【RTA】VRゾンビサバイバー真エンド【解説】 作:ササキ=サン
初めて会った時は、綺麗な人やなーと思った。
綺麗な人に関しては、ゆかりさんやマキさん、ずん子さんなどで見なれているとは思っていたけど、それでもなお、ウチが今まで見た美人さんの中で、トップレベルで綺麗な人だと思った。
まあ、その後になんか脅されて、生徒指導室に閉じ込められた時は、この人頭おかしい人なんちゃうか?と思ったけど、去り際に言ってくれた、「待ってて。必ず、助けるから」の言葉は、やけに想いが籠もっているように思えて、格好良く見えた。
機械みたいに無表情で無口な人だったからだろうか。初めて聞いたその言葉は、とても強く印象に残った。
一人になって、考える時間ができて、窓から校庭にちらほらといるゾンビみたいな人たちを見て、現状を認識したとき、あの人はもしかしてウチを助けてくれようとしたんじゃないかって考えた。
校舎の外で舌が長い化け物と戦っているあの人を見て、少し変な見方かもしれへんけど、あの人は主人公みたいな人やと思った。戦っている姿は、遠くから見た感じだとあまりよく分からなかったけど、すごい早さで化け物を倒していたから、たぶんあの人はとても強い人なんやろう。
外からゾンビのような人たちのうめき声が聞こえて、ウチは怖くて息を潜めて隠れた。
でも、その声はすぐに止んだ。
二度目にその人に会った時は、少し怖かった。全身血だらけで、あの人が怪我をしていないか心配になった。
でも、血まみれの姿と冷たい雰囲気が相まって、あの人はまるで殺人鬼みたいな格好になっていたから、もしかしたらウチも殺されるんやないかと思って、とても怖くなった。
「あ」
――でも、握ってくれた手は、温かかった。
あの人がどこかに行こうとした時、気づいたらウチは呼び止めていた。どうしてそんなことをしたのかあまりよく分からないけど。ウチは、あの人に一緒にいて欲しいと思った。
「ありがとう。またね、茜」
初めて名前を呼ばれた。初めてキスをした。初めて、こんなに混乱した気持ちになった。
色んな初めてでグチャグチャになっているウチに、あの人は微笑んだ。
初めて見る、あの人の笑顔だった。
「あ」
あの人がどこかに行ってしまって、ようやく正気を取り戻した頃。
ウチは初めての恋を、自覚した。
ガバとクズ運ばかりのRTA、はーじまーるよー!
はい、今回は茜ちゃんにキスをして、学校を出たところからスタートですね。
学校は校門が閉まっているので、適当にフェンスをよじ登って外に出ましょう。そしてゾンビを避けながら道路に沿って走って行くと、放置されたパトカーが見つかります。これに乗って目的地まで駆け抜けましょう。パトカーって、法が犯されちゃってるよ・・・と思う兄貴達がいるかもしれませんが、このパトカーに乗っていた警官達は既に、あっ・・・(察し)な状態なので、大丈夫だ、問題ない(法的に大丈夫とは言ってない)。
ついでにパトカーで運転していると、ランダムで警察関連の無線連絡が入ってきて、たまに警官救出イベントとかが発生します。色々と細かいイベントを楽しみたい兄貴達は、パトカーに乗って町中をドライビングしてみるのはいかがでしょうか。
さて、運転中にこれからどこへ行くかについて解説すると、お察しの兄貴達もいると思いますが、東北邸です。このゲームでも屈指の難易度を誇る東北姉妹救済イベントに突撃しようという訳ですね。
このゲーム未プレイ兄貴達に向けに、このイベントについて解説をすると、このゾンビ騒動を起こして・・・というよりは、このゾンビ騒動の火付け役兼監督役のまな板姉貴。つまり隠しボスの結月ゆかりに、東北姉妹の・・・(あれ、次女だっけ?)――、東北ずん子姉貴が、ゆかりんの歪んだ友人観によりゾンビ化させられそうになっているイベントです。
このイベントは特に介入しないと、なぜかずんちゃんの妹のきりたんがゾンビ化して、姉の方がアヴェンジャーとなる謎のイベントなのですが(通常プレイだと、このアヴェンジャーずん子がストーリー中盤に仲間になる)、このイベントに介入すると、一般的には鬼畜難易度のステルスミッションに突入することになります。
どういうことだよ・・・と初見ニキは困惑するかもしれませんが、一部の最後の方に出るボスを、ゲーム開始直後に相手にしなければいけなくなるのです。
