【RTA】VRゾンビサバイバー真エンド【解説】   作:ササキ=サン

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すいません。ゲームしてたらいつの間にか結構な投稿期間が空いていました。パワプロアプリ、石たくさん配っているので復帰して遊んでたのですが・・・面白いんだな、これが。

それはともかく、ゆかりんの胸いじりネタだけやけに豊富に浮かんでくる不具合。すまねえ、すまねぇ。


17話

そして物語は闘争から日常へ。そろそろ中盤に入り始めるRTA、はーじまーるよー!

 

はい。では前回から引き続いて。衣服を調達したので、学校へ帰ろうと思います。

 

再び退屈な車での移動時間に移るので、その間に、これから重要になっていくスキルシステムの解説をしようと思います。

 

まず、スキルはレベルアップするたび、スキルの習得に必要なスキルポイント1つもらえるのですが、このポイントを消費してスキルを習得できます。

 

消費するスキルポイントは、習得に1ポイント。スキルのレベルアップに1ポイントですね。

 

だいたいスキルレベルの上限は、スキルによりけりですが、3か5です。そしてスキルレベルが3と5になると、新たなスキルが解放されることになります。

 

例えば、《剣術》スキルを3まで上げると、《斬鉄》スキルが解放されます。《斬鉄》スキルはクリティカル判定で攻撃を当てると、その物質の硬度にかかわらず物質を両断できる。つまりどういうことかというと、木刀で鉄を両断できるようになったりするわけですね。

 

実際、硬度の差が激しいほど、クリティカル判定もシビアになるので、一般人がまともに運用したかったら、《斬鉄》のスキルレベルが3くらいでないと使い物にならないのではないでしょうか?ついでですが、《斬鉄》スキルのレベル上限は5までありますね。

 

ついでですが、《剣術》スキルを5まで上げると、《剣豪》スキルが解放されます。《剣術》スキルを上昇させると、初心者でもお手軽に達人のような斬撃が放てるシステムアシストが追加されていくのですが、《剣豪》はこのシステムアシストがとても良い感じになります。あと、刀剣を使う時に敏捷ステに補正がかかるとかでしたかね。

 

といってもまあ、私のようなリアル達人からすれば、システムアシストの剣術なんて下手くそ過ぎて、自分で動かした方がよっぽど上手に出来るんですけどね。このゲームを周回しまくっている兄貴達なら、同じような現象が起きているのではないでしょうか。

 

実際の所、自分でシステムアシストの動きを再現できるようになるくらいやりこめば、習得する必要のないスキルは多くあります。《斬鉄》はともかく、《剣術》と《剣豪》スキルは完全に要らない子ですね。

 

さて、このスキルの説明をしたところで、今後の進行方針と絡めて取得予定のスキルを紹介していくのですが・・・。

 

まず始めに言ってしまうと、ゆかりんが仲間になったせいで予定のチャート、スキル構成がまったく不要になりました。チャート壊れる・・・壊れた!(完了)

 

こんなもの・・・!こんな!手作りチャートなんて!!こんな・・・う・・・ううう・・・壊れちゃった・・・私のチャート・・・。

 

さて。本来、この後学校に帰った後にすることは、ヒロインズの正気度管理をしながら、ゆかりんの派遣する強化ゾンビを撃退する。なので、そのために拠点の要塞化を進める方針だったのですが、ゆかりんが仲間になったせいでこれらが全て不要になったんですよね。

 

ゆかりんが仲間になったことで、急に変わりのボスが登場するならまだしも、少なくともこのゲームの世界観、設定を考えると中盤・・・言い換えると、研究所編前までなら、ゆかりんの代わりになるような、備えをしなければいけない敵が出現することは考えにくいでしょう。

 

基本的に強化ゾンビ含む、あらゆる全てのゾンビはゆかりんの統制下にあります。ゆかりんはそういったゾンビ達の女王的な存在でもありますからね。

 

