MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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今回はoldsnake氏の破壊の嵐を巻き起こせ!(https://syosetu.org/novel/180532/)主催のコラボ「異常存在撃退作戦」に参加します
以下の話を前提しています

https://syosetu.org/novel/180532/497.html
https://syosetu.org/novel/190134/157.html

今回は結構短いです


死滅回遊:2

『全部隊に通告する!電子攻撃でターミネーターの演算能力を1/10以下に出来たわ!持って10分くらい、この間はレーザー系やエネルギー系の攻撃も通る筈よ!私を認知症呼ばわりした奴を全力でぶちのめしなさい!以上よ!』

 

ソフィスの通信を第四防衛陣地より後方に位置に存在する臨時通信施設で流れるように変わる端末画面の表記と各前線基地から錯綜する通信を捌きながら聞いたワカとM686は怒りをあらわにした

 

「ずいぶんと勝手な事を言ってくれるな!!」

「全くだ……退避させるために無断で転移されるとは後方の位置確認も大変のなのよ」

「全く……あぁ、そちらの人形達は全員無事で、今アウレールの指揮下の元で第四陣地で戦闘を続行している」

 

一人と一体はソフィスに怒りをぶつける暇もなく指揮官からの通信に答えつつ、戦況を表示する端末を注視していた

無論、二人が怒りをぶつけたいソフィスは姿を見せることなく、ワカ達は後方で各地の前線基地からの指揮官や本社に戦況を逐一報告していた

 

そして戦場ではBB小隊とコト小隊が先行するDG小隊やランページゴーストを掩護するべく他の人形と共にターミネーターに対して援護射撃を行っていた

しかし、ターミネーターも電子攻撃をモノともせずにBB小隊の掩護射撃やSG550の狙撃を紙一重に躱して、弾幕を展開するなどして一進一退の攻防を繰り広げていた

 

「皆、このまま攻撃を続行して……今なら攻撃が利くチャンスよ!!」

「了解、コト小隊もBB小隊と共に前線で戦うDG小隊の援護を続行します!!」

「ええい、そんな弾丸で私を殺せると思う……ちぃ」

「くそ、弾幕射撃で動きを制限できれば当たると思ったが……黒い装甲もふざけた硬さですね!!!」

 

M16A4が悪態をつきながら、武器庫の次弾を発射するべくエネルギーをチャージを行おうとした瞬間、彼の眼前でとんでもない光景が目に入った

 

「ターミネーター!!」

 

それはターミネーターの名を呼びながら自らのこめかみに愛銃を銃口を突きつけるスミスの姿でその場にいた全員が驚愕した

 

「スミスさん、何を!?」

「正気ですかスミスさん!?」

「やめて!?」

「おいおい、どうしちまっただよ!?」

『はぁ、あんた一体どうしちまったのよ!?』

『メンタルモデルをハックされたか、スミスを止めろ!!!』

「了解」

 

現場のM16A4、P228,SG550,SG553と中継映像ごしに目撃たM686とサクラの悲鳴や呼びかけを無視して、スミスは愛銃の引き金を引こうとする

それを止めようとM16A4が駆け寄るも間に合わず、戦場に一発の銃声が鳴り響いた

だが、放たれた銃弾はスミスの頭を撃ちぬくことはなく、スミスの身体はM16A4とは別人に押し倒されたせいであらぬ方向へ発射された

そして、スミスを助けた者の正体に戦場にいた全員が唖然とした

 

「スミスさ……え?」

『はい?』

「みょ!?」

「どうなっているの!?」

 

彼らの視線の先には、スミスに覆いかぶさるターミネーターがあった。

そして、その時の彼女は先ほどの立ち振る舞いから想像もつかないヘルメットで見えないがあきらかに嘆き悲しんでいるようであった

 

「やめてよ…!また、いなくなろうとしないでよ……!」

 

嘆くターミネーターに対して戸惑いを隠せないM16A4達を背にスミスは優しく話しかけた

 

「ゴメンな…俺がお前を攻撃できないことや、動きのクセから何となくわかってたんだが、確証が欲しくてな…でも、今のでハッキリした。………お前、バルカンなんだろ?」

「「「「「「えええええええええええ!?」」」」」」」

『は……?』

『どういうことよ、これ?』

『どういうことだ?』

 

スミスの言葉にM16A4達は驚きを隠せず、通信越しに状況を把握したワカとM686、サクラは状況を飲み込むことができなかった

しかし、サクラだけはすぐに状況を把握すると怒気込めた声色で呟いた

 

『ソフィス……アイツはこの事をしっていたのか?』




当初の想定では、このままうちの子達も切り込む予定でしたが、スミスのファインプレーで予定が大幅に狂いましたorz
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