【RTA】VRゾンビサバイバー真エンド【解説】   作:ササキ=サン

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短いですが、書きたいものが書けたので初投稿です。
今回は葵ちゃんを癒やすお話。


19話

家族で見られるとってもKENZENなRTA、はーじまーるよー!

 

前回、ラノベ主人公のような修羅場展開を睡眠によって回避したところからの再開です。

 

まずはガバッっと起床します。うん、RTA走者としては、ガバッといった効果音は縁起が悪いので、ヌッっと起きましょう。

 

場所は・・・ゆかりんが運んでくれたようで、部室の仮眠室で寝ていますね。右には茜ちゃんが寝ていまして、左側には(ゆかりん)があります。

 

私は寝る時は狭いところに挟まっていたりすると不思議と寝やすいので、壁とベッドの隙間とか結構好きです(唐突な自分語り)。なので、壁際で寝ることを好むのですが・・・凄いですね。かなり(ゆかりん)だよこれ!

 

こうして叙述していると、私の左側には壁があるのかゆかりんがいるのかよく分からなくなってきますが、呼吸音が聞こえるのでおそらくゆかりんでしょう。ゆかりんだよな・・・?(ホラー風味)

 

はい。冗談はここまでにして、隣にいる茜ちゃんとゆかりんを起こさないようにスッと起き上がります。とりあえずシャワー浴びましょうか。RTAを開始してからゾン汁や粘液しか浴びていないので、結構衛生的にまずいです。

 

魅力のステが高いと、体臭が魅力的になるので、数日風呂に入らなかろうが人を惹きつける香りがしますが、魅力が高すぎると割とマジで洒落にならないフェロモンを発し始めます。その状態であまり風呂に入ったりしないと、レズを発情させる香りを纏ってしまいます。やばいですね☆

 

マキさん、葵ちゃん辺りは素で同性愛者なので、ほもじちゃんがしっかりお風呂に入らないとムラムラモンモンしてしまうわけですね。茜ちゃんは・・・好感度が高いのか、恋愛値が高いのかまだ見分けが付かないので不明です。

 

た、食べないでください!(迫真)

けだものフレンズ 野獣と化した少女たち

 

なんだかホモビにありそうなタイトルを思いついてしまいました。まあ、どうでもいいですか。さっさとシャワーを浴びましょう。

 

浴びました(キングクリムゾン)

 

サービスシーン?ないです(無慈悲)

 

え?タイマーを誤魔化している可能性があるから、シャワーを浴びるシーンを無編集で流す義務がある?

 

なんだその地味に正論なコメントは。たまげたなぁ。お前らノンケかよ!?

 

じゃあ要望に応じて、適当な場所に今回のRTAの証拠動画をあげておくから、気になるノンケの兄貴だけは見に行ってくれ。

 

さて、ではさっぱりしたところで、一仕事しましょうか。なぜ私がこんな夜中に起きたのかというとですね。

 

 

「ほもじさん?起きたんですか」

 

 

はい。葵ちゃんのメンタルケアをするためですね。葵ちゃんが一人で外に出る気配を感じたので、起床したのです。

 

さて、葵ちゃんはどうしてこんな夜中に一人屋上でぼっーとしているんですか?

 

「そ、それは・・・」

 

まあ、そんなことはどうでもいいんだ。重要じゃない。

 

「え?」

 

貴方は心を病んでいます。だからこそ、今から貴方の正気度を徹底的に回復させます。抵抗は無駄です。私はRTAを完走するために、どんな手段でもとってみせます!そのために、葵ちゃんの正気度を回復させるためなら何でもします!そう、例え葵ちゃんの尊厳を徹底的に貶めることになっても!

 

「え?え?」

 

AVに前置きなんていりません(火種)。オラァ!とにかくマッサージさせろォッッ!

 

というわけで、葵ちゃんの正気度を回復させるために、今からマッサージをします。どういうことだ?わけがわからないよ?まあ、そういうのは気にしてはいけません。マッサージをするのが、最も短時間で効率的に正気度を回復することができます。

 

マッサージのスキルを3まで上げ、天使の整体術を最大値のレベル3まで習得します。このスキルは、マッサージによる正気度回復効果を高めることができます。マッサージをレベル5にすると、もう一個スキルが解放されますが、そちらは好感度が上昇するやつなので、今回は不要です。

 

「すいません、マッサージをするというのは分かりましたけど、私は大丈夫ですから・・・」

 

Be quiet!お前の口から、もはや有益な情報も…カタルs(噛んだ)、カタルシスに至る、逸話も出てこない…。

 

とりあえず、マッサージをするために、抵抗する葵ちゃんをお姫様抱っこします。そのまま部室のソファーへ連行です。これは・・・絵だけ見ればまるで乙女ゲームのようなワンシーンですね。ポイントが高いですよ!(ただの誘拐もどき)

 

「ほ、ほもじさん!?」

 

うるせぇ!

