今回はビーチでの一幕と裏編への導入です
色々あって、投降がめっちゃ遅くなりましたorz
具体的にはガンプラ作りを全塗装で挑戦したり、イカ達とのナワバリバトルに打ち解けたり、未だ完成の見通しが立たない本編時空の執筆等々
まぁ、時間の確保は出来たので投稿速度は上がりそうです
尚、今回のエピソードは以下の話を前提にしています
https://syosetu.org/novel/190134/162.html
https://syosetu.org/novel/191561/262.html
https://syosetu.org/novel/191561/262.html
数時間の航海を経て、サクラ達を乗せた客船は無人島へ到着した
到着後、サクラ達はさっそく無人島の砂浜で同行した面々と海水浴に興じていた
その際、各々が事前に選んだ水着を着用していた
男性陣であるアヤトルズの面々はそれぞれ同じの白いTシャツにオリーブドライ色の海パンを身に着けていた
女性陣はサクラと03式が同じデザインの黒いハイレグスタイルの競泳水着、Mk48は蠱惑的なデザインの黒ビキニ、M14とAUGパラは同じ紺色のセパレートスクール水着を着用していた
「ここまで汚染が進んでいない海域が存在していたとはな……」
海でひと泳ぎを終えて、砂浜に立てたビーチパラソルの陰でサクラは自然豊かな砂浜を興味深く見渡してた
砂浜ではM14達が海水浴に興じ、歓声を上げる姿を見て、彼女は静かに笑うと強い日差しが差す青い空を見上げたと同時にある違和感に気づいた
「もう少し休んだらもう一泳ぎ……うん?」
違和感を感じたサクラがもう一度浜辺を見るとさきほどまでいたはずのアヤトルズの面々がいない事に気づいた
「アヤトルズの三人がいない……どこに行った?」
アヤトルズの三人組がいないことにサクラは寒いモノを背中に感じた
サクラが感じた不安、その小隊はジンが暴走する事だった
(ジンの奴……他の連中に変な事をしてなきゃいいんだが)
サクラはジンの行動に不安を感じながら、つい先ほどのやり取りを脳内に浮かべた
ジンは性欲が絡むと普段からは考えられないほどに積極的になると同時に身内内外を問わず他トラブルをよく起こしていた
そして、今回のバカンスの直前でMk48以外のサクラ達が身に着けていた水着に対して色々と不満を口にしていたことを思い出した
『せっかくのバカンスなのに、そんな色気もくそもない水着を選ぶのかよ!?』とサクラ達の水着をみたジンが不満を口に出していた
その時は、03式がジンに関節技を決める事で彼の文句を切り捨てていた
彼女曰く「機能美に優れた水着を選んだ指揮官に対しての侮辱は許さない」ということだが
今、その03式は彼女の通達でM14達と海水浴に興じている
あの色欲の化身ともいえるジンがこれを機にナニカをひと騒ぎを起こす事は想像に容易かった
(ジンの奴、私達の水着に不満を感じていたようだしな……他の連中に迷惑をかけてなきゃ)
サクラがジンの暴走することに対する懸念を抱きながら、アヤトルズの面々の姿をさがしていると彼女の耳に聞き覚えのあることが飛び込んでできた
「サ、サクラ大変だ!!!」
「トビー、どうした――ジンがなにかやらかしたか?」
叫び声の方向へサクラが首を振り向くととトビーが息を切らしながら、サクラの方へ近寄ってくるのが彼女の目に入った
そして、すかさずトビーにサクラが声をかけると彼は口早に話始めた
「ジンの奴が他の連中の水着を見て、興奮してやがるんだ、なんとかしてくれ!!」
「私が別に止めても構わないが……たぶん遅いと思うぞ」
「あれのどこが褒め言葉だ?とりあえず陸と海、どっちで犬○家してやるかは選ばせてやる…!」
「Oh,ジーラフ!!!」
サクラが投げやり気味に答えた瞬間、当方からジンの叫び声が響き渡るのが二人の耳に入った