よほど何か、特別な執着(・・・・・)でもない限り、ゆかりんの命令を無視してゾンビがこちらに襲いかかってくることはないでしょう。ガハハ、勝ったな!風呂入ってくる。その後は田んぼの様子でも見てきますかね。

 

というわけで、バリケードや罠をたくさん仕掛けて、爆薬を量産するようなガチ防衛はしなくていいため、工作・生産関係のスキルに振るはずだったスキルポイントが大量に余るんですよね・・・。つまり、チャートはキャンセルだ。

 

今更ながら、ゆかりんのせいで完全にチャートが壊れてますね。つまり、妖怪のせいなのね。妖怪ぬりかべ(ゆかりん)

 

うん。

 

キュピッ ふざけんな!(声だけ迫真)

 

見ろよこの無残な姿をよぉなぁ!(チャート)

 

あったまきた・・・(冷静)もう許せるぞオイ!!(どっちだよ)

 

・・・・・・実際、どうしたものですかねぇ。KEN、どうにかしろ(震え声)

 

KENって誰だよ(錯乱)

 

――走者チャート再構築中。

 

はい。この時、車を運転しながらチャートを練り直していたのですが、一応方針としては、料理や歌、マッサージなどのスキルを習得して、みんなの正気度管理をより安定的に行うことにしますね(走りながらチャートを考えるRTA走者の屑)

 

一応、一週間後に救助されるという指針があれば、正気度の減りはかなり抑えられるのですが、葵ちゃんの件もあるので、念には念を入れて安定を取ることにします。

 

RTAは、タイマーを作動させて、レギュレーションを守ってエンディングまでいけば、RTAだと言い張れます(問題発言)。だから、完走することが大事なのです。

 

さて、そろそろ学校に到着しますね。学校に到着したら、まずはヒロインズの気配を探り、彼女たちが何をしているか推測します。

 

ここら辺のヒロインズの行動で、最も理想的なのはまったりしていてくれることですね。旧チャートならバリケード建築をしていてくれるのが最良ですが、現状の進行ならその必要もないでしょう。

 

彼女たちの精神状態によって、主人公が指示しない時の行動は大きく変わってくるのですが、おそらく葵ちゃんというマイナスオーラをまき散らしている人物と、それを気遣う茜ちゃん、それらを取り巻くその他ヒロインの特徴を考えると・・・。

 

んにゃぴ、よくわかんないです(無能)

 

待ってください。はーつっかえ、などとコメントするせっかち兄貴達は落ち着いてください。実際の所、今回はかなりヒロインズの好感度測定が難しくなっているのです。なので、ほもじちゃんがヒロイン達のAIの思考にどのような影響を与えているのか測り切れてないんですよ。

 

今回のほもじちゃんは魅力の上がるペースが異常過ぎるので、ヒロインズと顔を合わせる度に、魅力が上がっているほもじちゃん!という意味不明な構図なんです。それ故に、そういった反応がヒロインズのAIにどう影響するか、全く前例がない状況なんですよね。

 

なので、今回お留守番をしていた彼女たちの状況は、かなり謎に満ちています。基本的に、一生懸命な姿勢をほもじちゃんは見せているので、ほもじちゃんへの好感度が高い場合は、奮起して、かなり実用的なことをするはずですが・・・。

 

例を挙げると、バリケードの構築であったり、有用物資の集積であったり、校内の死体撤去であったりと、それらは多岐に渡ります。一番やって欲しくないのは死体の撤去ですね。ヒロインズの感性は一般的なので、やると滅茶苦茶正気度が下がります。しかも死体は重たいので、かなり疲労も溜まります。

 

現状、Bオーラを持っているゆかりんに死体撤去をやらせるのが一番早いと思うので、ヒロインズがそれらの作業をするのは効率が悪いわ、正気度が下がるわでとても大変です。

 

厄介なのは、好感度が高くて熱心だと、むしろそれを進んでやろうとするんですよね。死体の片付けという、一般的にも嫌だと思うことだからこそ、それをやるのはポイントが高い。そんな感じなのでしょうか。たぶん茜ちゃん辺りは、身体能力の上昇も相まって、かなり積極的にやりそうな気がします。(死体撤去)やりますねぇ!