 

ということでツボをブス。知っていますか?人間、突かれると身体を一切動かせなくなるようなツボがいくつかあるんですよ(微笑)

 

「う、嘘、ほ、ほもじさん・・・?」

 

いや、マッサージするだけなんですが。なんで顔を赤くしているんですかね?さてはマッサージ(意味深)と勘違いしている?

 

・・・・・・葵ちゃんは変態さんですね。

 

「え、いや、そういうわけじゃなくて・・・!」

 

とりあえず葵ちゃんをソファーにうつぶせで乗せて、背中からマッサージしていきますね~。

 

「ん、ん・・・!」

 

お前ここ初めてか?力抜けよ。

 

「あ・・・ほぁ・・・」

 

では、背中をこう、グッ、グッと。気合いを込めてマッサージをしていきましょう。わたくし、実はマッサージがとても得意でございます。身体を壊すことと気持ちよくすること。それは武術家的なサムシングにとって、同じ技術の延長線上に存在するのです。なので私はとても、マッサージが上手です。具体的には、本気でやると葵ちゃんの下の方が大洪水を起こす程度には。

 

やっぱりマッサージ(意味深)じゃないか?違いますよ。別に胸や性器を触らなくたって、女性を心地よくすることはできます。つまりKENZENなマッサージです。

 

――少女マッサージ中(5分後)

 

ここかーここがええんか?

 

「・・・ッ!?」

 

せい、やー、とりゃー。

 

「ぁ、ぁ、ぁ・・・」

 

あ、ちょっとブラのホック外しますね。邪魔ですから。

 

「はぁ・・・ぃ・・・」

 

はい。外しました。

 

っておい!ツッコミ待ちですよ、これ!抵抗してください!?むしろ葵ちゃんがツッコミ待ちですか?特製のマッサージ棒で奥の方までマッサージ(意味深)して欲しいんですか?

 

これは、まぁ・・・堕ちたな。意外と早かったですね。既に目がぼんやりとしていて、口の端からよだれが垂れています。ふーん、エッチじゃん。これはいけませんね。視聴者には見せられません。黒モザイクを目線に入れておきましょう。

 

・・・余計にAVっぽくなってません?

 

・・・・・・。まあ、いいか。続行します(ぐるぐる目)

 

といってもまあ、数多の周回で何回も葵ちゃんをマッサージした経験が私にはありますからね。どこをどうすれば気持ちいいのか。ポイントは知り尽くしています。

 

えへへ・・・葵ちゃんの身体の隅から隅まで・・・網羅しているんですよね・・・。なんか犯罪臭くなってきたので、少々切り替えていきましょう。

 

割と真面目なコメントをすると、葵ちゃんがここまで一気に快楽堕ち(?)しているのは、かなり正気度が低くなっている兆候ですね。

 

みなさんもその日の気分によってオナ・・・おっと、これは家族で見られるKENZENなRTAでした。言い換えましょう。マスターベーションは、その日の気分や体調などによって快感の度合いが変わるでしょう?性感は、心と体と密接な関係を持っています。なので、ここまで一気に乱れるというのも、中々にやばい感じですね。

 

まあ、あともう一押しすれば、良い塩梅になるでしょう。更にマッサージです。

 

「ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」

 

「・・・・・・♡」

 

「・・・・・・ッ♡」

 

「・・・・・・♡・・・ッ♡」

 

「・・・・・・んんッッ♡」

 

変なところには触っていません。背中・肩・腕・足を中心としたマッサージです。えっちなことは一切しておりません。信じて!

 

はい。

 

ひとまず、快楽で理性は消し飛ばしました。今、葵ちゃんは夢を見ているような、ぼんやりとした自我の薄い状態です。こうなると、普段は理性に阻まれる様々なものを、直接心にお届けすることができます。ぶっちゃけると、催眠とかも可能ですね。私の声を聞くだけで、気持ちが良い。数字を数えるよ。0に近づく度に、どんどん気持ちよくなるね。

 

10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,1,1,1,1,1,0

 

「あぁぁ・・・ッッッッ♡♡♡」

 

爆笑。まさに、私の気分を表わすには、それ以外に他なりません。クッソ楽しいですね。

 

っていかん!!これはRTAだった!!!何やっているんだ私・・・!!