具体的に言うと、結月ゆかりが最も信頼する強化ゾンビ<護る者>を相手にしなくてはいけません。ゆかりんはそこら辺をランダムでふらふらしているので、このイベントで顔合わせをすることにはなりませんが、護る者はこのイベント時点ではどう足掻いても倒せません。こいつは堅い、速い、自己再生持ちのやばみ三点セットが揃っているので、スタート3時間以内という時間制限付きのこのイベントでは、ステータス上どう足掻いても倒せないわけですね。
なので普通は逃げる、隠れるを駆使してこのボスから逃亡するわけですが、イベント開始時点で重傷のずんちゃんと軽傷のきりたんを率いて、一発でも攻撃を喰らったら死ぬボスから逃げ隠れしなくてはいけないので、難易度は滅茶苦茶高いです。鬱イベをぶっ壊したくて挑んではみたものの、難易度が高過ぎて心が折れた兄貴は多いのではないでしょうか。
今からその鬱フラグを華麗にぶち壊すので、見とけよ見とけよ~。
さて、ここでイベントに関する解説は一旦止めてですね、町中で車を運転する時の注意点について解説します。
まずゾンビを轢くことは、できるだけ避けましょう。スピードが落ちます(現在時速120キロ)。といっても、極力避けろというわけではなく、可能ならやった方が良い程度の話ですがね。急に飛び出てきたゾンビを避けるために事故りそうになるのは、本末転倒ですから。回避が難しいときは、遠慮なく異世界に転生させてあげましょう。
しかし、ゾンビを轢くことは多少許容しても、這いずりゾンビや転倒状態のゾンビを潰すことはできるだけ避けましょう。ゾンビの血液に含まれる油分で、結構滑ります。タイヤの状態がかなり悪くなり、ドリフトとかに影響が出るのでタイムが悪くなります。あ、あとゾンビの血だまりでタイヤが滑りまくって発進できないみたいなパターンもあるらしいので、気を付けましょう。
さて、RTAで一番気を付けたい運転時の注意を、お話しします。それはずばり、ランダム生成される放置自動車です。初日の時点では、一定のポイントに交通渋滞が起きるので、そのポイントはいくつか把握しておきましょう。そしてそれ以降、町中では放置自動車がランダムに配置されるので、放置自動車にぶつかる事故などがないようにしましょう。
おっと(急ブレーキ)。
そしてやはり放置自動車で気を付けたいのは、運が悪いとこのように放置自動車で道が塞がれて、車両での通行ができなくなることですかね~(白目)。
だいたい東北邸には車で15分くらい(レーサー並の感覚)ですが、現在まだ踏破した道のりは3分の1程度。うん、少し遠回りになりますが、別の道から行きましょう。大丈夫です、東北イベントの期限までには、多分間に合いますから。
うん? げっ。
まずいですよ!後方から(所々)黒塗りのごっついゾンビが・・・。
ガッッ!!!バギャァッ!!(パトカーがひしゃげる音)
おいコラァ!降りろ!お前免許持ってんのか!
と、いうのは置いておいて、どうしましょうかね。まさかこんなところでランダムエンカウントのフィールドボスに出会うとは・・・。
初見さんに説明しますが、このむっきむっきの堅そうなゾンビは、粉砕する者。見た目通り、堅くて突撃の得意なラグビー選手みたいなボスです。現在は初日ですので、あまり装甲は派手になってはいませんが、日数が経過してウイルスの最適化・進化が進むと、めっちゃ大きくメタリックなカチカチのゾンビになります。
まあ、あれですね。本来こんな序盤に面倒な敵に絡まれたら、さっさとリセットして再走案件なのですが。幸いなことに、日本刀を拾えていますので。
――・・・5秒くらいでぶち殺せば、ロスは誤差の範疇で済みますかね(修羅)。
それを観察しようと思ったのは、単純な好奇心だった。凄まじい速度で走るパトカーを見て、面白そうだと感じたのだ。
そのパトカーを追いかけていると、放置された車両に道を塞がれたせいで、パトカーは足を止めた。
「おや」
その停まっていたパトカーに強化種の感染者が突撃した。中に乗っていた人物は俊敏であったようで、感染者によってパトカーがぐしゃぐしゃにされる前に車から脱出していた。
・・・・・・思っていたよりも、美しい人物ですね。というより、あの人は確か同じ学校のほもじさん?
