっ・・・うるさいですね!私にとって、貴方との対決が人生で唯一の、最高の娯楽なんです!貴方が私の全てなんですよ!仕方がないじゃないですか!」
「・・・照れる」
「あ・・・いえ、違いますからね!そういうニュアンスで言ったものではないですから!くっ、何ですかその生温かい視線は・・・!」
こうして、みんながよく知るゲーム大好きなゆかりさんが、この世界において誕生したわけですね。はー尊い・・・。自給自足って・・・最高やな!
これからの希望ルート
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ヒーロールート
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ヒロインルート
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ギャグルート