https://syosetu.org/novel/190378/
尚、今話を読む前に
試作アサルト氏の『危険指定存在徘徊中』の「世の中はびっくり人間って結構多いよね・・・・・ホント良くも悪くも(コラボ回」
https://syosetu.org/novel/190378/77.html
と試作機龍氏の『G&Kの猟犬』のアウターミッション56(コラボ中)
https://syosetu.org/novel/190416/92.html
のエピソードを前提にした話なので、上述の話を読むことをお勧めします
※感想の件で誤解させる描写があったようなので一部変更しました
アラマキ率いるアラマキ分隊は、DG小隊の支援に向かう途中で小銃で武装した多数の兵士達と一体のP.A.C.Sで構成された増援部隊とらしき過激派と遭遇し、戦闘に突入していた
兵士達が小銃で弾幕を張り、P.A.C.Sの機関砲を漢陽は戦術人形としての人外を越えた身体能力、アラマキは強化スーツによる身体能力を駆使して、別の部隊によって撃破された装甲車の影に滑り込む
それと同時に、アラマキの脳内で敵を一掃する手順が一瞬で組まれる。
それを実行に移すためにアラマキの口から号令が叫んだ
「クラスター手榴弾!!!」
「ご注文を受けました。ダミーちゃん達もご一緒に!!」
アラマキの指示に従い、漢陽がダミーと共に腰に提げたクラスター手榴弾のピンを抜くと同時に装甲車から身を乗り出し、過激派に投げつけると同時にアラマキも飛び出し、M4カービンライフルの下部に取り付けたM203グレネードランチャーからグレネードをP.C.A.Sに向けて射出する。
漢陽とダミー達が投擲したクラスター手榴弾が歩兵達の頭上まで届いた瞬間、信管が作動し、無数の鉄片とベアリング弾をばらまいた。そして、歩兵達をズタズタにすると同時にアラマキが放った40mmグレネードがP.A.C.Sの胸部に着弾、装甲をひしゃげさせる
「こちら……ぐぇ!?」
P.A.C.Sを装着した兵士がすぐに近くの部隊に連絡をしようとするもその隙を逃さずに漢陽がダミー共に装甲が破損した部分を狙撃し、装甲を貫き、搭乗者を射殺する
「お仕事完了、次はどうしますか?」
「無論、DG小隊と合流し残りの対空兵器を無力化する……む!?」
アラマキが言葉を言い終えない内に彼の通信機がなり始めた
だが、アラマキはそれに不吉な物を感じ、通信機に応じるの一瞬ためらった
(この着信音から感じるこの気配……
アラマキが覚悟をきめて通信機を操作すると彼が答える前に男性の……それも凄まじい殺気を籠った声が通信機から聞こえてきた
「BLACKWATCHの幹部をやっているビーストだ……お前がドローン支援隊の元締めだな?」
「そうだ……アラマキ分隊長兼後方支援部隊責任者のアラマキだ。要件はなんだ?」
――――――――
ビーストと名乗る男からの通信を受信してから、少し経った頃……
作戦領域から少し離れたグリフィン作戦司令部の一角に儲けられたS07地区居住区自衛団の本部であるテントの中は重苦しい空気が漂っていた
テント中では、シャムがドローン操縦用コンソールを冷や汗をかきながら、複数のドローンを自動操縦と手動で切り替えつつ操縦していた。その隣でタビーが同じく冷や汗をかきながらモニターを注視していた
「自衛団に入団してからいろんな事があったけどけど……こんな経験始めてだよ……」
「シャム、泣くなッス。早く回収地点までお客さんを案内するッス」
半泣き状態で声が震えているシャムを慰めつつ、タビーはモニターの一つを注視していた。
そこに映し出されていたのは、カブトムシのような角を生やした二足の虫のような姿をしたELID――ブリッツが複数の大型ドローンに懸架されて運ばれる様子であった。
そして、ブリッツを懸架しているドローンの後ろ側では両腕をもがれた黒い装甲人形――タイラントが複数のドローンに懸架された状態で地面数センチの高さで半ば浮遊させてながらブリッツを懸架させたドローンを追従していた