なぜパトカーに・・・?など、いくつか考え事をしていると、彼女は所持していた日本刀を抜いた。
ふむ、いくら現在が非常事態とはいえ、日本刀を持っているのは珍しい。ましてそれが同じ学校の生徒となると、それは尚更のこと。彼女は随分と特殊な経歴を持っていそうだ。
『基本的に粉砕する者には、現在のクソザコステータスだと日本刀でもダメージを与えることはできませんが』
彼女は感染者に向かい、距離を詰める。まさか、彼女は馬鹿なのだろうか。あの強化種にただの人間が近接武器で敵うわけがない。
『粉砕する者には、装甲と装甲の間に継ぎ目があり、そこの防御は装甲に比べれば軟らかく、刃が通ります。そこを集中狙いしましょう。そして斬る際は、相手の勢いを利用しましょう。これをやれば、首の所にあるこの軟らかい場所なら、だいたい7太刀くらい同じ場所を斬れば、首を両断することができます』
馬鹿な。
『○子!』
接近してきた彼女を迎え撃つように、感染者の拳が彼女に迫るが、彼女はそれをこするようなギリギリの距離で回避しつつ、感染者の勢いすら利用して、深く感染者の首を斬りつけた。
『○液!ザー○ン!ザー汁!』
感染者は反撃を続けるが、それに合わせるように彼女も一度目と全く同じ場所に斬撃を入れる。感染者の攻撃は全て躱されているが、彼女の攻撃は徐々に感染者の首を切り裂きつつある。
『○ンタマ汁!赤ちゃん製造ミルク!』
その動きは、とても美しかった。私は武術について詳しく知らないが、極まった達人の動きとは、まさにこのようなものなのだと実感させられた。
『さては』
唐突に、彼女の背後から別の通常の感染者が襲いかかった。しかし、彼女はそれすらも把握していたようで、ひらりと掴みかかった腕を躱し、むしろ彼女が感染者の頭を押し、感染者を地面に叩きつける。
「!!?」
強化種の感染者は唐突に地面に叩きつけられた感染者に気づかずに、その頭を踏み抜いた。そしてずるりと、足を滑らせた。
血脂。人間の血液は、思った以上に滑る。それにより、勢いよくバランスを崩した感染者の喉元に刃が迫り――
『ちんぽこシコってたなァァァァァァァァ!!!!(アーサー)』
感染者の首を、両断した。最後の一撃は、相手の倒れる勢い、そして相手の体重そのものを活用した、素晴らしい技術を余すことなく凝縮したような一撃であった。
「・・・・・・ふ、ふふ」
思わず、変な笑いがこぼれる。驚くべきは、その技の冴え。彼女の動きは、一般人女性と同じ程度の速さと、筋力しか使っていない。
「こんなに面白い人だったのですね、ほもじさん」
以前から変人としてはそれなりに有名であった彼女だが、このような一面を持っているとは。
彼女は放置された車を漁り始めた。
? 何をやっているのだろうか。彼女には興味が湧いてきた。彼女が何か意味を持ってそれを行っているなら、知りたい。彼女のことを、知りたい。彼女は面白い。実に面白い。
「・・・・・・?!」
目が、あった。どうして、ここはかなり離れた場所。人間の視力では私のことを認識するのも難しいはず・・・。
「ん?」
彼女は何かを話している。唇の動きを読んでみると。
く・る・ま・の・か・ぎ・し・ら・な・い?
「・・・・・・」
そういえば。感染者によって、彼女が乗っていたパトカーはぺしゃんこにされていましたね。
「ふふ、ふふ」
変人として、有名であった彼女。なるほど。納得です。彼女は、本当に変な人だ。
所要時間わずか5秒足らずで、最高級に面倒くさいボスゾンビを撃破だァ!いいゾ~これ(イケボ)。
・・・さて、パトカーが壊されてしまったので、放置自動車数台を少し見てみましょう。
鍵穴!!この車を動かすには、エンジンキーがいるのか!!(迫真)
10%くらいの確率で、放置自動車でも鍵がついていてそのまま動かせるのですが・・・ダメみたいですね(いつものクズ運)。
ゆかりーん!この車の鍵どこにあるか知らない!!?
え?どうして唐突に床りんを呼び始めるのかって?ホラ、見ろよ見ろよ(画像拡大)。ビルの屋上からゆかりんがこっちをチラチラ見てるでしょう。まあ、実際のところ見られる気配を感じただけで、ゆかりんの姿は編集中に画像をズームして初めて視認しました。視力系スキルないからね、しょうがないね。
気配ってなんだよだって?深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているという名言があるでしょう?つまりそういうことです。見られるから見る。当たり前だよなぁ(謎理論)。つまり、ほもじちゃんは深淵なんですね(適当)。
さて、茶番はどうでもいいとして、ひとまずどうしましょうかね。
車がないと普通に東北イベントに間に合わないのですが。うーん・・・。
さて、今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
次回もまた見てね。
次回予告
お願い、諦めないでほもじ!あんたが今ここで諦めたら、視聴者との、きりたん生存ルートを見せるという約束はどうなっちゃうの? 時間はまだ残ってる。ここを耐えれば、多分ガバなくこのRTAを完走できるんだから!(ガバがないとは言っていない)
次回、「ほもじ、再走す!」デュエルスタンバイ!
Q:がっこうぐらしRTA流行ってるけど、なんでオリジナルにしたの?
A:がっこうぐらしはアニメしか見てないので、原作をよく知らないですし、アニメの記憶も朧気なので、二次創作するにはちょっと・・・。つまりそこら辺自由なオリジナルにしたというわけですね。
アーサーでオナろうメッチャ好き。クサイヤ人も好き。ちんぽこシコってたなァァァァァァァァ!!!!ネタがよく分からない人は、アーサーでオナろうで検索しようね。