 

やべーよやべーよ・・・。ひとまず正気に返って、本来の正気度回復作業に戻りましょう。

 

さて、少し脱線しましたが、この剥き出しの葵ちゃんの心を、良い感じに整えることによって正気度を回復させます。

 

はーい、次は仰向けになろうねー葵ちゃーん。

 

ではでは。先ほどは理性を吹き飛ばすための快楽を与えるマッサージでしたが、これからするのは温かい気持ちにするようなマッサージです。

 

おっと、仰向けに寝かせた葵ちゃんですが・・・これはまずい。何がまずいかっていうと、うん。秘密!ここからは編集した音声だけでお楽しみください!

 

はーい。ではマッサージをしまーす。

 

もみもみ。さわさわ。

 

お客さん、こってますねー。大丈夫です。恥ずかしくはないですよー。生理現象ですから。気持ちよくなってしまったから、仕方がないんですよー。

 

ここにリンパが集中してるので。リンパが。リンパがッ。はい、なのでちょっと、失礼しますねー。

 

「・・・・・・んッ♡・・・・・・ふぁ♡」

 

あー、女性ホルモンが活性化していますよー。すごいですねー。

 

「・・・・・・♡・・・・・・♡」

 

・・・・・・私は、マッサージをしているんだよな??

 

 

 

――十数分後

 

 

 

ふぅ。施術、完了です。これは・・・老廃物がすごいですね。ソファーが愛の蜜まみれです。やり過ぎたかもしれません。ああ行き過ぎィ!お互いに行き過ぎました!

 

後片付けが大変だなぁ。

 

あ。そうだ。

 

ここの部屋って、防音になっているので、寝ているみなさんには葵ちゃんのえっちな声は聞こえていないと思うんですけど・・・。

 

覗きをしていた悪い子には、誤解を解いて、しっかりお仕置きしなきゃいけないと思うんですよ。

 

ねー。きりたーん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫」

 

ほんとうに?

 

「貴方は、悪くない」

 

でも。

 

「茜も、私も。生きて、ここにいる」

 

それは、でも。

 

「罪ではない」

 

わたしが。

 

「ただの、不運」

 

それは。

 

 

「大丈夫だよ」

 

 

「大丈夫だから」

 

 

「葵」

 

 

あ・・・・・・。

 

 

「これから、頑張っていこう?」

 

 

・・・・・・うん。

 

 

「よし」

 

あ。

 

・・・うん。

 

あった、かい・・・。

 

 

 

 

 

「施術、完了・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「起きて、起きて。葵」

 

目が覚めると、目の前に、ほもじさんの、顔。

 

「・・・・・・」

 

手を伸ばして、ぎゅっーと、抱きしめる。

 

温かい。

 

安心する。

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

ん?

 

「・・・・・・おはよう。葵」

 

あ、ああ。あああああああ。

 

 

ボンと、羞恥心が爆発した。

 

 

「お、おはようございまふ・・・」

 

恥ずかしさに悶え狂う内心。でも。

 

「うん。おはよう」

 

どことなく微笑んだように見えるその顔は、荒れ狂った心の中に、真っ直ぐにその跡を残した。

 

 

 

 

昨日、私はほもじさんにマッサージをされた。記憶はぼんやりとしていて、ほとんど覚えていない。ただ漠然と、すごく気持ちよくて、温かかったということだけ。

 

でも、なぜだろうか。窓から差し込む朝日は、今まで見た中で一番明るく感じられて。

 

きっと今日は良い日になる。訪れるこの先の未来が、とても明るいものだと根拠なく信じることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんかすっごいソファー、ファ○リーズのにおいがするなぁ」

 

「・・・・・・」

 

「?? やない?何かあったんか?」

「ないです」

 

「お、おぅ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日、雨降るかなー?洗濯物干して大丈夫かな?」

 

「お?せやったらあかりちゃん。やないに聞けばたぶん分かると思うで」

 

「え。そんな・・・でもほもじさんなら、確かに空を見て判別とかできそうですね・・・」

 

「やないー。今日、雨降るー?」

 

「・・・・・・。降水確率は、()パーセント」

 

「ひぎぃ・・・♡」

 

「急にどうした葵!?」

 

「あ・・・」

 




実況はアレですが、実際のところかなり真面目にマッサージをしているほもじちゃん。
きりたんは・・・どうなったんでしょう。ただ、これ覗かれていたら絶対に面白いよなという考えと、メスガキという単語が脳内でリフレインして・・・気づいたらきりたんが・・・。次回どうなるのかは、全然考えていないんだなこれが。

これからの希望ルート

  • ヒーロールート
  • ヒロインルート
  • ギャグルート

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