 

そんなことしなくていいから(良心)

 

さて、学校へ到着しました。

 

気配は・・・ふむ、二人一組で行動しているようですね。茜ちゃんと葵ちゃんペア、東北姉妹ペア、マキマキとあかりちゃんペアですか。まあ、割とよくあるペア構成ですね。

 

今はひとまず物資を運び込みますか。ゆかりん、Bオーラで一気にこの大量の物資を運んでくれよな~頼むよ~。

 

「そうですね。私が運ぶのが一番早いでしょう」

 

おう。Bオーラがゆかりんのパーカーからにゅるっと出てきましたね。そのまま物資を絡め取って、屋上までふわふわしています。すっげぇ・・・(時短が)かなりヤバイ。

 

ではでは、学校中にいるヒロインズに会いに行きますかね。あっ、おい待てぃ(江戸っ子)。ゆかりんに一つ、聞いておくことがあるんでした。

 

「何ですか?」

 

ゆかりんは、ヒロインズに自分がこの事件に携わったことを伝えるんですか?

 

「・・・・・・」

 

実際、色々と不安が大きいですよね。この案件は。ゆかりんが伝えるなら、基本善人ヒロインとはいえど、マイナスの感情を持つことは免れないと思いますし、伝えないにしても、割と善良な(さが)を持つゆかりんだと、結構気に病みそうですし。

 

恋愛関係のイベントは、やはりこういったことがあるから厄介ですね。他のヒロインズの攻略シナリオもそうですが、こういう爆弾を放置したままにすると、いつの間にかヒロインがコミュニティーから抜け出したり、自殺したりと、Badエンドになることが多いです。

 

初見プレイなので、この選択をどうするのかは、少し慎重にやらないといけないと思います(RTA・・・?)

 

「やないは、どうしたらいいと思いますか・・・?」

 

おっとぉ・・・!(ねっとり)

 

これはこれはこれは。いやぁ、良いですねぇ・・・。情けなく、縋るような視線。弱々しい表情。まったく、自称天才のくせに、恥ずかしくないんですかぁ?(歓喜)

 

いやはや、本当に。さっきまで孤高の天才オーラがばりばり出ていたくせに、ここまで堕ちているとは・・・。

 

①話した方がいい。

②黙っていよう。

 

選択肢。ふむふむ、これは、迷わず①です。どうして?それは、マキマキ辺りならゆかりんを虐めてくれそうですから、ですかね。いや、おそらく顕在化するかはともかく、ゆかりんがこの事件を主導したと勘違いされたら、みんな、内心に大きな負の感情を抱くと思います。

 

ゆかりんは90%くらいほもじちゃんに心を傾けていると思いますが、それでも少しは自立的な一面があり、良識を持っています。そして、温かい彼女たちとの思い出も。

 

ゆかりんはヒロインズと交流があり、彼女らを憎からず思っていますからね。それは彼女の精神的な支柱の一つであり、人間(・・)を見限らずにいるゆかりんの最後の楔です。

 

ほもじちゃん?ああ。ゆかりんにとってほもじちゃんは人間ではなく、同類にカテゴライズされていると思いますよ。たぶん。

 

それはともかく。察しの良い視聴者兄貴達なら分かるかもしれませんが、この後、ゆかりんの罪をヒロインズに告白し、もしゆかりんが弾劾されるような流れになれば、ゆかりんは堕ちます(確信)

 

よりほもじちゃんに依存し、ゆかりんの心を100%いただくことができるでしょう。

 

ああ^~いいっすね^~!(喜色満面)

 

堕ちろ・・・堕ちろ・・・堕ちたな・・・!(素振り)

 

まあ、冗談ですが。実際の所、再走してもいいじゃないかという心構えで、無事爆弾処理が成功したらリターンが大きそうな道を選びました。ゆかりんを心の底からほもじちゃんに依存させたいという欲望は9割程度で、1割の合理性をもってこの選択をしております(お目々ぐるぐる)

 

堕ちたな・・・堕ちたな・・・(素振り)

 

おや。視聴者の皆様から、お前精神状態がおかしいよ・・・というコメントが聞こえてくるような気がしますね。

 

それは君の錯覚だよ(鏡花水月)

 

「話した方がいい」

 

話せ(流行らせ)コラ!話せ(流行らせ)コラ!

