今回はS07前線基地組とAR小隊の撤退劇と友軍との合流編です
今回も短い上に若干回想録感じになっています
ちなみに以下の話を前提にしています
https://syosetu.org/novel/166885/700.html
https://syosetu.org/novel/170214/143.html
S07前線基地部隊とA1姉ちゃんとSOPちゃんが西行号と二台の装甲車に乗り込んで撤退を開始して数十分の間、俺達を皆殺しにばかりに必至の逃走劇を繰り広げる羽目になった
だが、俺達は指揮官の指揮の元であらゆる危険や脅威を退けてきた
最初の鉄血や黒いパワードスーツ集団達が追撃を掛けた時は、西行号や僚機の装甲車に備わっているスモークディスチャージャーで相手を視界を奪うと同時に俺達の愛銃や装甲車に備わった機関銃で等で敵を牽制し、これを振り切った。
その時、黒パワードスーツ集団の身体が錆びて、土に還っていたが俺達はそんなことを気にする暇もなかった。今考えてみれば、すごく謎であるがこの事態の鉄血達が一時的に混乱したので幸運だったのかもしれない
それからすぐに、撤退路を遮るように現れた立ちふさがる鉄血兵の集団に遭遇した時も主砲である30mmチェーンガンを手動照準でかつ正確に薙ぎ払うと同時に装甲車に備わっていた無反動で敵を逆に返り討ちにした
廃墟の壁を突き破ってサソリモドキ戦車に後ろを取られた時は、指揮官の気転で西行号の無人砲塔を後方に旋回させると同時に敵の主砲を狙い撃ちし、敵の主砲を暴発させて動けなくなった隙に逃走した
そして、最後に一つ目の巨大人型兵器が行く手を遮った時はまさに指揮官の気転としか言いようがなかった
西行号が残りの煙幕弾をすべて射出し、接近すると同時に俺が兵員室内で武装コンテナを展開、チャージさせる
この時、俺は背中の武装コンテナがちゃんと起動するか不安であったが、むしろ調子が良くなっていた方で、先ほどよりも早く粒子のチャージが完了した
そして、一つ目兵器まで限界まで急接近すると同時に、指揮官は西行号の後部ハッチを展開するや俺はすぐに飛びおりると同時に一つ目兵器に照準を向け、粒子砲を発射した
通常よりも早く限界までチャージされ、発射された粒子砲弾は光の放流と化して一つ目兵器の装甲を軽々と貫通、爆散させた
「ギャパパパパ、こんな小さい武器のくせになんて威力だ!?」とトビーさんは驚くも無理もないと西行号の社内に戻った時に俺はそう思った
俺が戻るとすぐに西行号を走らせて数分後に、俺達はS09地区B前線基地所属の指揮車両を始めとしたグリフィンと正規軍の友軍と合流することができた
その直後に流れを変えるリバイバーの一声が俺達の通信モジュールや西行号の通信機から鳴り響いた
『お前ら!現在未確認のフードマントの勢力が乱入し、鉄血含めて被害が出ている!そこで‼︎この俺リバイバーが鉄血と独断で交渉して一時同盟を組んでジャミングを解除してもらった!勝手を承知だが、こうするしか道が無かった!各員鉄血と敵対行為をやめ、フードマントの勢力の迎撃に当たってくれ!奴らは下手を打てば万能者並の力と思われる!無謀と思うが、ここで奴らを退けなくては俺らは助からない!頼む、鉄血と協力してそのハイエナどもを蹴散らせ!』
それを聞いた俺達はとっさにお互いの顔を見合った
リバイバーの言葉通りに先ほどまで不協和音のような戦闘システムの不具合はキレイさっぱり消え去っていた
それは周りのみんなも同じようで、むしろ不具合が起こる直前よりも調子がいいくらいだった
今なら、あの巨大イージスで俺一人で武装コンテナ無しで吹き飛ばせると錯覚しちゃいそうなほどに
そして、リバイバーの通信を聞いた指揮官が車内の俺達に確認をとるかのようにこう言った
「どうやら、鉄血とは一時休戦とうことだが、お前らはどうも思う?」
「リバイバーの話が本当なら、私達もやばい事になりそうだし信じるべきだと思う」
「僕もそう思うよ……ウェイターもそう言うよ」
「皆もそう思う……というか、M16A4は?」
MP5Fさんの疑問に頷いたM14さんがとっさに俺の方に視線を飛ばすのを感じ、彼女が言いたい事が察した
(M14さんは鉄血と一時的に共闘することに俺がどう思っているのか?)
少し前の俺ならリバイバーの提案を一蹴するどころか、リバイバーを裏切り者扱いしていただろう
それどころか、仲間が反対したとしてもたった一人となってもリバイバーを殺そうとしていたのかもしれない
それは少し前の話で……今は違う
鉄血は俺達の工場を焼き払い、爺ちゃん達を殺した憎いのは変わらないが……
「今回は鉄血と共闘することに不満はいいませんよ……乱入者を撃退するまでのあいだせる」
「そうか、今はそれでいい……他の装甲車に乗り込んだBS小隊やAR小隊の二人も共闘に合意したようだ」
指揮官は、装甲車に乗り込んでいたBS小隊やSOPちゃん達、それにSDMRにも共闘する意志を確認したのか、すぐにハクさんに次の指示を出した
「ハク……S09B前線基地の指揮車両と通信を繋げろ」
「了解ッス」
ハクさんが手元の端末を操作すると随分と若い少年の声が聞こえてきた
裏付けにように俺達にも聞こえるようせっていしたのだと
「こちらS07前線基地のサクラ・カスミ指揮官だ」
『こちらS09B基地のレン・ワイズマン指揮官です』
「これよりとS07前線基地所属戦術人形部隊BS小隊と西行号で貴官の指揮車両を護衛する」
『ちょうどキャロル指揮官から、指揮権を丸投げされたので護衛してくれるのは助かります』
そして互いの現状を指揮官同士で報告しあったのを見るとこの状況はユノちゃん達のおかげだと理解した
西行号とBS小隊は指揮車両の周囲に展開するために後退した
そして、それ以外のBB小隊やA1姉ちゃんとSOPちゃん、直属小隊とAGS-30は簡単な補給を受けた後指揮車両から離れた場所で乱入者を待ち受ける
(かかってこいよ……
というわけで西行号とBS小隊はS09B基地の指揮車両の護衛として周囲に展開しています
そして、それ以外の戦力は謎のフード付き集団を迎撃するべく少し離れた場所で戦う事になりました
通りすがりの傭兵さん……どうぞ、ご自由にサクラ指揮官達をお使いください