「ほらな、誰かにシメられたな」
「ギャパパパパ……」
ジンの叫び声にトビーは落ち込むのを見て、サクラは肩をすくめた
そして、数十分後には砂浜に上半身を埋められたジンの姿をサクラ達は目撃することになったのだ
――――――――――――――――――――――
ジンの一騒動からしばらく経って、昼食時にバカンス一行はバーベキューを楽しんでいた
しかし、ただ一人だけジンだけはムスッとした表情で肉を頬張っていた
「クソ……
「お前は軽率にセクハラするのをやめろ」
不満を零すジンに対し、サクラは注意するもジンはそれを無視して皿の肉を食べる
それを見て、ため息をつきながらもカップに入ったビールを一口啜るサクラだったが、突如彼女の脳内に妙なノイズが走る感覚に襲われた
(
「ッう!?」
突然の感覚に、サクラは手にしていたビールが入ったカップを落とし、目をかっ開き、頭を押さえながらその場にうずくまってしまった
それをみたM14達S07前線基地の面々がサクラに駆け寄った
しかし、酒で顔を赤らめたジンはゆっくりと面白げに近寄り、Mk48はサクラに目もくれずにシーナが立っている方向を向いていた
正確が、Mk48はマテバ2006Mとの談話を中断し、ギルヴァと話すシーナの姿を面白げに見ていた
「指揮官、どうしました!?」
「指揮官!?」
「サクラさん、どうしました?」
「どうしたんだよサクラ、のみ過ぎ……グェ!?」
彼女の周りに駆け寄るS07基地の面々を見ながらアルコールが入って顔を赤らめたジンが半ばからかい口調で話すのをみた03式が眉間にしわを寄せ、ジンに関節技を決めた
「指揮官様が不調だというのに、あなたという人は!!」
「ぎゃああ、身体がねじ切れる……ハク、トビー助けてくれ」
助ける求めるジンに二人はあきれた表情を浮かべると互いに顔を見渡した
「ハク、どうする?」
「さきほどのセクハラの件も含めていい薬になると思いますよ」
「おい、見捨――やめろ、本当に身体が千切れる……Oh,ジーザズ!!!!」
03式の関節技で悲鳴を上げるジンを後目にM14とパラはサクラを介抱していた
「指揮官、大丈夫ですか? きついなら、船内へ連れて行きますよ」
「いや、もう大丈夫だ……ここ十年以来の警戒アラートに面くらっただけだ」
サクラはさきほどまでがウソのように何事もないように立ち上がるとそれを見たMk48以外のM14達が驚いた
03式はジンを手放すと
「指揮官様、大丈夫なのですか?」
「あぁ、私の体質で非常の危険な事が近づくと頭痛に似た痛みが走るんだ……まぁ、一種の女のカンだな」
「それって、女のカンで片づけていいたのかよ」
「だったら、そのカンは大当たりね」
サクラが冗談めいた口調で話すとMk48は嗜虐的な笑みを浮かべながら会話に混ざる
そして、彼女の言葉に不安を感じたM14が質問を彼女に投げかけた
「どういうこと?」
「指揮官が頭痛を感じてすぐに、ギルヴァとシーナ指揮官と話しているのを見たの――す~ごく真剣な顔でね」
「本当か?」
Mk48の証言を聞いたサクラはさきほどとは一変して、警戒感を露わにし問いかけると彼女は顔を縦にふった
「そうよ……きっと嵐が近いのよ……血の雨を土砂降りに降らせる大嵐が」
「嵐か……見て見ぬフリはできないな」
サクラは小さく呟くとM14とパラの方へ顔を振り向いた
「二人共、悪いが今から休日出勤を頼みたいがいいか?」
「了解しました」
「分かった」
M14達が頷くのを見たサクラは今度はアヤトルズの方へ振り向くと厳しい表情でこう言った
「アヤトルズも二人の掩護で行け!!」
「お、俺達もか?」
「そうだ、特にジン、お前はさきほどのケジメとして、拒否は許さん……いいな?」
サクラの怒気せまる声色にジンは顔を青くして頷くしかなかった