 

「結月ゆかり。ここで話さなかったら、いずれ罪悪感が貴方を蝕む」

 

ゆかりんは可愛いなぁ・・・抱きしめて良いですか?答えは聞いていない(実行)

 

「や、やない・・・?」

 

腕の中で赤くなっているゆかりんは本当に愛らしいですね。小動物的可愛さというか、クソザコ故に可愛らしいというか。天才とかウッソだろお前www(ガンダム)

 

あ、それはともかく、ゆかりんの抱き心地ですが、カッチカチやぞ!――女の子やぞ!(韻を踏む)

 

冗談です。少々盛りました。盛る胸もないですが。

 

はい。意外とゆかりん、抱きしめてみると普通に女の子していますね。胸はともかく、他の部位の肉付きは・・・スレンダー気味ではありますが、ちゃんと柔らかいです。

 

「貴方の心は強くはない。余計な気苦労は払うべき」

 

適当なことを言いながら、ゆかりんの髪を撫でてみましょう。人は弱っている時に優しくされると、神的に良い人だから・・・となります。システム的にも、正気度が低い人は好感度や恋愛値が大きく上げやすいです。なので、ゆかりんが弱みを見せている今は、目一杯甘やかしてあげましょう。

 

「私は・・・私は・・・」

 

よーしよしよし。よしよしよしよしよし。

 

「ああ・・・やない・・・」

 

・・・・・・堕ちないかなぁ?(邪心)

 

と、思いつつ、ゆかりんをリリースです。満足する前に食事を取り上げられると、より食欲が湧きますよね?つまりそういうことです(にっこり)

 

「あっ・・・」

 

物欲しそうな顔しちゃってぇ・・・。さて、行きましょうかゆかりん。大丈夫ですよ。いざとなったらほもじちゃんがいますよ。ええ、はい。ほもじちゃんがいます(助けるとは言っていない)

 

「・・・・・・ありがとうございます。やない」

 

童貞致しまして(唐突な下ネタ)。こほん。いえいえ、どういたしまして。怖いなら、手を握ってあげましょうか?

 

「くっ・・・・・・」

 

お?

 

「・・・いいえ、いいです。必要ありませんよ」

 

ちぇっ・・・つまんないですねー(邪心)

 

それはともかくとして・・・セイカちゃぁん~?物欲しそうな目をして、貴方もやって欲しいんですか?さっきからチラチラ見てただろ。

 

「あ・・・えっと、いいんですか?」

 

え、あ、うん。まあ。

 

ここは好きじゃないですが、演技力を発揮しましょう。とりあえずクスリと笑って、妖艶に。

 

「あとで」

 

とでも言っておきましょうか。

 

赤くなって、可愛いですね。セイカちゃんは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校の天文部の部室。そこでは、まるで爆弾が爆発する前のような、張り詰めた空気が漂っていた。

 

「――私がこの災害を引き起こしました」

 

結月ゆかりの発言。それは非常に端的な告白であり、あまりにも前後の事情を省いたその語り口は、聞き手に誤解を与えかねない危険なものであった。

 

当然、彼女はそのリスクを理解できないはずもなく、その発言は意図的なものであった。

 

言い訳はしない。彼女の中にある良心と、誇り高さ故に、あえて彼女はそう発言したのだ。

 

それを聞いた他の人物はみな、冗談なのではないかと考えた。しかし、結月ゆかりはそういった冗談を言う人物ではないということを知っていたということと、そして何より彼女の真剣な表情が、その淡い希望を否定した。

 

結月ゆかり。彼女の顔に、罪悪感などといったものは浮かんでいない。ただ毅然とした、弱みを見せない強き彼女がそこにあった。

 