それを見て、二人はさらに気分が重くなった
アラマキから「BLACKWATCHで行動不能になった奴らの撤退を支援してくれ」と要請を受けたタビーは、戦術人形回収用の大型ドローン数機とそれらを誘導するための小型ドローンの準備し、アラマキが指定した(正確にはビーストがアラマキに伝えた)座標へ急行させた。
この時は、タビー達は行動不能になったのが人か人形だと思い込っていた。
だが、指定された座標で見つけたのは、泡を吹いて気絶しているELIDのブリッツと両腕を失った装甲人形のタイラントであった。
彼らを見たタビーは驚くもすぐにドローンに搭載されたスピーカーで彼らの撤退の支援を頼まれた事をタイラントに伝えた
タイラントもすぐに理解するとそばで倒れているブリッツに顔を向けた。
それを見たシャムはすぐに大型ドローンの一機を自動から手動に切り替え、ゆっくりと降下しつつブリッツを掴みあげると再び上昇させた
そして、同じようにタイラントも持ち上げようとするが、見かけ以上の重量(両腕を失った分を引いても並の戦車並に重い)故に大型機ドローンで懸架させて、出力を全開にして浮上させてもタイラントを地面から数cm浮かすのが精一杯であった。
それを見たタビーがタイラントシャムに半ばホバークラフトのように数センチだけ浮かせた状態で運ぶことにした。タイラント自身も自分の重量を気にしていたのか、二つ返事でタビーの提案を受け入れた
そして、そのドローン数機をに知らされていた回収ポイントへ自動操縦で飛行させるのと同時に、手動操作でバランスを保ちつつタイラントとブリッツを落とさないように慎重に空輸し始める。幸いにも回収ポイントは指定された座標からさほど離れておらず、
タイラントも問題なく輸送できると確証していた
(黒い装甲兵をホバーみたいなやり方で運ぶのはともかく……ELIDを運ぶ事になるなんて、後にも先にもないだろうな)
(今のこの状態で過激派の部隊と遭遇したら……装甲人形とELIDを落としたら……確実に終わる……いろんな意味で)
シャムは心の中で泣きごとを言いたいのをぐっとこらえながら、タイラントがはぐれないように気を配りながらドローンを操縦するしかなかった
そんなシャムを見たタビーも同情しつつ、過激派の部隊と鉢合わせにならないことを白目を向きながら祈るばかりだった
その後、無事に指定されていたポイントで待機していたBLACKWATCHの回収部隊と合流に成功する
そして、回収部隊に敵であると誤認されドローンを撃墜されそうになったことを除けば、特に問題なくタイラントとブリッツの身柄を彼らに引き渡しはスムーズに進んだ。(誤射の件もタイラントが首を動かして、タビーの言葉がウソではないと証明したおかげで用意に誤解を解けた
タイラントとブリッツを引き連れて、回収部隊が去っていくのをモニター越しに見た二人は胸をなで下ろした
その様子を外部で補給用コンテナの積み込みを終え、テントに戻ったキャップが首を傾げて見ていた
「次の定期連絡用の物資コンテナの準備が……どうしたんだ?」
「「……キャップ、生きているよな?」ッスネ?」
「何ががあったんだ?」
変更箇所
タイラントを自力で移動させ、ドローンで誘導する
↓
派遣した大型ドローン数機でタイラントをアームで懸架した状態で、地面から数センチ浮かせた状態で運搬する
さて……コラボ元では中盤にかかっています
行動不能者が出た際はドローンチームが救出支援でドローンで回収しますので遠慮なく彼らをこき扱ってください
最後に今回使用した大型ドローンについて
・大型作業用ドローン
通常の補給用ドローンの倍近い機体の重量物運搬ドローン
通常型の補給用の倍近い積載量を有しており、通常型と違い軽機関銃等の自衛用の火器を乗せて簡易的な攻撃ドローンとしても使用可能である
また、積載量を利用して、戦闘不能になった人形を回収、後方へ下げるという使い方も可能である