彼女は発言と同様に、表情も意図的に毅然としたものを作っていた。それもまた彼女の性質故に。弱き自分を見せることは、ただ同情を引くだけの行為だと。

 

同情も慈悲も必要ない。ただ己の犯した罪に対して、この部屋にいる少女達が抱いた怒りを受け止めようと考えていた。

 

「嘘・・・」

 

そう呟いたのは、弦巻マキであった。

 

彼女は、結月ゆかりのことを好いていた。好いていたからこそ、ゆかりが抱く負の感情を、それが爆発する可能性を、その危うさを。彼女はおそらく誰よりも認識していた。

 

だからこそ、弦巻マキは後悔する。どうしてもっと、結月ゆかりの支えになってあげることができなかったのだと。

 

本質的に彼女が善良な人物であるから、責める方向は結月にではなく、自分自身に向く。そしてそれは、ある意味精神的余裕を持つが故の善良さでもあった。ほもじやないが安全を確保し、更に今後に向けた大量の物資でさえもまた、ほもじがそれを調達してきた。

 

だからこそ、精神的に余裕を持つ弦巻マキは、結月ゆかりを誤解することはなかった。

 

同じような理由で、東北ずん子もまた、結月ゆかりの持つ善良さを見出していたため、彼女を見誤ることはなかった。

 

東北きりたんは、そもそも結月ゆかりをよく知らなかったが、知らなかったこそ、ひとまず静観しようという、一歩引いた対応を取ることにした。

 

反面、真っ先に内心に大きな負の感情を抱いたのは、紲星あかりであった。

 

彼女はこの惨劇が起こった際に、親しかった護衛の人物たちの献身によってこの屋上まで避難することができた。

 

彼女はこの事件をもって、親しい人物を亡くしているのである。そして、校内で使えるものを集めている際に、彼女は見つけてしまった。

 

彼女の護衛を務めていた黒服の女性が、首の半分を断たれて絶命しているところを。

 

この件により、彼女の心はひどく掻き乱されていた。言い方を変えるならば、正気度が大きく低下していた。

 

そして更に言い方を変えるならば、

 

――あかりちゃんの護衛のゾンビの死体は、あかりちゃんがそれを目撃してしまうと大きく正気度を減らしてしまいます。そして殺したのがほもじちゃんだと判明すると、更に好感度も下がります。だから、死体をしっかり処分しておく必要があったんですね(白目)

 

俗に言う、メガトンコイン(ガバ)である。

 

ひとまず、ほもじやないの中の人のガバプレイによって正気度を大きく減らしていた紲星あかりは、護衛の女性の死因と結月ゆかりの罪を結びつけた。

 

紲星あかり。彼女もまた、善良な人物である。そして結月ゆかりに対しての理解も、弦巻マキや東北ずん子ほどではないにしろ、感覚的にもってはいた。

 

だからこそ、声を大きく結月を糾弾するようなことはしない。だがしかし、心の奥底に、結月ゆかりに対する負の感情を彼女はため込んでしまった。

 

もう一度述べるが、彼女は結月ゆかりを声高に弾劾するような真似はしない。だがそれは、僅かに天秤が善良さに傾いていた結果であり、もしそういった空気ができて、彼女が内心の不満を吐露しても違和感のない空間になってしまったら。もし、より彼女の善良さを保つ余裕がなくなってしまったら。

 

きっと、その感情は爆発してしまうのだろう。

 

そして同じように、心を大きくすり減らしていた琴葉葵も、結月ゆかりに対する負の感情を抱いた。

 

姉のこと。ほもじやないのこと。現状における彼女の心のストレスは、全て結月ゆかりのせいで起こったものなのだと、責任を押しつけてしまっていた。

 

結月ゆかりは賢く、観察眼も天才的に優れている。もし、結月がまともに彼女たちの様子を見てしまったら、その内心をすぐに察し、結月は心に大きな闇を抱えることになっただろう。

 

だからこそ、結月ゆかりのすぐ隣にいたほもじやないは、テーブルの下、他の人物には見えない場所で、そっと結月の手を握った。

 

(やない・・・)

 

その行動の意味を、結月は自分を励ましている、応援しているものだと考えた。そしてその一瞬。結月の意識はほもじやないへ向けられ、結果、結月は紲星あかりと琴葉葵の心を見逃すことになった。

 

そして、ほもじやないは琴葉茜が結月を見ているのではなく、自分自身を見ていることを敏感に感じ取っていた。

 

「ウチは・・・正直ゆかりさんが今回の事件を引き起こしたって言われても、よく分からないわ」

 

話し始めた琴葉茜。そしてそのタイミングと内容に、ほもじやないの中の人は読み通りだとほくそ笑む。

 

「でも、この事件が起きてから一番苦労しているのは、やないやと思うから・・・やないは、ゆかりさんに対してどう思ってるん?」

 

その瞬間、場の視線がほもじやないに集中した。そしてそれは、彼女にとって望んだ通りの結果であった。視線が全てほもじに向けられるということは、結月の視線も向いているということであり、同時に最もほもじがその場の空気を無理なく支配できるタイミングであった。

 

問われたほもじやないは、ゆっくりと用意されていたお茶を手に取り、一口飲み、そしてそれをテーブルに戻し、ふぅと一息ついた。

 

何を悠長なことをしているのか。そんな抗議の感情を、この場にいる人物の誰もが抱かないほどに。たかがお茶を飲む動作だけで、ほもじやないはこの場の人物全員の心を魅了した。

 

どこかの高貴な貴族のように、いや、むしろそれ以上に美しく、気品のある一連の動作。そしてそれとあいまった、彼女自身がもつ大きな魅力は、たかがお茶を飲むだけとはいえ、その場の人物の心を掴み、場の空気を支配するには十分だったのだ。

 

張り詰めた場の空気は、一瞬で王族の優雅なティータイムのような、どこかほのぼのとしながらも、エレガントな雰囲気に変わった。

 

そして、ゆっくりと彼女は口を開く。その言葉を、空間に染み渡らせるように。

 

 

「私は許す」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結月ゆかり・・・許せるッ!(スパイダーマッ)

 

それにしても、ほもじちゃんの魅力はすげぇ便利ですね。好感度が下がらない形で、場の空気を支配しやすいです。

 

後は、あかりちゃんと葵ちゃんのやべぇ感じを適当に対処しながら、ゆかりんの罪をみんなに許せるッ!させて、この裁判を大団円な感じに持っていくだけでしょうか。

 

裁判長!ゆかりんを見て下さいよ!こんな面白い胸してるのに悪いことできるわけないじゃないですか!

 

裁判長!彼女を見て下さい!この胸!小っちゃ過ぎィ!悪いことをする胸じゃないでしょう!(意味不明)

 

みんな、裁判なんかやめよう!馬鹿らしいよ!ラブアンドピース!平和が一番!

 

終わりっ!閉廷!…以上!皆解散!

 

さて、茶番はここまでにして、頑張って行きましょうかね・・・。

 

「私はゆかりの心を知った。その上で、情状酌量の余地があると思った」

 

実際、ゆかりんがやべぇ計画に荷担したのはとんでもない罪で、普通に有罪なのですが、まあ、別にいいよねって話です。もっとこう、ほのぼのとした百合空間が見たいのであって、こういうギスギスした空気は・・・ね?

 

可愛ければ無罪だよ、無罪!(真理)

 

「実際、貴方たちが想像しているほど、ゆかりは全ての元凶ではない」

 

てってれー!証拠資料!内容を全て見せるのはあれですが、雰囲気だけ伝われば説得力にはなります。

 

「いかにゆかりが天才的な能力を持っていようと、今回の事件のように膨大な人手と物資、技術、資金が必要なことは、ゆかりが主犯では起こせない」

 

実際のところ、主犯(トカゲの尻尾)ですので、ラスボスというよりは切り捨てられたせいで、途中から仲間になる敵の組織の幹部的なポジション?まあ、実力は裏ボスのIAちゃんよりもあるのですが。

 

「ゆかりは・・・優しい心を持っている。だからあえて、貴方たちに誤解されるようなことをいった。罪悪感に、苛まれているから」

 

本当それ。良い子ですよね、ゆかりん。

 

「信じて。貴方たちが今まで見てきた、本当のゆかりを」

 

ほもじちゃんは良いこと言うなー・・・。コミュ力低くても、知力と魅力が高いとイベントはなんか良い感じになるんですよね。その分日常会話はうんちになるのですが。

 

ウ ン チ ー コ ン グ って知ってる?(唐突)

 

さて、みんなの顔を見てみると、良い感じになっていますね。ゆかりんの罪は浄化された感じになっているでしょうか。葵ちゃんはなんかあれですが、一番迷惑をかけたほもじちゃんが許している以上、その意思に従うといった感じですかね。

 

ちょっぴり怖いのが、茜ちゃんでしたが・・・茜ちゃんの好感度、すげぇ高くなってるんですよね。ゆかりんに対してどう思うかで、自分がどう思うかじゃなくて、ほもじちゃん次第って辺りが、本当に・・・ね?変なフラグ立てると、ヤンデレ化もありえますね。気をつけておきましょう。

 

ひとまず、ほもじちゃんはゆかりんを許して欲しいという姿勢を見せたことで、だいたい良い感じになっていますね。これもほもじちゃんの魅力のおかげでしょうか。RTAには不要なクソステばっか上がっていると不運を呪っていましたが、意外と役に立つシーンもあるものですね。

 

「そっか・・・なら、ウチはええわ。こんなことがあったけど、やないと仲良くなれたから・・・正直、ウチはあまりゆかりさんを恨む気持ちは、ないんや」

 

あら^~

 

「私はっ・・・!」

 

おっと、どうしたんだいあかりちゃん。

 

「ゆかり先輩、すみません!私は、ゆかり先輩を一瞬、憎んでしまったんです・・・」

 

いや、悪くはないと思うんですけどね。私にとって都合が悪いだけで。実際どうなんでしょうね?ゆかりんが悪いんだよ。違うよ、ゆかりんは悪くないよ(どっちだよ)

 

「あかり」

 

お。ゆかりんが温かい目であかりちゃんを見ていますね。これがゆづきずですか?

 

「いいんです。私は貴方に憎まれても仕方ないことをしました。えぇ・・・憎まれてもいいと、そう思ってやっていたんです」

 

蚊帳の外。蚊帳の外・・・なんか蚊帳の外で、面白いギャグはないですかね。茅野ソト(芸名)

 

あーつまんね(自己批判)

 

(ニャーン)やることねぇなぁ~どうするよ~暇だぁ~

 

「ゆかり先輩~!」

 

あかりちゃんがゆかりんに抱きつきました。これは、胸囲の格差というやつでしょうか。そうか、これが格差社会・・・。

 

「おっと・・・まったく、どうして貴方が泣いているんですかね・・・」

 

「だってぇ・・・だってぇ・・・!」

 

みんな違って、みんないい。ひんちちもまた、一つの個性・・・。まあ、ゆかりんは壁なので貧乳ですらないのですが。いえ、可哀想なので90°おっぱいと呼んであげましょうか。

 

なんだか、周りのヒロインズも見守る姿勢に入ってますし、良い感じじゃないですか?うん、よし(適当)

 

え?ゆかりんのヤンデレ深化計画はどうしたのかって?RTA中ですよ?冗談に決まっているじゃないですか。そもそも、マキマキとずんちゃんに余裕があり過ぎましたね。彼女たちの正気度をもう少し下げておかないと、ゆかりんが闇堕ちしても友情イベントとかが発生して、せっかくの獲物を横からかっ攫われそうです。

 

まあ、仕留める時は確実に・・・ね?

 

さて、今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 

次回もまた見てね。

 




卒論があるので、1月中旬ぐらいまで失踪します。お許しください。

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